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毎年新年早々IT・家電業界を賑わす米ラスベガスの家電展示会CESは、韓国でも大きな話題になる。韓国メディアはCES2016の中で、サムスン電子とLG電子の「IoT」に注目した。両者がIoTをベースに家電・スマートフォンだけでなく、車にも関心を持っているという報道が続いた。
2016年1月6~9日、CESの会場でサムスン電子は高画質テレビ、IoTでつながる家電、スマートフォンやウェアラブルといったモバイルデバイスを展示した。ユーザーの生活を楽にする、家族をつなげる、といったところに焦点を当てた展示だった。サムスン電子側は「リアルライフに溶け込んだIoT」であると強調した。
サムスン電子は「Quantum Dot Display」(量子ドットディスプレイ)の65型と78型4Kテレビも展示した。「Quantum Dot Display」はもっとも最近開発されたディスプレイ技術で、ナノ単位(10億分の1)の微細な粒子がどのディスプレイよりも純粋なカラーと明るさを表現するとして注目されている。
このテレビには、太陽の光や稲妻の光といった自然界の光をディスプレイで再現する「High Dynamic Range」技術や、視聴のじゃまになる反射光を吸収し見やすくする「Ultra Black」という技術を搭載している。部屋が明るくても暗くても、それに合わせて最適で最高の画質で映像を見せるディスプレイ、とサムスン電子は紹介した。
デザインにも気を使っており、テレビの縁(ベゼル)がほとんど見えない曲面ディスプレイになっている。映像だけが空中に浮かんでいるように見えて、とても面白い。
サムスン電子はIoTでテレビの使いやすさも強化した。テレビのリモコン一つで複数のサービス事業者のVODを検索して視聴したり、家の中の家電を動かしたりできる。冷蔵庫の中にカメラを、冷蔵庫のドアには21.5型の高画質タッチスクリーンを搭載して、中身を一目で把握できるようにした。冷蔵庫内の温度や稼働状況も、タッチスクリーンから確認できる。冷蔵庫のカメラの映像は、スマートフォンでも確認できる。
中身を見て足りない食品を近くのスーパーやインターネットショッピングに注文したり、冷蔵庫のディスプレイに写真やメッセージを映したり、音楽を流したり、ラジオを聴いたりできる。冷蔵庫のドアには、スピーカーも付属。タッチパネルから家の中の照明、空調を制御したり、他の家電を操作したりもできる。
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