韓国 大寒波で「アヒル」が人気者に=趙章恩

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 韓国首都圏は1月6日から約1週間、氷点下19度近い大寒波に見舞われた。35年ぶりの寒さに加え大雪注意報まで発令され、道路は混雑、配達アプリがサービスを一時中断するほどだった。酷寒とは裏腹に、SNSでは雪を楽しむ人々の写真があふれた。ポータルサイトの検索キーワードやSNSのハッシュタグ(同じキーワードの投稿を探したり共有したりできる機能)として最も使われた言葉は「ヌンオリ(雪アヒル)」だった。

 ヌンオリは、プラスチック製のおもちゃ。積もった雪をぎゅっと挟むと、小さくてかわいいアヒルが作れる雪玉製造機だ。500円程度で数年前から販売されている。K-POPアイドル「BTS」のメンバーの一人が公式ツイッターに雪アヒルの写真を投稿したことで一躍話題になった。ネット通販のGマーケットではヌンオリの販売数が前年比1890%増に上っている。


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趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2021. 1.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210202/se1/00m/020/065000c


韓国 スタバ限定グッズが物議=趙章恩

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 韓国でコーヒーチェーン大手スターバックスの限定グッズに人々が殺到し、物議を醸している。6月11日、市民団体の庶民民生対策委員会は、ソウル南部地方検察庁にスターバックスコーヒーコリア代表取締役を「感染病の予防及び管理に関する法律」違反で告発。新型コロナウイルスの感染が収まらず政府が社会的距離を保つよう勧告する中、人が殺到することを知りながら同社が限定グッズを販売し、防疫活動を妨害したというのが理由だ。

 同社は毎年5~7月、飲料17杯分(約6万2000ウォン=約5500円)を購入すると限定グッズがもらえるイベントを開催。韓国では売り上げ1位になるほどの人気ブランドであるだけに、毎回大きな話題となっている。今年のグッズはピクニック用の小型トランクとポリエステル製チェアで特に人気が高く、ついにはグッズの転売目的で300杯以上を注文、トランク17個だけを持ち帰り、飲料はその場で捨てた人が現れた。その後…


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趙 章恩=(ITジャーナリスト)

 

週刊エコノミスト

2020. 7.

-Original column

韓国 プロ野球開幕 米国でも放映=趙章恩

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韓国の新型コロナウイルス対策は、5月6日から通常の経済・社会活動を行いつつ徹底した感染予防対策を実施する「生活防疫」に切り替わった。

 これに伴いスポーツも再開。プロ野球は1カ月以上遅れの5月5日に開幕した。無観客試合だが、ファンの顔写真を募集して客席に張り、チアリーダーたちはマスクをして盛り上げた。

 今年のリーグ戦は米スポーツチャンネルESPNも中継。開幕戦は米国東部時間で午前1時に生中継され、深夜にもかかわらず約17万人が視聴、翌日午後の再放送を合わせ約27万人が視聴した。特に米ノースカロライナ州では、地元にメジャーリーグ球団がなく、韓国の球団「NCダイノス」(親会社は韓国オンラインゲーム会社NCソフト)のファンが急増している。同球団を州知事や地元マイナーリーグチームも応援する理由は、「ノ…


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趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

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2020. 6.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200609/se1/00m/020/070000c

韓国 総選挙、ネット選挙運動が過熱=趙章恩

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韓国では4月15日、第21代総選挙が行われる。韓国では政党と候補が投票の前日まであらゆる選挙運動を行うが、今年は新型コロナウイルスの影響で、人と1メートル以上離れる「社会的距離」が求められているため、非対面、特にネットでの選挙運動が過熱している。

 また、テレビを持たない単身世帯が増えていることから、テレビよりもスマホでの露出が重要になっており、ほとんどの候補がユーチューブに本人のチャンネルを開設した。ネットでの選…


残り315文字(全文524文字)

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趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

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2020.4 .

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200428/se1/00m/020/065000c

韓国 5G開始1年、変わる野球中継=趙章恩

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韓国で昨年4月、世界に先駆けて次世代通信規格「5G」が始まってから1年がたとうとしている。昨年12月末には5G加入数が467万件を突破、今年は端末の種類が増え、携帯電話加入者の25〜30%が5Gに加入すると見込まれている。

 5Gを提供する通信大手3社は、今年から「ミリ波」を使った5Gを開始すると発表。遅延のない高速通信が実現できるという。

 各社は5Gならではのサービスとしてスポーツ中継にも力を入れている。最大手のKTはプロ野球チームを運営しており、昨シーズン中はホーム球場に従来のテレビ中継用とは別に、4Kカメラ7台とHDカメラ40台を設置して5G中継を行い、「5Gスタジアム」としてアピールしている。視聴者は5G環境でアプリ「プロ野球ライブ」をスマートフォンにインストールし、お目当ての選手を選べば彼を中心にぐるりと270度の広角でス…


