世界の流れに逆行?タブレットの売れ行きが好調な韓国ならではの事情

.

世界のスマートフォンやIoTデバイスの最新動向を一目で見られる世界最大の移動通信展示会「Mobile World Congress」(MWC)の初日前日にあたる2017年2月26日、サムスン電子は現地(スペインのバルセロナ)でプレスカンファレンスを開催し、スマートフォン新機種ではなくタブレットである「Galaxy Tab」と「Galaxy Book」を公開した。

 Galaxy TabはAndroidタブレットで、9.7型のHDR(High Dynamic Range)映像を再生できるスーパーAMOLEDディスプレイや、スマートデバイス同士でコンテンツを共有しやすくするアプリSamsung Flow、ペン先が0.7mmと細くて描きやすいSペンが特徴である。

 またサムスンのタブレットとしては初めて、オーディオ専門ブランドAKGの技術を搭載したステレオスピーカーを4つ搭載している。Galaxy Book は、OSにWindowsを搭載。10.6型と12型があり、キーボード脱着式で、ノートパソコンのようにも使える。

 サムスン電子は、「画面が大きいだけでなく、マルチメディア、エンターテインメント、効率的な業務、デザインなど、どのような作業にも適している便利なタブレットであり、タブレットの進化を確認できる製品だ」と宣伝した。


サムスン電子のタブレットPC「Galaxy tab S3」
(出所:サムスン電子)
[画像のクリックで拡大表示]

次ページ以降はITpro会員(無料)の方のみお読みいただけます。


趙 章恩=(ITジャーナリスト)

 

日経パソコン

2017.3.

 

-Original column

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/549762/030600134/?itp_leaf_index

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *