韓国の通信事情 違法携帯電話の被害深刻(2005年9月12日 掲載)

今年上半期だけで55件2961台摘


 


 


 


 【ソウル】韓では年前から拾った携電話に自分の携電話の認証番を認識させ、勝手に新しい携のように使う「ブリッジフォン」や、他人の携電話の情報をんで同じ電話をもう1台作る「子フォン」などが市場に出回り問題になっている。携電話の認証番などは一般のユには分からない情報なので、修理センタの元社員や代理店社員、携電話をよく拾うタクシ手などのグルプによる犯行が多い。PtoPサイトで携電話不法複製プログラムが誰でもダウンロドできるように出回っているのも問題だ。


 


 情報通信部の表によると、中央電波管理所が今年上半期に摘した携電話不法複製件55件2961台で、昨年の年間摘43件858台の3倍以上。2002年に中央電波管理所が司法警察えられて、取り締まりを始めてから最大規模の摘となっている。今年3月から始まった「認証キ制度」により、自分の携電話が複製されたとのけ出が急したのも摘加要因となっている。


 


 これは通信キャリアと情報通信部の不法複製防止策の一環で、すべての携電話の新規購入および機種更では不法複製防止機能(認証キ)が搭載された携電話を使うことになった。端末の認証キとキャリアの基地局にある暗アルゴリズムが交信し、認証を得てから通話が始まるため、1秒ほど間をおいてから通話が始まるが、複製された携電話では通話できないようにシャットアウトしてくれる。この時ユが何か操作する必要は全くない。


 


 古い端末でも、基地局の部システムにある通話用防止システム(FMS)が不法複製を監視しているので、不法複製を防止できる。だが、新機種の場合は「認証端末」のため複製しても使えないが、古い端末の場合は複製された可能性があるという判しかできない。キャリアは日番ごとのを集め、その日の夕方にFMSを稼動させ不法複製を判し、これを1か月位で加入者に知らせている。判基準は、すべてのする位置登が同時に複の場所に散らばっていたり、近い位置から2つのESN(端末固有認識番)が表示される場合などだ。


 


 このような場合、キャリアは中央電波管理所に連絡し、中央電波管理所は警察や察に査を依し追跡する。キャリア側は、認証キが適用された携電話は全体の20%に過ぎないので、07年までに95%以上の加入者がサビスを受けられるようシステムをえる方針だ。


 


 ほとんどのタクシ手は、客が忘れた携電話を持ち主に返さず、業者に渡し1台3万-10万ウォン(3000-1万円)をもらっている。最新機種の忘れ物を3万ウォンの手料で自分の携電話にしたというある運手は、「50万ウォンは稼げる。最新機種を拾った日は携電話の情報を入れ替えて友達にプレゼントしたりもする」と自慢げに話しているほどだった。代理店が買ってくれるという理由で携電話を門的にむグルプもえている。


 


 自分の携電話の情報がまれ高額の請求書がいたり、紛失した携電話がってきたという話が美談として新聞に紹介されるほど、一般ユの被害もがるばかり。不法複製やブリッジフォンを利用すると、電波法により3年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金としい罰を受けるが、情報通信部とキャリアが取り締まりをどんなに化しても「ブリッジフォン」は一向になくならない。中央電波管理所の取り締まり担者の人員不足から全をカバしきれないためだ。


 


 オクションサイトには十件の「ブリッジフォンります」が登場し、1度に10台以上のブリッジフォンを販している人もいる。ソウルの電街「山」の携電話通りには「ブリッジフォン・双子フォン禁」の張り紙が張ってあるが、ほとんどの代理店は、「ブリッジフォンありますか」と聞くとどこかに電話して機種を調べてくれる。取り締まりはいたちごっこに過ぎないわけだ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2005年9月12日 vol.1104 載] Link


 

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