顔に塗ると水玉ができる水分美容液。エチュードハウス スブンガドゥクエッセンス(水分いっぱいエッセンス)。40mlで1万1000W。
しっとりさらさらする水分クリーム。Mamongde(マモンド) トータルソリューション。高保湿クリーム(赤色)と高水分クリーム(水色)。いずれも50mlで3万2000W。ARITAUMで販売しています。
この秋大人気の水分エッセンスはヒマラヤ氷河水から作られた涙エッセンスです。Laneigeハイドラソリューションエッセンス。40mlで4万W。こちらもARITAUMで販売しています。
季節の変わり目になると、韓国のファッション誌は一斉に「スブン(水分)クリーム」、「スブン(水分)エッセンス(美容液)」の特集を組みます。これらは乾燥した肌に水分を補給することに重点を置いた、お風呂上りの肌をしっとりツルツルの状態にしてくれる、脂っぽくない美容液やクリームのことです。
日本では「水分クリーム」、「水分美容液」という表現を聞いたことがないように思いますが、韓国ではスキンケアのカテゴリーを、アンチエイジング、美白、水分、毛穴、しわ、弾力といったように細かく分け、それぞれのスキンケア商品がこれまた細かく販売されているのです。さらに乾燥肌用、混合肌用、オイリー肌用にも分かれるので、韓国では毎日のように新発売の化粧品が登場します! 美容大国らしい現象ですよね。
そんなコスメ好きの韓国女性のあいだで、この秋に大流行しているのは涙エッセンス。Laneige(ラネージュ)から新たに発売された、「ソン・へギョの涙エッセンス」です。ミネラルが豊富に含まれているヒマラヤの氷河水を使った水分エッセンスですが、なぜ「涙」なのかというと、「女の武器は涙ときれいなお肌」ということで、「涙エッセンス」と呼ばれているのです。顔に伸ばすと涙のように水玉が弾けて、みずみずしい感触が長持ちするところも、このように呼ばれる理由のひとつです。
私が愛用している水分エッセンスは、お手頃価格のETUDE HOUSE(エチュードハウス)の「スブンガドゥク(水分いっぱい)エッセンス」です。これも顔に伸ばすとジェルから水玉に変わる不思議な美容液です。ETUDE HOUSEからは「水分メイク」という、水で濡れているかのようにツヤツヤに輝く肌に仕上げてくれるコラーゲンファンデーションや下地も新発売されました。
Mamongde(マモンド)のトータルソリューションも数え切れないほどリピートしています。トータルソリューションは、1ヵ月10万個以上売れているベストセラーです。パッケージが赤色のものは美白と小じわ対策に有効な濃厚クリーム、水色は美白と保湿に重点を置いたやさしい水分クリームです。肌の状態に応じて使い分けます。
ロッテ免税店でも人気のDr.Jart(ドクタージャルト)からは、水分BBクリームとして「デュードロップBBクリーム」が発売され、これもベストセラーになりました。水玉ができるBBクリームで、肌にどんどん水分を補給してくれます。
韓国コスメは、今や珍しいお土産ではなく、日本でもすっかり定着した定番のコスメになったようです。明洞のコスメショップはどこも日本の女性で大混雑しています。
ETUDE HOUSEも、THE FACE SHOP(ザ・フェイスショップ)も、MISSHA(ミシャ)も、開店と同時に夜までお客さんでぎっしり! 店員さんと顔なじみになったリピーターも多く、メモを片手に指名買いされる方もたくさん見かけました。
先日、明洞の化粧品専門店ARITAUM(アリタウム)を取材しましたが、ここも韓国ナンバーワンのナショナルブランドAmorepacific(アモーレパシフィック)の人気商品を扱うショップだけに、韓国と海外のお客さんの割合が半々なのだとか。2階にある韓律スパ「韓律停(ハンユルジョン)」は、なんと6割が日本人女性。化粧品は中国の団体ツアー客にとても人気が高く、Laneige(ラネージュ)の化粧水や美容液、ウォータースリーピングパックなどを山のように買って帰るそうですよ。日本の女性には韓律(ハンユル)のクリーム、IOPE(アイオペ)のクリームやレチノールセラムがもっとも売れているそうです。
取材の中でおもしろかったのは、スキンケアにも日韓の違いがあることでした。日本の女性はベトベトするのがいやだからと化粧水しか使わない人が結構いるそうですが、韓国の女性はブースター、化粧水、乳液、美容液、セラム、クリーム、スリーピングパックと、いくつも重ねてしっかりケアするのが好きなのだそうです。
CMの影響ではありますが、今、韓国では「きれいな肌は女の武器!」、「女の力は肌に現われる!」が合言葉になっています。この秋・冬は、韓国の水分エッセンス、水分クリームでじっくりケアしてみませんか?
by: 趙章恩
2009年10月31日
「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!