第17回:ヨン様の2006年はドラマに始まりドラマで終わる?~済州道でヨン様に会える!? 「太王四神記」撮影開始







第17回
ヨン様の2006年はドラマに始まりドラマで終わる?

済州道でヨン様に会える!? 「太王四神記」撮影開始

2006年1月11日


●ヨン様4年ぶりのドラマは90か国で同時放送

 ヨン様に会いたいなら済州道に行け! ペ・ヨンジュン4年ぶりのドラマ復帰作「太王四神記」(テワンサシンギ)がついに済州道オールロケーションで事前制作される。

 撮影は、北済州郡猫山峰(プクチェジュグン・ミョサンボン)観光地に野外セットが完成する2月以降になる予定で、2006年12月までほぼ丸1年済州道(チェジュド)で撮影される。正式に海外のマスコミを招待した制作発表会を行い、3月以降に本格的な撮影を始めるそうだが、済州道はすでに「“ヨン様アイランド”と名前を変えた方がいいんじゃないか?」というぐらい、盛り上がっている。

 どこよりも道庁がはりきっちゃって「何でも協力させていただきます!」と報道資料を出したり、野外セット工事の進行やドラマ撮影関連情報をリアルタイムでマスコミに流してくれる。撮影後は宿泊施設を増強し、韓流観光地として公開するそうだが、今まで「オールイン」を始め数々のドラマが済州道で撮影されたなか、自治体の道庁がここまで騒ぐのは珍しい。やっぱりヨン様だからでしょうね。

 「太王四神記」は制作費300億ウォン(約35億円、発表の度に金額がつり上がっていく)、全24話で90か国で同時放送される予定だが、韓国での放映時期やどの放送局から放映するかについてはまだ調整中。最初はSBSと言われていたが、現在ではMBC10月または11月放映説がもっとも有力視されている。

●相手役の有力候補は「天国の階段」のキム・テヒ!?

 公開募集中の、ヨン様に愛されヨン様を守る四神の一人であり、重要な役のスジニがまだ決まらないなか、ヨン様演じる広開土大王(グァンゲトデワン、この王様の名前がダムドク談徳)を愛しながらも対立するしかない野心家のソギハ役にはムン・ソリが選ばれ、スジニ役もいよいよか~と盛り上がり始めた。ムン・ソリは映画「オアシス」で障害を持つ女性の役を鳥肌が立つほどリアルに演じきり、ベニス映画祭で新人女優賞を受賞した大物女優。これが初のドラマ出演となる。

 スジニ役として噂があったのは、今やCMクィーンで、韓国でもっともきれいな女優と称えられているキム・テヒ。「天国の階段」でジウ姫をとことんいじめる悪役で、驚いたように目をパッチリ見開いた表情が印象的だったソウル大出身(韓国の東大)。その後「ラブストーリーインハーバード」では、「キム・レウォンとプライベートでも付き合っているのでは?」と疑われるほどの息がぴったりのラブシーンで、1話当たり最低15回はため息が出るほど素敵だった! キム・テヒがヨン様の相手役になってくれたらいいのに、と個人的に祈っています。

 そのほか「茶母」、「バリでの出来事」、クォン・サンウ主演映画「恋する神父」でどんな役柄も繊細に演じきり、ワイヤーアクションも代役なしでやってのけ、根性ある女優と評判の高いハ・ジウォンも候補だったそう。スジニ役を決めないままで撮影開始とはいかないので、急いでいる様子だけど、どうなることやら。









韓国でもっともきれいな女優と称えられているキム・テヒは、ヨン様相手役の有力候補
(c)SBS
※ クリックで拡大
「茶母」「バリでの出来事」「恋する神父」のハ・ジウォンも候補に
(c)iMBC



●今度のヨン様は一味違う。一人3役にも注目

 冬ソナ以降、甘い笑顔がトレードマークのヨン様だが、 「太王四神記」は1,600年も前の古代を背景とする時代劇だし、満州まで領土を広げたカリスマの戦略家、広開土大王の役なので、今までとはかなり違う顔を見せてくれるはず。

 しかも今回のヨン様は、第1話と第2話では、天帝の息子であり太陽の力を持つヘモス(解慕漱)から、ヘモスの息子で卵から生まれたという伝説のある高句麗(コウクリ)の始祖東明王となるジュモン(朱蒙)へ生まれ変わり、第5話からは高句麗19代目の王「広開土大王」として一人3役の大活躍なので期待しないわけにはいかない。

 ニュース検索で金鍾学監督のインタビューを読んでいたら、「日本でヨン様の筋肉もりもりの写真集が20万部も売れたそうだが、『残念ながら彼の筋肉をさらすような場面はないでしょう』」と言っていた。ヨン様ファンを何だと思ってるのさ~。

 映画「ロードオブザリング」の特殊効果を担当したWETAのスタッフがコンピュータグラフィックとセットのミニチュア制作に参加し、第1話と第2話の韓国建国神話をドラマ史上最高の技術でファンタジー風に仕上げるというから、私なんて「HDテレビを買って放映を待つしかない!」と早速旦那を説得している始末です。

●2006年の韓国ドラマは時代劇が目白押し

 2006年の韓国ドラマの特徴は、「太王四神記」を始め高句麗が背景の時代劇が多いということ。SBS、KBS、MBC3社ともに2005年の視聴率を時代劇が引き上げたこともあり、今年も莫大な制作費をかけた時代劇もしくは時代劇風のトレンディードラマをあれこれ準備している。

 ネットユーザの投票で2006年の期待作に選ばれたドラマはMBCの「宮」。漫画が原作で、もし今の時代まで朝鮮王朝が続いていたら、という仮説の基に、高校生で庶民の娘が妃に選ばれ、あれこれ問題を起こしながらも立派な王妃として成長するというストーリーの中に、王位継承をめぐる暗闘や三角関係、出生の秘密などを盛り込んだ。撮影は順調に続いていて、ついに1月11日よりMBC水木ドラマとして放映が始まる。「宮」については次回詳しく報告しますね。


<おまけ>

 ヨン様がイメージキャラクターの建築会社のサイトから、あれこれ画像をダウンロードできます。


By-
RBB TODAY : 趙章恩の現地直送「韓ドラ事情」 
Link

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *