1970年12月2日生まれ。
180cm、73kg。ソウル芸術大学演劇学科出身。大学時代の友達がお笑いタレントとして成功するのを見て、1995年民放SBS(ソウル放送)タレント公募試験を受け一発で合格するが、役をもらえず苦労する。当時コメディー俳優といえばお笑い出身しかいないことに目をつけ、深刻な表情で笑わせる演技のできるコメディー俳優になりたいと決心、見事成功した。金とコネに振り回されるのが嫌で、芸能事務所に所属せずに、すべてを自分で管理している。ハ・ジウォンと共演した映画「色即是空(セックスイズゼロ)」は、18禁のセクシーコメディーにも関わらず、2002年に大ヒットした。
コカルコーン
- 出演
- チェ・ソングッ
- 放映日
- 2006年5月
チェ・ソングッは、日本ではまだ顔があまり知られていませんが、韓国では「アンニョンハセヨ、チェ・ソングッです」と挨拶しただけで周りの人が大爆笑してしまうのが悩みというほど、人気のコメディー俳優です。1995年にTVタレントとしてデビューした当初は、メロドラマのロマンチックな主人公ばかりでしたが、ウォン・ビンやソン・スンホンといったカッコいい新人俳優がどんどんデビューするのを見て怖くなり、このままでは30歳になる前に俳優としての寿命は終わりだと判断、個性的な俳優になるため思いついたのが、「人と変わったことをしよう、深刻な顔して笑わせるコメディー俳優になろう」ということだったそうです。こういう発想をする自体、平凡な俳優ではないですよね。
個性こそすべて、固定観念から脱皮したいと主張するチェ・ソングッのロールモデルは、北野武とジム・キャリー。コメディー俳優と断定するには難しい、いろんなカラーを持つ人になりたいそうですが、十分目標を達成しているように見えますよね。雑誌やTVのインタビューでは、「第二の○○なんて呼ばれるよりは、人気がなくても自分だけの個性を大事にしていきたい」と何度も強調するところが印象的でした。
CMで見せるコミカルな表情もさすがです。「姿勢を見なさい。こうやってパッパッと」と、ショートトラックのスケートに乗る姿勢を見せようとしたはずみで、指に挟んだあった「コカルコーン」が口に入り、さくっとした歯ごたえとおいしさに思わず眉毛が踊ってしまいます。「ノムノムマシヌンゴイッジ~、コッケムルゴシプゴイッジ~」(すごくすごくおいしいのがある~パリッと噛みたいのがある~)というCMソングも覚えやすく、愉快なCMに仕上がってます。
最後の場面は、アメリカのアントン・オノ選手のパロディーです。オノ選手が練習場面を盗み見していて、それを見つけたチェ・ソングッが「オ!ノ!」(オ!君!)と叫ぶというオチ付きです。オノ選手は、2002年ソルトレイク冬季オリンピックで、韓国の選手が反則をしたかのようなオーバーなハリウッドアクションをして金メダルを奪ったと、反感を買ってしまったのです。2002年サッカーワールドカップでは、オノ選手のアクションのモノマネが韓国チームのゴールセレモニーに登場したほど、韓国では大事件でした。
– BY 趙章恩
Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200605&dr=food