[エンタメコラム] 甘く切なくかっこいいシーンのてんこ盛り! 「IRIS」その2

見どころ満載のドラマ!

「IRIS(アイリス)」の見どころはもう数え切れないほどあります! 韓国ドラマ史上で初めてソウル市の中心部である光化門広場を12時間も通行止めにするという、ソウル市による前代未聞の支援を受けて撮影が行なわれた銃撃戦、ハンガリー、秋田、上海、ソウル、済州島などの美しい景色、主人公イ・ビョンホンさんとキム・テヒさんが見せてくれたドキドキのラブシーンなど、どれもすばらしすぎます。


 


キスシーンなんて、もうすごいんですよ~。ビョンホンさんがホワイトデーにキャンディーを口移しでプレゼントする場面とか、彼の心の傷を癒してあげようとテヒさんが顔中にやさしくキスする場面とか、秋田へ温泉旅行に行ったふたりのラブシーンとか、韓国ドラマの中でもかなりレベルが高い(!)シーンが続きます。


 


ビョンホンさんもかっこいいけれど、キスシーンのキム・テヒさんの美しいこと! ふたりがあまりにもラブラブのキスシーンを演じたので、熱愛疑惑まであったほどなんです。


 


光化門広場での撮影は、あいにくの雨で凍えそうなほど寒い日でした。数万人のファンと取材人が見守る中、3000発もの銃が乱射された銃撃戦や自動車の爆発シーンなど、映画以上の大規模なスケールでの撮影が次々に行なわれました。


 


ドラマでは珍しく映画スタッフが撮影に参加しているため、どのドラマよりも迫力があるシーンが実現したとのことです。このシーンにさらにCG処理が施され、見た人が歓声を上げずにはいられないほどの緊迫感あふれるシーンが完成しました。


 


「IRIS」は「冬のソナタ」のように、長い時間をかけて全世代に愛され、ロケ地めぐりが流行ることは間違いないでしょう。


 


ロケ地めぐりはさっそく始まっています。日本の秋田は韓国の人にとってあまりなじみのない観光地でしたが、「IRIS」が放映されてから直行便は連日満席状態! ドラマに登場した漢江、清渓川、仁川大橋など、ソウルのおもなスポットや新しい名所も連日人で溢れかえっています。


 


それに、私たちになじみ深いあの場所も「IRIS」のロケ地になりました!


 


ドラマの中で南北会談が行なわれた場所や北朝鮮側のオフィス、イ・ビョンホンさんの部屋、平壌市内の最高級ホテルとして登場したのは、明洞のロッテホテルソウル新館の客室なんですよ。客室ごとに内装が少しずつ違うので、ドラマのシーンに合わせていろいろな部屋が提供されたそうです。とてもかっこよく映っていて、韓国の視聴者のあいだでも「驚いた!」という声が上がっていました。


 


19話で登場したイ・ビョンホンさんとキム・テヒさんのデートシーンは、ロッテホテルソウルにあるあの有名なミシュラン三つ星レストラン「ピエール・ガニェール・ソウル」で撮影されました。ゴージャスなインテリアにフランスから空輸した素材を使うことで有名な超高級レストランなんです! ドレスアップして、ビョンホンさんのことを想いながら同じメニューを味わってみたいですね。


 


シーズン2の製作も発表されているだけに、2010年も「IRIS」旋風は続きそうです。


 


日本でももうすぐ公開されるようなので、もう少しだけ待ってくださいね。

ニッコリア
Cho!エンタメコラム
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韓国にしかないこの味! スンデクッパプ

 


スンデ定食基本のおかずとスンデひと、スンデククにごがつきます。


 


 


スンデだけでなくした内臓頭肉もあります。これがおかずなのです。ボユムありすぎ!


 


 


スンデククの登場です。エゴマのっているのでばしい! これにごれるとスンデクッパプになります。


 


 


スンデには焼酎! ソウルでは、緑色のビンにはいったチャミスルやチョウムチョロム、Jなどをみます。焼酎地域ごとにうブランドがられています。





寒い季節がやってきました。朝晩は風がすごく冷たくて、もう今年も終盤戦か・・・なんてことを思ったりしてしまいます。


こんな寒い日にはやっぱり温かい汁物が食べたくなります。こういう日はやっぱり安くておいしいスンデクッパプでしょう! ニッコリア読者のみなさんは何が食べたくなりますか? おでん? 煮込みうどん? きりたんぽを入れた鶏の水炊き?


私は去年、東京で「ケータイ博士」としてよくテレビにも登場される有名な教授のご自宅にお招きをいただきまして、「きりたんぽ」と「水炊き」というものを初めて食べました(ちなみに教授の奥様は秋田美人。韓国ではりんごの里である慶尚北道の大邱に美人が多いと評判です)。


あ~なんだかヌルンジ(おこげ)になる寸前のお餅みたいで、懐かしい味がしました。鶏をこうして澄んだ「だし」で食べてもおいしいのですね。こってりしたサムゲタンやチゲ、チョンゴルに慣れている私にはとても新鮮でした。これまで日本の家庭の料理を食べられる機会がなかったからです。素材本来の味がして、だんだんと体がぽかぽかしてきて感動しました。


スンデクッパプはこれとは全然違います。豚の腸詰であるスンデ、豚の耳、豚肉や内臓からエキスが出てスープが白濁するまで最低16時間は煮込みます。このスンデと肉いっぱいのスープに、山椒やすりつぶしたエゴマ、唐辛子の粉、にんにく、辛い青唐辛子、カットゥギの赤い汁を混ぜ、ご飯を入れて食べます。きゃ~これはたまりません!


