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2021年2月17日、韓国Samsung Electronics社の映像ディスプレー事業部は新規事業として、価格が200万ウォン台(約19万~28万円)のキオスク端末を同月末に発売すると発表した。同社はStarbucksやMcDonald’sの店舗向けにデジタルサイネージを供給したことはあるが、キオスク端末は初めてである。「Samsung Kiosk」という商標の出願も済んでいる。
24型タッチパネルを採用した。設置方法は、スタンド型、壁掛け型、卓上型の3種類がある。タッチパネルには、99.99%以上の抗菌効果をうたうコーティングを施した。
OSは、同社のテレビやスマートウオッチにも使っている「Tizen」。HTML5やCSSといったWeb標準技術に対応しており、キオスク向けアプリケーションを開発しやすくした。カードリーダやレシートプリンタ、QRコード/バーコードスキャナ、NFC(Near Field Communication)、無線LAN(Wi-Fi)などの機能を備える。情報提供や注文、決済、遠隔操作、顧客・決済データの分析などが可能で、そのために別途PCを用意する必要がない。
趙 章恩=(ITジャーナリスト)
《日経Robo》
2021. 3.
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