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6月上旬、韓国の最大手キャリアSKテレコムは、「ゴールドナンバープロモーション」を実施した。自分の欲しい番号を選んで応募すると、抽選で携帯電話番号を変えられる権利を与えるもので、他のキャリアからの乗り換え需要を見込んだイベントだ。
SKテレコムのゴールドナンバーイベント告知画面(出所:SKテレコム)
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携帯電話の後ろ4桁が7777、0000、1111、1004(韓国語で天使の意味の発音になる)など、覚えやすい電話番号を、韓国ではゴールドナンバーという。局番と後ろ4桁が同じ番号も、双子ナンバーといって人気が高い。例えば、1111-1111といった具合である。
ゴールドナンバーイベントは大盛況で、約7万5000人が応募した。SKテレコムによると、顧客の記憶に残りやすい番号を求める営業職の人が多かったという。その次に多かったのが、家族や恋人同士で連番の電話番号を使うために応募した人達だった。
一番人気は幸運の数字と思われている7の連番で、「7777」は701倍の競争率。その次に人気だったのが「0000」で409倍、「9999」が389倍、「1004」が267倍、「8888」が197倍の順だった。ゴールドナンバーに当選した人は、SKテレコムの代理店を訪問して番号を変更する。好きな電話番号を利用するために、SKテレコムに機種変更したユーザーもいた。SKテレコムは年2回、ゴールドナンバーイベントを行うとしている。
ゴールドナンバーの組み合わせ
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携帯番号の個人売買が問題に
趙 章恩=(ITジャーナリスト)
日経パソコン
2016.7.6
-Original column
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/549762/063000096/