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韓国でもついに、2014年10月31日にiPhone 6と同Plusが発売されることになった。iPhone 6からはキャリア3社(KT、SKテレコム、LGユープラス)全てがiPhoneを販売することになった。今回はキャリア3社が出そろったことで、iPhone 5s/cよりも売れると見込まれている。SKテレコムとKTは、10月24日から予約販売を開始すると10月14日に発表した。LGユープラスはまだ告知していないが、他社と足並みをそろえて同じ日に販売を開始する可能性が高い。
しかし、スマートフォンの口コミサイトでは、「中国ではiPhone 6とPlusが予約販売だけで1000万台売れたというし、在庫不足で韓国での販売開始は11月に延期される可能性が高い」「LGユープラスがまだ何も告知をしないということは在庫を確保できていないということなのかもしれない。不安だ。やっぱり海外で買うしかないのか」と10月31日発売は難しいのではないかとの声もある。
韓国では10月から、法律でスマートフォンの購入補助金を取り締まる端末流通法が施行され、9月に比べて同じ端末が2万円近く高くなったことからスマートフォンが売れ行きが大幅に減った。キャリア直営の代理店は問題ないが、代理店の下にある個人が経営する販売店は、スマートフォンが全く売れず、家賃すら払えない状況だとして閉店するところも増えた。韓国メディアによると、スマートフォンの販売台数は、9月を100だとすると10月は30しかないという。
このような状況のため、どうせ高く買うなら、もともと補助金が少なかったiPhone 6/Plusを買おうという意見も増えている。今まで韓国のスマートフォンシェアはサムスン電子が不動の1位で、LGエレクトロニクスとパンテックとも大きな差が開いていた。しかし今世界中でiPhone 6/Plusが話題をさらい、アップルのディスプレイ注文件数から推算して年末までiPhone 6は7400万台、iPhone 6Plusは4200万台、合わせて1億1600万台売れるという予測もある。サムスン電子はiPhone 6/Plusにどう対抗するのか。
10月13日の韓国メディアの報道によると、サムスン電子はFacebookコラボスマートフォンを発売するという。これはサムスン電子とFacebookが提携し、Facebookが運営するSNSを使いやすくするスマートフォンである。
10月14日にはサムスン電子のイ・ジェヨン副会長に会うため、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)が韓国を訪問した。2人の協議はこれで3度目になる。ハードウエアの技術を持つサムスン電子と、モバイルSNSに力を入れているFacebookが提携することで、アップルやグーグルに負けない新しいモバイルサービスが生まれる可能性も高い。
また、Facebookの呼びかけでサムスン電子もInternet.orgのキャンペーンに参加している。これは全世界71億人が全てインターネットを使えるようにしようというキャンペーンで、みんながインターネットで一つになる世の中を作ることを目標としている。パソコンではなく高性能低価格のスマートフォンとモバイルインターネットを使うことで、新興国の人もインターネットにアクセスし、知識経済社会に参加できるという考えだ。サムスン電子は市場をリードするプレミアムスマートフォンだけでなく、新興国向けのスマートフォンにも力を入れていくようだ。
これだけではない。9月24日からはサムスン電子のスマートフォンユーザーだけが無料で利用できるラジオストリーミングサービス「ミルクミュージック」を始めた。ユーザーを囲い込むため、アップルが力をいれるiTunesに対抗している。
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