私がよく注文するのはスンデ定食。スンデクク(スンデと肉入りスープ)にスンデ1人前、ご飯、おかずのセットです。スンデクッパプはスープとご飯だけですが、定食にするとスンデが別にひと皿ついてきます。このスンデがまた、ぷりぷりのソーセージのようでおいしいんですよ~。


韓国の女性なら、誰もが一度は経験する(?)スンデにまつわるエピソードがあります。それまではあまり好きではなかったのに、妊娠したら突然真夜中にスンデを食べたくなってしまい、夫を市場に走らせ営業が終わった食堂の人を呼び出して、泣いてすがるようなことまでさせてスンデを調達した経験を持っている人が多いそうな! これぞ魔性のスンデ! 海外に住んでいる人は、「韓国に帰ると真っ先にスンデが食べたい!」というほど、スンデは韓国独自の味なのです。


この頃は新大久保コリアンタウンでも食べられるようですが、同じスンデでも、やっぱり韓国のあの雰囲気の中で食べてこそ、スンデなのかもしれません。


スンデクッパプは、手間がかかる料理のため、何でもアリの食堂より、メニューにスンデしかないところのほうが断然おいしいですよ。スンデクッパプしかメニューにないような専門店で食べましょう。豚特有の臭みがあるスンデクッパプは、下ごしらえが不十分か、それほど料理が得意ではない人が作った可能性もありますよ。


ソウルで有名なお店は、三成駅にある「パクソバンスンデクッパプ」。仁寺洞から鐘路方面に出ると楽器屋さんとお餅専門店が並ぶ通りがありますが、その奥にはいまだに3000Wでスンデクッパプが食べられる食堂が並んでいます。スンデを野菜と一緒に炒めたスンデボックムも甘辛くておいしいので、チャレンジしてみましょう! スンデボックムといえば、新林駅前にあるスンデタウンが超有名です。大きなビルの中は、スンデボックム専門店がぎっしり入っています。


スンデクッパプのほかに最近私がハマってしまったのは、ドガニタン!(ニッコリアのコマさんも大好きなんだそうな!)


牛の足の部分にある軟骨と肉を煮込んだ、これまた真っ白なコラーゲンのかたまりのスープです。ひと口食べると、無言になります。タップリ入っているコラーゲンで、唇がピタッとくっついてしまうからです。そして無我夢中で食べ続けてしまいます。軟骨と肉はピリ辛で酸っぱいしょうゆダレにつけて食べて、スープはご飯を混ぜて食べます。


ソウルでもっとも有名なドガニタンは西大門駅にある「デソンチプ」。50年以上の歴史を誇る老舗です。韓屋をそのままお店にしているので中は迷路のようですが、それがまた昔の韓国にタイムスリップしたようでおもしろいです。


凍えそうに寒い雪の中を歩いて通うおいしいスンデクッパプとドガニタン。これぞ韓国にしかない味ではないでしょうか。

by: 趙章恩

2009年10月29日

「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!

[エンタメコラム] 甘く切なくかっこいいシーンのてんこ盛り! 「IRIS」その1

文句のつけようがない傑作!

2009年の最高の話題作「IRIS(アイリス)」! 6年ぶりのドラマ出演となったイ・ビョンホンさんは、期待を裏切りませんでした。そしてこのドラマには、「ホテリアー」のキム・スンウさん、「天国の階段」のキム・テヒさん、「イブのすべて」のキム・ソヨンさん、映画「家門の栄光」のチョン・ジュノさん、人気グループBIGBANGのTOP……最高のキャスティングと称えられた顔ぶれが集まりました。


 


韓国の「国家安全局(NSS)」の要員に抜擢された軍人出身のヒョンジュン(イ・ビョンホン)とシウ(チョン・ジュノ)。ふたりは、NSSのプロファイリング専門家スンヒ(キム・テヒ)にひと目惚れし、ヒョンジュンとスンヒは恋人の関係になります。ハンガリーで北朝鮮幹部の暗殺を命じられたヒョンジュンはNSSに見捨てられ、親友だったシウに殺されそうになり、彼を助けに来たスンヒが乗っていた自動車も爆発してしまいます。北朝鮮にもNSSにも追われる身となったヒョンジュンは、真相を探り、復習を誓います。しかし、ヒョンジュンを助けてくれた人達も、正体のわからない殺し屋(TOP)に次々と殺されてしまいます。ヒョンジュンは核開発の中心にいた自分の両親の暗殺と、秘密組織IRISの陰謀が絡んでいることを突き止めます。IRISとは何者で、何が目的なのか……。信じていた人たちがIRISの一員だったことがわかり、ますます混乱してしまうヒョンジュン。ヒョンジュンの運命はどうなってしまうのでしょうか!?


 


イ・ビョンホンさんのカリスマ性は、映画に出演したとき以上に光っていて、年齢を重ねるごとに輝きを増していくあの魅力にはかないませんね~。体当りの筋肉ムキムキのアクションシーンも最高ですし、ラブシーンもお似合い! 何をしても「男前!」のひとことしか言えません。


 


キム・スンウさんとチョン・ジュノさんも相変わらず渋くてかっこいい! キム・スンウさんの軍人らしくないスタイリッシュな姿には夢中になってしまいました。キム・テヒさんも「天国の階段」や「ラブストーリーインハーバード」のときと比較すると、演技がすごく上手になって戻ってきました。


 


意外だったのはキム・ソヨンさん。いつも都会的なクールビューティの彼女が、長い髪をショートにして、北朝鮮の工作員役に挑みました。飢えに苦しむ家族のために工作員になることを選んだ、無口で残忍で冷酷な彼女に初めて優しく接したのがビョンホンさん演じるヒョンジュン。彼を暗殺するつもりが失敗し、逆に助けられたことで彼女は彼に想いを寄せるようになります。最後まで彼に打ち明けることができないまま北朝鮮に戻るしかない切ない心情を、ソヨンさんは本当に上手に表現しています。セリフが少ないので表情やふとした目線ですべてを語るのですが、これが本当にすごいんです。ぜひ、ご覧になってください。


 


ドラマの中のファッションも参考になります。「IRIS」に登場したファッションやアクセサリーは、デパートやショッピングサイトですぐに大人気に! 品切れ続出です! キム・テヒさんが秋田旅行のシーンで着ていた赤いコートや、NSSのオフィスで着けていたイヤリングなどは、「IRISコート」、「IRISイヤリング」という名前が付けられました。


 


ドラマの中に登場する重要な意味を持つ十字架のネックレスと、最終回でビョンホンさんがプロポーズのために準備した十字架の指輪も、「冬のソナタ」のポラリスネックレスのように世界中で大ヒットする予感がします! ずっしりとしたゴシック調のデザインがとってもステキなんです。


 


全20話で最高視聴率は39.9%。アクション、ミステリー、サスペンス、メロドラマのいいところだけがギュッと詰まった大作「IRIS」は、放映前から視聴者の心をときめかせてきました。いつもその回の放映が終わるやいなや、ネットには「なんでこうなるの?」などの質問や、「次はこういう展開になるのでは?」という視聴者の意見が殺到したものです。


 


次がまったく予想できないストーリー、そして出演者のすばらしい演技は、文句のつけようがありません。10ヵ月におよぶ撮影期間でも時間が足りず、最終回放映の前日まで撮影が行なわれる「生放送ドラマ」になってしまったほど、丹念に時間をかけて作られたドラマでもあります。



ニッコリア
Cho!エンタメコラム
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韓国の放送広告、国の独占にようやく終止符

韓国では今年、地上波テレビ・ラジオ放送向け広告を30年近く独占してきた国営広告代理店制度が改定され、競争制度が導入される。地上波テレビ放送をIPネットワーク経由でリアルタイム配信するIPTVを皮切りに始まった韓国の「通信と放送の融合」は、放送産業にも大きな変革をもたらそうとしている。

 韓国では、地上波放送39社(テレビ14社、ラジオ25社)、地上波DMB(韓国版ワンセグ)16チャンネルの広告営業のすべてを、1981年に設立された国営の韓国放送広告公社が独占してきた。民間の広告代理店は主に広告制作代理店であり、韓国放送広告公社を経由してしか広告営業をすることができない。


 そのせいで、韓国の大手広告代理店はサムスン、SK、ロッテなど大手企業のいわゆるインハウスが多く、グループ会社の広告を制作してそれを元に韓国放送広告公社と交渉する。韓国放送広告公社は放送局の広告営業代理、民間の広告代理店は広告主の代理、という関係になる。



■「言論統廃合」の産物









韓国放送広告公社のホームページ


 韓国放送広告公社の2008年の売上高は前年比8.7%減の2兆1855億ウォン(テレビ86.9%、ラジオ12.7%、地上波DMB0.4%)。放送局別のシェアはMBC(文化放送)が40.8%、KBS(韓国放送公社、KBS1とKBS2の計)が5.6%、SBS(ソウル放送)が22.0%で、地域民放は7.8%、宗教放送は3.8%となっている。


 韓国放送広告公社はもともと「国家財産である電波を使う放送が広告主の影響を受けてはならない」という建前から設立された。しかし、実際には80年に発足した全斗煥政権による「言論統廃合」の産物であり、国が放送を掌握するために作られた制度と批判されてきた。そのため、08年11月に憲法裁判所が放送広告営業の独占は違憲であるとの判断を下し、2009年末までに関連法が改正されることになった。




 その背景には、放送業界を取り巻く環境の変化もあっただろう。80年の言論統廃合により新聞と放送局の兼営が禁止されたが、08年には一連のメディア関連法改正により新聞・放送の兼営が解禁された。IPTVやモバイル放送などの新技術媒体の広告に対応するためにも、国が広告を握り分配するような制度を見直し、メディアの競争力を高める必要があるという判断が働いたのである。



■公営放送も広告収入モデル


 現時点ではまだ参入方法を検討中の段階だが、「公営1社、民間1社」もしくは「公営1社、民間複数」にして、公営放送は公営の広告代理店が、民放は民間の広告代理店が担当することになりそうだ。広告市場の全面開放は、メディアを変えるに等しい影響を放送産業に及ぼすのは間違いなく、業界内に賛否両論がうず巻いているためだ。


 放送局は一般に、受信料を徴収する国営・公営放送と、広告収入で運営する民放に大別できるが、韓国では公営放送でも広告を流す。首都圏の場合、SBSは民放、EBS(韓国教育放送公社)は公営放送と区分が明確だが、MBCとKBSは公営ながら広告収入を得ている。


 MBCの株式は、政府機関である放送文化振興会が70%、朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領が設立した正修奨学会が30%を保有するため公営放送に分類されるが、広告が収益源の民放である。KBSもKBS1は94年に受信料を電気料金と併せて徴収する方式を導入する代わりに広告をなくしたが、KBS2は民放と同じである。







 地上波放送の広告営業が競争体制になれば、広告料もその分値上がりするだろう。韓国放送広告公社の報告書によると、放送広告市場の競争体制により放送局の広告収入は4年間で70%増加すると予測している。しかし、広告が増えるチャンネルもあれば、減ってしまうチャンネルも出てくる。


 業界内では、MBCやSBSの寡占が強まるとの懸念が出ている。一方、これまで韓国放送広告公社が広告を回すよう誘導していた宗教放送や地域放送は収入減に陥る可能性がある。KBSは月2500ウォンの受信料を月6060ウォンに引き上げる一方で、KBS2の広告を廃止するとしているが、視聴者の理解を得られるかどうかは疑問だ。放送・通信産業を所管する政府の放送通信委員会は10年に新規放送事業者を認可する予定で、放送局はますます視聴率競争に駆り立てられることになる。





■ソフトパワー強化に期待


 広告制度の見直しに対しては、「広告主に気を使って公正な報道ができなくなる」と反対する国会議員もいたが、韓国が他の国と同じように普通になっていく一つの段階に過ぎない。放送局がこれを前向きに生かすには、視聴率至上主義に走ることなく、コンテンツの制作力を地道に強化していく努力が欠かせない。


 韓国のドラマは「韓流」としてアジアと中東にブームを巻き起こした。ドラマが放映された地域では韓国に対するイメージがよくなり、韓国製品の売れ行きが大幅に伸びているという。ハードウエアの組み立て製造には強くてもソフトパワーがないと指摘され続けた韓国がこれを契機にさらにコンテンツの制作力を高め、韓国産コンテンツの輸出が増えることに期待したい。


– 趙 章恩  

NIKKEI NET  
インターネット:連載・コラム  
[2010年1月4日]
Original Source (NIKKEI NET)
http://it.nikkei.co.jp/internet/column/korea.aspx?n=MMIT13000004012010

[東京留学生活] あちこちで大活躍中 ヨナちゃんのCM

キム・ヨナちゃん~


かわいくてセクシーで、韓国人のみんなをとりこにしてます。


 


スポーツスター番付で結構な金額を稼いでいることが話題になりましたが、フィギュアスケートはとってもお金のかかる種目だそうなので、もっともっと稼いでほしいです。


金メダル取れなくてもいいから(あ、こんなこと言ったら怒られるかな。。。)、のびのびと生きてほしいです。


金メダル取れたら嬉しいけど、それが人生の全てではないですよ~~~。


今の雰囲気じゃ金メダル取れなかったら大変なことになりそうだから、ちょっと心配。




Samsungの広告モデルであるヨナちゃんのCMです。


携帯電話よりエアコンCMの方がかわいかったな~。その動画も探してみます。


 


出典


http://kr.samsungmobile.com/service/event/ad/advideo.list.do?sDivCode=01


– BY  趙章恩

Link
http://www.kddi-ri.jp/blog/cho/?p=187

大学路のステキな散歩道

 
マロニエ公園を抜けて奥へと進みます。











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    坂の上にある壁画。モザイクで作ったラクダは必見です!











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    ナクサン公園の階段から振り返ると、ソウルタワーが目の前に~。











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    城郭から見下ろした風景です。












  •  城郭から見た夕暮れはアニメの一場面のようで、どこか懐かしく感じます。











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    城郭に沿って歩いていくと東大門市場です。











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    終着地の東大門市場。名物のタッカンマリを食べに行きましょう~。


    小劇場とカフェが密集する芸術の街。ソウルの大学路(テハンノ)をご存知ですか?

    秋のマロニエ通りはとってもきれいで、必須のデートコースでもあります。移り変わりの早いソウルで、1960年代から続くカフェが残っているのも大学路ならではの風景です。


    マロニエ公園の向かい側にあるハクリムタバン(学林茶房)は、1956年から続く老舗喫茶店。ソウル大学の学園祭の名称だった「学林祭」が名前の由来です。今でも著名な文人や芸術家が通う風格のある喫茶なんです。


    大学路は、大学があるわけでもないのになぜ「大学路」なのでしょう? 今はソウルの南にある巨大な敷地へと移転しましましたが、1975年まで、ここにはソウル国立大学がありました。その跡地にマロニエ公園や劇場が建てられ、今ではソウル大の病院だけが残っています。日本の東大に負けず、韓国全国各地から秀才が集まる憧れのソウル大学があったことから、自然と大学路と呼ばれるようになったのですね。


    この大学路にはもうひとつ、それはそれはステキな散歩道があるんです。ドラマのロケ地としても頻繁に登場する場所、ソウルでは残り少なくなってしまった一戸建ての住宅街とビルの夜景をいっぺんに見下ろせる、絶好のスポットをご紹介しましょう。


    大学路といえばマロニエ公園。まずは、駅から公園方向へ歩き出します。公園の手前で左に折れ、公園を右手にしてまっすぐ路地を進みます。赤いレンガのカフェを過ぎてまた右に曲がります。狭い路地裏を進み、青い看板の中小企業銀行のところで左に曲がると、すごい坂があるので、そこを上ります。


    坂道の左右には、古い一戸建てのあいだにビンテージ古着を売るショップや開業50年は軽く経っていそうな骨董品屋さん、キラキラのアクセサリーを並べたひと坪もないような小さなショップなどが建ち並び、ついこっちに行ったりあっちに行ったり、寄り道をしてしまい坂をまっすぐに上れません。


    坂の上にある灰色の壁には、一面にモザイクのらくだや本物と間違えてしまうほどリアルなお花の絵が描かれています。これは若い画家達がボランティアで描いてくれたものだそうです。


    坂を上りきったところの左側に階段がありますが、この階段の上がナクサン公園、目的地です。


    階段をゆっくり上ると広場があります。さらに奥にある階段で上へ上へと上ります。運動不足の私にはかなりきつい階段でしたが、どんなにゆっくり歩いても、15分はかかりません。階段が苦手な方は、階段の左のスロープになっている散歩道を利用しましょう。


    ナクサン公園は風水的に見ると朝鮮王朝を守る左青龍にあたる位置にあるため、昔から大事にされてきた場所でした。朝鮮時代の城郭が残っている公園で、景色がキレイだとは聞いてましたが、この都心の中にこんな静かな緑があったなんて! 初めてこの公園に来たときには驚いてしまいました。


    途中、階段からうしろを振り返ると~すごい! 遠くには屏風のように山脈が続き、坂を埋め尽くしている一戸建てから明洞のビルまで、手に取れるほど近くに見えるじゃありませんか! よし! 力を振り絞ってあともう少し! ついに頂上です。


    頂上には朝鮮時代の長い城郭が残っていました。この城郭によじ登ると、ちょうど夕日が沈むころ。風が清々しく気持ちいい!


    ここから見下ろすソウルの街は、まるでアニメの一場面のようで懐かしい感じがします。左には80年代風の古い下町が、右には高層ビル群が見えます。ここは高層ビルの屋上と同じぐらいの高さです。山の向こうはまだ青い空と雲が残っています。夕日を反射してオレンジ色にキラキラ光るビルと、朝鮮時代の城郭が共存するソウル……この街を愛さずにはいられません。


    城郭に沿って歩き出すと、階段とは別の道が現われます。ゲートを出て右へ続く坂道を降りていくと、学校があり、小さな公園やベンチがいくつもあります。「まだ人が住んでいるのかな?」と、びっくりしてしまうほど古い韓屋も並んでいます。どの家の庭にも、かぼちゃやねぎ、唐辛子、サンチュがびっしり植えられていました。公園では近所のみなさんが料理を持ち寄り、大きなボールにビビンバを作って食べていました。楽しそう! こういう景色とふれあいがある下町に住んでみたくなります。


    城郭と韓屋の間にある散歩道を歩いて、30分ほどで東大門市場に到着しました。


    雲が流れる音しかしないような静かな坂の上から降りてきたせいか、東大門市場の騒音を聞いた瞬間、朝鮮時代からやってきた浦島太郎になった気分でした。


    韓国はこの秋、「歩く旅」が流行っています。大学路でミュージカルを観て、昔ながらのカフェでお茶して、坂の上の城壁を散歩して、東大門市場でおいしいタッカンマリを食べて(「タッカンマリ」は「鶏1羽」という意味で、鶏の水炊きのようなものです。肉を辛いソースにつけて食べてから、汁にうどんを入れて食べたりします)、ショッピングまですれば、充実した1日になること間違いありません!


  • 韓国で大ブームのオートキャンピング



     
    オートキャンプ場はこんな感じです。広い運動場のようにも見えます。












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    到着したら真っ先に、たき火をしてバーベキューの準備にとりかかります。












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    漢江になるナンジキャンピング場の入口。漢江の夕暮れを見つめながらのバーベキューはいかがですか?









  • まったく不景気には見えないほど活気にあふれている韓国。でもやっぱり、失業やワーキングプアが問題となっています。「節約! 節約!」が一番のこの時期、夏の休暇も秋の行楽も、お金をかけずに楽しむためのノウハウがテレビや新聞で紹介されています。


    実家に帰る(顔を見せるだけで親孝行、さらにお土産もいっぱいもらえる)、自転車で全国一周(ダイエットにもなる)、とにかく歩く! といった古典的な方法以外にも、田舎で民宿しながら農業を体験できるファームステイ、お寺でじっくり座禅と瞑想、自分磨きができるテンプルステイ、森の中でのキャンピングなどが紹介されていました。


    テンプルステイや、伝統屋敷である韓屋を利用した民宿はヨン様の本「韓国の美をたどる旅」でも紹介され、さらに注目を浴びています。その中でもこの秋、韓国でブームになっているのは「歩く旅」と「オートキャンピング」です。


    歩く旅は済州島のオルレキル(オルレ道)が有名ですよね。エコやWell-being、ロハス、スローライフといった言葉が生活に定着してから、みんな自然を守りながら楽しむことの重要さに気がつきました。ヨン様もしきりに「何よりも大切なのは自然、ちゃんと守って後世に残してあげないといけない」というような話をされていますが、まさにそのとおりです。


    オートキャンピングは車にテントとバーベキューセットを詰め込んで、山や川に出かけるキャンプの旅のことです。あまり動かなくてもいい……ということで、私はオートキャンピングを選びました。


    目的地はソウルから東北へ2時間以内で行けるカピョン(加平)のチュンミサン(仲美山)です。深い森が残っていて渓谷もあり、漢江の上流にあたる清浄地域として知られているところです。世界キャンプフェスティバルのような大規模なイベントも、カピョン一帯にあるキャンプ場で開催されたんですよ。


    しかし! 土曜日の午後、あまりにも道が渋滞してしまいギブアップ! カピョンまでは行けず、途中のテソンリ(大成里)で車を止めました。この頃は全国どこに行ってもキャンプ場があるので、近くにあるテソンリオートキャンプ場へ入りました。テントひとつあたり1泊2万Wです。


    テソンリといえば、大学生のMTの名所です(MTは「メンバーシップトレーニング」の頭文字を取ったもので、合宿のようなもの。「ニッコリアTV」でも紹介しているのでご覧ください)。目の前に広がる北漢江には、水上スキーやバナナボートに乗ったり、自転車をレンタルして川沿いを走ったりできるレジャー施設が揃っています。


    テソンリまで来て気付いたことですが、ソウルの漢江にあるナンジキャンプ場のほうがよかったかも!


    ナンジキャンプ場は、2002年のワールドカップのとき、ホテルがとれなかった外国人のために作られた施設なのですが、漢江が見渡せる公園の中に、ずらっとテントが並んでいる光景を見たことはありませんか? ワールドカップ競技場から8776番バスに乗ってすぐのところにあります。


    入場料はひとり3750W。テントのレンタルは4人用サイズで2万Wほどなので、ふたりで2万8000Wほどあれば、漢江を眺めながら1泊2日のキャンプができます(テントを持ってきた場合は入場料だけ)。バーベキュー道具も貸してくれますし、食料品や炭火などを売っているスーパーもあります。手ぶらで行ってもキャンプを楽しめるすごいところなんです。


    食べることが大好きな韓国人らしく(特に私)、キャンプ場に着いたら真っ先にバーベキュー用の炭火を焚きます。時間なんて関係なし! 早朝だろうが深夜だろうが、キャンプといったらバーベキューです! ちょうどよい火加減になるまでのあいだ、さっさとテントを設置して、テーブルと椅子をセットします。この頃のテントは便利ですね! バッグから取り出すだけで自動的に広がり、家が完成!


    バーベキューの基本は、やっぱりサムギョプサルと厚めにスライスされたモクサル(豚の首肉)でしょう! 炭火で脂を落としながら焼いたせいか、どのレストランで食べるお肉よりおいしい!


