郵便局が主導するMVNO料金競争、ついに「基本料金0ウォンで音声通話50分無料」 [2016年1月8日]

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 韓国でも日本と同様、全国どこでも郵便局がある。韓国の郵便局は、日本の総務省にあたる未来創造科学部(部は省)が運営する政府機関である。韓国の郵便局は郵便の他に預金、保険、地域特産品の販売など、日本の郵便局と変わらない事業をしている。インターネットの普及で郵便を送る人が減少している中、韓国の郵便局は一つ新規事業を手掛けることにした。全国の郵便局が、MVNOの販売窓口になったのだ。これで、全国どこでも手軽に購入できるようになった。


写真●韓国郵便局のMVNO販売サイト
韓国ではMVNOの加入を手軽にできるよう、全国の郵便局が販売窓口になっている。MVNO加入は、郵便局窓口でも郵便局のサイトからも申し込める。キャリア3社より断然料金が安く、月々の料金が0ウォンで音声通話は50分無料で使えるプランもあるため、加入者が増えている(出所:韓国インターネット郵便局)。

 1月4日、MVNOのエネクステレコムは、月々の基本料金0ウォンで音声通話を50分無料で使える新しい料金プランに、郵便局で加入できると発表した。端末代は別途支払わないといけないが、自分の端末を持っていれば実質無料で携帯電話が使える。携帯電話からは音声通話しか利用しない、ネットはタブレットやPCで利用する、という人には嬉しいプランである。


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趙 章恩=(ITジャーナリスト)
日経パソコン
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