最近ボランティアで講演を頼まれることがよくある。ばっさり断れないんだな~これが。
で、思うのは会社員達にフリーの人の立場をもうちょっと考えてもらいたいということだ。
会社員は平日にセミナーに行こうが勉強会に行こうが給料が出る。セミナーの費用だって出してもらるし。会社の業務として認めてもらうことも多いし、会社を代表していってきました~とか、会社の宣伝のために行ってきました~とか、そんな人もよくみかける。
フリーの人はどこからも給料は出ない。自分で働いた分しか収入はない。だからボランティアとは、ただで働いてくれといっているだけにしか聞こえない。講演をするためには何日もかけて資料を作らないといけないし、当日も移動まで含めて4時間ぐらいはつぶれる。
会社員達にもう少し配慮をお願いしたい。余裕のある著名なフリーは問題ないだろうけど、貧乏なフリーたちにまでボランティアをさせないでほしい。
参加者やお客さんから100円でももらって報酬を払うことはできるはずだ。会場をもう少し安いところを借りて浮いた分を報酬として払うこともできるのでは?
報酬を払えないからボランティアを頼むのではなく、払いたくないからこれをきっかけに別の仕事がもらえるはずとかいってただで働かせるのはひどくないか?
そういう面では「NPOアジアITビジネス研究会」を見習ってもらいたい。
私も参加している研究会だが、こここそ!真の手弁当だ。それでもちゃんと講師をしてくれた人に報酬は払う。参加費1000円をもらって会場も借りるし報酬も払うし、その他もろもろ全てカバーしている。
金額が多い少ないの問題ではない。「ただ働きをさせては申し訳ない」、と配慮してくれる気持ちの問題だ。
– BY 趙章恩
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