<ケーススタディ“韓流”IT TRY&ERROR>15.今回のテーマ■採用戦略(下)

「創意力」求める韓IT企業 げて融合型人材を育成


 


 


 


 韓の企業では、任せられたことだけをうまくやり遂げるだけではなく、自分で仕事を1見つけ出して前にどんどん進めていくクリエイティブな人材を求めている。



 サムスングル
プは「オプンな心、オプンな頭、オプンな行動」、現代グルプは「挑、創意、熱情、協力、グロバルマインド」、LGグルプは「覇、創意性、際的眼目と能力」というように、大手企業ほど「柔軟」で「創意力」を持つ人材を求めている。


 


 韓政府も人材養成プランとして、やれることを自ら見つけ出して取り組み、それを解決・発展させていくような人材の育成を目指している。


 


 200812年のIT政策である「NEW IT略」では約280億円を投入して、さまざまな分野の知識を持つ融合型人材を育てるとしている。放送と通信の融合など、融合連プロジェクトリになれる博士クラスの人材を5年間で2万人養成する。添付画像


 


 また、「年リ10万人養成」計も明らかにし、約120億円をかけて高い成長率と雇用が見める未産業を掘していく計もある。未産業とは、文化コンテンツや新再生エネルギ、環境産業、グリIT、半導体や情報セキュリティなどのユビキタス都市建設に必要なIT融合、先端療、バイオ、ロボット、知識サビスなどである。げて文化、芸術、科分野の創意的な人材養成ができる育環境を作るとも表している。


 


 IPTVをはじめ放送と通信の融合が始まると、映像やコンテンツ、音といった芸術分野の知識がある社員が必要となってくる。大手通信社のKTは今年初めて芸術職を募集する。通信技術の基礎と芸術的な感性を方持っている融合型で創意的な人材を欲しがっているが、なかなかいないようだ。そこで、欲する人材を獲得するために、企業が大に特定の部を設立することも行われている。そ部に成績上位1%の優等生だけを入させ、奨学金に生活費も支援し、企業に必要な勉をさせて卒業生全員を採用するという手法だ。


 


 韓では政府も企業も「融合型」「創意的」人材を調している。だが、これにより、全民が「創意」の一化を要され、競オンリの社になってしまうのではないかと心配する。

(趙
章恩●取材/文)


 


 BCN This Week 2008年10月20 vol.1256 載] Link


 

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