<ケーススタディ“韓流”IT TRY&ERROR>25.今回のテーマ■アナログ停波(下)

地デジが抱える大問題


放送局が危ない!?


 


 


 2012年末をもって、韓ではアナログ放送から地上デジタル放送に切り替わるという日程が組まれている。だが、地デジをよく知らない民が多く、大混が起きる恐れがあることを前で報じた。



 しかし問題は視
者よりも放送局なのだというもある。放送局側の地デジ対応が予算の問題で予定通り進んでいないからだ。


 


 韓政府は地デジの環境に合わせたデジタル放送コンテンツの制作と流通を振興するための「デジタル放送コンテンツ振興法」制定の準備を急いでいる。放送コンテンツ振興委員を結成し、財源は放送展基金、情報化促進基金、政府予算などでまかなう計だ。


 


 放送通信委員の調査によると、放送局4社のデジタル換費用は1兆7000億ウォン(約1160億円)と見まれている。放送局はインタネットに視者を奪われ、入が減っていることからすでに赤字経営っているため、地デジへの投資まで手が回らないと主張している。公放送であるKBSは、アナログの難視問題すらまだ解決できていない。添付画像


 


 なんとか特別法の勢いで地デジブムをき起こしたい放送通信委員は、KBSの受信料を値上げする一方、政府がコントロルしていたテレビCMを全面的に自由化して、CM業や流せる時間などの規制を緩和することで地デジ連予算を確保できるようにする方針である。とはいえ、不況でテレビCMが減ったというのは、視者の生活に余裕がなくなってきたということでもある。地デジのためとはいえ、視料値上げなど反されるに決まっている。た方策は、CMの規制緩和だろうか。


 


 アナログ放送が中される2012年は韓の大統領選の年、そしてロンドンオリンピック開催の年でもある。オリンピック特需も考えられるが、2008年秋から世界を襲っている金融不安や不況がどれほどくかも影響するだろう。韓は放送の史が長く、韓より1年半ほど前にアナログ放送を中する日本に注目している。日本を手本にして、よりスムズに地デジへ換したいと思っているのだが、聞こえてくるのは「地デジ詐欺」。困ったものだ。韓には「紙一枚も二人で持てばなおい」ということわざがある。日韓で一に知を絞ればうまくいくかもしれない。

(趙
章恩●取材/文)


 


 BCN This Week 2009年1月5日 vol.1266 載] Link 


 

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