家族のためなら何でもできるのがヨン様の心
イベント前日の5月31日、東京は大雨で「明日大丈夫かな~」なんて心配しながら新幹線に乗りましたが、ヨン様はさすが晴れ男! 大阪はすでに晴れて当日はカンカン照りの夏空でしたね。大阪に到着するまでもそわそわしましたが、大阪に到着すると「あ~私、ヨン様と同じ空の下にいるのね~」なんてひとりでしみじみ感動しながら、大阪名物という豚まんに目を奪われてしまいました。ダメですね。
ヨン様が大阪に舞い降りたのは30日ですが、関西空港へ出迎えるため、前日の29日から大阪入りした方も多いですよね。日本のマスコミでは3000人との発表がありましたが、現場にいた韓国マスコミのカメラマンが言うには、空港に集まったヨン様家族(ファン)の数は6000人近かったということです。私も行きたかったです。
31日、新大阪駅から京セラドームへ下見に直行したのは、私だけではありませんでした。「ここなのね!」と鼻息荒く会場を見渡していると、遠くから何やら騒がしい音が! 「え~もしかしてヨン様~~」と思い見てみると、駐車場の入口までの沿道は、すでにヨン様家族でいっぱいだったのです。もしかしたら、ヨン様がリハーサルでやってくるかもしれないということで、みなさん待っていらしたんですね。私も一緒にかなりの時間待ってみましたが、願いはかなわず、「明日のためにスタミナを貯めないと!」ということで、大阪のコリアンタウン鶴橋でおいしい焼肉をいただいてホテルに戻りました。結局なんだか胸騒ぎがしてなかなか寝付けず、朝は寝坊して慌てて会場へ走ることになってしまいました。トホホ。
ところで、京セラドーム3万5000席のチケットはたった20分足らずで完売となりましたが、それでもこのイベントは赤字なんだそうですよ。舞台装置やエキストラからオーケストラまで、盛りだくさんのイベントにするため約4億円もかけているので、チケットの収入ではまったくの赤字なんだそうです。それでもヨン様は、今まで首を長くして待ってくれた家族との再会をビジネスにしたくないと、チケット代をなんとか安くしてより多くの家族に来てもらうため、自分はノーギャラで来日されたそうです。ヨン様が韓国で尊敬されている理由がわかりますよね。
ヨン様との再会まで後もう少し!
当日も朝6時から会場に集結! グッズ購入のために炎天下の中で3時間以上も並ばなくてはなりませんでした。が、なんのそれしき! ヨン様のあのステキな笑顔に、もうすぐ出会えるんです。疲れたなんて言ってられません。何時間並ぼうが待とうが、ヨン様にいよいよ会えるという希望があるから、全然疲れないんですね。「こうやって待っているあいだ、韓国のロケ地を訪問したときの話題やヨン様の話で盛り上がるのが、楽しくてしょうがないのよね~」と、笑顔が絶えない家族のみなさんには脱帽です。ヨン様との再会のため、おめかししていらした方もいらっしゃれば、手作りの衣装でいらした方、グループで同じTシャツを着ていらした方……みんなキラキラ輝いてきれいでしたよ! 韓国語で応援の言葉を書いた垂れ幕を準備したり、韓国の国旗を振ってくださったり……それを見たヨン様は、すべてを胸に残したに違いありません。
会場の前では、ニッコリア編集部のスタッフがチラシ(※)を配っていたのにお気づきになりましたか? 紹介していたのは、太王四神記公式グッズのひとつで、ニッコリアでしか手に入れることのできないオリジナル商品! 本物のシルバーとオーストリア製クリスタルガラスで作った携帯電話のストラップです!! 「太王四神記」のファンなら絶対ほしくなるに違いないと胸を張って言える、自信作です。ドラマグッズというよりも、ジュエリーショップで売っているようなアジアテイストの神秘的なストラップなので、プレゼントにもいいですよ。そのうち、このストラップが誕生するまでニッコリア編集部が流した涙と苦労の裏話もまた公開しますね。
夢のような幻のような時間
12時から会場への入場が始まりました。お昼ごはんを済ませたくても、どこも長蛇の列! やっと見つけたレストランで昼を済ませて、いよいよ会場内へレッツゴー! おっと、よく見るとその隣のレストランは、なんとBYJ北海道オフ会様の貸切! さすが主婦のみなさん。先見の明です。
北は北海道から、南はシンガポールや東南アジア各国からヨン様家族が集まっただけあって、どこを見渡しても人! 人! 人! 圧倒されるほどの人ごみです。でも本当にすごいのは、こんなに人がたくさん集まっているのに、全然混乱しないことです。みなさんヨン様の家族らしく、ルールはしっかり守るし、ヨン様の迷惑になってはいけないと、すごく気を使うその姿はもう健気な乙女そのものです。
14時20分頃でしょうか、ついに開演ベルが鳴りました! もう回りの家族達とヨン様話に花を咲かせすぎてしまい、いつ開演したのかさえあまり覚えていないという私……。読者代表なのに、こうしてはいられません! しっかりレポートしないと! 気合を入れ直して、メモとペンを握り締めドキドキ冷や汗をかいていると、そのとき!! 舞台の垂れ幕が落ちて、そのうしろから「太王四神記」のあのコスチュームをまとった四神の姿が! スジニにキハにヒョンゴにチョロにチュムチ! みんなが目の前にいるこの瞬間が信じられません。そして真ん中の白い扉がゆっくり開くと、そこから鎧を着たタムドクが歩いて登場です! あまりにもステキで幻想的で、ただ息を呑むばかり。あの時の胸がぎゅっとしめつけられるような感動は言葉では表しきれないですね。
そして本格的にイベントは始まりました。これから先も詳しく! すべてを! レポートしますのでしっかりついてきてくださいね!