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韓国でコーヒーチェーン大手スターバックスの限定グッズに人々が殺到し、物議を醸している。6月11日、市民団体の庶民民生対策委員会は、ソウル南部地方検察庁にスターバックスコーヒーコリア代表取締役を「感染病の予防及び管理に関する法律」違反で告発。新型コロナウイルスの感染が収まらず政府が社会的距離を保つよう勧告する中、人が殺到することを知りながら同社が限定グッズを販売し、防疫活動を妨害したというのが理由だ。
同社は毎年5~7月、飲料17杯分(約6万2000ウォン=約5500円)を購入すると限定グッズがもらえるイベントを開催。韓国では売り上げ1位になるほどの人気ブランドであるだけに、毎回大きな話題となっている。今年のグッズはピクニック用の小型トランクとポリエステル製チェアで特に人気が高く、ついにはグッズの転売目的で300杯以上を注文、トランク17個だけを持ち帰り、飲料はその場で捨てた人が現れた。その後…
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趙 章恩=(ITジャーナリスト)
週刊エコノミスト
2020. 7.
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