「世界初」はもういらない――韓国イ・ミョンバク政権の新IT戦略

韓国知識経済部は2008年7月10日、イ・ミョンバク新政権のIT産業政策である「New-IT戦略」を発表した。その目標は「ITの拡散による産業構造の先進化と社会問題解決」で、3大戦略分野として「全産業と融合するIT産業」「経済社会問題を解決するIT産業」「高度化するIT産業」が選定された。2012年まで韓国IT産業では「融合」がキーワードになる。

■ITの恩恵をすべての産業に


 知識経済部は「新しい時代精神に立脚して3つの戦略分野を導出した。IT産業そのものだけでなく、全産業と経済社会の当面の課題を解決する方向でIT政策を変化させる必要がある」としている。この戦略をとりまとめた知識経済部は2008年の再編により情報通信部と産業資源部が一つになった省庁で、日本で言えば総務省のIT政策部門と経済産業省が一つになったようなところだ(通信と放送に関しては通信放送委員会が別途設立された)。24日には新戦略の具体的な実行計画として「ITイノベーション2012」も発表した。









国会開会式で演説する韓国の李明博大統領=11日、ソウル〔共同〕


 新政権は、ノ・ムヒョン大統領時代の「IT839戦略」に対して「政府の関与が大きすぎる」と批判的だった。Wibro(モバイルWiMAX)やDMB(モバイルデジタル放送)といった「世界初」を目指した技術開発は進んだものの企業や市場の需要を反映しておらず、名ばかりの政策も多かったという主張である。それだけに、今回の新戦略で何がどれだけ変わるかが注目を集めていた。


 イ・ミョンバク大統領の在任期間にあたる2008年から2012年まで実施される新しい戦略は、今まで何度も新政権が強調してきたように市場主義、自由競争が基本となる。政府と公共機関は需要がまだ少ない最新分野に投資し、需要を拡大させる役割を担うという。

 知識経済部の資料を見ると、2007年の韓国IT産業の輸出動向は、携帯電話端末、半導体、ディスプレーの3品目だけで全体の約77%を占めている。IT業界は中小企業の占める割合が約99%と高いのに対し、生産に占める割合は約29%、輸出は約13%に過ぎない。しかも携帯電話やディスプレーは海外から部品の多くを輸入しており、IT輸出が増加すればその分だけ輸入や海外へのロイヤルティー支出も増える。


 韓国はサムスン電子、LG電子など一部企業がグローバル化を果たし、インターネットの利用率も高い。しかし、今の産業構造を変えていき、全産業のIT化により経済全体を活性化させていかなければ、「IT強国」とはいえなくなるという危機感は多くの人に共通している。New-IT戦略は何よりも企業と市場の活性化が重要であるとして、大手企業はもちろん、中小企業が希望をもってビジネスに取り組めるような戦略作りに苦心した様子が伺える。

■RFIDやグリーンITに集中投資


 New-IT戦略によると、政府は2012年までの5年間に3兆5000億ウォンを投資する。一方、民間企業の投資額は110兆ウォンを見込み、民間主導で財政支出を抑制する方針だ。


 数値目標では、2012年までに国内生産1兆ウォン以上のIT融合産業分野を10以上創出し、製造業の成長率を2%以上引き上げる。また2012年にはIT産業輸出品目の多様化で輸出金額2000億ドルを達成し、売上高500億ウォン以上の企業を2007年の607社から2012年には1000社に増やす。そのほか、グローバルソフトウエア企業を10社育成し、専門教育を受けた2万人のNew-IT人材を養成することなどが挙げられている。







 「全産業と融合するIT産業」の具体的な計画としては、製品のIT化、プロセスのIT化、サービス業のIT化、組み込みソフトウエア開発を推進する。造船・自動車・機械・繊維・医療機器といった韓国を代表する5つの既存産業でITの融合に取り組み、2012年には融合技術を12分野に拡大させる。


 中でもRFIDには力を入れる方針だ。自動車や繊維(衣類)、流通産業にRFIDやユビキタス・センサー・ネットワーク(USN)を導入したテスト事業を立ち上げるなど、RFID普及だけで2008年に60億ウォンを投資する。既存産業のIT融合を促進するための「産業IT融合センター」も2012年までに10カ所に設立する。


 「経済社会問題を解決するIT産業」では、グリーンIT実現のためIT製品の省エネ効率を2012年までに20%向上するという目標を掲げる。このための関連技術開発に5年間で2000億ウォンを投資し、LED(発光ダイオード)産業の世界シェア3位を目指すという。郵便局や公共機関が率先してLED照明などを導入し、民間の需要も掘り起こせるように500億ウォン規模のLED共同ファンドも組成する。

 さらに高齢化に伴う医療問題解決のためユビキタスヘルスケアにも力を入れる。ユビキタス病院を3カ所程度設けるという計画があるほか、デジタル・レントゲン・ディテクター(Digital X-ray detector)といった先端医療機器開発に5年間で2500億ウォンを投資し、これを支援するためのセンター設立に1071億ウォンを充てる。医療機器のIT融合化では世界シェア5位が目標だ。


 「高度化するIT産業」としては、半導体やディスプレー産業育成、ネットワーク・無線通信、IT部品とソフトウエア産業の育成が含まれる。戦略分野としては電子情報デバイス、情報通信メディア、次世代通信ネットワーク、ロボット、ソフトウエアコンピューティング、知識サービス、USN、産業技術融合、バイオ医療機器が選定された。


