韓国CM REPORT – ロッテ – チョ・インソン


チョ・インソン  プロフィール


1981年7月28日生まれ。


187cm 72Kg。ソウルの東の外れにある下町出身で、中学生の頃からそのカッコよさから地元では有名人だったとか。1998年カジュアルファッションブランドのモデルにスカウトされ芸能界入りした彼はドラマ『バリでの出来事』、『星を射る』で日本でも有名な韓流スターになった。


美少年キャラに止まることなく悪役やコメディーなど幅広いジャンルの映画に挑戦している。趣味は帽子集め、特技はバスケとテコンドー(公認4段)。権威ある百賞芸術大賞をはじめ、数々の映画賞で毎年、最優秀男優賞、人気賞を受賞している実力派。2008年はなんと同性愛をテーマにした時代劇映画に出演する予定。





韓国フジフイルム



出演




チョ・インソン 

放映日




2006年3月

「2%足りない時」のチョ・インソンがデジカメのCMに登場しました。メーカーは、韓国ではロッテ系列の韓国フジフイルムです。


ノヌンチッゴシプルテチグルスインヌンガ(君は撮りたい時に撮れるのか?)、フンドゥルリョド、オドゥウォド(ぶれても暗くても)、ボダソンミョンハン ファインピックス(より鮮明なのは、ファインピックス)……。


そんなことを言いながら、女の子を撮ってばかりいますね。ビーチに到着したら、素早くカメラを出して撮る! 走るクルマの中でもシャッターチャンスを逃さないのは、このカメラだけよ~といった感じです。


このCMが放映された当時は、デジカメCMの競争がすごかった時期で、ライバル会社のCMにはチョン・ジヒョンが登場し、一気に売上が伸びた、なんてことがありました。チョン・ジヒョンの人気に対抗できるのはチョ・インソンしかいない、ということでユニークなシチュエーションの中、ドラマ「バリでの出来事」で年上のお姉さま達に人気を博したチョ・インソンが登場。彼の可愛くてお茶目な美少年の魅力を、十分引き立てるCMに仕上がりました。CM出演料も破格な待遇だったので、それも話題になりましたね。このCMはマレーシアのリゾート地で撮影され、「このきれいなビーチに行ってみたい!」などと、ロケ地に関する問い合わせも殺到しました。


ちなみに、韓国語で「写真を撮る」は「サジンヌル チクダ」、「撮ってください」は、「チゴジュセヨ」になります。「写真を撮ってもいいですか?」は「サジン チゴドデヨ?」と言います。


– BY  趙章恩


ニッコリア


韓国CM動画「ニッコリアCM」

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200603&dr=other

「ネットチラシ」に押される韓国ブログジャーナリズムの現状





建設会社が実施している「スーパーブロガーフェスティバル」の告知画面。本社移転地であり新規マンション分譲地である仁川ソンド新都市について、自分のブログに書き込んで宣伝すると、訪問者数などに応じてノートパソコンやデジカメなどが当たる




米連邦取引委員会(FTC)は10月5日、広告における商品の推奨方法などのガイドライン「Guides Concerning the Use of Endorsements and Testimonials in Advertising」の改訂版を12月から導入すると発表した。今回は韓国でも問題になっている口コミマーケティングの過熱する現状を取り上げたい。)

 米国の新ガイドラインは、ブログやウェブサイトに製品・サービスのレビューやコメントを書き込む際に、企業から商品や報酬を受け取っていれば、こうした広告主との関係を明記することを義務付けるというものだ。実際の製品の性能とレビュー内容が違ったり、有名芸能人がテレビのトークショーやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで商品やサービスを宣伝したりする行為も規制の対象になる。


 狙いは、いわゆるネット上の「口コミ」と企業の広告・宣伝活動の線引きを明確化することにある。このガイドラインが改訂されるのは1980年以来初めてで、オンラインマーケティングの透明性と信頼性を確保し、消費者の被害を最小限にするための措置としている。



■政府系機関もブロガー活用






中小企業振興公団のブロガー募集の画面。中小企業の商品を贈呈しブログにレビューを書かせる




 米国と同様、韓国でも有料の広告よりSNSやブログを使った「つながり」を重視するマーケティングが効果を上げる時代になり、企業のブログマーケティングが激化している。しかし、現状ではいくつかのレビューサイトが企業の協賛による商品の口コミであることを明記している程度で、口コミ広告に関するガイドラインや規定はなく、ブログやSNS運営会社の共通したルールもない。


そのため、商品のサンプルを提供して口コミを書かせるというレベルにとどまらず、企業と有名ブロガーが組んで自社製品をお勧め商品として「共同購入」させるといった手法も広がっている。料理ブログで訪問者数を集めた主婦が企業からコンサルティング料をもらって自分のブログに調理家電や食材のレビューを書き込むケースもある。

