アメリカと日本で流行ったミネラルファンデーションも韓国で流行りましたが、やっぱり主流はまだまだBBクリーム。今やBBクリームも進化に進化を重ね、勢力争いも第3ラウンドといったところです。
BBクリームが韓国で流行り始めたのは2006年。「センオル」ブームの影響でした。「センオル」は、直訳すれば「生顔」。ノーメイクでもきれいな女優と、メイクを落とすと別人になる女優のことがインターネットで話題になったのです。
実はセンオルを自慢していた女優も、「何も塗ってないんですよ~」なんて言いながら、こっそりあるクリームを塗ってごまかしていたんです。それがBBクリームです。
BBクリームは、美容皮膚科でピーリングのあとに、最後の仕上げとして塗ってくれたものでした。赤く敏感になった肌の「再生を促進」させ、「保護」する効果があるのが特徴だといわれています。ファンデーションのように肌の色ムラやシミをカバーしてくれるのに、塗ったまま寝ても美容液のように肌のトラブルを抑えてくれると口コミで話題になり、人気が広がりました。
BBクリームはの「BB」は「BLEMISH BALM」。生まれたのはドイツだそうですが、韓国ブランドのHANSKINから一般向けに発売されたのをきっかけに、瞬く間にETUDE HOUSE、THE FACE SHOP、MISSHA、SKIN FOODなど、いろんなブランドからBBクリームが出揃いました。
そして、BBクリームは進化に進化を重ねています。
BBクリームなんてみんな似たようなものと思っていたら大間違い! 美白効果が高いものもあれば、水分補給が強化されているもの、毛穴引き締め効果のあるものなど、いろいろな機能がてんこ盛り状態! 種類があまりにも増えすぎてしまって、何を買ったらいいのやら迷っちゃう~~という人、続出です。
成分もアロエにきゅうりに韓方にキャビアにプラチナに真珠~! 値段もHANSKINのはちょっと高めだけど、ETUDE HOUSEのは安いし、どれを選ぶべき?? なんて困っちゃいますよね。
IKKOさんおすすめブランドとして知られるようになり、明洞のショップに行けば大混雑のETUDE HOUSEには、夏向けのムースタイプBBクリームもあるのでぜひ試してみてくださいね。
そのETUDE HOUSEから、この春、BBクリーム専用コンパクトが新発売されました。「せっかく肌にやさしいBBクリームを塗ったのに、その上に普通のパウダーじゃ、メイクが厚ぼったくなってもったいない!」という韓国女性のリクエストに応えて登場したのが、真珠BBコンパクトだそうです。オイルフリー、ワックスフリー、ラベンダーウォーターに真珠パウダーが入っているので、つけ心地抜群でお肌もつるつる! 口コミサイトでも大評判で、すごいことになっていました。
肌に密着する真珠パウダーなので、肌をより明るく見せる効果もあるとか。本来BBクリームは、肌の赤みを抑える目的で作られているので、BBクリームだけだとちょっと顔が暗く見えるという方や、オイリー肌なのでBBクリームだけだとテカってしまう、オフィスの中は乾燥しているのでパウダーをつけるのは怖い、という方はぜひ使ってみる価値ありです。
韓国のBBクリームは、これが最終形ではありません。まだまだ進化しています。続きはパート2で!