 半導体やディスプレー、携帯電話端末などに使われるIT部品やコア技術の国産化のためには2008年だけで3204億ウォンが使われる。内訳は半導体が1081億ウォンでもっとも多く、IT部品802億ウォン、ネットワーク(次世代ネットワーク)540億ウォン、移動通信524億ウォン、ディスプレー320億ウォンとなっている。ディスプレー産業基盤センター協議会の設立、携帯電話端末の産業成長のためのモバイルテストフィールド拡大など、中核的なIT産業の基盤をより確固たるものにする。知能型ホームネットワーク産業発展戦略と知識情報セキュリティー産業発展戦略も2008年末までに立案し、このための予算として81億ウォンを補助する。

■人材育ててベンチャーに投入









サムスンの携帯「Anycall」の看板=ソウル〔AP Photo〕


 New-IT戦略では企業の需要を反映した人材養成も重要な課題となっている。


 人材養成については、大卒クラスの人材が余剰となる一方、博士クラスの高い教育を受けた高度人材が不足しているという課題がある。このため、「融合・複合」に対応して新市場を切り開くプロジェクトリーダーになりうる人材養成のため、2012年までに2800億ウォンを投資して2万人を養成する。


 韓国では失業率が上昇し求職難となっている。しかし、中小ベンチャー企業からは「我々には有望な人材が回ってこず、依然として求人難」と、長期的な人材養成を要求する声が絶えなかった。そのため、2009年にはまず全国5カ所で企業、大学、研究所が共同参加する「IT融複合人材養成センター」を設立運営する計画だ。

 政府の支援を受けた人材と政府の研究機関の研究員には中小企業やベンチャー企業での勤務を義務付けるという制度も検討されている。生涯のキャリアを管理してもらえる「高級IT人材全生涯キャリアパス管理体制」が導入され、海外に離れていく人材を呼び戻す戦略も立てている。


 さらに、世界で初めてIT教育認証制度「ソウル・アコード」を2009年に始める。技術者教育の分野では国際的な同等性を相互承認するための国際協議体としてワシントン・アコード(Washington Accord)がある。しかしワシントン・アコードではIT分野の教育特性を十分反映できないため、韓国主導でIT教育国際認証の枠組みであるソウル・アコードを推進するということだ。


 法制も変更する。現在はいくつもの法律に分かれている情報通信関連法を一つにまとめ、IT製造業とサービス業が並行発展できる制度的基盤作りとして「情報通信産業振興法(仮称)」を2008年12月には国会に提出する計画だ。


 このほか、New-IT戦略には国内の知的財産権管理を強化して海外企業との特許紛争に対応できるよう専門性を高めること、IT研究開発基金として大手通信企業が売上高の0.1%ほどを政府に拠出していた制度を5年後に廃止し料金競争を高めること、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)と韓国情報通信国際協力振興院(KIICA)に分かれていた韓国企業の海外進出支援組織を一本化し窓口を大韓貿易投資振興公社に絞るといったことも盛り込まれている。

■「世界初」より実質的な支援に転換


 政府関係者らはNew-IT戦略について、IT839戦略をはじめとする過去のIT戦略といかに異なるかをしきりに強調している。ただ、重点事業としている8大課題も、IT839時代に選定された産業資源部の7大戦略技術と情報通信部の14大IT革新技術をまとめて8つにしただけといえないこともない。既存産業とITの融合や部品の国産化も前々から課題とされてきたことだ。


 変化があるとすれば、やはり情報通信部と産業資源部に分かれていたIT産業政策が、2008年からすべて知識経済部の担当となり、省庁間の縄張り争いがなくなりスムーズにことが運ぶようになったという面だろうか。これにより企業も楽になった。







 今までのIT戦略はサービス、ネットワーク、機器といったIT産業そのものの発展に焦点が当てられていた。それに対し、New-IT戦略はIT利活用による社会問題の解決や、産業全般の高度化など範囲が広く、「ITそのものの戦略というより国家発展戦略に近い」と政府は説明している。しかし、いまのところ大きな差は感じられない。ソフトウエアやSIといった業界からは「融合ばかり強調してIT産業自体の成長支援策については触れていない」という批判の声もあがっている。


 ただ、これまでのスローガンであった「世界初で何かをする」という目標は一転して影を潜めた。世界初という記録を求めて政府が旗を振るよりは、企業の意見を優先し、企業が望む人材を養成したり、ファンドや協議会を設立したりすることで間接的に企業を支援する。省庁間の無用なアピール合戦の必要がなくなったため、実質的な成果を追求しやすくなったという側面もあるだろう。こうした政策の転換はこれからの産業発展に影響を与えるはずだ。


 経済大統領として期待されたイ・ミョンバク大統領が就任し、真っ先に政府組織再編が行われた。小さな政府、ビジネスがしやすい最小限の規制が新政権のキャッチフレーズでもある。IT産業に関しても省庁再編により業務の改廃や公務員リストラが噂されたりし、落ち着かない雰囲気が続いていた。

 New-IT戦略の発表で、IT産業全体がようやく今年度の仕事を始められるようになったといわれている。それは結局、韓国はまだ企業が政府の支援に頼りすぎているということの裏返しだろう。新政権の狙い通り、民間主導の経済が実現するにはもう少し時間がかかりそうだ。

– 趙 章恩  

NIKKEI NET  
インターネット:連載・コラム  
2008年7月30日


韓国CM REPORT – ロッテ – ソン・ジヒョ


ソン・ジヒョ プロフィール


1981年8月15日生まれ。


168cm、46kg。本名はチョン・ソンイム。ペルシャ猫のようなキリリとした顔立ちと、悲しそうで冷たそうな神秘的雰囲気で、ファンを虜にしている。2001年10代向けファッション雑誌『kiki』の表紙モデルでデビュー。化粧品、製菓、緑茶、ビール、携帯電話、シャンプー、自動車など数々のCMに出演。出演作にはドラマ『宮』、『朱蒙』、映画『女子高怪談3 狐階段』がある。両親が水泳選手出身だったため、子供のころから水泳が得意。そのおかげで、抜群のプロポーションを手に入れることができたとのこと。


 





ナトゥル



出演




ソン・ジヒョ

放映日




2001年05月

ドラマ『宮』で、皇太子の初恋でありながら不倫(?)を夢見るミン・ヒョリン役で強烈な印象を残したソン・ジヒョ。バレリーナになるため玉の輿を諦めるものの、やっぱり皇太子のことが忘れられず後悔する揺れる気持ちを、寂しそうな表情やじっと見つめる視線でとても上手く表現してましたね。これ以上のキャスティングはないとまで言われたほどです。女優としては新人ですが、モデル生活が長かったので「どこかで見たことのある顔」として、TVでも親近感を持たれています。


「ナトゥル」のCMは、そんな彼女のモデル時代、TVCMに顔を出すようになって間もなかったころの貴重な映像です。ドラマとは顔立ちが若干違うような、今のほうが断然若く見える(!)のが不思議です。『宮』が大ブレイクしてから、国民的ドラマともいわれた『朱蒙(チュモン)』にも重要な役で出演し、演技力を認められました。


芸能界にデビューしたきっかけは、街角スカウト。狎鴎亭洞(アックジョンドン)にあるカフェでアルバイトしていたところ、今のマネージャーにスカウトされたそうです。両親の猛反対を振り切り、ファッション雑誌『kiki』の表紙モデルとして2001年デビューし、数十編のTVCMに出演しました。ドラマ『宮』に出演してからはさらにCMの出番が増え、セクシー写真集も披露しました。


理想のタイプは目が一重で男らしい男性だそうで、チョン・ジヒョンのような女優兼モデルになるのが夢だそうです。2007年は、セクシーコメディー映画を撮影中。今までとは全然違う魅力を見せてくれるそうなので、期待してしまいます。


 – BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200105&dr=food

キャリアとコンテンツプロバイダーとの主従関係は改善する?

例えば日本のiモードの公式サイトになった場合、キャリアとコンテンツプロバイダー(CP)との利用料配分はキャリアが9%でCPが91%と配分率が公開されている。携帯電話キャリアはヒットコンテンツを見つけて利用させて通信費で儲ける(今はそうもいかなくなったが)というのが基本的なビジネスの仕組みだった。韓国ではCPとの契約なんてキャリアの勝手。利用料の60%をキャリアが持っていくなんていう契約もあれば、30%しか持っていかない契約もある。どことどのような契約をするかは、キャリアの勝手なのだ。韓国の放送通信委員会はこれは不公正取引行為として、キャリアとCPとの契約関係を改善すべく制度改善のために調査に着手した。

 韓国ではほとんどのコンテンツ契約がCPや製作した人は4割未満の配分となっている。キャリアやポータルサイトはいつも「本の印税は10%。それに比べたら40%ももらえるなんてステキな契約じゃないですか」という。日本のキャリアは手数料として9%ほどしか取らないと聞いてびっくりしてしまった。アップルのApp Storeだって手数料は30%だというのに。当然のことだが、iPhoneが韓国に入ってきたらCPはみんなApp Storeを狙うだろう。


 今はまだ端末に韓国標準プラットフォームWIPIを搭載しない限りiPhoneは韓国で販売できないと止めてはいるものの、端末ラインアップを豊富にして顧客の離脱を防止したいキャリアの要請から、WIPI搭載義務の廃止は時間の問題といわれるようになった。iPhoneとApp Storeが押し寄せてきたとき、韓国のキャリアは今のままで大丈夫なのだろうか。

韓国は日本と違ったビジネス環境でもある。韓国のモバイルコンテンツはマスターCP(キャリアの子会社になっている場合が多い)と呼ばれる大型CP経由で納品される。キャリアとの直接交渉ではなくマスターCPと交渉しなければならないし、経由点が多いから手数料として取られるのも大きいかもしれない。また日本ではキャリアは場所を提供し、コンテンツはCPが担当するという立場だが、韓国はキャリアがコンテンツ開発に積極的で、映画会社やレコード会社を買収してコンテンツ勢力を拡大させている。


 放送通信委員会の通信利用制度課は、モバイルインターネット・コンテンツの活性化と有望新規事業者発掘のための公正競争環境を作ろうとしている。キャリアとCPの契約から端末会社とCPの契約へ変わっていこうとしている中、新しいモバイルコンテンツ事業者がどんどん市場に出てくるようにするためには、キャリアとCPとの取引や契約関係が明確でないといけないという考えからだ。


 それに今までの政府の支援策といえば、海外展示会に参加する費用を補助するとか、コンテンツ開発費を補助するとか、お金をあげて生き延びられるようにする支援が多かった。それを市場の中で生きていけるように、公正な環境を作り、国内市場で積極的にコンテンツサービスを展開して競争できるようにすることで、海外でも通用するコンテンツにさせていくということ。Wibro(モバイルWiMAX)普及により、モバイルコンテンツの需要増加が見込まれているため、今のうちに明朗会計な市場に整えておきたいということなのかもしれない。


 韓国は日本より携帯電話、モバイルでは遅れを取っているようにみえる。確かに利用率の面では携帯電話からネットにアクセスすることはあまりしない(高校生や大学生の利用率はぐんぐん伸びているが)。それでも、韓国が発祥の世界的モバイルコンテンツだってある。韓国ではカラリング、日本ではメロディコールや街うたといわれる、電話がつながるときになる信号音の代わりに音楽が流れるというあれだ。


 ゲーム好きの韓国だけに、パケット通信費が高いといってもモバイルゲームは好調で海外へもわんさか輸出されている。キャリアに利用料の50から70%を持っていかれながらも、次々に新しいアイデアでコンテンツを披露している。キャリアの取り分が10%でCPが90%もらえるようになったら、もっと意欲的になってすごいことになるのではないかと期待してしまう。


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン
2008年9月3日

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20080903/1007634/

韓国CM REPORT – ロッテ – パク・ジビン


パク・ジビン プロフィール


1995年3月14日生まれ。


120cm、20kg。2001年ミュージカル『トミー』の子役でデビュー。2005年映画『アンニョン、兄さん』で、小児癌で入院した兄と看病する母を何とか励まそうと健気にがんばる弟役で主役を務め、モントリオール国際映画祭主演男優賞を受賞した。映画『青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~』では、クォン・サンウの子役として出演している。2007年時代劇ドラマ『イサン』では、祖父に父を殺され、王位を継承する悲運の王子を演じ、卓越な演技で視聴者を虜にした。中学生なのにまだ幼稚園生のように体が小さいのが悩みだそうで、背が伸びる特別な治療も受けているとか。





ドリームキッド



出演




パク・ジビン

放映日




2007年4月

ジビン君は、韓国では知らない人のいないナンバーワン子役俳優。子役なのに大人の主人公に負けない演技力と存在感で、彼が出演するドラマは失敗しないとまで言われています。中学生になったのに背があまり伸びず、体も小さいのが悩みだそうで、ジビン君の悩みがそのままCMとなっています。


韓国の子役出身俳優は、大人になっても平均身長に満たない小柄な人が多いんです。子供の頃から芸能界にいると、外で遊ぶこともなく撮影に徹夜にと過酷な生活を送るため、睡眠不足で成長が促進されず、背が伸びないんだとか。ジビン君もそれで悩んでいるんですね。


日本もこの頃の子供達は、親より背も高くスッキリした体型の子が増えていますが、韓国でも、最近の子供達は本当に背が高くて脚も長くて、同じ人種には見えないほどです。高校生の平均身長は男子174cm、女子が162cm。それでも足りないのか、理想の身長は男子185cm、女子170cmというから驚きです。お母さん達も、子供の背は高ければ高いほど望ましいと考えていて、赤ん坊の時から背が伸びるというマッサージをしたり、「ドリームキッド」のような健康食品を飲ませたりしています。主婦向け雑誌でのアンケート調査結果によると、子供の背が伸びなくて悩んでいると答えた人が97%もいたというから、身長の悩みは尽きません。最近では病院で成長板という骨の開きを検査してもらい、子供が将来どれぐらい背が伸びるのかを予測しては、何とか背をもっと伸ばそうと、第二次性徴が現れるのを遅らせる注射まで打たせるすごいお母さんも少なくないようです。それほど韓国では、背が高く頭もいい子を育てるために、成長期に飲ませる健康食品を重要視しているのです。


ロッテの健康食品「ドリームキッド」は、免疫力を高める必須ビタミンと、成長発育に必要なカルシウムを補給してくれる漢方成分を配合。それなのに食べやすいイチゴ味です。キャンディーのように一個ずつ包装されていて、おやつ感覚で子供が嫌がらず噛んで食べるので、お母さん達に大好評です。

 – BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200704&dr=food

<ケーススタディ“韓流”IT TRY&ERROR>8.今回のテーマ■IT活用の健康管理

ユビキタスで健康管理 韓初の試みが09年末から


 


 


 


添付画像 2009年末に完成入居予定のユビキタスシティ。その住民全員に、ユビキタスヘルスケアを提供する公共福祉サビスが開始されることになった。韓初の試みである。ソウルから車で約1時間の距離にある坡州市交河新都市開がその象地域で、05年11月から489万坪の敷地に約100億円の事業費をかけて、ユビキタスシティの建設が始まっている。ユビキタス連技術を利用して、「トタルライフケアシティ」「スマト交通シティ」「かい福祉シティ」の3つのテマを現するのが目標で、自治体と大韓住宅公社、通信社のKTなどが加している。



 ユビキタス
ヘルスケアは実験として一人暮らしの老人や離島を象に行われたことがあるものの、一つの都市の入居者全員を象に提供するのは初めてだ。坡州市のユビキタスヘルスケアは約8000世21万8000人を象に自治体の保健福祉サビスとして提供される予定で、市民の健康運動バイオ情報を時測定し、個態に適した健康管理情報を提供し、慢性疾患を事前に予防することで健康な都市を作るというもの。そのために遠隔体力測定、個人別の健康促進のための運動方、住民用フィットネスセンタの運、訪問看護サビス、療スタッフからサビスを受けられるヘルスケアポタルサイト運などが予定されている。KTは「事業討をませ、すでにシステム設計を終えた段階」としており、09年末から10年の初めにはユビキタス環境で健康管理サビスを受けられることになる。添付画像


 


 坡州市は韓初のユビキタスシティ建設を記念するため、07年10月から未都市を紹介するショム「ユビパク」を運している。15万坪の敷地に約23億円をかけて建設されたユビキタスシティが体できるショムで、世界最大規模のユビキタス体空間として知られている。みたい本をテブルに置くと音み上げてくれたり、バスルムの鏡に今日のニュスと象情報が表示されたり、その日の分によって色や柄をえられる壁紙など家の中の化や都市統合ネットワクによって住民の生活がどのように快適になるのかといったことが展示されている。(趙 章恩●取材/文)


 


 BCN This Week 2008年9月1日 vol.1249 載]Link


 

韓国CM REPORT – ロッテ – チェ・ミンシク


チェ・ミンシク プロフィール


1962年4月27日生まれ。


177cm、70kg。韓国のゲイリー・オールドマンと呼ばれるほど、卓越な演技力を持つ俳優。大学で演劇を専攻したものの、最初は小道具やエキストラ同然の役しかもらえなかったが、『野望の歳月』というドラマ1本で大スターになる。その後ヒット作に恵まれず、山あり谷ありの人生を歩むが、大学の後輩でもあるハン・ソクギュと共演したドラマ『ソウルの月』、映画『シュリ』が大ヒットし、再び映画で再起を果たす。


