今後の成長への足場をインドに築く,目標は2012年に家電首位―韓国Samsung編―

趙 章恩(チョウ・チャンウン)
ITジャーナリスト

 2007年11月,韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は「グローバル経営戦略会議」をインドで開催した。同年4月に続いてインドでの2回目の開催である。グローバル経営戦略会議は,世界に散らばる同社のグローバル総括責任者が一堂に介する会議で,3カ月に1度開催されている。


 ちょうどそのころ,韓国では同社の元法務担当役員によるSamsungグループの不正資金疑惑の問題が明るみに出て,全役員がその対策に追われている最中だった。そんな中でも副会長の尹鍾龍(ユン・ジョンヨン)氏をはじめとする役員らは,インド行きをキャンセルしなかった。同社がインド市場を重視しているからである。

続きは日経エレクトロニクス(2008年1月28日号)で

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