生き残りを「創造経営」に懸ける後継者人事に注目 ―韓国Samsung編―
趙 章恩(チョウ・チャンウン)
ITジャーナリスト
「2010年からは予測し難い急速な変化が起こるだろう。ここからさらに飛躍して世界の一流企業になるためには,すべてを原点から見直し,伸び伸びと人とは違う発想をする必要がある。ただし,その発想は収益につながるもので,かつ持続可能なものでなければならない」。
2007年,Samsung Electronics Co., Ltd. 会長の李健煕(イ・ゴンヒ)氏は,「創造経営」と呼ばれる新たな経営スローガンを発表した。単に「良い製品を作る」というレベルを超え,マーケティング,研究開発,デザインのすべてにおいて独創的なアイデアがないと,いずれは競争に負けてしまうというのが同氏からのメッセージである。
続きは日経エレクトロニクス(2007年10月22日号)で