ドラマ『野望の歳月』、『ソウルの月』、映画『オールドボーイ』、『親切なクムジャさん』、『拳が泣いている』、『パイラン』、『花咲く春には、『醉画仙』、『静かな家族』、『ハッピーエンド』、『シュリ』、『ナンバー3』、『墜落するものには羽がある』、『クロアリラン』などに出演。


『オールドボーイ』で第57回カンヌ国際映画祭審査委員大賞、青龍映画祭最優秀男優賞2回、百賞最優秀演技賞、大鐘賞主演男優賞、アジア太平洋映画祭主演男優賞など、数々の賞を獲得している。韓国政府より文化勲章が授章されたが、韓米FTA締結により、韓国映画の年間上映日数を減らされた「スクリーンクォーター制度」の縮小に抗議するため返納した。





デルモントコールド



出演




チェ・ミンシク

放映日




2000年8月

日本では、映画『シュリ』の北朝鮮特殊部隊のリーダー役として覚えているファンが多いのではないでしょうか。浅田次郎の短編小説が原作の映画『パイラン』のどうしようもないチンピラ役、イ・ヨンエ主演の映画『親切なクムジャさん』のペク先生役、映画『オールドボーイ』の13年間監禁された男、映画『醉画仙』で演じた、名画家でありながら芸術への執着から変人扱いされた、朝鮮時代の実在の人物チャン・スンオプなど……。平凡でない役柄をとても自然に演じて、存在感をアピールしてきたチェ・ミンシクは、とにかく演技が上手な庶民派俳優として男性ファンが多いことで有名です。映画監督が選ぶ一度は主人公にしてみたい俳優としても、頻繁に名前が挙がるほど、韓国の映画業界を支えるカリスマ俳優でもあります。


リュ・スンボムと共演した映画『拳が泣いている』のテシク役もハマリ役でした。テシクは、元アジアンゲーム銀メダリストなのに、今は無職で借金を抱える40歳。お金を稼ぐため、1分1万ウォンで人間サンドバッグになるような男です。だからといって、「チェ・ミンシクってだめ男役がすごく似合うんだね~」なんて思っていたら大間違い。1990年のドラマ『野望の歳月』で、「クション」というニックネームを持つ美男子として強烈なデビューを果たし、ヨン様に勝るとも劣らない人気で、乙女心を揺さぶったそうです。でも、カッコイイ役は、これが最初で最後だったような……。


映画『オールドボーイ』では、第57回カンヌ映画祭に招待され、審査員大賞を受賞しました。韓国ではカンヌ授賞式より、レッドカーペットの上に一緒に登場した、チェ・ミンシクとは似合わない(?)若くて超美人の奥さんのほうが話題になりました。


「デルモントコールド」のCMでは「お~いコールドは!? また忘れたの?」という時のコールドが飲みたい! という表情、そして「これだよこれ!」という時の嬉しそうな表情で、たとえセリフがわらなくても、デルモントのおいしさをわかりやすく伝わってきます。CMひとつにも、決して手を抜かない演技力はさすがです。

 – BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200008&dr=drink

<ケーススタディ“韓流”IT TRY&ERROR>7.今回のテーマ■新政権のIT戦略

新政IT表「IT Innovationフォラム」も


 


 


 


添付画像 2008年7月10日、李明博(イミョンバク)政府のIT略が表された。IT産業展のための政策というより、存産業とITを融合させ、さらなる経済発展を成し遂げることを最大の目標としている。



 「NEW-IT
略」と名づけられた08-12年の韓IT略の骨子は、「全産業とIT融合」「経済問題解決とIT」「核心IT産業の高度化」の3つのテマに分けられる。


 


 グリIT、部品産化、法律整備、人材養成など今までの略とあまりわらない容となっている。ただ、政府組織の再編により、情報通信部と産業資源部に分かれていた省が知識経済部にまとまったことで、省間の無駄ないがなくなり予算の配分や執行をしやすくなったことは高く評されている。また、何でも政府が支援して育てるという方針ではなく、ユビキタスセンサネットワク、ロボット、ソフトウェア、バイオなど、需要を掘り起せるところに集中的に政府の予算を投入するという市場主義も調されている。


 


 韓政府はNEW-IT略のために08年6800億ウォン、12年までの5年間に3兆5000億ウォンを投資する計を立てている。添付画像


 


 しかし、IT業界からは不も聞こえる。韓の問題点とされているのが、大企業に偏った支援策だ。半導体電話ディスプレの三大産業がIT生産や輸出の大部分を占めている現皮し、中小企業が成長できる解決策はまだ見えていないという指摘がなされている。


 


 そのため、IT略を率的に推進するため産官IT活用の成功事例を共有し、IT活用政策を討する「IT Innovationフォラム」も新設された。ITインフラの普及や個人のインタネットの利用率は高くても、企業のIT利活用は世界レベルに達していないのではないかという反省から、非IT企業のIT利活用やIT導入による競化を目的としている。


 


 7月24日に開催された第1回目のフォラムでは現代自動車と協力工場でのRFID導入事例が紹介された。最近は企業と企業の競というより企業群同士の競になっていて、大手企業と密接なかかわりを持つ中小企業のIT化なしでは企業群の競力も高められないため政府の支援が必要であるということが議論された。


 


 今後の展開に中小企業の注目が集まっている。(趙章恩●取材/文)  


 


 BCN This Week 2008年8月25日 vol.1248 載] Link


韓国CM REPORT – ロッテ – ハン・ジミン


ハン・ジミン プロフィール


1982年11月5日生まれ。


160cm43kg。小学生の頃から学習誌のモデルとして活躍し、ファッション雑誌『Ceci』のモデルからタレントに抜擢された。映画『青燕』、ドラマ『イサン』、『京城スキャンダル』、『無敵の落下傘要員』、『オオカミ』、『復活』、『チャングムの誓い』、『オールイン』に出演。3世代が同居する大家族で、おじいさん、お父さん、ジミンまで3代が同じ小学校に通ったそう。がんで闘病中のおじいさんを喜ばせるため芸能人になったほど、おじいさんっ子でもある。美人が多い家柄で、お母さんとお姉さんもよく「モデルしませんか?」と路上スカウトされるという。率直な性格のせいか芸能人だからと気取るのが嫌で、悔しいことや悲しいことがあると、その場で泣いてすぐ忘れてしまうんだとか。大学では社会福祉を専攻し、将来の夢は老人ケアセンターを設立すること。


 





ナトゥル



出演




ハン・ジミン

放映日




2007年3月

天然食材で作るナトゥルアイスクリームの中に、いろいろなベリーが入りました。これも入れてあれも入れて~「えい! 入れちゃえ~」というようなジミンの表情が、とっても幼くてかわいくて微笑ましいですよね。


ジミンは22歳の時、ドラマ『オールイン』で同じ年のソン・へギョの子役としてデビューしたほどの童顔でもあり、透き通るような美肌と、クリクリとした黒い瞳が印象的です。20代半ばの年齢で、いまだに女子高生役が似合うという年齢不詳の美しさを持つ女優ですよね。そのせいでチャングムの医女仲間として出演した『チャングムの誓い』では、「イ・ヨンエの友達というよりも叔母と姪ではないか!」といわれたほど、大人っぽい役を演じるのは難しい様子です。撮影現場でも子供扱いされることが多く、大人っぽく見せるためにホラー映画にも出演したりしましたが、透明で愛くるしいイメージの役が一番似合います。


ほっそり小柄なのに、実はアイスクリームなどのスイーツが大好きで、『チャングムの誓い』の撮影中は、チャングムテーマパークにある売店の売上の半分はジミンのお小遣いだったほど。クオリティーの高いアイスクリームを追求するナトゥルのCMには、ぴったりのモデルですね。

 – BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200703&dr=food

第17回:『太王四神記』のストーリーがわからない人のために 6

【第十七回】

『太王四神記』のストーリーがわからない人のために 6







今、ヨン様はニューヨークの空の下



みなさん! 『太王四神記』に関する新しいニュースです。ヨン様とヨンベアがガイド役をしてくれる脳トレーニングオンラインゲームが登場するそうですよ。これは絶対買っちゃいますよね。四神も一緒に登場してゲームを盛り上げてくれると、さらにおもしろくなりそうですよね。タムドクと四神にまた会える日が来るといいですね~。


さて、大阪で行なわれたプレミアムイベントのとき、ヨン様は3年ぶりに韓国の記者達のインタビューに応えました。インタビュー嫌いで有名なヨン様が、日本では10時間以上もリレーインタビューに応えたのに、地元の韓国では取材に応じてくれないと拗ねている韓国のメディアも多いんです。でも、誤解を招くような記事ばかりで、ヨン様の発言を心で受け止めて記事を書く記者がいない、どうしようもない記事を記者が拡大解釈して、さらに変な記事を書くという、その繰り返しだったから、もう何も話さないほうがいいと取材嫌いになってしまうヨン様の気持ちもわかります。確かに、韓国ではヨン様を妬み、過少評価して適当なことを書く媒体が目立ちますね。ヨン様が築き上げた世界のヨン家族ネットワークを知らない人も多いんです。


でも今回の『太王四神記』とプレミアムイベントで、韓国でもヨン様のすごいパワーを認め、彼を尊敬する雰囲気へと変わってきているようです。個人的に韓国のマスコミにお願いしたいのですが、いまだに「ヨン様の前恋人」というようなタイトルをつけて、どうでもいいことを報道するのはやめてもらいたいものですね。本人は何も言っていないのに、その女性の父親にインタビューまでして、今もヨン様と関連があるように見せかけるなんて……。部数を稼ぐためにそんなことにヨン様の名前を使うなんて、ヨン様家族として不愉快な気分になってしまいますが、みなさんはいかがですか?


一方、ニューヨークでオフを楽しんでいるヨン様。毎日3時間ほどのスポーツジム通いは、国が変わっても続けているようで、ひとりで過ごす時間を大事にされているそうです。コミュニティサイトには、ニューヨークでのヨン様目撃写真が投稿されています。


ヨン様はプレミアムイベント後のインタビューで、「アジアの家族のみなさんの身に余る愛に、いつも感謝しています。ドラマや映画を通さずに想いを伝えられる方法をずっと探しています」と話し、自分が生まれ育った韓国の美しさを伝えられるような写真集を作りたいという計画を明らかにしました。『太王四神記』のロケ地だった済州(チェジュ)島や丹陽(タンヤン)は、韓国の景勝地としてとっても有名なところ! 「どこを撮影するのか、これ以上ネタバレするとほかの人に先を越されるから秘密~」と笑っておられました。世界の家族がヨン様を通して韓国という国に興味を持ち、韓国に行ってみたいと思っていることを知っているからこそ、韓国を紹介するヨン様ならではの写真集を作ってみたいと思われたのでしょうね。大阪と東京、そして鎌倉でもカメラを手放しませんでしたが、ニューヨークでもあちこちで写真を撮ったり(またパパラッチに撮られたり)楽しんでいらっしゃるようです。








    切なく甘く、悲しすぎる場面の連続!



