韓国の通信事情 マンション向け“類似FTTH”が浸透(2005年4月18日 掲載)

トップのKTはADSLを重視


 


 


 


【ソウルKTの「エントピア」、DACOMの「光LAN」、HANARO(ハナロ)テレコムの「HANAFOS光LAN」といったマンション向け光LAN商品が着に加入者をげている。マンションの地下にあるマンション通信室(MDF)まで光ケブルを設置し、各家庭まではLANでつなげることで100Mbpsに近い送速度を現。同じ値段でVDSL(最大13Mbps)より早い回線が使えるため、「類似FTTH」ともいわれている。KTのエントピアは月額3万6000ウォン(約3600円)、DACOM光LAN3年契約商品は同2万6400ウォン(約2640円)と、ADSLの平均料金に比べても月2000ウォン程度低額なのが特だ。


 


 マンション向け光LAN加入者はがっているものの、このサビスは誰でも加入できる商品ではなく、告もあまりされていない。サビス地域はソウルを中心とした大都市に限られ、工事費用の負担はもちろんマンションの住人だ。また、1つのマンションである程度の加入者が集まらないと工事をしてもらえない。


 


 しかも、ADSLシェア1位のKTはインタネットを使った分だけ課金する「インタネット量制」を2007年から開始する計で、光LANに力を入れずDACOMに抗する程度の商品としか考えていないことが普及の妨げとなっている


 


 2005年2月末現在、光LAN加入者はKTが52万3122人で1位、ハナロテレコムが16万9916人、DACOMが4万5000人を集めた。しかし月別純では、値段が安いDACOMが約1万4000人ずつ1位となっている。


 


 KTは「DACOMは光LANしかないが、KTはVDSLとエントピアを全的に普及させている。そのためVDSLでも十分動などをしめる品質を維持している。光LANのエントピアは新規マンションを中心に今年10万世だけ募集する」と主力商品にはしない計で、むしろ存マンションにする「超高速情報通信建物認証制度」を利用し、構網高度化で「DACOM光LAN」に対応する略を考えている。


 


 ハナロテレコムも存顧客がDACOMに流れないよう、「HANAFOS光LAN」の販促よりは存商品の高品質化に力を入れている。


 


 一方、DACOMはどこよりも安く早い光LANを積極的にアピルしているが、莫大な投資額のため大的な告やマケティングよりはマンション地に出向いて入居者代表を集めてを開き、地道に加入者を募集している。


 


 韓の情報化を先導するはずのKTが自社の利益のためFTTH導入に消極的なことにし、情報通信部は改善を要求しているが、一向に受け入れる配はない。


 


 


◇      ◇


超高速情報通信建物認証制度


 


 建築業社が申請し建物の構情報通信設備を情報通信部が審査して認証マクをえる制度。90年代後半から大型新築建物にだけ適用されていたが、今年から存マンションと小型共同住宅にまで適用される。


 


 50世以上の共同住宅や業務用建物にFTTHが提供されていれば特等級、マンション通信室(MDF)まで光ケブルが通りFTTC(Fiber to the Curb)を支援していれば1、2等級になる。特等級認証制度が始まった04年1月以降、新築建物の場合で現代建設が71件、三星物産が344件の特等級正式認証を獲得した。


 


 超高速情報通信建物認証委員は「2010年まで1000万加入者にBcN(広帯域統合網)サビスを提供するため築住居建物の構通信設備を至急改善しないといけない」とし、「築建物にする認証制度導入ガイドライン、設備係の資格証制度を定める」と表した。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2005年4月18日 vol.1085 載]  Link


 

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