[エンタメコラム] ドラマ歴代視聴率1位! 「初恋」その2

「初恋」の登場人物をご紹介します!



前回に引き続き、「初恋」の魅力をお伝えします。今回は、登場人物をご紹介しましょう!


ドラマタイトル:初恋


原題:첫사랑(チョッサラン)


放映年度:1996年6月7日 ~ 1997年4月20日 全66話 KBS



ソン・チャンヒョク(チェ・スジョン)


母を亡くし、父、姉、弟を支えるソン家の長男。幼いころから絵が上手で画家を志望するが、貧しい生活のため夢をあきらめる。初恋の相手は、父が働く映画館の経営者の娘ヒョギョン。ヒョギョンの父と叔父はチャンヒョクをヒョギョンから引き離すために彼に暴行を働き、彼の脚を不自由にしてしまう。家族にも反対されるものの、初恋をあきらめきれず葛藤するチャンヒョク。誠実で正義感の強い性格だが、権力とお金を持つ人に振り回され苦悩する小市民でもある。



□コメント


善良そうな大きな目が印象的なチェ・スジョンさんは、「ドラマ界の国民的俳優」と呼ばれるほど好感度の高い俳優です。1987年にデビューし、大河ドラマ「太祖王健」、「太陽人・李済馬」、「海神」などの主役を演じました。数え切れないほどの作品に出演しているにも関わらず、チェ・スジョンさんがもっとも記憶に残る出演作として選んだのが「初恋」。その理由は「作品性も高く視聴者にも愛された作品だから」とのことです。奥さんである女優ハ・ヒラさんとは芸能界を代表するおしどり夫婦で、ふたりの男の子に恵まれています。奥さんには毎日何度も携帯電話でメッセージを送り、「サランへ~(愛してる)」を連発しているのだとか。男性共演者のみなさんは全員、「結婚して10年以上も経つのに鳥肌カップルだ! チェ・スジョンさんのような夫になってほしいと妻にいつも怒られる」と不満を漏らしているほどです。また、ボランティア活動や寄付にも積極的な一家としても知られています。

ソン・チャヌ(ぺ・ヨンジュン)


チャンヒョクの弟。一家の期待を背負って名門大学の法学部に進学する。司法試験に合格して家族を養うまじめな人生を夢見るが、兄の脚を不自由にしたヒョギョンの父に復讐するため闇の世界に入る。大学で出会ったソクヒとはケンカばかりしていたが、いつしか惹かれ合うようになる。



□コメント


主人公の弟という役のはずが、後半に近づくほど物語りの中心に! 当時、「新人が主人公を飲んだ」と話題になったものです。笑顔がステキな美少年から、筋肉質でいつも深刻な顔をした男性に変身! その変貌ぶりが話題になったのと同時に「韓国のジェームズ・ディーン」と絶賛されました。ヨン様はいつも「『初恋』という作品があったから自分がいる」と話すほど、このドラマに出演できたこと、チャヌというキャラクターを演じられたことを感謝していました。

イ・ヒョギョン(イ・スンヨン)


裕福な実業家の令嬢。父に猛反対されながらもチャンヒョクを愛し、チャンヒョクが画家になれるように応援する。チャンヒョクが交通事故で死んだと思い込みソクジンと結婚を前提にした付き合いをするが、チャンヒョクが忘れられず結婚を断念。チャヌから父がチャンヒョクにしたことを聞き、ショックを受ける。歩けなくなったチャンヒョクを見ても何も言えず、遠くから見つめることしかできない。



□コメント


当時、韓国のファッションリーダーとして一世を風靡したスンヨンさん。大韓航空の客室乗務員からミス・コリアになり、芸能界入りしました。90年代のトレンディードラマは彼女なしでは語れないほど、スンヨンさんは韓国のドラマとおしゃれをリードしました。ドラマでスンヨンさんが身につけたアクセサリーや洋服は、即完売になるほどの熱狂振りでした。今は1児の母となり女優業を休業しています。

カン・ソクジン (パク・サンウォン)


まじめで優しいジェントルマン。ヒョギョンとは家族ぐるみの付き合いで、彼女を妹よりもかわいがっている。いつも温かくヒョギョンを見守っている。



□コメント


このドラマをきっかけに理想の夫、理想の婿として大人気となったパク・サンウォンさん。ソクジンのイメージそのままに数々のCMに出演、司会者としても活躍しました。今でも映画やドラマ、舞台などで幅広く活躍しています。

カン・ソクヒ (チェ・ジウ)


裕福な家庭の令嬢で大学の放送部に所属。いつも明るく自己主張のはっきりしたお嬢様。何かとチャヌとぶつかるが、自分とは正反対のチャヌに興味を持ち、友達以上恋人未満の関係にまで発展する。



□コメント


デビューしてからまだ1年も経たないうちにキャスティングされたのが「初恋」で、この作品で初めてチェ・ジウという名前を視聴者に広めました。新人にしては大抜擢といえる役です。ジウ姫は、「演技に関して何も知らなかったひよっ子に、もっと演技を学びたいという欲求を感じさせてくれた大事な作品」と評価しています。

パク・シンジャ (イ・へヨン)


母の再婚を機にソウルに出てきた田舎娘。チャンヒョクを一途に愛し、どんなときでも尽くす。



□コメント


韓国芸能界で「もっとも脚がきれいな女優」として有名なへヨンさん。その脚には保険までかけられているんですよ。アイドルグループの歌手としてデビューし、女優に転身しました。「初恋」は演技を始めて間もない頃の出演作です。2009年にドラマ「内助の女王(僕の妻はスーパーウーマン)」が大ヒットし、本人のファッションと美容の知恵を盛り込んだ2冊の本がベストセラー入り! さらに、自ら社長兼デザイナーを務めるファッションブランド「ミッシング・ドロシー」も絶好調! 人気女優、作家、実業家として活躍するイ・へヨンさん。今でも「初恋のシンジャ」として紹介されるほど、「初恋」は彼女の原点でもあります。

オ・トンパル (ぺ・ドファン)


チャンヒョクの同級生で、料理人を目指す。子供の頃から変わらず親友のチャンヒョクとその家族を自分の家族のように大事にする、義理と人情の男。



□コメント


ぺ・ドファンさんは、1991年のデビュー後、数々のドラマに脇役として出演するも、あまりパッとしませんでした。それが「初恋」のトンパル役でブレイクを迎えます。持ち前の演技力に人情溢れるキャラクターが視聴者に愛され、トンパルが始終していた親指で鼻をこするクセを真似る人も続出したものです。ドファンさんは、今もドラマで活躍しています。



そのほかにも、ソン・へギョ、チャ・テヒョン、キム・テウなど、今では超有名になった俳優さんがエキストラ同然の役で出演しているのも見逃せませんよ~。どの場面に隠れているのか、しっかり探して見ましょう。次回も、「初恋」の魅力についてご紹介します!


ニッコリア
Cho!エンタメコラム
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