    そしてドラマのほうは、大阪のプレミアムイベント以来、いつになったらその美しい姿が見れるのだろうかと、首を長くして待っていたチョロこと、イ・フィリップさんがついに登場されましたね! 鉄仮面が結構怖くて、最初は「うわ~っ」なんて思っていたんですが、タムドクが神物を取り出したことで、見る見るうちに美男子に戻っていく場面は必見です。韓国ではイ・フィリップさんよりも、チョロの鉄仮面写真が先に公開されましたが、あまりにも巧みな特殊メイクだったので、「その中にこんな美男子が隠れていたなんて」と、そのギャップの大きさからいっそう話題になりました。


    さて、国内城に戻り重臣との誤解も解けたタムドクと、ちょっと平和を取り戻したようなフッケ将軍とヒョンゴ、チュムチ、チョロ、スジニ。スジニは城に戻るや否や、王様専用の酒蔵から、こっそりお酒を取り出します。その瞬間、フッケ将軍に見つかってしまうスジニ。フッケ将軍はスジニが孤児だと知り、自分の養女にしようとします。代々高句麗の王妃はフッケ将軍の家系から出ていて、先代の王様からも娘をタムドクの王妃にしてほしいと頼まれていました。しかしタムドクのセリフからすると、フッケ将軍の娘はすでに嫁いでしまったようです(フッケ将軍のセリフでは、「私には娘がいないから養女にならないか」と言っていますが……)。


    スジニは、フッケ将軍が率いる北軍には高句麗一の酒蔵があるということだけで喜んで! 張り切って! 娘になる気まんまんです。その夜はなんと!!! ミニにロングブーツという、とってもかわいい衣装で登場し、「今日はお父さんができる日なのに、こんな服でいいのかな~」なんて悩みますが、それがかわいくてかわいくて!


    スジニとタルグ、ヒョンミョンなどが集まり、フッケ将軍がスジニを養女にするのはタムドクの王妃にさせるためなんだと盛り上がっている頃、ヒョンゴはフッケ将軍を呼び出します。そして「スジニは百済の朱雀の神物を守っていた家で生まれた娘で、キハとスジニのどちらかが朱雀なのだが、まだわからない。スジニは赤ちゃんの頃、額に朱雀のマークが浮かび上がっていたことから四神のひとりである朱雀の可能性があり、朱雀は暴走すると黒朱雀になってこの世を火の海にしてしまうため、王妃にはできない」という出生の秘密を明かします。しかし! それをスジニが聞いてしまったのです。孤児で酒飲みでドンチャン騒ぎが好きで、ちょっと変わっているけれど、タムドクに恋をして仲間に囲まれて幸せな、平凡な女の子だと思っていたのに、自分は朱雀の運命を持っていて、いつ黒朱雀になるかわからないだなんて。過酷な運命を突然知らされることになったスジニは、ショックで涙を流します。火を操る力があり、子どもの頃、ヒョンゴに火遊びは絶対するなと念を押されていたのも、そのせいだったのかと嘆きます。


    そしてヒョンゴにこう聞きます。「私が朱雀の、そのなんたらになったらどうするの?」……ヒョンゴは苦しい表情で語ります。「そのような様子が見えたら、手遅れになる前にお前を殺さなくてはならない。だからこうやっていつも…お前を見守っているんだよ」。あ~なんてことを!!


    スジニはひとりでお酒を飲みながらぼーっとしています。そこへタムドクが現れたため、急いで隠れるスジニ。「出て来い。ここまで酒臭いぞ」と言うタムドク。ここからはタムドクの胸キュン! 心がジーンとするセリフが連発なので、注意深く観ないといけません!


    タムドクはスジニに、なぜフッケ将軍の養女にならなかったのかと聞きながら、「君は酒を飲み出すと最後まで止まらないくせがあって、僕は夜眠れないくせがあるから、いいじゃなか。こうやって夜な夜な一緒に過すのも」と言います。キャ~毎晩一緒にいようよっていうのは、もしかしてプロポーズなんでしょうか。しかもスジニの肩に手を回して、スジニが寄りかかれるように胸をかしてあげるところ!! ここはもう忘れられない名場面です。


    スジニは「養女になるという話を聞いて困ったでしょう。でも、ウソでもいいから、そうじゃなかったと言ってくれませんかと」聞きます。養女=王妃だからです。タムドクは「申し訳ないという気持ちになるかもしれない。残念と思うかもしれない。僕の最高の友達を失うから」と言います。ふたりの心が少しずつ距離を縮め、正直になろうとしています。スジニは何かを決意したような表情で、寂しそうな表情でこう言います。「私の名前の意味をご存知ですか? 人に飼われているけれど、空を飛ぶ鷹だって。それで無理やり捕まえて縛っておくと、長く生きられないそうです。おかしいですよね」。タムドクは聞いているのかいないのか、「あ~ジョッタ!(良い、気持ちいいという意味)」としか言いません。タムドクにとっては、こうやってスジニの隣に座り、スジニの体温を感じながらおしゃべりするこの時間が、何にも代えがたい平和で幸せなものだからでしょうか……。








      スジニは黒朱雀なの? その運命は!?



      心臓に刺さっていた神物から解放されたチョロは、スジニに特別な感情を抱きます。「百回も千回も同じ夢を見た。いつも空から見える世界、遠くにいる人たち、そしてその人がいた。その人に出会った。だから、神物はもういらない」。チョロはファヌン時代のセオの姿を夢の中で何度も見ていました。青龍でありながらセオに深い愛を感じていた、前世の記憶がよみがえったのです。


      一方チュムチは、さらわれたタルビとパソンを助けるため、北へ向かいます。殺して復讐されてまた殺して……タムドクは、そんなことを繰り返す戦争はもうしたくないと宣言します。戦争をしないで、百済や新羅と仲良くし、チュシンの領土を取り戻す方法を探します。ホゲにも今すぐ高句麗に戻ってこない場合は、反乱軍として扱うとメッセージを送ります。ホゲは白虎の神物を手に入れて来いというキハの囁きを聞いてから、人が変わったように残酷になりました。それが北にあるパソンの兄の手にあるという情報を手に入れると、すべての村で人々を虐殺し、パソンの兄を探します。そのためにタルビとパソンを拉致したのです。


