[エンタメコラム] お宝場面がいっぱいの「ホテリアー」 その2


「ホテリアー」の登場人物をご紹介します!


前回に引き続き、「ホテリアー」の魅力をお伝えします。今回は、登場人物をご紹介しましょう!


 


ドラマタイトル:ホテリアー


原題:호텔리어 (ホテリア)


放映年度:2001年4月4日~2001年6月7日 全20話 MBC


 



シン・ドンヒョク(ペ・ヨンジュン)



ドンヒョクは子供の頃、アメリカの家庭に養子として迎え入れられ、ハーバード大学を卒業して企業買収の専門家になりました。孤独で冷血、一度狙いを定めた獲物は逃さないレイダース(狩人)として、その業界では有名になります。


大型ホテルの乗っ取りを成功させた実力を買われ、ユンヒの父であるキム・ボクマン会長に雇われてソウルホテルを乗っ取るため、21年ぶりに故国である韓国へ戻って来ます。ホテルが買収されるのを防ぐため奮闘する支配人・チニョンに惹かれ、初めて愛というものに目覚めます。


 


□コメント


冷たい頭の冴えたビジネスマンでありながら、父親に捨てられたというトラウマのせいか、どこか母性本能をくすぐる悲しみを秘めた瞳を持つ男でもあるドンヒョクを、ヨン様は「愛の群像」のジェホから180度変身して演じています。体重も8Kg減量しました。


1999年に「愛の群像」が終わり、ヨン様が2年ぶりの作品として選んだのが、この「ホテリアー」でした。その前の2年間、ヨン様は大学に入学し、誰よりもまじめな大学生活を送りました。同じ学科の学生達による「証言」は、今でもネットで語り継がれているほどです。映像芸術学部の大学生になってから興味を持つようになったのが「写真」です。このドラマのラスベガスロケ中もずっと写真を撮り続けていたといいます。その趣味が「韓国の美をたどる旅」につながったのですね。


大学は結局辞めることにはなってしまいますが、英語研修も体験し、じっくり学生としての日々を送れたことがよい休養になったのではないでしょうか。本人も「心に余裕が持てるようになった」と話していたほどです。


冷酷なのに、チニョンにだけはいつも優しく包み込むような眼差しを送り、口を開けばロマンチックなセリフばかり出てくる甘い王子様。ドンヒョクにメロメロになってしまいました。ところが、監督の要求でトム・クルーズ風(!)にしたというヨン様のヘアスタイルは、当時「かつらみたい!」とずいぶんと不評でした(ヨン様本人もインタビューでヘアスタイルがあまり気に入らないことを何気なくもらしています)。


 



ハン・テジュン(キム・スンウ)



3年前に、ある誤解のせいでソウルホテルを辞めて、チニョンのプロポーズも断りラスベガスへ渡ります。本当に愛しているのはチニョンしかいないことを知っていながらも、チニョンの幸せのためにドンヒョクを連れ戻すキューピット役を演じます。出世には興味がない根っからのホテリアーで、人情あふれる男前。ドンヒョクからリストラのためのリスト提出を命令され、それだけはできないと断ります。


 


□コメント


2000年11月、女優だった奥さんと離婚をすることになったキム・スンウさん。温かい声援の中、復帰作として選んだのがこの「ホテリアー」でした。主演クラスの俳優ですが、ドラマではまだ代表作がなかったスンウさんは、「ホテリアー」で韓流スターとして羽ばたきはじめます。今では女優のキム・ナムジュさんと再婚し、ふたりの子供と一緒にこのうえない幸せな日々を送っています。ナムジュさんとは「ホテリアー」のロケ地だったウォーカーヒルホテルで結婚式を挙げました。映画にミュージカルに大活躍されているスンウさん。最新作ドラマ「アイリス」ではイ・ビョンホンさんと共演しました。


 



ソ・チニョン(ソン・ユンア)



ソウルホテルのVIP担当支配人。積極的なのはいいけれど、いろんなところに首を突っ込み、トラブルを巻き起こしてしまいます。感情的で素直で、たとえ客であろうと間違ったことをする人には説教をしてしまう面もあります。ホテルが買収されるのを止めるため、ラスベガスに行ってしまったテジュンを連れ戻しに行き、ドンヒョクと出会います。テジュンとは友情が続きますが、冷たいけど真摯で情熱を秘めたドンヒョクを選びます。誰よりもソウルホテルを愛し、自分の仕事を愛するチニョンは、ホテルを守ってほしいという社長(元社長婦人)のお願いを断れず、ドンヒョクと一緒にアメリカには行けないと断ります。


 


□コメント


スーパータレント選抜大会出身で、キム・ヒソンさんをいじめる悪役でデビューしたソン・ユンアさんを、一躍スターに成長させたのがこの「ホテリアー」でした。制服をビシッと着こなして、ホテルのあちこちを走り回るチニョンに憧れて、ホテリアーを夢見た女の子が急増したものです(もちろんドンヒョクとのラブシーン妄想付き)。


俳優のソル・ギョングさんと結婚し、韓国中を衝撃に巻き込んだユンアさん。韓国でお嫁にしたい女優ナンバーワンといわれた才媛が、バツイチで子供までいるソル・ギョングさんとの結婚を選んだのは本当に意外でした。でも何の条件もなく愛を貫いたところがユンアさんのすごいところというか、チニョンにも似ているような気がします。


 



キム・ユンヒ(ソン・へギョ)



資産家キム・ボクマン会長のひとり娘。女優だった母が自殺したのは父のせいだと知り、父に反目するようになります。ドンヒョクと結婚を強要する父に反発し、ひとり立ちを夢見み、ソウルホテルで働くようになります。お嬢様育ちのため自己中心的な性格が元でトラブルにもなりますが、少しずつ心を開くようになります。ソウルホテルの御曹司ではなく、情が深く熱血漢のテジュンを好きになります。


 


□コメント


へギョさんが「秋の童話」の次に選んだのが「ホテリアー」でした。ここでもホテルのメイドになり、前作に続いてメイド服姿を見せてくれましたね。「秋の童話」が大ヒットし、プレッシャーが大きかったせいか、それとも役柄のせいか、へギョさんはこのドラマでは「秋の童話」ほどのインパクトは残せませんでした。まだ高校生にしか見えないほどかわいく、ぽっちゃりした姿だけが脳裏に残っています。それでも立て続けに大型ドラマに出演したことからCMではひっぱりだこ! 化粧品に携帯電話にアパレルに、数々のCMで大活躍するようになります。


 


次回も「ホテリアー」とヨン様について、タップリとご紹介します!



ニッコリア
Cho!エンタメコラム
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