[エンタメコラム] すべての始まりはここから 「冬のソナタ」その1

世界中が虜になった名作



ニッコリア読者のみなさん~アンニョンハセヨ! ヨズム、モハセヨ?(最近、どんなことしてますか?)


ヨン様は、ここ1年近く取り組んでいる韓国の伝統工芸と美しい景色を紹介する写真集の最後の仕上げに余念がないようです。


 


待ちに待ったヨン様の写真集は、ついに9月末の日本での来日イベントを通して発売されることが決まりました! ヨン様が下調べをして、直接体験して、写真を撮って、頭を抱えて悩みながら1ページずつ丹念に仕上げた写真集は、どんな内容なんでしょうか? 写真集を胸にヨン様の足跡を追って韓国中を歩き回るためには、今から体力作りをしておかないといけませんね!


 


写真集に掲載しきれなかった内容は専用のサイトで紹介し、その内容も更新していく計画とのことなので、とても楽しみです。韓国人の目には当たり前すぎてその美しさに気がつかなかった風景や伝統文化が、ヨン様のカメラレンズを通してどんなふうに紹介されるのでしょうか? 初デートを前に胸をときめかせる心情といいますか・・・興奮が醒めません。


 


ヨン様は写真集に取り組む一方、「韓国訪問の年」広報大使としての活動もあちこちで行なっていて、政府の期待もとても高く、頼りにされています。健康な「食」にとても興味があるというヨン様。韓国伝統料理をおいしくおしゃれに再現したの「高矢禮(ゴシレ)」をプロデュースした実力を活かして、韓国政府が進めている「韓食の世界化プロジェクト」のアドバイザーとして会議に参加したことも話題になりました。


 


また、日本の盛岡市にある岩山漆芸美術館の名誉館長となり、漆芸の匠として名声の高い全龍福先生に教わった漆作品を公開しましたね。映像でしか見ることができませんでしたが、夢中になって作品に取り組むヨン様の姿はとても美しく、その真剣なまなざしにうっとりしてしまいました。自宅に工房まで作ってしまったほど漆にハマっているようで、今後も定期的に作品を展示する計画があるそうですね。ヨン様の魂がこもった作品はどんなものなのかと、ドキドキしてしまいます。みなさんも漆芸にチャレンジしてみたくなったのではないでしょうか? ヨン様が訪問された各地での情報によると、日本のヨン様家族(ファン)向けに韓国の伝統文化を体験できるイベントも準備しているということなので、写真集を全身全霊でたっぷりと味わいましょう!


さて、今回みなさんと一緒に堪能したいドラマは、そう! 世界中の人々がヨン様に出会うきっかけとなった作品、「冬のソナタ」です。


 


韓国で2002年1月から3月まで放映されたこのドラマは、「忘れられない初恋」、「運命の愛」をテーマに、三角関係と友情、家族愛、出生の秘密、交通事故、記憶喪失などの要素をミックスさせた典型的なホームドラマ+トレンディードラマとして高視聴率を記録しました。真っ白な雪と吐息、南怡島(ナミソム)とスキー場の風景、ヨン様の笑顔と涙と純愛に、惚れてしまった女性は少なくありませんでした。


 


その年の冬から春にかけて、韓国ではヨン様のようなヘアスタイルやメガネ、マフラーの巻き方、キャメル色のロングコート、チェ・ジウさんのようなおかっぱ頭やエルメスのバッグ、ポラリスネックレスなどが大ヒット、真似をする人が続出しました。


 


「これからは道に迷ったときにポラリスを探してごらん。いつも同じ場所にいるから。ポラリスは絶対動かないから」……チュンサンのいつまでもユジンを守り抜くという誓いのように聞こえるセリフや、雪の中にネックレスを隠して渡すという鳥肌もののプロポーズも、ヨン様とチェ・ジウさんのふたりだと、さらりとしていてつい真似したくなる場面になってしまうのが不思議でした。


 


しかし、記憶喪失の主人公が初恋の人と出会って過去を思い出し、相手の女性はそのときの恋人を捨てて初恋の人のもとに帰るといったストーリーのドラマは、それまで何度も繰り返されたパターンだったので、当時記録的な視聴率を記録した時代劇に埋もれて、「冬のソナタ」もしだいに忘れられてしまいます。


 


その後2003年4月、「冬のソナタ」は日本で放映され「ハートに火をつけた」ドラマとして伝説となります。数々の関連本が出版され、関連DVDが発売され、ドラマの番外編がアニメで制作され、パチンコ、ニンテンドーDSのゲームソフトも登場しましたね。


 


「冬のソナタ」は日本だけでなく、中国、台湾、ベトナム、エジプト、トルコなどでも放映され、中近東にまで韓流ブームを巻き起こしました。世界のあちこちの人々が、韓国や日本のファンと同じようにチュンサンとユジンの涙を見て涙し、ふたりの笑顔に幸せな気持ちになるなんて信じられませんでした。「初恋」、「友情」、「家族愛」に関する感情は、国籍に関係なく同じなんですね。


 


次回は、「冬のソナタ」のストーリーをおさらいしてみましょう。

ニッコリア
Cho!エンタメコラム
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