新型インフルに花より男子――検索キーワードで2009年を読み解く

 韓国の2大検索ポータルサイト「NAVER」と「DAUM」は、2009年にもっとも多く検索されたキーワードを発表した。


 NAVERによると、韓国では毎日ポータルサイトを経由して約20億4000万件の検索が行われているそうだ。これはNAVERのサービスが始まった1999年に比べると約200倍も増加した数字だという。テレビのCMでも「ネットで検索!」というナレーションや字幕が必ずといっていいほど入っているだけに、ネットでの検索は重要な情報伝達窓口になっている。


 2009年の検索キーワード1位は「新型インフルエンザ」。韓国でも12月15日時点で新型インフルエンザと確診された死者が117人。中には有名芸能人の子供もいた。最初は政府のワクチン確保が遅れ大騒ぎになり休校が相次いだものの、今は全国の小中高校で予防接種が実施され落ち着きを見せ始めている。


 2位は世界を驚かせた「ノ・ムヒョン前大統領の死去」。後を追うかのように亡くなった「金大中元大統領の死去」も6位に入った。


 3位は大ヒットドラマ韓国版「花より男子」。10から20代の女性の間でシンドロームを巻き起こした。「花より男子」に登場した衣装やアクセサリーが飛ぶように売れ、主人公の別荘があるという設定で紹介された南太平洋のニューカレドニアが憧れのハネムーン名所になった。このドラマの主人公のイ・ミンホをはじめF4は今や大物スター扱いされるようになった。


 2008年キーワード1位だったフィギュアスケートの「キム・ヨナ」選手は、2009年4位となった。競技だけに限らず「国民妖精」として、高麗大学入学、メイクやファッション、出演する番組、CM情報、収入に至るまで、彼女に関するありとあらゆることが話題だった。キム・ヨナ選手は3年連続でキーワードベスト10に入っている。


 5位は振り付けまで大ヒットしたアイドルグループ「少女時代」の「Gee」。着メロ、着うた、デジタルダウンロードで売り上げ1位となった。どネットでは警察や軍人、男子校学生が「Gee」の振り付けを真似る動画が投稿され、大いににぎわった。

2009年の音楽界は少女グループとワイルドな男性グループが人気を二分した。女性アイドルグループは「2NE1」、「KARA」、「Afterschool」などが音楽チャートを席巻した。健康的でセクシーな魅力持つアイドルが増え、「クルボクジ」(はちみつを塗ったようになめらかで弾力のある太もも)という言葉まで流行ったほど。


 日本の草食系男子のように、男性グループも2009年の春までは10代の美少年グループが人気を集めたが、後半は「ジムスンナム」といって、野性的な男性グループに人気が集中した。


 その他には、韓国の伝統酒「マッコリ」の検索頻度が例年の2.7倍に増え、順位も大幅上昇した。マッコリはにごり酒のことであるが、韓国の庶民的な伝統酒であるにもかかわらず、日本で先にブームになり、日本向けに色んな種類のマッコリが登場するようになってから、韓国でもマッコリの価値を見直す動きが出始めた。ソウルの繁華街、明洞のデパートでは、のり、キムチに続いてマッコリが売れているほど、人気が急上昇しているという。


 「プロ野球」も例年の2倍に上昇した。これはWBCで韓国チームが予想を上回る成績を見せたことで、野球応援の熱気がそのままプロ野球へ流れたからではないかと見られている。


 性別による検索キーワードの違いも分析されたが、面白いのは女性よりも男性の方が「ショッピング」というキーワードで検索していること。「ストレス」「憂鬱」を検索したのは女性の方が多かった。


 年齢別、地域別にも検索キーワードには差が出ているが、10代が他の世代よりもニュースに登場するキーワードを検索する頻度が高いというから驚いた。「北朝鮮」「大統領」「新型インフルエンザ」など。大学入試の小論文テーマになるので、受験勉強のためだとは思うが、これも意外な発見だった。


 季節によっても集中する検索キーワードがあり、年末年始になると「ダイエット」、「初夢」の検索が25%ほど増えるという。「来年こそはダイエット!」、「来年こそはキャリアアップ!」を夢見ながら、検索ばかりで終わってしまわないようにしないと!


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン
2009年12月17日

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20091216/1021558/

韓国CM REPORT – ロッテ – キム・アジュン


キム・アジュン プロフィール


1982年10月16日生まれ。


170cm、48kg。アジュンは「アジアの中心となれ」という意味が込められた名前で、漢字で書くと「亜中」。2006年日本のマンガ『カンナさん大成功です!』を原作にした映画『美女はつらいよ』が大ヒットし、人気女優の座を射止めた。この映画でチュンサ映画祭主演女優賞、大鐘賞主演女優賞を受賞。ジーンズブランドのGUESSとロッテ百貨店がタイアップした「キム・アジュンジーンズ」も登場した。





