Hyundai同士でロボット開発競争へ、重工業グループと自動車グループが火花

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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

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 2023年10月26日、世界最大級のテクノロジー展示会「CES」を主管する米Consumer Technology Association(CTA)はソウル市内でメディア発表会を開催し、韓国HD Hyundai社のCEOであるChung Ki-sun氏がCES 2024で基調講演をすると発表した。CTAは「HD Hyundai社は未来を見据えた画期的なイノベーションで持続可能な未来のために貢献していることから、講演者として招待した」と説明した。化石燃料を使う重工業と建設事業において、AIやロボットを導入したりデータを活用したりすることでサステナビリティを意識したイノベーションに取り組んできたと高く評価したようだ。HD Hyundai社側は基調講演でロボットや環境にやさしい船舶、建設技術など持続可能な未来のための「Tech First戦略」を共有するという。同社は造船、エネルギー、産業機械を手掛けるグループ会社で、傘下にHD Hyundai Robotics社がある。

 HD Hyundai Robotics社は1984年にHD Hyundai社のロボット部門として発足した。現在、韓国最大のロボットメーカーで、韓国の産業用ロボット市場でシェア1位である。HD Hyundai社はグループの未来を支えるコア事業として知能型ロボティクスを選定し、HD Hyundai Robotics社に投資を続けている。HD Hyundai Robotics社は韓国で最大手の通信キャリアKT社からも2020年に500億ウォンの投資を受けた。

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趙 章恩=(ITジャーナリスト)  

《日経Robo》 2023. 11.  

-Original column 

Hyundai同士でロボット開発競争へ、重工業グループと自動車グループが火花 | 日経Robotics(日経ロボティクス) (nikkei.com)

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