[エンタメコラム] 甘く切なくかっこいいシーンのてんこ盛り! 「IRIS」その1

文句のつけようがない傑作!

2009年の最高の話題作「IRIS(アイリス)」! 6年ぶりのドラマ出演となったイ・ビョンホンさんは、期待を裏切りませんでした。そしてこのドラマには、「ホテリアー」のキム・スンウさん、「天国の階段」のキム・テヒさん、「イブのすべて」のキム・ソヨンさん、映画「家門の栄光」のチョン・ジュノさん、人気グループBIGBANGのTOP……最高のキャスティングと称えられた顔ぶれが集まりました。


 


韓国の「国家安全局(NSS)」の要員に抜擢された軍人出身のヒョンジュン(イ・ビョンホン)とシウ(チョン・ジュノ)。ふたりは、NSSのプロファイリング専門家スンヒ(キム・テヒ)にひと目惚れし、ヒョンジュンとスンヒは恋人の関係になります。ハンガリーで北朝鮮幹部の暗殺を命じられたヒョンジュンはNSSに見捨てられ、親友だったシウに殺されそうになり、彼を助けに来たスンヒが乗っていた自動車も爆発してしまいます。北朝鮮にもNSSにも追われる身となったヒョンジュンは、真相を探り、復習を誓います。しかし、ヒョンジュンを助けてくれた人達も、正体のわからない殺し屋(TOP)に次々と殺されてしまいます。ヒョンジュンは核開発の中心にいた自分の両親の暗殺と、秘密組織IRISの陰謀が絡んでいることを突き止めます。IRISとは何者で、何が目的なのか……。信じていた人たちがIRISの一員だったことがわかり、ますます混乱してしまうヒョンジュン。ヒョンジュンの運命はどうなってしまうのでしょうか!?


 


イ・ビョンホンさんのカリスマ性は、映画に出演したとき以上に光っていて、年齢を重ねるごとに輝きを増していくあの魅力にはかないませんね~。体当りの筋肉ムキムキのアクションシーンも最高ですし、ラブシーンもお似合い! 何をしても「男前!」のひとことしか言えません。


 


キム・スンウさんとチョン・ジュノさんも相変わらず渋くてかっこいい! キム・スンウさんの軍人らしくないスタイリッシュな姿には夢中になってしまいました。キム・テヒさんも「天国の階段」や「ラブストーリーインハーバード」のときと比較すると、演技がすごく上手になって戻ってきました。


 


意外だったのはキム・ソヨンさん。いつも都会的なクールビューティの彼女が、長い髪をショートにして、北朝鮮の工作員役に挑みました。飢えに苦しむ家族のために工作員になることを選んだ、無口で残忍で冷酷な彼女に初めて優しく接したのがビョンホンさん演じるヒョンジュン。彼を暗殺するつもりが失敗し、逆に助けられたことで彼女は彼に想いを寄せるようになります。最後まで彼に打ち明けることができないまま北朝鮮に戻るしかない切ない心情を、ソヨンさんは本当に上手に表現しています。セリフが少ないので表情やふとした目線ですべてを語るのですが、これが本当にすごいんです。ぜひ、ご覧になってください。


 


ドラマの中のファッションも参考になります。「IRIS」に登場したファッションやアクセサリーは、デパートやショッピングサイトですぐに大人気に! 品切れ続出です! キム・テヒさんが秋田旅行のシーンで着ていた赤いコートや、NSSのオフィスで着けていたイヤリングなどは、「IRISコート」、「IRISイヤリング」という名前が付けられました。


 


ドラマの中に登場する重要な意味を持つ十字架のネックレスと、最終回でビョンホンさんがプロポーズのために準備した十字架の指輪も、「冬のソナタ」のポラリスネックレスのように世界中で大ヒットする予感がします! ずっしりとしたゴシック調のデザインがとってもステキなんです。


 


全20話で最高視聴率は39.9%。アクション、ミステリー、サスペンス、メロドラマのいいところだけがギュッと詰まった大作「IRIS」は、放映前から視聴者の心をときめかせてきました。いつもその回の放映が終わるやいなや、ネットには「なんでこうなるの?」などの質問や、「次はこういう展開になるのでは?」という視聴者の意見が殺到したものです。


 


次がまったく予想できないストーリー、そして出演者のすばらしい演技は、文句のつけようがありません。10ヵ月におよぶ撮影期間でも時間が足りず、最終回放映の前日まで撮影が行なわれる「生放送ドラマ」になってしまったほど、丹念に時間をかけて作られたドラマでもあります。



ニッコリア
Cho!エンタメコラム
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