17歳の少年が仕掛けたDDoS攻撃

米国のリーマン・ブラザース破綻を契機に韓国も株価暴落、ドル高ウォン安が急激に進み大変な危機を迎えている。毎日のように株価が踊る重要な時期を迎える中、手数料が安いことで人気の高いオンライン証券会社のトレードシステムが DDoS攻撃を受けた。

 DDoS攻撃は特定のサイトを一斉にアクセスして膨大なトラフィックを送りサイトをダウンさせる攻撃である。膨大なトラフィックを作るためにはハッカーが攻撃を命令できるゾンビーPCが必要。スパムメールを開いたりP2Pサイトから動画、写真をダウンロードすると ボットという悪性コードがパソコンに埋め込まれる。


 証券会社は2日間にわたる攻撃と防御が続いた結果、サイトを守ることはできた。しかし株価が暴落する中、オンライントレードにアクセスできたりできなかったり、速度が遅すぎて取引が中断されたりした顧客の損害はどうなるのだろうか。この証券会社にDDoS攻撃をしかけたハッカーは金銭目的で、オンライントレードを利用できなくすると脅迫して金を奪おうとしたのではないかとみられている。以前にも証券会社のオンライントレードシステムがDDoS攻撃をされ、攻撃をやめる代わりに2000万円を要求する脅迫電話があり、犯人が捕まったばかりだ。


 7月には韓国の最大ポータルサイトNAVERのコミュニティサービス「Naver Café」が攻撃された。犯人はコミュニティから強制脱退させられた17歳の少年で、インターネットから中国産DDoS攻撃プログラム「netbot」を約3万円で購入し、P2Pサイト経由でボットをばら撒き、数百万台の個人PCをゾンビーにして攻撃をしかけた。「Naver Café」は1秒当たり2万回のアクセスがあり、システムが動かなくなってしまった。


 この少年はハッカーでもなくパソコンの専門知識があったわけでもない。ネットでハッキングプログラムを簡単に購入し、簡単に攻撃をしかけられた。この簡単な攻撃で「Naver Café」はアクセスできなくなり大騒ぎになった。NAVERは模倣犯罪の可能性があるとしてDDoS攻撃を受けたことを後になって発表した。

ポータルサイトのDAUMではWebメールにログインすると他人のメール受信箱が開くという事故が起きた。1時間30分ほどですぐ解決できたが、これもハッキングの一種だったのではないかとみられている。DAUM側はシステムのアップグレードの最中に問題が起きた問題であってハッキングやDDoS攻撃ではないと否定している。


 金融機関や大手企業などはDDoS攻撃に対応できる装備を導入してはいるが、そもそもDDoS攻撃そのものが100%遮断できるようなものではないという。最近はWebサーバーとDBを一緒に攻撃してWebサイトを壊してしまう攻撃もあるというから怖い。


 韓国侵害事故対応チーム協議会(CONCERT)、はこのようなDDoS攻撃の恐怖からサイトを守るため2008年10月1日「All about DDoS、アンチDDoS攻撃大作戦」という面白い名前のカンファレンスを開催した。DDoS攻撃の現況や今後の予測、政府の対応法案と企業に適用できる多様な技術が紹介された。韓国情報保護振興院、警察庁サイバーテロ対応センター、金融保安研究院など政府機関も参加し、解決策について報告した。


 カンファレンスでは「何よりもDDoS攻撃に利用されるゾンビーPC(ボットネット)をなくすのが重要で、悪性コードに感染しないよう個人のセキュリティ意識を高めないといけない」、「悪性コードが出回らないよう、企業のWebサーバーやアプリケーションの脆弱点を常に確認して高いセキュリティ状態を維持しなければならない」など、当たり前だけど守られていないことが指摘された。


 DDoS攻撃はたくさんのアクセスによって起こるものなので、これが攻撃なのか、だた利用者が多いだけなのか区別が難しいかもしれない。ポータルサイトなどは海外からの攻撃が多いからといってアクセスを国内だけに限定することもできない。セキュリティ業界では、公表はしていなくても韓国の政府サイトやポータルサイト、大手ショッピングサイト、政党サイトのほとんどが毎日のようにDDoS攻撃と戦っているといわれている。戦うだけならまだいい方で、ユーザーからサイトにアクセスできなかった損害賠償を求められる集団訴訟も起こされるからもっと怖い。


