[エンタメコラム] すべての始まりはここから 「冬のソナタ」その2

「冬のソナタ」の登場人物をご紹介します!



前回に続き、「冬のソナタ」の魅力をお伝えしていきます。今回は「冬のソナタ」の登場人物をご紹介しましょう!


 


ドラマタイトル:「冬のソナタ」


原題:겨울연가 ギョウル ヨンガ(冬の恋歌)


放映年度:2002年1月14日~2002年3月19日 全20話 KBS


 



カン・チュンサン(ぺ・ヨンジュン)



ピアニストの母を持つ、色白で無口で気難しそうな、春川第一高校にやってきた転校生。自らの出生の謎を解明すべく、死んだと聞かされ続けていた父の存在を確かめるため春川へやってきました。天真爛漫なユジンと出会い、彼女と初めて手をつなぎ、初めてキスをし、初めて一緒にピアノを弾き、少しずつ心を開いていきます。ところが、サンヒョクの父が自分の父なのか、それともユジンの父が自分の父なのか、謎が解けないまま、チュンサンはユジンに会いに行く途中で交通事故に会います。


 


□コメント


当時29歳にして高校生役を演じるということで、ヨン様本人も心配されたようですが、思ったよりも制服姿が似合っていましたね。ドラマの中の制服は、韓国では1983年に廃止されたもの。主人公たちの年齢からするとあり得ない設定でしたが、逆に黒い制服がチュンサンの冷たさを引き立ててくれました。学校の塀を飛び越えるユジンの靴を履かせてあげるシーンや、ナミソムで自転車のうしろにユジンを乗せて走るシーンは、カップルなら誰でも真似したくなる名場面となりました(撮影現場では、ヨン様が自転車から転げ落ち、チェ・ジウさんを思いっきり地面に叩き落してしまいNGを出したりと、あまりロマンチックではなかったようです。驚いたヨン様が慌ててチェ・ジウさんに駆け寄る場面はかわいかったですよ~)。


 



イ・ミニョン(ぺ・ヨンジュン)



チュンサンにそっくりだけど、アメリカ育ちで名前も性格も違います。ユジンがリノベーションを担当したスキー場の責任者として、ユジンと出会います。愛する女性のすべてを包み込む懐の広いダンディーな雰囲気の男性。チェリンの恋人でありながら、ユジンのことが気になり、しだいに惹かれていきます。記憶が戻りチュンサンだった頃の自分やユジンとのことも思い出しますが、交通事故の後遺症で「記憶」と「視力」のどちらかを選ばなくてはならなくなります。手術のためニューヨークへ旅立つチュンサンは、ユジンとの思い出を大事にするため記憶を選びます。


 


□コメント


「パラムモリ(風髪)」と呼ばれた、風になびくようなウェーブがかかったヘアスタイルにメガネ、二重に巻いたマフラー、ロングコートというスタイルが大流行しましたね。雪降る空を見上げながら、真っ白な歯を見せて笑うヨン様スマイルにひと目惚れしてしまいました。美しい、という表現がぴったりの甘いマスクに180cmの長身、がっちりした肩、温かそうな大きな手は、現実離れした理想の王子様でありながらも、話しかけると笑顔で見つめ返してくれそうな親しみやすさを同時に持っている男性でした。ヨン様の魅力が爆発したキャラクターでしたね。


 



チョン・ユジン(チェ・ジウ)



子供の頃に父を亡くし、厳しい生活を余儀なくされながらも明るく前向きな女の子です。幼なじみのサンヒョクから慕われますが、転校生のチュンサンと喧嘩したり、いたずらをしたりしながら恋に落ちてしまいます。しかしある日突然、チュンサンはいなくなってしまいます。それから10年後、ユジンはソウルにあるポラリスというインテリア会社を共同経営しています。サンヒョクとも婚約し、安定した日々を過ごしていたところ、チュンサンにそっくりのミニョンに出会ったことで、心の奥深くしまっていたハートをぎゅっと締め付けられるような初恋を思い出します。ミニョンがチュンサンではないかと何度も戸惑いながら、そして婚約者であるサンヒョクを気にしながらも、揺れる心をどうにも押さえられません。


