韓国市場 一気に勢い増す中国製ノートPC(2007年4月2日 掲載)

市場 一に勢いす中製ノPC


 


 


スペック抑え超低格をりに


三星電子も廉モデルで追


 


 


【ソウル】通常の半額以下となる50万ウォン台(約7万円)の中製ノPCが、韓市場で勢いをしている。2005年では、わずか1%に過ぎなかった中製のシェアは、昨年末には15%に跳ね上がった。今年に入ってからは20%に迫まる勢いで、格も40万ウォン台に入りつつある。超低格であることが、何よりも人の要因だが、OSが別りだったり、低スペックのためゲムやグラフィック作業には向かず、Windows Vistaを使うにも無理なPCもある。


 


 低格ノPCの人は電街やオンラインショッピングモルの需要からも分かる。大手オンラインショッピングでは50-60万ウォンの低格ノPCが全体の30%、一日平均300台ほどを占めているという。これは06年の約2倍にあたる規模だ。


 


 デスクトップPCではハイスペック製品を重視する傾向にあるが、ノPCはセカンドPCとしてインタネットができるくらいで十分と考えるユも多いことが好調な要因となっている。


 


 こうしたユ意識を背景に中製超低格ノPCは、今年に入って10種以上にえた。06年10-12月から東芝、HP、レノボなど有名メ60-70万ウォン台に値下げした低格モデルを発売中で、格競が一段と激しさをしている。


 


 ここに台MSI社までが進出を表明しているので、さらに市場は熱くなりそうだ。


 


 超低PCによる影響力が大きくなると、プレミアム製品を主体としていた三星電子、LG電子も緊張するしかない。


 


 社は昨年まで、中製は知名度もないしアフタビスもないので、あまりれないだろうと強気になっていたが、予想は見事に外れた。


 


 ブランドパワを誇る三星電子も低格ノPC市場に入する動きを見せ始めた。これまで同社は150-200万ウォン台のプレミアムノPCに力を入れてきたが、07年は築き上げたイメジよりもり上げが大事という「績主義」を調する経営方針から、低格市場にも手を出そうとしている。


 


 三星電子は近いうちに低格の「三星R20」ノPCを発売する計であると、2月末にした。この製品は、ブラックカラCeleronMまたはCore2Duoプロセッサ、60-160GBのHDD、ATIのグラフィックチップ、無線インタネットのWifiと、Bluetoothが装着される。


 


 三星電子はこのノPCの格を100万ウォン前後にまで下げるとしているが、円安の影響から100万ウォン以下の日本製ノPCとの競合は避けられない。低格市場へ流れる顧客を食い止められるかどうかは疑問だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト) 

BCN This Week 2007年4月2日 vol.1181 載] Link