犬にもスマートホーム?サムスン電子の「ICT犬小屋」が話題に [2015年3月13日]

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最近、韓国や欧米では、サムスン電子が制作したICT技術を駆使した犬小屋が話題になった。犬小屋の名前は「Samsung Dream Doghouse」で、価格は約370万円もする。

 壁には、犬のための番組や音楽が流れ飼い主とコミュニケーションもできる「Galaxy」のタブレットPCが取り付けられている。犬のヘルスケアのために、癒し効果のある温水浴槽や人工芝を敷き詰めたランニングマシーン、足でボタンを押すとおやつが出てくるスナックディスペンサーなど、犬が喜んでくれそうなものが揃った最先端の犬小屋である。

 サムスン電子英国法人が公開したSamsung Dream Doghouseの紹介動画は、こちらから閲覧できる(犬の声に注意)。


サムスン電子英国法人がドッグショーで展示した最先端犬小屋「Samsung Dream Doghouse」

 これは、英国バーミンガムで3月5~8日に開催された、世界最大規模のドッグショー「Crufts Dog Show」で展示されたもの。Crufts Dog Showは、1886年に狩猟犬を集めたドッグショーから始まり、1891年から英国王室も参加する大規模なイベントになった伝統あるショーで、長い歴史を持つ。犬関連用品の展示と販売はもちろん、優秀な犬の番付発表を行ったりする。

 Samsung Dream Doghouseは犬のためのスマートホームで、12人のデザイナーが6週間もかけて制作したという。販売用ではなく、あくまでも「飼い主は、犬のためにこういうこともしてあげられます」という犬の新しいライフスタイルを提案する展示だった。

 韓国メディアは、「Samsung Dream Doghouseは、既にある技術を組み合わせて実生活に生かすというトレンドを反映したもの」、「サムスン電子英国法人が調査したところ、犬の飼い主64%は自分の犬のために先端技術とデバイスが必要だと答えた」、「現代社会では犬も家族の一員なので、飼い主が愛犬と遠隔でつながっていられるようにするのは大事なこと」「これからは、犬もソーシャルメディアを通じて飼い主とコミュニケーションする時代になる」などと解説した。


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趙 章恩=(ITジャーナリスト)
日経パソコン
-Original column

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