 口コミに貢献しそうなブロガーを選んで海外旅行に招待したり金銭を提供したりする企業も多い。特に中小企業にとっては、ブログマーケティングは重要な販路となっている。政府機関である中小企業振興公団までが中小企業の製品を宣伝するため、ブロガーを集め始めたほどだ。


 しかし、これらのブログには「報酬をもらった」とは書いていない。あくまでも「自分で買って使ってみるととてもよかった」という内容になっている。韓国でも専業ブロガーが増えて、1日訪問者数が3万~4万人を超えるブログも多い。ブログを上手く利用して訪問者数を集めれば会社員よりもいい収入を得られるから、ブロガー自身も報酬を得ていることを積極的に公表しなくなる。





■ブログジャーナリズムの歩み


 韓国のブログは、新しい代案ジャーナリズム、市民の情報源として脚光を浴びてきた。韓国インターネット振興院の調査(09年7月)によると、ネットユーザーの59.7%は他の人のブログを定期的に見ており、44.6%が自分のブログを持って投稿していると答えた。20代の74.8%、6~19歳の56.4%は自分のブログを持っているという。


 韓国で人気のブログはポータルサイト「NAVER」のブログサービスである。NAVERは検索シェアが66.5%(2009年9月)と検索サイトとして圧倒的優位を占めるだけにブログも検索でヒットしやすく訪問者数も増えるからである。


 ネットユーザーが毎日目を通すポータルサイトのニュースには、伝統メディアの記事とブロガーの転載記事が混在している。世帯の新聞購読率が3割しかない韓国では、地下鉄の無料新聞とNAVERや「DAUM」といったポータルが主なニュース源となっている。






ポータルサイト「DAUM」のメーン画面ではニュースの下に編集者が選んだブログの見出しが掲載される



NAVERやDAUMでは、編集者が選んだその日の面白いブログが上位に掲載される。ポータル側に選ばれた記事は「今日のニュース」としてメーン画面で紹介され、プロ記者の記事と変わらない扱いをされる。

 特にDAUMはブロガーニュースを既存メディアのニュースと同等に扱い、ブロガーの地位を高めるのに貢献した。一時期のインターネット新聞のように、ブログは身近で信頼できる媒体として認識されるようになった。また、NAVERはパワーブロガーを選定して、特別なコーナーを作っている。


 プロ記者が書けなかったニュースの裏を伝えるブログジャーナリズムは、こうしたポータルの手助けを得てインターネット新聞の市民記者制度よりも活発に動き始めた。最近はITや自動車、政治、映画など特定のジャンルに関して数人が同じブログに記事を書くチームブログも増えている。伝統的なメディアを補完するメディアとして、レベルの高い記事も見られるようになった。





■このままでは「ネットチラシ」に


 誰に指図されることなく自由に書けるのがブログジャーナリズムの武器だが、企業マーケティングに利用されればそうはいかなくなる。商品や金銭をもらう代わりに、企業の要求を汲み取って書く。短所を指摘して、書き直しを要求されたブロガーもいる。これが正当なレビューやブログマーケティングといえるだろうか。


 もちろん消費者は賢い。それが広告なのか、本当の口コミなのかはすぐ区別できる。しかし、SNSやブログがこれだけの支持を集めたのは「双方向」や「共感」「親密なつながり」を持っているからだ。口コミが口コミを生み、企業と消費者のコミュニケーションも行ったり来たりする双方向だからこそ信頼されてきたが、その信頼が壊れようとしている。


 これはブログに限ったことではない。テレビドラマなどでも最近はPPL(プロダクト・プレイスメント)と呼ばれる間接広告が溢れている。ドラマのなかでスポンサー企業の商品がさりげなく使われるといったパターンだが、あらゆるところに広告が入り込んでいる状況である。


 ブロガーのなかには、より良質な記事を書くには取材費用が必要で、企業の協賛に頼らざるを得ないと主張する人もいる。しかし、企業の悪いところは悪いと批判し、製品の改良などにも貢献してきた初期のブロガーはいなくなり、企業の要求に沿って、何でもべた褒めするブロガーばかりが増えている。これは結局企業のためにもならないだろう。


 私はレビューや口コミもブログジャーナリズムに含まれると考えている。しかしこのままでは「ネットチラシ」ばかりが増えてやがて使い物にならなくなるだろう。


 ニュースと読者ではなく、広告と消費者しか残っていないと批判されるなか、ブログをネットチラシにしてしまうのか、それとも代案ジャーナリズムとして成長させるのかは結局ブロガー次第だ。しかし、ポータルサイトがごっそり利益を上げる広告システムではなく、ブロガーに利益が落ちる仕組みが導入されない限り、この問題は変わらないかもしれない。


– 趙 章恩  

NIKKEI NET  
インターネット:連載・コラム  
[2009年10月15日]
Original Source (NIKKEI NET)
http://it.nikkei.co.jp/internet/column/korea.aspx?n=MMIT13000015102009

