MWC2015はお手頃価格スマートフォンに注目、サムスンに続いてLGも普及型モデルを公開 [2015年2月27日]

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世界最大規模のモバイル関連展示会MWC(Mobile World Congress)は、毎年大手メーカーが最先端の端末と通信技術を初公開する場である。3月2日開幕する2015年のMWCでは、サムスン電子のGALAXY 6のようなハイエンド端末はもちろんLG電子や中国メーカーのお手頃価格スマートフォンも注目を浴びている。

 直前に控えて話題になっているのは、何と言ってもサムスン電子の「GALAXY S6」である。GALAXY S6は、同社が「プロジェクトゼロ」と呼んでいた野心作である。「全てをゼロに戻して、スマートフォンを生まれ変わらせる」という意味を込めて、ゼロと呼んでいたそうだ。GALAXY S6の特徴は、iPhoneのようなバッテリ一体型(バッテリーを取り外せない)、薄いメタルボディーなど。詳細はMWCで公開される。

 一方LG電子は2月23日、MWCでお手頃価格のスマートフォンを公開すると発表した。年明けから、サムスン電子がインドや新興国向けお手頃価格スマートフォンを発売して話題になっていたが、LG電子も同じ戦略を採ることにしたようだ。韓国では、2万円以下の端末を中低価格端末と区分し、「普及型モデル」と呼ぶ。LG電子がMWCで新たに公開するLTE対応普及型モデルは「LG Magna」、「LG Spirit」、「LG Leon」、「LG Joy」の4種である。




LG電子は新しい「普及型モデル」スマートフォン「LG Magna」、「LG Spirit」、「LG Leon」、「LG Joy」をMWC2015で公開すると発表した


LG電子が公開したスペックを見ると、「LG Magna」は5インチディスプレイに800万/500万画素カメラを搭載、バッテリーは2540mAhで韓国メーカーの普及型モデルとしては最大容量だ。「LG Spirit」は4.7インチディスプレイに800万/100万画素カメラ。「LG Leon」は4.5インチディスプレイに800万画素カメラ、「LG Joy」は4インチディスプレイに500万画素カメラを搭載した(カメラの画素数は今後変更される可能性あり)。

 普及型モデルでも、デザインは重要。LG電子は、普及型モデルにもハイエンド端末のデザインを適用して、安っぽく見えないようにした、と強調した。


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趙 章恩=(ITジャーナリスト)
日経パソコン
-Original column

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