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4月19日、韓国の大手新聞である中央日報で面白い記事を見つけた。ソウル市郊外のある高校で、生徒達が集まってサムスン電子のGearVRのようなヘッドマウントディスプレイでAV動画を観ていたのを教師が見つけ、騒ぎになったというのだ。
さっそく保護者からは、教育目的以外に学校でヘッドマウントディスプレイの使用を禁じるべきとの声も出ているようだ。市民団体も「教育部(部は省)は学校におけるVR機器類の健全な活用ガイドラインを設けるべき」と主張している。
この記事の内容はこうだ。韓国のオークションサイトや中古デバイス販売サイトには、ヘッドマウントディスプレイにVR動画を数十ギガバイト分セットにして販売するという書き込みが増えている。そのVR動画の中身はAVで、青少年たちが「パソコンやスマートフォンと違って、家族に見つかることなく楽しめる」として購入している。
もちろん、こういう形でAV動画をコピーして販売すること、特に青少年に販売するのは犯罪だ。著作権の有無に関係なく、情報通信網利用促進及び情報保護等に関する法律により、情報通信網を通じて淫乱な符号、文言、音響、画像、映像を配布・販売・レンタルしたり公然に展示した場合、1年以下の懲役または1000万ウォン以下(約100万円)の罰金になる。
利益を得る目的で青少年に有害媒体物を流布または販売、観覧、利用できるように提供した人は、3年以下の懲役または2000万ウォン(約200万円)以下の罰金になる。韓国の警察は常にモニタリングをして、VRで制作されたわいせつ物の流布を取り締まっている。だが、業者は隠語を使うなど巧妙に取引しているため、とても難しいようだ。