韓国CM REPORT – ロッテ – チョ・インソン 



チョ・インソン  プロフィール


1981年7月28日生まれ。


187cm 72Kg。ソウルの東の外れにある下町出身で、中学生の頃からそのカッコよさから地元では有名人だったとか。1998年カジュアルファッションブランドのモデルにスカウトされ芸能界入りした彼はドラマ『バリーでの出来事』、『星を射る』で日本でも有名な韓流スターになった。


美少年キャラに止まることなく悪役やコメディーなど幅広いジャンルの映画に挑戦している。趣味は帽子集め、特技はバスケとテクォンドー(公認4段)。権威ある百賞芸術大賞をはじめ、数々の映画賞で毎年、最優秀男優賞、人気賞を受賞している実力派。2008年はなんと同性愛をテーマにした時代劇映画に出演する予定。





韓国フジフイルム



出演




チョ・インソン 

放映日




2004年6月

美術室で夢中で絵を描いている彼女の隣に、こっそりカメラを置いて逃げるチョ・インソン。なんとその中には愛の告白が!


「僕は青の自由が好き 緑の爽快も好き でも一番好きなのは」と書かれた紙を持って登場するチョ・インソン


微笑む彼女のうしろでこっそり、「でも一番好きなのは、この世のすべての色を持つ君だよ」と告白し、彼女は幸せいっぱいの笑顔を見せます。うらやましいですね。誰だってこんな愛の告白をされたら、もうメロメロになってしまいます。みんなCMを見るたびに、空想の世界を広げ、「あの甘いマスクでこのセリフを言われた日には、私もう腰が抜けて立てなくなるわ~」なんて胸をときめかせたものです。チョ・インソンのロマンチックな魅力がいっぱいのこのCMのおかげで、ライバル社に負けていた韓国フジフイルムのシェアが伸びたと、マスコミでも話題になったほどです。CMのコンセプトは「Feel the color」。チョ・インソンの生き生きとした表情にピッタリです。


またこのCMは、映画「ラブアクチュアリー」の名シーンでもあるスケッチブックを使った愛の告白を連想させ、女性の間で話題になり、当時これを真似て告白する人が急増! デジカメって意外な使い道もあるんだな~なんて感心してしまいました。


CMの相手役は新人のイ・ヨンヒ。その後、ヒョンビンと一緒に映画にも出演しました。


このCMは、ソウルからKTXで2時間半ほどの大邱(テグ)にあるゲミョン大学で撮影されました。キャンパスがきれいなことで有名なこの大学は、春の花見シーズンともなると、大邱各地から観光客が訪れます。



– BY  趙章恩


ニッコリア

韓国CM動画「ニッコリアCM」

Link

http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200403&dr=other

新世代BB研究会「世界のモバイル・ブロードバンドサービスの最新事情」開催案内

KDDI総研特別研究員2人による講演となります。


http://www.bba.or.jp/bba/




新世代BB研究会通信プラットフォームWG 第6回講演会
「世界のモバイル・ブロードバンドサービスの最新事情」


<10/20 15:30 東京 鉄鋼会館>



新世代通信プラットフォーム研究会では、固定と移動の融合、垂直統合から水平連携へのビジネスモデルの変革など、通信とそれを取り巻くプラットフォームの変革をテーマに、次世代のモバイル・ブロードバンドの在り方やコンテンツビジネスの方向性を探求してきました。今回は、世界でモバイル・ブロードバンド事情の取材にあたる2名のジャーナリストにご登壇頂き、韓国・中国を中心に世界のモバイル・ブロードバンドサービスの最新事情についてご紹介いただきます。


 


講演「韓国の最新モバイル・ブロードバンド事情」 


ITジャーナリスト 東京大学大学院 学際情報学府 趙 章恩 氏



choh.jpg 韓国は、GSM市場が存在せず国内独自サービスを展開してきたという点でわが国に類似した市場環境を持った国でした。しかし、その後の日本と韓国が取った戦略は大きく異なっております。国内での成長を重視し、垂直統合型のビジネスモデルを推し進めてきた日本と、世界市場制覇を目指し水平分業型のビジネスモデルで競争を活性化させてきた韓国とではその成果に対照的なものがあります。こうした日韓の市場と戦略の違いや最新の動向について、韓国のICT事情に詳しいITジャーナリスト・趙 章恩氏に、韓国国内における最新のモバイル・ブロードバンド事情を解説いただきます。


 


講演 「第三世代携帯電話が本格スタートした中国から見た世界の通信サービス動向」


香港在住携帯電話研究家/ジャーナリスト 山根 康宏 氏



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また、中国では今年の5月より、すべての移動体通信事業者において第三世代携帯電話サービスがスタートしました。成長期にある中国の携帯電話市場に向け、世界のメーカーやベンダーが中国の携帯電話市場動向を注視しているところです。9月16日から北京で開催される中国最大級の通信関連イベント「P&T/Wireless & Networks Comm China 2009」をはじめ、世界の通信関連イベント・展示会を取材するジャーナリスト・山根 康宏氏より、中国と世界の通信サービス最新事情について解説いただきます。


 


 


通信をめぐる世界の最新事情を、ジャーナIMG_0730_2.JPGリストによる客観的視点からご説明いただき、理解を深めていただく内容としております。世界のモバイル・ブロードバンド事情に関心をお持ちの、多くの皆様のご来場を心よりお待ちいたします。


BBA新世代BB研究会通信プラットフォームWGリーダー


/武蔵野学院大学 准教授 木暮 祐一


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<開催概要>
■日時: 2009年10月20日(火)15:30開始 (15:00開場)
■会場: 鉄鋼会館 東京都中央区日本橋茅場町3-2-10 TEL. 0120-404855
東京メトロ八丁堀駅A5番出口より徒歩5分
東京メトロ茅場町駅1番または12番出口より徒歩5分
■主催: 一般社団法人ブロードバンド推進協議会
■定員: 100名
■参加費:BBA会員 無料 ・ 一般 5,000円(税込) (懇親会参加費を含む)
■対象: 通信・情報関係者、その他


<プログラム>
15:00 開場 15:30 開始


15:35 趣旨説明「わが国の通信サービスが抱える課題」
BBA 新世代ブロードバンド研究会 WGリーダー
武蔵野学院大学 国際コミュニケーション学部 准教授 木暮 祐一


16:00 講演 「第三世代携帯電話が本格スタートした中国から見た
世界の通信サービス動向」
香港在住携帯電話研究家/ジャーナリスト 山根 康宏 氏


16:50 休憩


17:00 講演「韓国の最新モバイル・ブロードバンド事情」
ITジャーナリスト
東京大学大学院 学際情報学府 趙 章恩 氏


17:50 終了
18:00 懇親会


★登壇者都合により山根氏と趙氏の講演順が変更になりました。(10/8)★


 


■ご参考 (講演者プロフィール)



ITジャーナリスト 趙 章恩(チョウ チャンウン) 氏


高校卒業まで東京で育ち、韓国の梨花女子大学卒業後はソウルに在住。現在、東京大学大学院学際情報学府修士課程在学中。日本経済新聞、西日本新聞、日経NET、日経パソコン、日経エレクトロニクス、BCN、夕刊フジ、RBBTodayなどに記事を執筆。韓国情報通信部や傘下機関・IT企業の対日戦略リサーチ&コンサルティング、日韓IT視察を企画運営するJ&JNETWORKの代表、株式会社ロッテのインターネット事業部顧問として韓国文化ポータルサイト「ニッコリア」企画を担当。日本とのITビジネス交流を図る非営利団体JIBC(Japan Internet Buisiness Community)の会長も兼務。日韓両国で生活した経験を活かし、韓日のIT事情を比較解説する。著書に『韓国インターネットの技を盗め』(アスキー刊)、『日本インターネットの収益モデルを脱がせ』(韓国ドナン出版)などがある。
http://www.kjibc.org/


 


携帯電話研究家/ジャーナリスト 山根 康宏氏


1998年から香港に在住、アジアを中心に世界の携帯電話動向をウォッチ。フリーランスの携帯電話研究家及びライターとして、消費者の立場から各種メディアに世界の携帯電話事情をレポートすると共に、海外における携帯電話サービスの市場調査等も行っている。著書に『ケータイ海外利用ハンドブック』(技術評論社)、『3G&GSMケータイ活用事典』(共著・ソフトバンククリエイティブ)、『iPhoneが日本に上陸する日』(技術評論社)などがある。
http://www.yamane.hk/

[エンタメコラム] すべての始まりはここから 「冬のソナタ」その2

「冬のソナタ」の登場人物をご紹介します!



前回に続き、「冬のソナタ」の魅力をお伝えしていきます。今回は「冬のソナタ」の登場人物をご紹介しましょう!


 


ドラマタイトル:「冬のソナタ」


原題:겨울연가 ギョウル ヨンガ(冬の恋歌)


放映年度:2002年1月14日~2002年3月19日 全20話 KBS


 



カン・チュンサン(ぺ・ヨンジュン)



ピアニストの母を持つ、色白で無口で気難しそうな、春川第一高校にやってきた転校生。自らの出生の謎を解明すべく、死んだと聞かされ続けていた父の存在を確かめるため春川へやってきました。天真爛漫なユジンと出会い、彼女と初めて手をつなぎ、初めてキスをし、初めて一緒にピアノを弾き、少しずつ心を開いていきます。ところが、サンヒョクの父が自分の父なのか、それともユジンの父が自分の父なのか、謎が解けないまま、チュンサンはユジンに会いに行く途中で交通事故に会います。


 


□コメント


当時29歳にして高校生役を演じるということで、ヨン様本人も心配されたようですが、思ったよりも制服姿が似合っていましたね。ドラマの中の制服は、韓国では1983年に廃止されたもの。主人公たちの年齢からするとあり得ない設定でしたが、逆に黒い制服がチュンサンの冷たさを引き立ててくれました。学校の塀を飛び越えるユジンの靴を履かせてあげるシーンや、ナミソムで自転車のうしろにユジンを乗せて走るシーンは、カップルなら誰でも真似したくなる名場面となりました(撮影現場では、ヨン様が自転車から転げ落ち、チェ・ジウさんを思いっきり地面に叩き落してしまいNGを出したりと、あまりロマンチックではなかったようです。驚いたヨン様が慌ててチェ・ジウさんに駆け寄る場面はかわいかったですよ~)。


 



イ・ミニョン(ぺ・ヨンジュン)



チュンサンにそっくりだけど、アメリカ育ちで名前も性格も違います。ユジンがリノベーションを担当したスキー場の責任者として、ユジンと出会います。愛する女性のすべてを包み込む懐の広いダンディーな雰囲気の男性。チェリンの恋人でありながら、ユジンのことが気になり、しだいに惹かれていきます。記憶が戻りチュンサンだった頃の自分やユジンとのことも思い出しますが、交通事故の後遺症で「記憶」と「視力」のどちらかを選ばなくてはならなくなります。手術のためニューヨークへ旅立つチュンサンは、ユジンとの思い出を大事にするため記憶を選びます。


 


□コメント


「パラムモリ(風髪)」と呼ばれた、風になびくようなウェーブがかかったヘアスタイルにメガネ、二重に巻いたマフラー、ロングコートというスタイルが大流行しましたね。雪降る空を見上げながら、真っ白な歯を見せて笑うヨン様スマイルにひと目惚れしてしまいました。美しい、という表現がぴったりの甘いマスクに180cmの長身、がっちりした肩、温かそうな大きな手は、現実離れした理想の王子様でありながらも、話しかけると笑顔で見つめ返してくれそうな親しみやすさを同時に持っている男性でした。ヨン様の魅力が爆発したキャラクターでしたね。


 



チョン・ユジン(チェ・ジウ)



子供の頃に父を亡くし、厳しい生活を余儀なくされながらも明るく前向きな女の子です。幼なじみのサンヒョクから慕われますが、転校生のチュンサンと喧嘩したり、いたずらをしたりしながら恋に落ちてしまいます。しかしある日突然、チュンサンはいなくなってしまいます。それから10年後、ユジンはソウルにあるポラリスというインテリア会社を共同経営しています。サンヒョクとも婚約し、安定した日々を過ごしていたところ、チュンサンにそっくりのミニョンに出会ったことで、心の奥深くしまっていたハートをぎゅっと締め付けられるような初恋を思い出します。ミニョンがチュンサンではないかと何度も戸惑いながら、そして婚約者であるサンヒョクを気にしながらも、揺れる心をどうにも押さえられません。


 


□コメント


174cmという長身の8頭身美女チェ・ジウさん。日本では「ジウ姫」というニックネームで親しまれていますよね。1994年、MBCの専属タレントとして採用されデビューしました。ミルク色の肌と赤ちゃんのような純粋な笑顔に、ついつられて笑ってしまいます。その場を明るくぱっと華やかにしてくれる女優の中の女優! ジウ姫を見ただけで清々しい気持ちになります。ジウ姫が「涙の女王」と呼ばれるきっかけとなったのが、「冬のソナタ」です。うるうるの瞳からぽろっと真珠のような涙を流すシーンでは、視聴者を虜にしました。


 



キム・サンヒョク(パク・ヨンハ)



高校時代はチュンサンにユジンを奪われたことで心が重かったサンヒョクですが、のちにユジンと婚約し、ラジオ局のプロデューサーとして充実した日々を送ります。ところが、ユジンがチュンサンにそっくりなミニョンと一緒に仕事をすることを知ってから、心の平穏は終わってしまいます。あんなに優しく両親とも仲のよかったサンヒョクだったのに、チュンサンの秘密を知ってから両親と対立し、人が変わったようになっていきます。


 


□コメント


1994年にデビューしたヨンハさんは、「冬のソナタ」で初めて主演クラスに躍り出ました。高校生といっても違和感がないほど制服が似合っていて、あどけない笑顔がサンヒョクというキャラクターにぴったりシンクロしていましたよね。「冬のソナタ」で一気に有名になり、それから5年ほど韓国よりも日本での活躍が目立ちましたが、2008年の「オンエアー」でドラマに復帰。「オンエアー」は社会現象にまでなったほど大ヒットを記録します。今度はテレビドラマのプロデューサー役で、「冬のソナタ」とはまったく違う、男らしい大人の男性になっていました。韓流スターより「パク・ヨンハ」と呼ばれたいという俳優ヨンハさんの次の作品が楽しみです。


 



オ・チェリン(パク・ソルミ)



チェリンはファッションデザイナーで、ブティックを運営しています。欲しいものは何でも手に入れられたのに、チュンサンだけは思うようにいかなかったことから、ユジンにずっと嫉妬していました。留学先でチュンサンにそっくりなミニョンに出会い恋に落ちたチェリンは、ユジンにミニョンを見せびらかしたくてうずうずしています。ユジンとサンヒョクの婚約式にミニョンと一緒に現われ、驚かせます。ミニョンには、「ユジンはいつも初恋の人に似ているといって男に近づくから気をつけて」と嘘をつきます。チュンサンとユジンのあいだを邪魔する悪役ではありますが、「なぜ私じゃだめなの? 私を好きになってくれないの?」というチェリンが、ユジンと同じく初恋を忘れられず苦しみ続けていたのだと考えると、憎めません。


 


□コメント


1998年、MBCの専属タレントとしてデビューしたパク・ソルミさんは、赤い唇とシャープなあごがチャームポイントです。名前を本名のパク・へジョンから芸名パク・ソルミに変えて運が回ってきたという彼女は、「冬のソナタ」で強烈な印象を残し、「オールイン」にも出演しました。個性がハッキリした役のほうが好きというソルミさんは、大学生になってから20Kgも減量したほど、やると決めたことはやり通す強さを持っています。自分の演技に満足できずに芸能界引退を考えたほど悩んだ時期もありまたが、今は元気に復帰し、映画にドラマにと多方面で活躍しています。


 


次回は「冬のソナタ」の人気の秘密に迫ります。ご期待ください!



ニッコリア
Cho!エンタメコラム
http://ni-korea.jp/cho/index.php?id=090909#leftblock

韓国CM REPORT – ロッテ – カン・スジン



カン・スジン プロフィール


1967年4月24日生まれ。167cm、49Kg


ソウル出身で韓国語、英語、フランス語、ドイツ語が堪能。夫がトルコ人なのでトルコ語も勉強中。高校1年生でモナコ王立バレー学校の校長に抜擢され留学。1985年、スイス・ローザンヌ国際バレエコンクールで、東洋人としては初めてグランプリ受賞。1986年、シュトゥットガルトバレー団最年少入団、現在はプリマバレリーナ。1999年、モスクワ国際ダンス協会主催「ブヌアドゥラダンス」最高女性ダンサーに選定。スイスローザンヌコンクール審査委員、フェラガモのモデルを務めたことも。2007年3月、ドイツ・カンマータンツァーリン(宮廷ダンサー)認証。2007年7月には、バレー団の同僚と後輩により、バレー人生20周年を祝う献呈公演が開催された。





ロッテ百貨店



出演




カン・スジン

放映日




2007年12月

韓国好きなニッコリア愛読者のみなさんには、もうお馴染みですよね。韓国でショッピングといえばここ! ロッテ百貨店のCMです。ロッテ百貨店は、韓国人にとっても定番のデパート。子供の頃から誕生日やお正月、お盆になると家族みんなでお出かけして、とっておきの洋服を買ってもらったり、就職祝いのバッグを買ってもらったり、嫁入り道具を揃えたり、人生の大事な思い出といつも一緒に登場するのがロッテ百貨店なんです。そのせいかショッピングとなると、「まずロッテ百貨店に行ってみよう」が合言葉になっているほどです。


韓国のデパートとしては、初めてロシアのモスクワに海外第1号店をオープンしたロッテ百貨店。国境を越えてグローバルな流通会社としての第一歩を踏み出したのを記念し、ドイツのバレー団に所属しながら世界で活躍しているバレリーナのカン・スジンさんをCMモデルに起用しました。CMのコンセプトは「プレミアムライフ」です。ロッテ百貨店の担当者は、負傷を乗り越え、毎日練習を重ねて世界の頂点に立ったカン・スジンさんのイメージが、グローバル市場でがんばっているロッテが目指しているものと一致したため、モデルとして起用したと話してました。


カン・スジンさんは今では有名なバレリーナですが、足首の負傷で悩んだ時期もあったそうです。それでも毎日15時間以上練習し、ついにはプリマバレリーナになったのです。数年前、バレエのために骨が飛び出て爪が割れ、タコだらけになった「世界で最も美しい足」を公開しました。「努力してもダメだったというのは本当ですか? 自分にウソをついていませんか?」と取材に応えた彼女は、本物の白鳥でした。


– BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200712&dr=facilities

[東京留学生活] この頃の韓国IT政策

IT KOREA 5大 未来戦略


モバイルインターネット活性化戦略


デジタル放送通信コンテンツ振興政策


電波振興基本計画


IT特別補佐官任命


などなど


最近韓国政府は次々に大きなIT政策を発表しています。


政府の発表って、これから何をする、いくら投資するということばかりで、それでいくら投資して何がよくなったのかについては静かに流してしまうような気がします。。。。違う?


2009年度のデジタルコンテンツ白書(日本の)に韓国コンテンツ事情を紹介してます。


Wibro(モバイルWiMAX)については日経エレクトロニクスも見てください。


6ヶ月もだらだらと書き続けているKRIレポート、いいかげん完成させないと!ファイア~


– BY  趙章恩

Link
http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=164

韓国CM REPORT – ロッテ – ソ・ウ



ソ・ウ プロフィール


1988年7月7日生まれ。162cm、43kg。


デビューして間もない新人タレント。MBCドラマ「キムチチーズスマイル」でもご飯にヨーグルトをかけて食べたり、彼氏にコーラ茶漬けを食べるよう強要する不思議少女として出演中。透き通るような肌と、人形のようにかわいい顔にハスキーな声で、広告業界から注目されている。ロッテの「オクメワカ」のCMがヒットし、ファッション広告にも出演が決定。第2のチョン・ジヒョンを目指している。





オクメワカ



出演




ソ・ウ

放映日




2007年10月

「オクメワカ」? これっていったい、商品名? それとも人名? しかも、この歌と振り付けは何を宣伝するためのCMなんでしょう? これは韓国でも「?」からブームが巻き起こった、ユニークなCMなんです。一度見ただけで脳裏に焼きついてしまうほど強烈で、クセになるCMソングにしろ、無表情で踊りまくる女の子にしろ、異色ですよね。


これは、「オクドンジャ」、「メガトンバー」、「ワイドバディー」、「カマクン」という4つのアイスクリームをまとめて宣伝するためのCMで、商品名の頭文字をとって「オクメワカ」というわけです。ポータルサイトでも「オクメワカって何ですか?」、「オクメワカのCMは、何時ごろ流れますか?」といった質問が書き込まれていました。また、動画投稿サイトでは、この「オクメワカ」CMの踊りをマネている一般ユーザーの動画が、数え切れないほど投稿されています。


いかにもクラブで踊りまくるぞ~というミニスカートで登場し、無表情のままお尻をたたきながら変な動き方をしているこのCMの主人公は、新人タレント「ソ・ウ」です。末っ子で甘やかされて育ったせいか、親戚の前では歌に踊りにと愛嬌を振りまいてかわいがられたそう。そして、いざという時(?)の「愛嬌必殺技」のひとつとして披露してくれたのがこのお尻たたき! 台本にはない、アドリブで登場した振り付けでした。撮影現場でも彼女のアドリブダンスにスタッフが大爆笑し、お腹を抱えて転げまわったほどです。


「ハンボンモクゴ、コチョボリョソ、オクメワカエ~(一度食べたらハマっちゃたよ、オクメワカに~)」というCMソングで注目すべきは、「コチョボリョソ(ハマっちゃった!)」という意味の韓国語です。本来は「刺す、刺される」という意味なのに、若者の間では「○○にハマる」という意味として使われるようになったのです。たとえば、「ヨンサマハンテコチョボリョソ」というと、「ヨン様にハマっちゃった!」という言い回しになります。これは、ショッピングや友達とのちょっとした会話にも応用できますね。


– BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200710&dr=food

Windows 7への期待からパソコン関連株が急騰! 一方でユーザーの反応は?

Windows Vistaの互換性問題で一騒ぎあった韓国では、ユーザーの多くが未だに2001年発売のWindows XPを使っている。Vistaが搭載された最新パソコンを買って、わざわざダウングレードしているほどだ。

 しかし今度は違う。Windows 7は最初から「XPとの互換性ばっちり!」を謳い文句にしているせいか、正式販売前なのに体験版を試したユーザーの意見を投稿できるサポーターサイトが登場した。5万8800人以上が加入している「Windows 7サポーターズカフェ」には、Windows 7をインストールしたパソコンの画面キャプチャーや、XP/Vistaとの違いを比べる動画、Windows 7を最適に利用できるパソコンの組み立て情報などが投稿されている。このようにユーザーの満足度はかなり高い。


 株価も動いている。パソコンのアップグレード需要を見込み、パソコン部品製造会社やLCD関連会社の株価が急騰しているのだ。Windows 7はメモリが1GB程度でも快適に動くというので、パソコンの買い替え需要よりアップグレードが多いと見込まれている。


 また省エネ機能でVistaに比べ電気を節約できるため、バッテリーが15%ほど長持ちするという話しもある。Windows 7効果で、ノートパソコンやネットブックの売り上げが今まで以上に増加するのではないかとも見られている。


 Windows 7の機能の中で、もっとも期待されているのはiPhoneに実装されているようなマルチタッチである。NAVERの知識検索(ユーザー同士の質問と答え)では、「タッチ機能を使うにはどうしたらしいのか」「どんなモニターがいいのか」「どんなノートパソコンがいいのか」といった質問が登場している。タッチ機能を使うためには、タッチパネル対応のモニターに買い換えなくてはならない。パソコン販売会社のサムスン電子やサムボコンピューターも、タッチ機能を生かしたノートパソコンやモニターに力を入れている。韓国ヒューレット・パッカード(HP)は、タッチパネルを備えたノートPCを大幅値下げした。パソコンの使い方にも変化があらわれるとなれば、ゲームやソフトもタッチ方式中心のものに変わるだろう。


