韓国 大寒波で「アヒル」が人気者に=趙章恩

.

 韓国首都圏は1月6日から約1週間、氷点下19度近い大寒波に見舞われた。35年ぶりの寒さに加え大雪注意報まで発令され、道路は混雑、配達アプリがサービスを一時中断するほどだった。酷寒とは裏腹に、SNSでは雪を楽しむ人々の写真があふれた。ポータルサイトの検索キーワードやSNSのハッシュタグ(同じキーワードの投稿を探したり共有したりできる機能)として最も使われた言葉は「ヌンオリ(雪アヒル)」だった。

 ヌンオリは、プラスチック製のおもちゃ。積もった雪をぎゅっと挟むと、小さくてかわいいアヒルが作れる雪玉製造機だ。500円程度で数年前から販売されている。K-POPアイドル「BTS」のメンバーの一人が公式ツイッターに雪アヒルの写真を投稿したことで一躍話題になった。ネット通販のGマーケットではヌンオリの販売数が前年比1890%増に上っている。


残り137文字(全文505文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2021. 1.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210202/se1/00m/020/065000c


Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *