SamsungがAIを新分野に続々適用、分子の特性予測、素材開発、エネルギー効率など

.

本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です


 2021年11月、Samsung Electronics社 副会長のJae-yong Lee氏は5年ぶりに北米に出張し、カナダトロントにあるコンピュータビジョンやマルチモーダルAIを主に研究するSamsung AI CenterやSamsung Electronics社の方向性を決める研究開発組織Samsung Research America社などを訪問した。AIの研究状況を確認し、研究員らに「格差を広げるだけでは巨大な転換期を乗り越えられない」、「誰も行ったことのない未来を開拓、ニューサムスンを作ろう」と強調した。

 トロントのSamsung AI CenterはSamsung Electronics社の7番目のAI研究センターとして2018年に、Samsung Research America社は2014年にそれぞれ設立した。Samsung Electronics社は2023年まで韓国内180兆ウォン、海外60兆ウォン、合わせて240兆ウォンを半導体、バイオ、次世代通信(5G・6G)、未来新技術(AI・ロボティクスなど)に投資する計画を発表済みである。今回の出張は米国内の新規半導体工場建設に関する調整のためではあるが、Lee副会長の日程からかAI・ロボティクス・6G分野のM&Aや新規事業を検討しているという報道もあった。


趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

《日経Robo

2021. 12.

 

-Original column

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/rob/18/00006/00091/

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *