韓国で「国家AI委員会」が9月に発足、LG電子はスマートファクトリー事業を強化

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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

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韓国政府は2024年9月26日、大統領が委員長となる「国家AI委員会」を発足した(図1)。Yoon Suk Yeol(ユン・ソンニョル)大統領は第1回目の会議において、「AI G3(世界トップ3)へ跳躍するために、官民が1つのチームとなって総力戦を繰り広げる」「(国家AI委員会は)我が国の未来の命運がかかったAIトランスフォーメーションを導き、韓国をAI G3強国に跳躍させる牽引車になる」と宣言した。

図1 「国家AI委員会」の第1回会議の様子

図1 「国家AI委員会」の第1回会議の様子

韓国政府は2024年9月、大統領が委員長を務める「国家AI委員会」を発足した。産官学の約40人が委員として参加し、製造業をはじめとした全産業の競争力を高めるためのAI政策を審議し、調整する。(写真:韓国大統領室)

 大統領自らが「総力戦」「国の命運」と発言したことからも、デジタル覇権への競争で生き残るためにはAIのリーダーシップを握ることが重要であり、経済と安全保障の死活問題だと韓国政府が認識していると分かる。生成AIの技術が急速に発展し、AIが全産業で幅広く使われて経済への波及力も大きくなっている。韓国政府は、国の競争力を変えるAIと半導体への支援を強化している。

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趙 章恩=(ITジャーナリスト)  

《日経Robo》 2024. 10.  

-Original column 

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