 


□コメント


174cmという長身の8頭身美女チェ・ジウさん。日本では「ジウ姫」というニックネームで親しまれていますよね。1994年、MBCの専属タレントとして採用されデビューしました。ミルク色の肌と赤ちゃんのような純粋な笑顔に、ついつられて笑ってしまいます。その場を明るくぱっと華やかにしてくれる女優の中の女優! ジウ姫を見ただけで清々しい気持ちになります。ジウ姫が「涙の女王」と呼ばれるきっかけとなったのが、「冬のソナタ」です。うるうるの瞳からぽろっと真珠のような涙を流すシーンでは、視聴者を虜にしました。


 



キム・サンヒョク(パク・ヨンハ)



高校時代はチュンサンにユジンを奪われたことで心が重かったサンヒョクですが、のちにユジンと婚約し、ラジオ局のプロデューサーとして充実した日々を送ります。ところが、ユジンがチュンサンにそっくりなミニョンと一緒に仕事をすることを知ってから、心の平穏は終わってしまいます。あんなに優しく両親とも仲のよかったサンヒョクだったのに、チュンサンの秘密を知ってから両親と対立し、人が変わったようになっていきます。


 


□コメント


1994年にデビューしたヨンハさんは、「冬のソナタ」で初めて主演クラスに躍り出ました。高校生といっても違和感がないほど制服が似合っていて、あどけない笑顔がサンヒョクというキャラクターにぴったりシンクロしていましたよね。「冬のソナタ」で一気に有名になり、それから5年ほど韓国よりも日本での活躍が目立ちましたが、2008年の「オンエアー」でドラマに復帰。「オンエアー」は社会現象にまでなったほど大ヒットを記録します。今度はテレビドラマのプロデューサー役で、「冬のソナタ」とはまったく違う、男らしい大人の男性になっていました。韓流スターより「パク・ヨンハ」と呼ばれたいという俳優ヨンハさんの次の作品が楽しみです。


 



オ・チェリン(パク・ソルミ)



チェリンはファッションデザイナーで、ブティックを運営しています。欲しいものは何でも手に入れられたのに、チュンサンだけは思うようにいかなかったことから、ユジンにずっと嫉妬していました。留学先でチュンサンにそっくりなミニョンに出会い恋に落ちたチェリンは、ユジンにミニョンを見せびらかしたくてうずうずしています。ユジンとサンヒョクの婚約式にミニョンと一緒に現われ、驚かせます。ミニョンには、「ユジンはいつも初恋の人に似ているといって男に近づくから気をつけて」と嘘をつきます。チュンサンとユジンのあいだを邪魔する悪役ではありますが、「なぜ私じゃだめなの? 私を好きになってくれないの?」というチェリンが、ユジンと同じく初恋を忘れられず苦しみ続けていたのだと考えると、憎めません。


 


□コメント


1998年、MBCの専属タレントとしてデビューしたパク・ソルミさんは、赤い唇とシャープなあごがチャームポイントです。名前を本名のパク・へジョンから芸名パク・ソルミに変えて運が回ってきたという彼女は、「冬のソナタ」で強烈な印象を残し、「オールイン」にも出演しました。個性がハッキリした役のほうが好きというソルミさんは、大学生になってから20Kgも減量したほど、やると決めたことはやり通す強さを持っています。自分の演技に満足できずに芸能界引退を考えたほど悩んだ時期もありまたが、今は元気に復帰し、映画にドラマにと多方面で活躍しています。


 


次回は「冬のソナタ」の人気の秘密に迫ります。ご期待ください!



ニッコリア
Cho!エンタメコラム
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