韓国CM REPORT – ロッテ – チ・ジニ




チ・ジニ プロフィール


1971年6月24日生まれ。


178cm71kg。写真家出身で1999年ミュージックビデオや広告に出演したのをきっかけに芸能界入り。2002年フジTVの日韓合作ドラマ『ソナギ』に出演し、2003年ドラマ『チャングムの誓い』で大ブレイク。2004年11月、6年付き合った彼女と結婚、1男の父でもある。2007年ソ・ジソプと共演したドラマ『カインとアベル』が放映される予定。野球好きで試合は勝たなくてはならないというポリシーを持っているため、野球をしているときは野獣に変身するという。チ・ジニという名前はジジン(地震)と発音がそっくりなので小学生の時友達にからかわれジ・ゴンヒに改名したこともあったけど、やっぱり自分の名前が好きなのでチ・ジニの本名を使い通すことにしたというエピソードもある。


 





2%足りない時



出演




チ・ジニ

放映日




2003年5月

『チャングムの誓い』で一途にチャングムに想いを寄せ、愛のためなら自分のすべてを捨てられるロマンチストのミン・ジョンホ役を演じて好感度が高まったチ・ジニと、映画『猟奇的な彼女』の主演女優チョン・ジヒョンの共演という豪華キャスティングCM。


「女にはキム・ジュンベのダイヤも愛よ」、「貧しくてもイ・スイルの温かい心が本当の愛愛だ」。このセリフを理解するためには、韓国で有名なある物語の話をしなくてはなりません。1913年、毎日新報という新聞に連載された小説で、日本の「金色夜叉」を脚色したチョウ・ジュンファンの「長恨夢」に登場するのが、シム・スンエとイ・スイル。ふたりは愛し合う仲でしたが、大富豪の御曹司キム・ジュンベと偶然出会ったスンエは、貧しいけれど本当に自分を愛してくれるスイルより、楽な生活ができる金持ちに心を惹かれます。キム・ジュンベからダイヤの指輪を贈られ求婚されたスンエは、あっさりスイルを捨ててキム・ジュンベの元へ走ります。裏切られたスイルは、金融業者の秘書となり評価され、莫大な遺産をもらうことになりました。スイルがお金持ちになったと聞いたスンエは、自分のしたことが恥ずかしくなり自殺しようと川へ飛び込むものの、スイルの友人に助けられます。そして反省したスンエは、友人の説得でスイルとよりを戻すという物語です。


「キム・ジュンベのダイヤがそんなにほしかったのか!」とスンエを叱るスイルのセリフは、韓国ではシェイクスピアの「to be or not to be」並みに有名です。楽劇や映画、歌謡曲のテーマにもなったほど、当時の大ベストセラーでした。CMではこの物語になぞらえて、「愛だけでは生きていけない、お金だって大事だ」と言う現実的な彼女と、純粋な愛を信じる彼氏の対立から、2%足りない何かを表そうとしているんですね。


「2%足りない時」は、毎回、TVで放映されるCMの前後に来る物語の動画をネットで公開し、ネットも見ないと何がなんだかよくわからないCMになっています。このCMも、チ・ジニとチョン・ジヒョンがこのような会話をするようになった理由についての動画が、ネットで公開されました。彼女は彼氏を友達に紹介する前の日、どうしてもかっこよく着飾った彼を紹介したくて、スーツを買いに行きます。しかし愛は心であって、外見ではないと怒る彼。ふたりはお互いを理解できず、喧嘩してしまいます。そして、公園で並んで座ったふたりはこのような会話をする、という設定になってます。



 – BY  趙章恩

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http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200305&dr=drink