 10月7日には、ついにWindows 7の価格が発表された。韓国マイクロソフトのネット販売サイト「マイクロソフトストア」での正規価格は、Home Premiumが27万9000ウォン(約2万円、日本価格は通常版2万4800円)、Ultimateは38万9000ウォン(約2万9000円、日本価格は通常版3万8800円)。通常版を購入するとタッチマウスや8GBのメモリを先着777人に進呈するイベントも開始している。


 VistaやXPからのアップグレードはHome Premiumが15万8000ウォン、Ultimateが29万5000ウォンと日本に比べて若干安くなっているが、やはり韓国の所得水準を考慮すると個人が買うには高すぎる。


 韓国では政府の徹底した知的財産権の取り締まりにより、違法コピーは減っている。これは取り締まりの影響だけでなく、ソフトウエア業界が個人向けに値下げをした結果でもある。無料で使えるソフトも増えている中、個人としては手が出ない高すぎる料金設定では違法を量産するばかりという判断から、払える範囲内の料金設定でユーザーを犯罪者にさせないよう動いている。韓国MSも大学生に限定してアップグレード料金を値下げすることを検討しているという。


 Windows 7のおかげで久々に活気が出てきたパソコン市場であるが、一方では「OSなんて、もう関係ない」という意見がある。「これからはOSより、もっとスピーディーにインターネットにアクセスできるWeb環境の方が重要」と見ているユーザーも少なくない。GoogleやNAVERのようなポータルサイトにさえアクセスできれば、資料の検索・作成・共有やコンテンツ利用など、必要なことは一通りできるからだ。


 日本も韓国も久々のユーザーの興味を引くため、何かと「Windows 7」をひっぱりだしている。OSなんてXPで十分、と思いながらもパソコン売り場の前を素通りできない今日この頃。秋の食欲と物欲、どっちも抑えられない!



(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン
[2009年10月7日]

-Original column

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20091007/1019230/

韓国CM REPORT – ロッテ – パク・サンウォン


パク・サンウォン プロフィール


1959年4月5日生まれ。


177.0cm、71.0kg。1979年演劇『ジーザスクライストスーパースター』でデビュー。ドラマ『太王四神記』、『土地』、『大望』、『初恋』、『黄金時代』、『人間市場』、『砂時計』、『黎明の瞳』などに出演。ソウル特別市広報大使、ソウル地方弁護士会名誉弁護士、慶北道広報大使、慶北道亀尾市広報大使、天使リレー運動広報大使、総合不動産税名誉広報委員など、誠実で真摯な役柄が多かったことから、数え切れないほどの広報大使を務めている。2006年「寄付文化革新フォーラム」で行政自治部表彰受賞。





キシリトール



出演




パク・サンウォン

放映日




2007年12月

「寝る前にザイリトール(韓国ではキシリトールをこう呼びます)」、「あれ、味が違う!」、「ロッテザイリトールがもっと良くなりました」、「ザイリトールとマスチックが出会いました」、「αプロジェクト」、「ロッテザイリトールの神話は続きます」……。


前回に続き、虫歯予防はもちろん、歯周炎の予防も同時にできるザイリトールαプロジェクト、マスチックのCMです。


ドラマ『太王四神記』で十数年ぶりに悪役に挑戦し、最初は似合う似合わないと議論も多かったパク・サンウォンですが、回を追うごとに成熟していった悪知恵を働かせる憎たらしい演技は、ドラマを盛り上げましたね。忠臣のふりをして息子を王にするため手段を選ばない、権力に目が眩んだ貴族ヨン・ガリョ役は、もっとカリスマ溢れるキャラクターにすることもできましたが、主人公のタムドクを立てるため、わざと抑えた演技をしているようでした。しかし、ヨンガリョ役のパク・サンウォンと大長老のチェ・ミンスが、ふたりでタムドクを懲らしめ、どうやったら王位を剥奪できるのかと企むツーショットではカリスマが炸裂! パク・サンウォンが優しい正義の味方役ばかり演じてきたことを、視聴者の頭から一気に消してしまいました。


パク・サンウォンは、俳優仲間たちが尊敬する先輩としてよく名前が挙がりますが、みんな「何よりも有名俳優らしくない謙虚な姿勢を見習いたい」と言っています。『太王四神記』で息子ヨンホゲを演じたユン・テヨンは、パク・サンウォンからドラマ撮影について、「我々は準備が整ったパーティーに呼ばれて楽しく遊んで帰るだけ。いつこのようなパーティーに招待されるかわからないが、完璧なパーティーに招待されただけでもありがたく思わねばならない」と、忘れられないアドバイスを聞いたことがあると話したことがあります。演技の幅広さは、その人柄にあったのですね。


– BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200712_2&dr=food