    臭いがするので家ではあまり焼かない魚も、炭火で焼いてみます。私が好きなのはサバ。韓国でもっともポピュラーな焼き魚です。頭から尻尾までまるごと1尾を半分に割いて、塩をふって焼きます。これもしっとりしていておいしい! さらに、プリッとしたソーセージにコチュジャンで味付けした豚カルビが続きます。照り焼きソースのトゥンカルビ(豚の背のほうにあるカルビ)まで焼いて、「食った食った~」とデザートへ。


    お肉にはビールもいいですが、韓国のキャンプではワインを飲む人のほうが多いですね。グラスではなく、登山用のステンレスカップで飲むワインもまた格別です。


    ほかのテントはどれどれ、何を焼いているのかと覗いたら、やっぱりみなさんもサムギョプサル! 大人も子供も、脂がジュージューと音を立てるサムギョプサルが大好きです。大きな鍋でサムゲタンを作っている大胆な大家族や、じっくり味を染み込ませた骨付きカルビをきれいに焼いている女性グループ、インスタントラーメンだけのカップルなど、さまざまです。


    秋のキャンプはひんやりとした森の中で、エスプレッソを飲みながら読書でも……と思っていたのですが、食後はやっぱり昼寝でしょう! テントの中にもぐりこんで、木と木が擦れ合う音、鳥のさえずり、川の流れる音をBGMにたっぷり寝ます。


    夜は虫の鳴き声を聴きながら、ワインを片手に焚き火です。ホイルで包んださつまいもやじゃがいもを焚き火の中に入れて焼いて、また食べて~。


    翌朝は早起きして山に登りました。落ち葉を踏む自分の足音しか聞こえません。ひんやりした森の香りが気持ちいい! 帰りにはおいしいと評判のソルロンタン食堂で熱々の牛骨スープにキムチで冷えた体を温めました。日本のキャンプ場は、温泉に入れるところもたくさんあると聞きました。日本でもオートキャンプしてみたいです!


    by: 趙章恩

    2009年10月19日

    「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!

    パケット課金に不正疑惑、政府が携帯事業者を調査

    iPhone発売をきっかけに、モバイルインターネットの利用が急激に伸びている韓国。スマートフォン向けパケット定額料金制も続々登場しているが、スマートフォンでない端末のユーザーはまだほとんどが従量制、使ったパケット分だけ料金を払っている。

     韓国では元々モバイルインターネットはネット利用時間に応じて課金するCircuit方式であったが、2001年モバイルインターネット料金値下げを目的にパケット料金制度に変更された。しかし、パケット料金制度はユーザーから見て料金をはっきり計算しにくく、逆に料金が高くなったことが問題として指摘され続けてきた。


     韓国ではパケット使い放題の定額料金制がまだ始まったばかりである。今までの使い放題料金制は期間限定のサービスだった。新規の端末やコンテンツの開始に合わせて3~6カ月だけ使い放題にし、その後からはパケット量に応じて段差をつけた従量制課金になる。使い放題と宣伝する料金制度でもよく見ると最初の6カ月だけで、その後は1GBまで使い放題になるか、料金が値上げされてきた。


     パケット料金は基本料に応じて差があり、0.5KB当り0.45~5.2ウォン(約0.035~0.4円)。テキストなのか画像・動画なのか、公式サイトなのか、インターネットに直接アクセスするのかによって適用されるパケット代が全部違う。最近は割引料金制度がとても複雑になっているので、自分が使ったパケットと請求額を比べてみても訳がわからないという状態。もしかして、パケット料金をごまかしているのではないか、間違って割引を適用していないのではないか、パケット代をめぐる苦情は増えるばかりである。そこで、政府の調査が始まった。


     韓国政府省庁である放送通信委員会は、移動通信キャリア3社の不当課金疑惑を調査すると発表した。市場シェア50.5%のSKテレコムの場合、料金制度は政府の認可を受ける必要がある。他のキャリアもこれに応じて少し安く料金を設定するので、いまさら移動通信の料金そのものを調査するということではない。きちんと告知した通りの料金を課金しているのか、パケットの水増しはないのか、といったことを調査するという。政府の課金調査は移動通信サービスが始まって以来であるため、通信業界では調査結果に敏感になっている。政府系シンクタンクと一緒に移動通信キャリアのログファイル分析による実際のデータ量の測定も始める。

    さらに移動通信キャリアは、この調査をきっかけにまたもや政府から料金値下げの圧力をかけられるのではないか緊張している様子だ。


     2008年末から09年にかけて、政府の要請により移動通信サービスの料金の値下げが続いたからだ。大統領の「家計の通信料金負担20%減」の公約を守るため、移動通信キャリアは基本料金・加入費(事務手数料)・SMS・通話料金を20%ほど値下げし、さらに加入者間無料通話、長期加入者割引、青少年割引、低所得者割引、バンドル割引(固定通信・移動通信・VoIP・IPTV・固定電話など同じ系列会社の複数のサービスを同時に利用すると基本料と利用料が最大50%まで割引される)など、数え切れないほどの割引制度を始めた。


     しかし今回の調査は、移動通信キャリアの悪さを裁くというより、ユーザーに安心してモバイルインターネットを使ってもらいたいという目的の方が大きいように見える。1999年携帯電話からモバイルコンテンツサービスを利用できるようになったその日から、10年以上も高い高いといわれ続けてきたモバイルインターネット料金の構造を、実際のデータ量と費用を用いて分析することで合理的な料金を算定し、ユーザーに納得して使ってもらいたいということであろう。


     携帯電話の加入者数は人口の96%、実に4700万人を超えたのに、パケット定額料金に加入しているのはキャリア3社合わせて410万人ほどにすぎない。ほとんどの人が携帯電話からインターネットなんて料金が怖くて使えないとおびえているが、そうではないということを証明したいのだろう。スマートフォンの本格的な普及前に、OECD加盟国の中で最も高いと不満の種になっているモバイルインターネット料金体制をはっきりさせる必要はある。


     全世界で固定通信から移動通信へトラフィックが流れ、ネットの利用形態は早いスピードで変化している。色んな産業分野で携帯端末と移動通信の融合により新しい市場が生まれ、経済活性化に貢献している。これをさらに活気付けるためには、何よりもモバイルインターネットを普及させないといけない。韓国の場合は、焦りから政府が背中を押しすぎているような気がする。市場全体の競争によるものではない政府の圧力による料金値下げやビジネスモデルの変化がどこかで不具合を起こすのではないか心配だ。
    (趙 章恩=ITジャーナリスト)

    日経パソコン
    2009年12月24日

    -Original column
    http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20091223/1021752/

    [エンタメコラム] ドラマ歴代視聴率1位! 「初恋」その3

    社会現象を巻き起こした話題作「初恋」



    春川の田舎に住む父と姉と兄弟。生活は貧しいけれど、何よりも絆を大事に生きているチャンヒョクの家族。チャンヒョクは幼い頃からヒョギョンが好きですが、実業家のヒョギョンの父は、娘を裕福で地位のある人と結婚させたがっています。そのため、ヒョギョンの父と叔父は暴力団にチャンヒョクを暴行するよう指示し、襲われたチャンヒョクは逃げ出そうとした際に交通事故に遭い、松葉杖なしでは歩けない体になってしまいます。


     


    ソウルの大学に合格した弟のチャヌは、成功してヒョギョンの父に復讐することしか頭にありません。大学で出会ったソクヒとは「ミウンジョン(憎みあいながら情が生まれるという意味)」が深まり、少しずつ親しい仲へと発展します。チャヌは、カジノでアルバイトをしているとき、銃を取り出して騒ぐ外国人客を流暢な英語でなだめたことが評価され、そのカジノのオーナーの信頼を得ます。それをきっかけに兄の復讐のためヒョギョンの父の事業を潰そうと企み、危ない闇の世界へと脚を踏み入れていきます。


     


    一方、ソクヒの兄ソクジンは、ヒョギョンの父が望む婿でした。ソクジンはチャンヒョクのように誠実で優しく、そのうえ財力もあります。ヒョギョンの理想の夫になることは間違いありません。両家ではふたりを一緒にパリへ留学させ、結婚させようとします。しかし、チャンヒョクのことが忘れられないヒョギョンは、留学するとウソをついて結婚を破棄し、家庭教師をして父から自立しようとします。


     


    ヒョギョンは交通事故で死んだと思っていたチャヌに会い、チャヌからチャンヒョクは生きているけれど脚が不自由になっていることを聞き、それは自分の父のせいだということを知ってショックを受けます。結局ヒョギョンはソクジンとの結婚を選び、チャンヒョクは一途に自分に尽くしてくれたシンジャと結婚します。


     


    チャンヒョクの家族が春川からソウルへ出てきて、都会でなんとか生きていこうとする姿に、昔の自分と自分の家族を重ねていた視聴者もたくさんいました。


     


    このドラマの背景である70~80年代は、ソウルオリンピックを前に韓国が高度経済成長を果たしていた時期で、田舎からソウルへ職を求めて出てくる人があとを絶ちませんでした。自分はどんなに苦労をしても、子供には都会で立派な教育を受けさせたい、スーツを着て働く専門職に就いてほしい……ただそれだけを希望にソウルへやってきてがむしゃらに働き、今は安定した生活をしている人たちが、チャンヒョク達の苦労に共感し涙を流しました。チャンヒョクとヒョギョンのテーマソングだった切ないロックバラード、Stratovarius(ストラトヴァリウス)の「Forever」という曲も涙を誘うんですよね。


     


    最初は有名なシナリオ作家であるチョ・ソヘ先生の作品であること、チェ・スジョンとぺ・ヨンジュンという美男俳優のおふたりが兄弟を演じることが話題となり、注目のドラマとして視聴率を上げていきました。が、66話という長いストーリーにもかかわらず「初恋」が歴代視聴率1位になった理由は、脇役も含めひとり残らずそれぞれの役になりきっていて、キャスト全員の演技の共鳴がすばらしかったことにあると思います。


     


    弟のためならどんなことでもする献身的な姉チャノクと、彼女を愛する無名歌手のチョンナム、チャンヒョクに一途な想いを寄せるシンジャ、チャンヒョクの親友で義理人情の固まりのようなトンパルなど、脇役たちも個性的でした。チャノクが、お米が足りなかったために自分は食べたふりをして、弟達にご飯の用意をしてあげるシーンなどは、貧しい時代を生き抜いた世代の人たちにとっては、「自分のことのようで今でも思い出しただけで涙が出る名場面」だと語り継がれています。


     


    「初恋」といえば、電話抗議事件を忘れてはなりません。チャヌが復讐のために暴力団員になりかけたとき、KBSには抗議の電話が殺到しました!


     


    「お父さんとお兄さんと今まであんなに苦労してきたのに、彼を闇の世界に入らせてはならない。もっと立派な職をもたせるべきだ!」、「チャンヒョクの脚を不自由にしておいて、チャヌの人生までめちゃくちゃにするなんてひどすぎる!」、「立派な人になることで復讐させるべき!」、「胸が痛いのでこれ以上ドラマを観ることができない。チャヌ兄弟をこれ以上いじめるな! 視聴料未払い運動をしてやる!」などと、抗議の電話が止まりませんでした。これは当時の新聞にも、ドラマが社会現象にまでなっているとして大きく報道されたものです。


     


    これだけではありません。ヒョギョンがチャンヒョクのことを想いながら、ソクジンとの結婚を選んだことも視聴者を怒らせました。「ヒョギョンはなぜふた股をかけてチャンヒョクの人生を狂わせるのか。あんな女はドラマに出るべきではない」と、チャンヒョクを応援するファンが激怒! ヒョギョン役のイ・スンヨンさんは、行く先々で「チャンヒョクを弄ぶな!」と抗議を受けたほどです。


     


