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日本でもバラエティー番組によく登場する、米国生まれの大型会員制倉庫型店コストコが、11月10日、アジア初で世界でも5番目となるオンラインモールを韓国でオープンした。正式なサービス名は「コストコホールセールコリア オンラインモール」。配送は韓国内限定で、韓国の消費者を対象にしている。
韓国では、11月9日からポータルサイトの検索キーワードランキング上位に「コストコ」が登場。10日はずっと「コストコオンラインモール」が検索キーワードランキング1位を占めたほど、大きな話題になった。「やっと私もコストコで買い物ができる」と歓喜の声があふれた。
日本では、コストコに入場して買い物ができる「1日特別招待券」がついたムック本が80万部も売れたと聞いた。韓国にはこのようなムック本はないので、お金を払って会員登録をするか、それとも手数料を払ってインターネット購入代行(会員登録している人に買ってきてもらう代行サービス)を利用するか、どちらかの選択しかない。韓国のオークションサイトやショッピングサイトには、「コストコ購入代行業者」が数え切れないほど入店している。
日本のコストコは郊外にあるが、韓国の場合はソウル市内やプサン市内の住宅街にあるので、交通の便はいい。しかしコストコは店舗数が少なく、韓国全土に12店舗しかない。コストコがない地域に住む人も、購入代行業者を利用していた。韓国内では、購入代行業者を量産するほど人気なのだから、コストコが直接オンラインモールを運営してほしいというリクエストが多かったという。
写真 コストコのオンラインモール
趙 章恩=(ITジャーナリスト)
日経パソコン
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