三星電子 携帯関連で特許紛争に巻き込まれる(2006年7月3日 掲載)

敗訴すれば900億ウォンの使用料


 


 


 


【ソウル】「チョンジイン方式」といわれる携電話キパッド入力方式をめぐる三星電子と個人の特許紛2002年からいている。6月5日、これまでの判決をくつがえして個人の特許を認める判決が出た。


 特許審判院は95年5月に三星電子が特許出願し、98年8月登された「文字入力コ生装置および方法(チョンジイン方式)」の明を無にすると決定した。個人のチョウクァンヒョン氏は三星電子と自分の特許は方式が違うため自分の特許を無とした特許審判院の決定を取り消すよう訴訟を起こし、審判院は「二つの明は携電話のキパッドの三つのキに母音を一つずつ割りて、りのキに子音を割りてる。母音コドを生させる構成は同じだが、子音と母音を出力理する方法に差があるため同じではないと判し、三星電子の特許は技術記載不備により無とする」と明らかにした。


 


 記載不備による特許無は、「技術の公開を少なくし、一方で特許の申請範くしようとしたため認められない」と判されたもので、通常、他の特許者の被害を最小限にするため訂正申請はほとんど受け入れない。このため三星電子の携パッド技術は個人の特許を侵害したことになる。三星電子は控訴する計だ。


 


 チョウクァンヒョン氏は「96年にチョンジイン方式で特許出願、99年特許を得たが、98年三星電子がこれを無で使用した携電話端末を発売02年まで3000万台を生産、1台3000ウォンで合計900億ウォンの使用料をわずにいる。三星電子は自分たちも特許を持っているというが、三星の携パッドは三星電子の特許ではなく私のアイデアを模倣したもの」と主張し、02年から訴訟を起こしている。従来の判決は三星電子とチョウクァンヒョン氏の特許は同じものであるとし、チョウ氏の利を認めない判決ばかりだったが、今回初めて特許が認められた。チョウ氏は、ソウル高等裁判所には損害賠償訴訟の控訴審、特許裁判所には別の特許訴訟を起こしている。


 


 また昨年12月にはKTが端末キパッド入力方式の一つである「ナラッグル」の特許を買、ベンダを緊張させている。


 


 韓の携電話の文字入力方式は三星電子がチョンジイン、LG電子がezハングル、ペンタックがハングルサラン、VKがスンリハングルと、ベンダごとに違う方式を採用している。特に韓ではSMSがキャリアに係なく送受信できるため、携ルに代わって一般的に利用されてきた。文字入力方式がわるとSMSが使いづらいという理由で、キャリアはえてもベンダえないユが多い。KTは固定電話を携電話のように使えるワンフォンなどに自社の入力方式を採用し、ベンダしての主導を握りたい子だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2006年7月3日 vol.1144 載] Link


 


 

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