残り92文字(全文463文字)

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2020. 3.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200310/se1/00m/020/068000c

韓国 ロボが目の前で麺を調理

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ロボットが目の前で調理するレストランがソウル市に登場した。大手外食チェーン「CJフードヴィル」が運営するビュッフェの麺コーナーでは、LG電子製の調理ロボットが活躍する。利用客が好みの野菜を選んでボウルに入れて渡すと、ロボットが目の前で野菜と麺をゆでておわんに入れ、だし汁を注ぎ客に渡す。所要1分。動きは柔らかくスムーズだ。

 実際のシェフの動きをロボットにまねさせる制御技術と、調理器具や皿を落とさないようアームの先端部分を自ら替えるスマートツールチェンジ技術が特徴だ。CJフードヴィルは、単純ではあるが、やけどやけがをするおそれがある作業はロボットに任せ、従業員は接客に集中し、より良質なサービスを提供していく計画だ。


残り207文字(全文516文字)

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趙 章恩(ITジャーナリスト)

 

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2019.12 .

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20191217/se1/00m/020/063000c

韓国 ネットスーパーの早朝配送が人気

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ネットスーパーでの「注文3時間以内の配送競争」が激化している韓国で、新たに午前0時までに注文すれば、午前3~7時に商品を玄関前に置いてくれる「早朝配送」が登場し、人気を博している。

 牛乳や弁当の早朝配送サービスは1980年代から始まっていたが、2015年に新規事業を目指す企業などが高級食材の早朝配送を始めてヒット、ほとんどのスーパーとデパートが参入し、総菜からペットフードまで、簡単にスマホから注文できるようになった。「…


残り320文字(全文532文字)

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2019. 9.

-Original column

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20191008/se1/00m/020/062000c

週刊エコノミスト 国際・政治ワールドウオッチ韓国  世界初の5G商用化 ファーウェイに悩み

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国際・政治ワールドウオッチ

韓国 世界初の5G商用化 ファーウェイに悩み=趙章恩

「5G」(第5世代移動通信)は現在のLTE(4G)より通信速度が20倍速く、VR(仮想現実)や4K以上の高画質映像を難なく生中継できる次世代ネットワーク。日本では2020年東京五輪に合わせサービス開始予定で、欧米でも商用化の準備が行われている。

 韓国は18年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪で世界初のテストサービスに成功し、19年3月のサービス開始を掲げている。既に6月には5Gサービスのための周波数オークションも実施したが、問題が浮上した。

 基地局装備入札を巡り、国内シェア3位の携帯電話会社LG U+がLTE装備との互換性や値段を考慮し、…

残り335文字(全文607文字)

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週刊エコノミスト 政治ワルドウオッチ韓 

世界初の5G商用化 ファウェイにみ=趙章恩2018918

 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20180925/se1/00m/020/022000c

週刊エコノミスト Onlineワールドウオッチ韓国  プラゴミ削減へ 最高20万円の過料

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週刊エコノミスト Onlineワールドウオッチ

韓国 プラゴミ削減へ 最高20万円の過料=趙章恩

 世界中で環境汚染防止のためプラスチック製品の使用をやめる企業が増える中、韓国も8月2日から新制度が始まった。カフェやファストフード店で店内利用にもかかわらずプラスチック製カップで飲み物を提供した場合、その店は過怠料が科される。過料は最高200万ウォン(約20万円)で、違反回数と売り場面積に応じて決まる。

 環境部(日本の環境省)の調査によると、2015年の韓国内の使い捨てカップの使用量は260億個で、0…

残り427文字(全文630文字)

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プラゴミ削減へ 最高20万円の過料=趙章恩2018820

 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20180828/se1/00m/020/022000c

週刊エコノミスト Onlineワールドウオッチ韓国  即席めん消費量世界一 新商品多く競争熾烈

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週刊エコノミスト Onlineワールドウオッチ

韓国 即席めん消費量世界一 新商品多く競争熾烈=趙章恩

 世界インスタントラーメン協会によると、2017年に世界で最もインスタントラーメンが売れた国は中国で、2位インドネシア、3位が日本だった。だが、1人当たりの消費量では年間73・7個食べていた韓国が世界1位だった。

ワールドウォッチ

 世論調査会社の韓国ギャロップが韓国人1001人を対象に行った調査でも、74%が「直近1カ月間に1回以上インスタントラーメンを食べた」と答えている。韓国では、自宅で調理する袋入りインスタントラーメンが人気で、毎月のように新商品が登場して熾烈(しれつ)な競争を繰り広げている。

 韓国ギャロップの調査によると、不動の人気ナンバーワンは「辛ラーメン」。辛ラーメンは輸出も好調で、米…

残り418文字(全文719文字)

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即席めん消費量世界一 新商品多く競熾烈=趙章恩20181112

 https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20181120/se1/00m/020/020000c