これは美容系のコラムをはじめたくて、サンプルとして書いた原稿だけど、いつはじめられるか決まりそうにないのでここで公開します!
韓国のビューティー民間療法、スイカを徹底的に使い倒す!!
韓国の女性も夏の日焼けは美容の天敵と、すごく気を使います。日本の番組で驚かれた大阪おばちゃんの間で流行っていると言う顔を覆う黒いサンキャップや覆面のようなものは、もう既に何年も前から韓国では夏の必需品です。登山好きが多い韓国では、早朝まだ暗闇の残る山で覆面おばさんに出会いびっくり!腰を抜かしたおじさん続出だったため、黒い覆面ではなくピンクや黄色の覆面をするようになりました。^^
日焼け止めに日傘に長袖を着てもアスファルトの反射熱があるから、顔は火照るし真っ赤に焼けることもしばしば。そんな時のために、韓国ではお母さんから娘へ「スイカ美容秘法」が伝授されているのです。
水分が豊富でビタミンAとCが含まれているため美白効果もあり、暑さでばててしまった肌を生き返らせるにはこれ以上効果的な化粧品はないと言われています。韓国ではカットされたスイカより1玉丸ごと買うことが多いですね。なので、残った大量の皮をなんとか有効に使えないのかという悩みから生まれたのかもしれません。
韓国でスイカはどれも甘く値段もお手頃なので、夏中切らすことなく食べます。赤いところはおいしくそのまま、もしくはファチェ(スイカを小さく切ってサイダーや牛乳などにいれてフルーツポンチみたいに作るデザートです)でいただいて、美肌のために使いのは白い部分です。
日焼けしてひりひりする肌には、細かく刻んだスイカの白い皮+卵の黄身+小麦粉少々を混ぜてパックを作ります。洗顔した肌の上に目と口周りをさけてスイカパックをのばし、ガーゼ(韓国では安いガーゼハンカチを切って使います)を乗せてその上からもう一度パックを塗ります。20分ほど経ったら洗い流します。肌がもちもちしっとりして、火照った肌も落ち着きます。
もっと美白効果を高めたい場合は、皮の白い部分をごく薄く大きめに切って冷蔵庫で冷まします。ここに緑茶の粉末またはビタミンC(サプリ)の粉を少量ふりかけて顔にぺたぺた貼り15分ほど、ぬるくなってきたらはがします。ビタミンCの粉を顔に!!なんて驚かれると思いますが、刺激がないよう少量だけを使います。
スイカ化粧水もあります。肌の乾燥を防いでやわらかくしてくれる効果があるので、スキンケアを始める前の導入液として使います。作り方はとても簡単!スイカの白い部分を刻んでキッチンペーパーまたはガーゼに包んで汁を絞ります。スイカ汁20mlにミネラルウォーター50mlの割合で混ぜて冷蔵庫で保存します。朝晩洗顔後にスイカ化粧水でパタパタ肌をビタミンを与えてスキンケアを始めると、肌の熱も下がり水分も補給されます!
スイカ美容法は民間療法なので、科学的に肌の改善が認められたわけではありませんが、長い時間の間母から娘へ伝授されてきた方法だけに、一度は真似してみたいと思いませんか?果物なので肌トラブルが発生することもないと思いますし。ね?
実はこの白い部分、ナムルの材料にもなるんです。スプーンで長めにすくってベランダで天日に干します。コリコリしてきたら、塩もみして水気を切ってごま油やねぎなどを入れればナムルに変身です。食感は干し大根に似ていますが、もっと甘みがあるのでビョルミ(別味、特別な味)です。
– BY 趙章恩
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