系列のITインフラ運用に変化の可能性
【ソウル発】現代グループは7月1日、系列社のシステム管理を担当する新会社「現代UNI」を設立した。グループの持ち株会社である現代エレベーターを含む現代商船、現代宅配、現代証券、現代牙山、現代ユニコンスの計6社のシステム管理会社となる。チェ・ヨンムク・現代エレベーター社長が社長を兼任する。
現代UNIの資本金は22億ウォン。各社から派遣された5-6人の企画担当者がソウル市内の現代商船ビルで業務を行う。
これまで現代エレベーター、現代商船、現代宅配の3社にシステム管理サービスを提供していた「現代情報技術」は、3社のシステムマネジメント業務を担当していた人員の40%を現代UNIに移管する。既存のシステム管理業務は物理的なシステム移管が終了する来年末までは現代情報技術がそのまま継続する。
現代グループ分割以前は、ほとんどの系列社システムを現代情報技術が管理していたが、現在は現代自動車グループと現代デパートもそれぞれシステム管理会社を別途抱えている。また、現代重工業グループもシステム管理会社の設立および関係会社のインフラ統合を検討中といわれている。
現代情報技術関係者は、「現代エレベーターなど3社のシステム管理の売り上げは年間50億-60億ウォン程度だったため、現代UNI設立による影響はそれほど大きくないものとみている」と述べた。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)