 DDoS攻撃は攻撃プログラムも簡単に購入できるので誰だって仕掛けられる。それに国境を越えて色んな国のパソコンにボットを仕掛けられるので、うまくいけば1億台、10億台といった気が遠くなるほど多いパソコンを操って一斉に攻撃することもできる。


 韓国も日本もインターネットが生活の一部になっている分、サイトが攻撃されて利用できなくなることで受ける被害は計り知れない。東京大学の有名な先生が「今の時代は事故前提社会である、100%予防できることなどない、事故が起きることを前提にどう対処するかをしっかり決めていかなくてはならない」と話されていたが、本当にその通りだと思った。まずは私のパソコンからもう一度点検してみなくては。最近やけにパソコンがのろのろ遅いのは、もしかしてゾンビーになっているせいかもしれないし。


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン
2008年10月2日 

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20081002/1008355/

韓国通信キャリア事情 国際ローミングでの決済

KTF実験成功



 


 


【ソウル移動通信キャリアのKTFは、世界めてグロバル帯電話決済ビスの実証実験成功した。サビスが商用化されれば、3G利用するKTF加入者国際ミングが使える自分帯電話のままで、海外のレストランやショップ、列車代金安全できるようになる。



 
同社のサビスはNFCチップを利用して帯電話端末内蔵されたUICCICド)にアクセスできるようしたもので、200710ETSI(ヨロッパ気通信標準協会)により標準としてされたシングルワイアプロトコルをサポトしている。


 


 KTFPayByMobileNFC近距離無線通信)と帯電話端末USIM加入者認証モジュル)をつなげ10Mにある端末家電製品間のデ交換支援する。NFCチップは非積極型決システムと交信し、帯電話によるクレジットカドおよび現金決安全える。ビスとなりモバイ場合国家別にプラットフォムがうため、モバイル済対応端末でも海外ではできなかった。場合今回NFC方式実証テストをったが、国内向けにはコンビ方式採用している。KTFNFC方式して付加ビスとしてはめてグロバルロミングに成功したことになる。


 


 KTF世界初モバイル済実証テストにはマスタドと三星電子LG電子参加した。売店NFC機能えた帯電話非接触型ー機利用して代金った。マスタドのPAYPASSアプリケションと国信韓銀行のクレジットカドアプリケションをLG電子三星電子提供した帯電話端末内蔵されたKTFUICCにダウンロドし、売店にはNFCインタフェスを支援しマスタドのPAYPASSアプリケションをむリー機設置して実際った


 


 セルラー社調査ったところ、調査じた10250売業者50%帯電話決済ビスがしい販促ルになるとえていた。KTF3G端末普及加速されていることから、クレジットカドの30%ほどがモバイル済用使われるだろうと展望している。


 


 マカオの「モバイルアジアコングレス」会場KTFは「世界めてグロバルモバイル実証ビスに成功したことをしくう。個別われているモバイルペイメントが国際規格によって世界自分帯電話のままできることになれば、消費者売者にもメリットがじる。グロバルロミングのSMS(ショメッセビス)をえて付加ビスにまで拡大されたことにきな意味がある」とし、AT&Tも「2005大規模非接触型ビスの実証実験参加した北米初通信業者として、モバイルビスを普及させるためには、広範囲事業者参加必要であることがわかった。モバイル国際標準確立役立ちたい」とべた。



趙章恩
(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2007123 vol.1214 掲載 Link


 


 

韓国のデジタル製品動向 三星テックウィン 2010年デジカメで世界1位狙う


三星グルプの総合力生かす


 


 


 【ソウル三星テックウィンはデジタルカメラ事業世界1到達するための戦略本格的推進すると発表した。カメラ事業部社員約50011三星電子水原(スウォン)電子団地てられた7934平方トル規模の「デジタルカメラ)」に入居えた。これにより三星電子との協力関係強化し、デジタルカメラ事業一流ブランド早期達成するために総力戦げるとしている。


 


 今回三星テックウィンのデジカメ世界1位奪取戦略は、三星電子との協業シナジ土台となっている。三星グルプがるデジカメであるというブランドやマケティングをうまく活用しながら「デジカメの文化してリドする企業」となることを目標にしている。三星グルプは、支援策のひとつとして三星電子デジタルメディア総括社長三星テックウィンのカメラ事業部門長選任するなど異例人事異動断行している。三星テックウィンはデジカメ市場続的拡大高級化志向対応して2008年上半期2世代プレミアム製品あるNV2シリズとDSLR(デジタル一眼レフカメラ)など合計14機種製品発売する。こうした施策により、08には売上高22000ウォン・販売台数1750万台2010には売上高35000ウォン・販売台数2800万台達成してキヤノン、ソニなどをいて世界1になるという発表した。


 


 三星テックウィンの06実績売上高11640ウォン・販売台数840万台07売上高13000ウォン・販売台数1110推定されている。三星テックウィンの関係者は「三星電子既存製品などとデジカメの連携強化し、三星電子製品とのシナジー効果追求する」としながら「08のデジタルカメラ事業売上目標22000ウォン、多少攻撃的えている」とっている。


 


 また、三星電子とより緊密関係くことでグロバル市場での地位めたいとしている。078から三星電子提携し、三星電子150にのぼるグロバル営業拠点活用して流通強化する。デジタルカメラには三星電子のデジタル製品じネットワ規格搭載し、AV機器、ホムシアタなどの連携統合制御機能強化することで、三星グル製品間のシナジー効果一層高めるとしている。



趙章恩
(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 20071126 vol.1213 掲載 Link


 


 

韓国CM REPORT – ロッテ – キム・テヒ


キム・テヒ プロフィール


1980年、3月29日生まれ。


165cm45kg。出身は韓国の東南にある現代自動車の拠点、蔚山(ウルサン)。弟はタレントのイワン。芸能界デビュー前から、ソウル大のオルチャン(顔+一番という造語で、美男美女のこと)としてネットで話題になっていた。化粧品やファッションモデルを経て、映画で芸能界入り。ドラマ『天国の階段』、『ラブストーリー・イン・ハーバード』でスターになった。得意なスポーツはスキーで、大学時代のサークルもスキー部。合宿に明け暮れ、大会に出たこともあるそう。


 





ZEC



出演




キム・テヒ

放映日




2001年06月

ウフフ。CMを見ると今とはだいぶお顔が違うようですね。キム・テヒさん~。クォン・サンウ、チェ・ジウが出演したドラマ『天国の階段』で、ジウ姫をいじめる悪役として日本デビューしたキム・テヒ。彼女は21歳の時、映画『ラスト・プレゼント』でイ・ヨンエの中学時代を演じた子役(!)として演技デビューしました。21歳で中学生の演技ができるというのも、すごいですよね。


『天国の階段』のあとからは、主演したドラマも映画もパッとしませんでしたが、キム・レウォンと共演したドラマ『ラブストーリー・イン・ハーバード』では、ソウル大出身というイメージにもぴったりでキラキラ光ってましたね。ドラマに出演しなくなってからも、キム・テヒの人気は冷めることなく、今ではジウ姫以上の大物スター。イ・ヨンエより契約本数の多い「CMクィーン」になりました。


色白の正統派美人で、しかもソウル大学(日本でいう東大)衣類学科出身の秀才というイメージが、芸能人としてプラスαになっているのは確かですね。「演技はまだ未熟でも、頭もいいし美人だから許す!」というのがファンの気持ちでしょうか。スポーツ新聞や雑誌の報道によると、『太王四神記』のスジニ役として最も有力な候補でしたが、新人を起用したいという監督の希望でキャスティングには至らなかったそうです。キム・テヒとヨン様の組み合わせも見てみたかった!

– BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200106&dr=food

韓国の情報通信事情 IPTVの規制緩和が追い風

セットトップボックスが活況に


業界は最大手KTの動向に注目


 


 


【ソウル2007年11月、韓国国会の放送通信特別委員IPTVを利用した地上波放送のリアルタイム再送信を許可したことにより、08年下半期からはIPを由してTV放送を利用できるようになる。審議に4年間を費やしたIPTV法案(インタネットマルチメディア事業法案)は、いよいよ12月臨時国会で議決される見み。この法案成立を追い風に、いま活況を呈しているのがセットトップボックスのベンダである。


 


 TVにセットトップボックスをつないで利用するIPTVは、これまで映やドラマのVOD(ビデオオンデマンド)による再放送しか賞できないように規制されていた。それが地上波放送でリアルタイムの放送もできるようになれば、難視改善のために韓全世84%ほどが加入しているケブルTV並みに普及すると予測されていることから、セットトップボックスの需要急が期待されている。


 


 連業界は活な動きをみせている。KTのMegaTV、HanaroTelecomのHanaTVにいて、光ファイバで勢力を伸ばしているLGDacomまでもがIPTVを開始すると表した。さらには、移動通信キャリアのSKテレコムも三星電子、LG電子、CJインタネット、iHQなど家電メと映像コンテンツ業者10社を集め「365℃」というIPTVサビスを始めたことから、セットトップボックスの需要はえる一方と見まれている。


 


 KTとHanaroがセットトップボックスの仕入れを1社との占契約から複社が納品できるように契約を切り替えたためにメ入がえたことも、活況を後押しする要因だ。HanaTVはCelrun社とセットトップボックスの占契約を結んでいるが、08年3月からは現代デジタルテックとも契約を結ぶ計だ。一方で、Celrun社はKTのMegaTVとの契約も進めている。


 


 通信社のほかにケブルTVもデジタル放送を始めており、KTと契約しているHUMAX社や三星電子、DASANネットワクスは「地上波放送での送信が始まればIPTVの加入者がえるだろうし、HanaTVやケブルTVとも契約できればセットトップボックスの上高は2倍近くえると見んでいる」と口を揃える。


 


 通信社はIPTVとブロドバンド、IP電話をセットで申しむと利用料金を10%引きしており、HanaroTVの加入者30%にあたる110万人がIPTVとブロドバンドの方を利用している。SKテレコムは自社携電話加入者がIPTV「365℃」を申しむと料金を割引する計だ。


 


 しかし、順風帆というわけではない。通信業界やセットトップボックス業界が警戒しているのは、KTの動きだ。韓では最大の通信社であり固定電話シェア98%、ブロドバンドシェア50%を超えるKTがIPTVと固定電話をセットで割引したり、子社の移動通信キャリアKTFを利用して携電話とブロドバンドとIPTVをセットで割引するなど、資金力で通信と放送市場の方を牛耳ってしまうのではないかと懸念しているのだ。携電話シェアで50%以上を握っているSKテレコムはこれに抗し、HanaroTelecomを買する計をもっており、IPTVはKTSKテレコムの競に絞られてくる可能性が高い。そうなると、セットトップボックス市場も社に支配されるのではないかというわけである。


 


 セットトップボックス業界は08年にハイビジョン受信機能を化した新製品を発売する予定だ。現在はまだ一般質のセットトップボックスがほとんどで、ハイビジョンクラスは5%にも達していない。09年までにハイビジョンの割合を60%までに高めていくというのが業界の思惑だ。



趙章恩(チョウ
チャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2007年12月10日 vol.1215 載] Link


 


 

韓国 三星電子

世界最高水準のRFIDリ用チップを商用化


 




【ソウル】三星電子は11月27日、高性能モバイルRFID(Radio Frequency IDentification)リ用のワンチップソリュションを商用化することに成功したと表した。三星電子は今年12月から量産に着手し、積極的にRFID市場を攻略していく計だ。



 今回商用化に成功したモバイルRFIDリ
用チップは、無線通信信号処理チップ、ベスバンドモデム、プロセッサ、メモリの機能を一つのチップにまとめたワンチップソリュションで、900MHz域のUHF(極超短波)周波を使用する。


 


 このタイプのチップは千ドルと高なうえサイズも大きく用に適さなかったが、三星電子のチップは業界最小の6.5mm×6.5mmを現している。特に動作時の電力消費が業界最小レベルの850mWなので、モバイル機器に適している。三星電子の係者は「チップの格も存製品の10分の1程度、100ドル以下に抑えた。RFIDの普及に貢できるだろう」と明する。


 


 モバイルRFIDは、製品にえられた固有IDを無線で認識することによって製品と連した情報とコンテンツをモバイル機器を通じて受け取ることができる技術だ。


 


 韓では2006年から映祭、博物館、光地案ビス、タクシ安心宅サビス、医薬食品ワイン・図書などの情報表示をはじめ、・偽造識別など多な分野でサビスが行われている。


 


 モバイルRFIDサビスはまだ導入段階にすぎないが、携電話と超高速移動通信網を基盤にすればサビス領域はすると展望されている。


 


 韓情報通信部はu-IT839政策を通じて、世界1位のユビキタスIT技術確保を目標に、移動通信社とRFIDリチップが内蔵された携電話の発売と普及を推進している。


 


 特にRFIDタグを普及させるため製品にRFIDタグを装着する企業に金を減免する方針を討するなど、モバイルRFIDサビスの導入と活性化に積極的な姿勢をみせている。



趙章恩(チョウ
チャンウン=ITジャナリスト)


 



 BCN This Week 2007年12月10日 vol.1215 載] Link


 

<ケーススタディ“韓流”IT TRY&ERROR>11.今回のテーマ■公務員の能力試験

公務員のICT能力を評 賞金つきの試


 


 


 


 8月から9月にかけて、韓では全の自治体や省などで「公務員情報化能力競進大」が開催されている。自治体別、省別に予選が開かれ、成績優秀者には賞金とともに、10月2日に行政安全部の主催で施される「中央競進大」に代表として加できる資格がえられる。



 この大
の目的は公務員の業務能力を高めてよりよい住民サビスを提供することにあり、電子政府や公務員情報化育の成果を把握するためでもある。大では、インタネットの基礎知識をはじめ行政業務に必要な個人情報保護などの情報化政策をどの程度知っているか、電子政府を使いこなしているか、統計表やプレゼンテション文書の作成や情報化された行政業務を能動的にこなせているかといった能力がテストされる。個人情報保護、家情報化、電子政府連法と制度など情報化政策にする筆記試も行われる。


 


 韓では、社でも公共機でも業務そのものが情報化されているのでパソコンがないと仕事ができない。家事業として行政の情報化はどんどん先へ進んでいるのに、公務員がそれについていけないようでは意味がない。行政を率化し、民にきちんとサビスするためにも、公務員のICT活用能力を高めなければならないとして、その分野の育も綿密に行われている。


 


 情報化能力競進大は公務員のICT活用能力向上を目指して1994年から始まった制度であ添付画像る。大加するのはあらかじめ申請した希望者だが、加者は年倍のペスで加している。一度採用されたら定年までクビにはならないと「の茶碗を持った人」とも呼ばれた公務員。それが、用性を重視する政府になってからは省の再編などで公務員のリストラも徐に行われようとしている。そのせいか、公務員たちも自分がどのように評されているのかを意識せざるを得なくなってきている。


 


 公務員のICT活用能力を競わせてレベルアップをるのはとてもいいことだ。だが、書店に「公務員情報化能力競進大会対考書」といった策本が並ぶほど過熱しているのはおかしな話である。点稼ぎより日の積み重ねの結果としての業務能力を評できるようにすべきだろう。(趙 章恩●取材/文)


 


BCN This Week 2008年9月22日 vol.1252 載]  Link


 


 

韓国家電業界の動き 三星コーニング ブラウン管用ガラスの生産中止

三星コニング精密ガラスに吸


液晶とプラズマに資源を集中


 


 


【ソウルLCD(液晶)TV用ガラス基板を製造している三星コニング精密ガラスは、ブラウン管用ガラスを製造している三星コニングを2007年末までに吸すると表した。これにより三星はブラウン管ガラスの生産を中する。


 


 三星コニングは73年、米のコニング社と三星電子の合弁で足した社で、三星コニング精密ガラスはLCDTV用のガラス基板を門的に生産するため95年に設立された。社が合を決めたのは、世界規模でのブラウン管TV市場の衰退による化を打開するための策としてである。


 


