.
世界インスタントラーメン協会によると、2017年に世界で最もインスタントラーメンが売れた国は中国で、2位インドネシア、3位が日本だった。だが、1人当たりの消費量では年間73・7個食べていた韓国が世界1位だった。
ワールドウォッチ
世論調査会社の韓国ギャロップが韓国人1001人を対象に行った調査でも、74%が「直近1カ月間に1回以上インスタントラーメンを食べた」と答えている。韓国では、自宅で調理する袋入りインスタントラーメンが人気で、毎月のように新商品が登場して熾烈(しれつ)な競争を繰り広げている。
韓国ギャロップの調査によると、不動の人気ナンバーワンは「辛ラーメン」。辛ラーメンは輸出も好調で、米国での売り上げは15年の6000万ドル(約68億円)から17年の7600万ドルに伸びている。これに対して近年人気が高まっているのが、2位の「ジンラーメン」だ。老舗食品メーカー「オットゥギ」が製造販売している。同社は社員を大事にする、利益を社会に還元する会社として知られ、若者の間で「ガットゥギ」(神様…
残り268文字(全文719文字)
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める
趙 章恩=(ITジャーナリスト)
週刊エコノミスト
2018. 11.
-Original column
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20181120/se1/00m/020/020000c