韓国の携帯電話機 国内価格が海外向けの2倍(2005年5月30日 掲載)

各メとも高機能格を継続


 


 


 


 【ソウル】韓の代表的な輸出商品の1つである携電話機の国内売価格が輸出格より2倍以上も高いことがわかり問題になっている。


 韓の携電話機の格は、衛星DMB携(モバイル衛星放送)、700万素カメラ付き携、ゲム携MP3携など高機能マルチメディア携電話機が相次いで発売されてから、新機種は日本円で8-10万円、最もシンプルなものでも4万円は下らない。


 


 三星電子、LG電子などのベンダは、「海外では基本的な機能だけ揃った低格端末が、韓国内ではプレミアム端末がよくれている。機能の差が値段の差につながっている」と明している。しかし一般のユは、「携電話機メはクアルコムに支うロイヤリティを韓の消費者に嫁している。韓国内では低格端末を全く販せず、値上げばかりするのは問題。プレミアム端末を好んで買っているわけではなく、それしかっていないから仕方なく買っている」と集で抗議する動きすら見せている。


 


 韓の携電話機の平均販売価格は日本より高い4万円台だが、今年末には5万円を超えると予想されている。三星電子製の携電話機は、今年第1四半期(2005年1-3月)には3万5600円だった平均格が第2四半期には4万円を超えた。LG電子製の携電話機も第2四半期の平均格は4万円、第1四半期の3万4000円に比べ大きく値上がりしている。ペンタック&キュリテルも第1四半期期の3万1000円から第2四半期には3万6000円に値上がりしている。


 


 一方、世界市場での平均格は三星電子が182ドルで最も高く、その次がソニー・エリクソンモバイルコミュニケションズ(177ドル)、LG電子(165ドル)、モトロラ(154ドル)、ノキア(143ドル)の順だった。


 


 LG電子の係者は、「4万円以下の基本型端末はもはや韓国内では発売しない方針。韓市場では携電話機のマルチメディア化が急速に進んでいるため、シンプルな機能しか搭載していない輸出製品との格差はますますがるしかない」と話している。


 


 三星電子の係者も、「韓の携電話市場はプレミアム、多機能、新製品を好む傾向がとてもい。そのため低格のものはあまりれない。韓の通信サビス環境は世界で最も達しているので、海外へ輸出する前にプレミアムモデルを韓市場で先行販し反を見ている。そのため格の差がありすぎると言われるのかもしれない」と、今後も韓市場では4-5万円以上の製品だけを発売する計であることを明らかにした。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2005年5月30日 vol.1090 載]  Link