    ここだけの話ですが、チャンヒョクは最初の企画では寝たきりになるはずでしたが、視聴者の怒りを恐れて脚が不自由になるという設定に変更になったのです。チョンナムも、ぐうたらしているけれど「いい人」という設定になっていますが、最初はチャノクをいじめる夫という設定だったのです。チョンナム役のソン・ヒョンジュさんが「こんな場面が放映されたら、もう2度と街を歩けなくなる」と監督に頼み、監督もチャンヒョクとチャヌをできるだけ幸せにしてあげる方向に修正し、お人好しのキャラクターになったといいます。


     


    「初恋」は典型的な韓国ドラマのようで、実はちょっと変わった作品でした。どんな苦難を乗り越えても主人公は幸せになるという、ハッピーエンドが当たり前だった韓国ドラマには珍しく、実らない初恋という悲しい運命を描いた作品でもありました。ドラマが進展するにつれて、どんどん物語の中心がチャンヒョクからチャヌに変わっていったのも印象的でしたね。


     


    KBSには「初恋」の制作陣と出演者が一緒に植えた「かりん」の木があります。歴代最高視聴率を記録した記念に植えた木で、今でもKBS別館にあります。当時50センチほどだった小さい木が、今では4メートルほどの立派な木に成長しました。


     


    そのあいだ、「初恋」は東南アジアで韓流ブームを巻き起こし、ベトナムでは生まれてくる女の子に「ヒョギョン」という名前をつけるのがブームになったと新聞で報道されたほどでした。ヨン様は作品を重ねるたびにアジアのスーパースターになり、ヨン様が慕っていた「初恋」の作家チョ・ソヘさんが亡くなりました。長いといえば長い歳月です。


     


    韓国ドラマも「初恋」のあとからずいぶん変わりました。ディープな家族愛、貧困から抜け出すためにもがく若者、かなわぬ初恋といった典型的なパターンから脱皮し、海外ロケが当然となり、憧れの専門職を持つ主人公が登場するようになりました。


     


    そして2009年の最高の話題作「IRIS(アイリス)」が、もっとも進化した韓国ドラマといえるでしょう。韓国では毎週水・木曜日夜10時に放映されていますが、「次回が待ちきれない!」と大騒ぎになっています。


     


    私もそのひとり! ドラマが終わるとネットで撮影現場目撃談を検索して、これからのストーリーを想像しては胸をときめかせています! 早く日本でも放映されるといいですね!


     


    次回はまだどんなドラマでおしゃべりに花を咲かせましょうか! 楽しみにしてくださいね~。


    ニッコリア
    Cho!エンタメコラム
    http://ni-korea.jp/cho/index.php?id=091216#leftblock

    韓国CM REPORT – ロッテ – デニス・オー


    デニス・オー プロフィール


    1981年8月29日生まれ。


    188cm83kg 本名Dennis Joseph O’Neil。アイルランド系の父と韓国人の母の間で生まれたハーフで、モデル出身。アメリカで生まれ16歳からヨーロッパ、シンガポール、台湾など国際的なモデルとして活躍。韓国ではキムチ冷蔵庫や携帯電話のTVCMを経て、ドラマ『恋するスパイ』でデビュー。『恋するスパイ』の制作陣はCMで見たデニスの表情が忘れられず、彼をドラマにキャスティングするため、彼が所属しているアメリカのエージェンシーと彼が通っている大学に2ヶ月間通い続けたという。ハーフなのにあまり外人っぽくないところが逆に人気で、吸い込まれそうな神秘的な瞳が魅力。まだ韓国語があまり喋れず、ドラマではアメリカ人、フランス人など外国人役が多い。





    ドリームカカオ



    出演




    デニス・オー

    放映日




    2007年1月

    ダン ハンボンド ヌキョボジモッハン
    (たった一度も感じたことのない)


    ジンハン クメ サロジャピョッダ
    (濃い夢に夢中になってしまった)


    ジンハゲ(濃く)


    ド ジンハゲ (もっと濃く)


    なんてセクシーで幻想的なCMなんでしょう。キラキラ光るクモの巣に引っかかったデニス・オーを、こっそり隠れて観察しているような気分にさせられてしまいます。男性なのに美しくてかっこよく、眺めているだけでうっとりしてしまいますね。本物はもっとすごくて、彼がいるところだけがポワ~ッと光っているとか!


    以前はよく『春のワルツ』、『私の名前はキムサムスン』に出演していたダニエル・へニーと間違えられていたけれど、今はそんなことは全然ないようですね。デニス・オーはデニス・オーです! 彼がCMモデルに選ばれてから「ドリームカカオ」の売上が一気に伸びたというほど、知名度も人気もぐんぐん上がっています。この頃は雑誌のグラビアやCMで顔を見ることの多いデニス・オーですが、俳優としての人気も根強いですね。


    彼はこの1年ほどドラマから離れていましたが、2008年は『エデンの東』という作品での復帰が決まったそうです。主人公のソン・スンホンを助ける香港のカジノ王という役柄で、男性的で強烈なキャラクターだということです。今まではヒロインを見守り、優しく微笑む好青年の役ばかりだったので、今度は全然違うタイプの人物を演じてみたいと思ったのかもしれませんね。


    彼はドラマに出演するだけでなく、大学で写真を専攻した実力を生かして、今後は映画の製作にも参加するそうです。映画のビジュアルを担当するということですが、どのような作品に仕上がるのか楽しみですね。


    ちなみに、CMに登場する「ジンハゲ(もっと濃く)」という表現ですが、韓国語で「濃い」は「ジンハダ」といいます。「味の濃いコーヒーをください」というときは、「ジンハンコピジュセヨ」になります。「サロジャピョッダ」は「夢中になる、捕らわれる」という意味ですが、「ナヌン ヨンサマハンテ サロジャピョッソ~」というと、「私はヨン様に夢中よ~」という表現になります。



    – BY  趙章恩


    ニッコリア 
    韓国CM動画「ニッコリアCM」
    Link
    http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200709&dr=food