      火天会の長老はキハが妊娠したことを知り、女の子だったら火天会の跡継ぎとし、男の子だったらその心臓を箱に入れて持ってくるようにサリャンに命令します。四神の神物を手に入れても、天の血を引くものの血がないと四神の封印は解けないからです。ヒョンゴとフッケ将軍は、火天会の者であると自分の口で告白したキハを天地新堂に置いてはならない、朱雀はファヌンの心を奪い、この世を火の海にしたと騒ぎます。つまり、タムドクがキハに未練があり、キハをそのままにしておくのではないか、それは危ないという忠告だったのです。タムドクは冷静に聞き、こう言い返します。「今私に、父である先代王を殺して母のような大神官を殺し、高句麗を揺さぶろうとした女人を心においているのかと聞いているのですか?」。それをまたまた偶然聞いてしまったのがスジニ。スジニは、タムドクの代わりにキハと対決してやろうと思いました。


      チョロと一緒にキハを訪ねたスジニは、火天会が朱雀の神物を盗むために私の両親を殺した、その罪の対価をもらいに来たと話します。そして爆発するスジニの力。そこでキハの記憶が戻り、スジニは自分の妹であると気付きます。そして亡き母の遺言を思い出します。「キハ、あなたはこの子のお姉さんよ。だからどんなことがあってもあなたの妹を守ってあげて! できるでしょう!」。キハは、これで正気に戻ってくれるでしょうか? タムドクへの愛憎、そしてお腹の中の赤ちゃんを守るために、火天会ともタムドクとも対立しているキハにとって、守るべき人がもうひとり現れたのです。重すぎるわ…。


      一方でスジニはその白く小さな体で、タムドクのために、タムドクの邪魔になるものはすべて自分の手でやっつけてあげたいと思い、キハに立ち向かったのです。そう、邪魔になるものすべてをやっつけたい…。タムドクを想うあまり、スジニはある決断を下すのでした。スジニのチャーミングな笑顔と心を決めた悲壮な顔のギャップが大きくて、もうスジニがかわいそうでかわいそうで、スジニと一緒に泣きっぱなしです。私の周りでは、ニッコリアオリジナル太王四神記ストラップの赤い朱雀を握り締め、一心同体でスジニを応援してしまったという家族(ファン)もいました。私もストラップを見るたびに、タムドクとスジニが肩を並べていたあの夜のシーンやスジニの笑顔、タムドクのスジニを見つめる眼差しを思い出してしまいます。


      スジニとキハ、そしてタムドクの運命は? タルビとパソンは無事に戻ってこれるのでしょうか? ホゲはタムドクの真意をわかってくれるのでしょうか? 火天会はどこまでキハとタムドクを苦しめるのでしょうか? ここまでまったく先が読めないドラマも珍しいですよね。ここからは1話たりとも見逃しては、物語についていけません。ニッコリアストアでは『太王四神記』のDVDも販売しています。忙しくてテレビの放映時間に合わせられなかったという家族の皆様は、所蔵版のDVDでじっくり見直すのもおすすめです! 次回もお楽しみに~

       – BY  趙章恩

      Original column
      http://ni-korea.jp/entertainment/essay2/index.php?id=17

      <ケーススタディ“韓流”IT TRY&ERROR>6.今回のテーマ■LED産業支援

      LEDでグリIT現 「技術」から「エコ」の競


       


       


       


      添付画像 韓政府は、省エネやグリITのために略としてLED(光ダイオド)産業をサポトすることを表した。2012年までに家電やIT機器の省エネ20%達成を目標に、連技術開のため今後5年間2000億ウォンを投資する。電力消費が少ないLED照明産業を新成長動力として育成するため500億ウォン規模のLED共同ファンドもつくる。12年までにLED産業の世界シェア3位を獲得、15年までにLED照明の割合を30%に大するという目標もある。



       今回の政府の政策がなくても、原油高による電
      代の値上がりから、家電やパソコン業界では低電力CPUチップをはじめノトパソコンやテレビの面にLEDを使うといったグリIT競き起こっている。LEDは環境に有害な物質を含まず、消費電力も低いのでグリITをアピルするにはもってこいというわけだ。韓も世界の流れと軌を一にして、質やデザインといった技術競から「エコ」競へと化している。


       


       LG電子は07年12月にLEDバックライトLCD(液晶)ノトパソコンを発売した。CCFL式LCDよりも格は高くなるが、少ない電力でより明るく鮮明な質が得られる。CCFL式LCDに比べ電力率も30-50%ほど向上する。添付画像


       


       サムスン電子は52インチLCDテレビに、映像にあわせて自動的に明るさを調整する機能を搭載。06年からは州向けに、LEDバックライトLCD40インチテレビを発売している。07年には50インチと70インチのLEDバックライトLCDテレビを発売した。今年2月には24インチと30インチLEDバックライトLCDモニタも発売した。


       


       韓政府は屋外照明も電力消費の少ないLEDにえるため、20億ウォンを支援して、首都20か所の前の光灯やネオンサインを利用した屋外告をLEDに切り替える。全体の電力消費量の18%を占めている照明の3割をLEDにえると、年間1万6021GWhの電力を節約できるという。LEDの需要を掘り起こすため、まず公共機の照明からLEDにえて行く予定で、公務員の省エネ意識を高めるための育も施された。


       


       いったんやると決まれば、げてを繰りげる韓だけに、LEDへの切り替えも早期に達成できるようにみえる。24時間業の店が多いので、照明に使われる電力を節約するのはにとっての重要な課題である。(趙 章恩●取材/文)


       


      BCN This Week 2008年8月11日 vol.1247 載]Link