 三星コニングの事業を一部整理し、連事業を三星コニング精密ガラスに統合することで中長期的な競力を確保するための略と分析されている。


 


 三星コニング精密ガラスはLCDパネル用基板ガラスを主力事業としながら三星コニングのPDP(プラズマディスプレイパネル)TV用フィルタなど部品事業部門を吸し、ブラウン管用ガラス事業は中とマレシア法人を中心に「ビッグスリム」といった市場競力のある製品の生産力を引き上げることで、グロバルの競力を高めることにした。


 


 三星コニングはすでに07年7月、ブラウン管TVとモニタ用ガラス基盤を製造しているドイツのチェルニチ工場の稼中止を決定している。この工場の年間上高は三星コニングのブラウン管とガラス基板上高の7-8%を占めていた。現地の使協議をて最終決定を下すと明しているが、TV市場がPDPとLCDに再編されながらカラブラウン管(CRT)ガラスの需要は急減しているのが態で、06年にはソウル郊外の京畿道(キョンギド)、水原(スウォン)にあったブラウン管用ガラス基盤ライン2か所も製造を中している。


 


 三星コニングは06年に07年も経営悪化の可能性を念頭において2090億ウォンの減損理を施していた。事業部門別にはガラスを生産するディスプレイ事業部門が1290億ウォン、LCDTV用バックライトユニットを生産するBLU事業部門が720億ウォン、PDPTVフィルタなどを生産するDIM事業部門が80億ウォンだった。


 


 減損理の内訳では三星コニングの上高の60%を占めているガラス部門だったことから、三星グルプの全体の成長のためにもブラウン管ガラス事業からは手を引くしかない。


 


 三星コニングは、04年には987億ウォンの業利益をあげていたが、05年、創業以32年ぶりに111億ウォンの業赤字に換、06年も66億ウォンの業損失を記し、低迷からけ出せずにいる。


 


 三星電子が2社の合を決めたことにして、業界では「ブラウン管TV事業の本格的なリストラが始まった」と囁かれている。事業の業績化で連赤字を計上している三星SDIも救策として本社土地約14万平方メトルと建物10万平方メトルを三星電子に却すると表したことも、この噂を裏づけている。


 


 三星SDIは、今回の却でブラウン管連施設をすべて手放したことになる。釜山のブラウン管生産ラインも運の決定が下された。


 


 三星コニング精密ガラスの係者は「リストラにより人員削減の問題はっているが、今回の合LCD用ガラス事業だけだった事業分野をITO(酸化インジウムスズ)のタゲット材やPDPTV用フィルタなど平板ディスプレイ部品および素材事業を多角化できるようになった。門企業としての競力をより一層化できるチャンス」と述べている。



趙章恩(チョウ
チャンウン=ITジャナリスト)


 


 


 BCN This Week 2008年1月7日 vol.1217 載]  Link


 

韓国 情報通信部

修好15周年を記念して


べトナムとICTフォラム開催


 


 


【ソウル】韓情報通信部は11月30日、韓─ベトナム修交15周年を記念するため、ベトナムのハノイ市で「韓─ベトナムICTフォラムおよび展示」を開催した。キムドンス情報通信部次官は、ベトナム情報通信部次官のトゥランドックライ氏とIT談を行い、両国ITパトナシップをよりめることで合意した。



 今回のフォ
ラムは韓─ベトナム両国IT協力係をよりいっそうめるためベトナム政府の招待で行われたもので、韓WiBro、DMB、IPTVなどの先端技術やサビスを紹介した。


 


 この日は、ベトナムの通信社であるVNPT(ベトナム郵政通信公社)をはじめ、Vinaphone、韓KT、SKテレコム、韓電子通信究所(ETRI)などからも300人ほどが加した。


 


 キムドンス情報通信部次官は「韓はベトナムにして世界で最もたくさん投資をしている。今日のフォラムが両国の包括的同伴的係を化する契機となり、WiBro、DMBなど新しいIT技術とサビス分野において両国間の協力がさらに深まる場になることを期待する」と韓IT企業のベトナム進出を期待するといった言をした。


 


 韓側はベトナム政府にして、商用化に成功した世界標準技術であるWiBroを導入してもらいたいと希望し、ベトナムに進出している韓企業が直面している問題を解消できるようベトナム政府の積極的な支援を要請した。


 


 これにしてベトナム情報通信部次官は、WiBroなど韓の先端技術を高く評しながらベトナムに進出した韓企業を直接訪問し、問題を解決するために最善をくしており、今後も持的な支援をすると明らかにした。


 


 韓情報通信部はまた、ベトナム郵電通信技術究院本館で韓ベトナム情報接近センタ再開所式を行った。このセンタ2003年にオプンし、公務員、生、社員など4万人以上が利用する施設で、ベトナム民の情報利用能力向上に寄してきた。修交15周年を記念し、センタを最新IT装備にアップグレドし再開所。これからもベトナムの情報化促進に重要な役割を果たすと期待されている。


 


 傘下機である韓ソフトウェア振興院もベトナムでのIT市場開拓のチャンスを確保し、韓IT企業を報するため「韓─ベトナムSW協力カンファレンス」を開催した。主に電子政府構築にする企業が加し、11のビジネスミティングも行われた。



趙章恩(チョウ
チャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2007年12月17日 vol.1216 載] Link


 


 

[東京留学生活] 生まれてはじめての学会発表、社会情報学会

ひえ~生まれて初めての学会発表は、空しいというか悲しいというか、切ないというか・・・



9月12~14日、学会と韓国のお盆連休が重なってしまった。嫁として当然里帰りして旦那さんの実家でっせと法事の準備をするのが当たり前なのだが、学会ということで特別に欠席を許してもらった。5月に学会にエントリーしてから、口癖のように学会の準備が・・・学会の発表が・・・とか心配して緊張して自分なりに色々準備をしてきた。



ところが、悲しいことに、私の発表を聞きにきてくれた人は一人もいなかったのである。



教室にはコメンテーターの先生お二人、ち~んと時間になるとベルを鳴らすバイトお一人、私の先に発表をして帰るタイミングを逃したチャンウクさん、私の前の発表であった中国携帯電話産業の発表を聞きに来て同じく帰るタイミングを逃した紳士お一人、の5人の前での発表となった。他の教室は椅子が足りなくて大混雑しているというのに、私の発表は・・・仕方なく聞いている人だけだとはな・・・・



5月から5ヶ月間も学会が~とか言って騒いだ自分がバカみたいで泣いてしまった。この学会は参加者が優秀な発表をした人に投票するシステムなんだけど、私の発表を聞いた人がいない、つまり私に投票してくれる人は一人もいないということじゃないか!!!あ~空しい。聞いてくれる人が増えても選ばれないとは思うけどさ~・・・でもなんていうか、もうちょっと聞いてくれる人がいてほしかったな・・・・



こんな発表なら家族と一緒にお盆連休を過ごせばよかったなどと落ち込んでいたのも束の間。涙を流すというのはすごく気分転換になるもので、今度はこんなことぐらいで泣いている自分がバカみたいで、なんで泣いてるんだ??と気を取り直し、学食でいつものエコノミー定食を食べて、他の発表を聞きに行った。人の発表を聞いているうちに、自分の研究分野をもう少し拡大した方がいいのかもしれないとアイデアをもらったり、こんな全然わけの分からない研究もあるもんだな~と感心したり、刺激になった。



いいことも色々あったな~コメンテーターの先生お二人は笑顔でうんうんと頷きながら一生懸命発表を聞いてくださって、密度のある発表だったというコメントももらったし(でも、他の発表者も全員褒められたんだとさ~)、同じ須藤研の木下さんにはおいしいアイスももらったし、田中研の岡本さんにも色んなアドバイス&バイトもさせてもらったし、他の学生とも話す機会があったし、学会がなかったら体験できなかったこともあった。めでたしめでたし。



これからもがんばるぞ!!



ところで、


私は学際情報学府の修士課程なんだけど、これが気を抜くと 「東京大学が臭い情報学府」になるんだよ。メールで間違えて「東京大学が臭い情報学府」って送信したこと何度もあるもんね。恥ずかしい・・・・

– BY  趙章恩

Link
http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=70