利用料無料の1セグ キャリアは収益性に難色(2005年11月7日 掲載)

告規制緩和で益確保の動きも


 


 


 


 【ソウル】無料であるため爆的な利用者が見まれている1セグ(韓では地上波DMB)にし、韓では携電話事業者3社が益性がないという理由で受信を拒否する動きを見せている。携電話から無料で地上波テレビ放送が見られることが魅力の1セグなだけに、携電話事業者側の「益性問題」は12月から商用化を目指している1セグの普及に赤信となっている。


 SKテレコム、KTF、LGテレコムの携電話事業者3社は1セグが始まっても分は月利用料1万3000ウォン(約1300円)の25%を手料として徴収する衛星DMB(モバイル衛星放送)サビスだけ提供すると表した。KTFの係者は「損をしてまで1セグを提供するつもりはない」。LGテレコムの係者も「無料でテレビが見られるとなれば携から有料コンテンツを利用するユが減り携電話事業者の益は減っていく。放送と通信、方が儲かる益モデルを探さなくては」と懸念を示す。


 


 子社のTUメディアから衛星DMBを提供しているSKテレコムはKTFとLGテレコムの1セグ携電話販の動きを見てから判するという立場だが、現では1セグには加しない方針だ。1セグが商用化されても、分は携電話でなく、車載用端末や用端末でしか見られない可能性が高い。


 


 一方、携電話機メ側は「せっかく1セグ対応電話を開したのに、このままではベンダまで益性が落ちてしまう」、「キャリアと放送側が早く交を進めるべき」と焦りを見せている。


 


 このような動きのなか、韓国広学会は特別セミナを開催し、過に規制されているDMBの告制度を改善すれば自然と益モデルも出てくるのではないかと主張している。移動しながらテレビが見えるなど、DMBの特を考慮せず、地上波放送の告制度をそのまま導入するのは問題であると見ている。現在禁止されている中間告(15分ごとの告ではなく番組が始まる前と後だけ告が流れる)をDMBでは許可し、告の時間だけ規制してその方法や回は規定しない。また、1セグのチャンネルレンタルについても業はチャンネル使用側が勝手にできるようにする方向で、法的根を作るべきと話している。


 


 韓インタネット振興院が6月に施した「2005年無線インタネット利用態調査」では、携電話保有者の24.1%、DMBサビス認知者の40.9%が「今後、衛星でも地上波でもDMBサビスを利用してみたい」と回答。1セグ加入率は予想をはるかに超える可能性もあるといわれていたが、携電話さえあれば交通再生など何でもできる韓で携以外の端末を利用することになれば、1セグの普及は期待できそうもない。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 


 BCN This Week 2005年11月7日 vol.1112 載] Link


 

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