チョコファージ



出演




キム・アジュン

放映日




2006年9月

チョンドゥクチョンドゥク
チョコチョコ
チョコファジー
ハ~
ジンハンチョコソゲ トチョコ
(濃いチョコの中にまたチョコ)


このCMソングを一度聞くと頭から離れず、気が付けば口ずさんでいたという人も多かったことでしょう。キム・アジュンのダンスを真似た動画を、自分のブログに載せるファンが多いというのも納得です。動画投稿サイトでも「チョコファジーダンス競演」になってしまったほど、このCMダンスを真似た動画がたくさん投稿されていました。


「チョンドゥクチョンドゥク」というのは、「モチモチした食感」のことで、「トギチョンドゥクチョンドゥクハダ」というと、「餅がもっちりしていて、歯ごたえがある」という表現になります。お肌がピチピチで弾力があるのも、「チョンドゥクチョンドゥク」と表現することがあります。「チョコファジー」は、こってりとしたディープなチョコ味で、アイスなのにモチモチした不思議な食感なんです。それを表現するためにあのダンスを踊っているんですね。


キム・アジュンのすらっと伸びた脚やプロポーションは、とっても美しいですね。子供の頃は、そのスタイルと黒目がちな瞳で、よくハーフと間違えられたとか。でも、彼女はきれいなだけではありません。映画『美女はつらいよ』で歌も披露しましたが、歌に踊りに演技にと、何でもこなしてしまうのです。映画の主題歌「マリア」は、韓国の「着うた」や「着メロ」でも大ヒットしました。歌唱力もすごいですが、演技はもっとすごくて、集中すると数秒ですぐ涙を流せるそうです。そういえば、「韓国版『花より男子』を撮影するとしたら、つくし役に一番ふさわしい女優は?」というアンケートで、キム・アジュンが選ばれたこともありました。


映画一本で一気にスターになった女優と思われていますが、実はキム・アジュンも長い無名生活を経て花が咲いたのです。芸能界に入りたくて何百回もオーディションを受け、バラエティーのアシスタントのような役でテレビに出演していたそうです。無名時代の苦しかった経験が、今の彼女を支えているのですね。

– BY  趙章恩


ニッコリア 
韓国CM動画「ニッコリアCM」
Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200609_2&dr=food

グーグルも郷に従う 韓国ポータル競争、第2ラウンドの舞台

検索サイト世界最大手の米グーグルは12月4日、韓国サイトのデザインを変えた。グーグルといえば検索だけに特化したシンプルなメーン画面が特徴だが、検索キーワードを入力する窓の下に、「人気トピック」「話題の人物」「人気ブログ」といった、韓国の他のポータルサイトのメーン画面にもあるメニューを追加した。これまでグーグルは世界各国で同じデザインの画面を通じてサービスを提供してきたが、韓国に限り、その世界共通のスタイルを捨てたのだ。






 



リニューアルされたグーグル韓国のサイト


 グーグルによると、韓国で市場調査をした際に、「検索結果の品質」には満足するが、「社会的イシューの把握」で満足できないという意見が多かったため、メーン画面を修正したという。グーグル側は「メーン画面変更は全世界で韓国語サイトだけ。広告のないさっぱりしたデザインと優秀な検索品質で、韓国ユーザーを満足させられることを期待している」と述べた。韓国サイトの訪問者数は11月27日の54万人から、12月4日には61万人に増加した。





■低迷するグーグルのシェア







 しかし韓国のネット業界は、グーグルの冒険に注目してはいるものの、「メーン画面のメニューを増やすぐらいではユーザーに受け入れられないだろう」と厳しく評価している。


 グーグル韓国の新しいメーン画面に表示される内容は、過去の検索結果からコンピューターが解析して決める。グーグルはこの方式について、「閲覧数に応じてトピックを表示しているので、より客観的な情報を提供できる」と主張する。


 これに対し韓国の他のポータルサイトでは、複数の編集者がブログやニュースのコメントなどに目を通して、なにをメーン画面に表示するのかを選別している。ニュースの見出し編集は禁止されているが、ブログの書き込みは見出しを編集したり構成を変えたりして、利用者の注目度を高めようと競い合っている。雑誌やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイトと提携し、話題のコンテンツを提供してもらってもいる。韓国の検索ポータルは検索機能の高度化だけでなく、コンテンツの制作と流通にも深く関わっているのだ。




 グーグルの努力にも関わらず、韓国の検索市場における同社のシェアは2%と低迷している。しかも、グーグルと過去3年間検索広告契約を結んでいた市場シェア2位のポータルサイト「DAUM」が、広告単価の高いオーバーチュアに乗り換えたことで、韓国国内での広告売り上げが大きく減った。グーグルの広告サービス「アドセンス」は個人ブログを中心に利用が広がっているものの、広告事業は順調とは言い難い状況である。



■韓国ポータルでNAVERが独走する理由


 韓国のパソコン向け検索ポータルでは、「NAVER」がシェア約7割と他を圧倒している。NAVERを運営するNHNの2009年7~9月期の売上高は、前年同期比13%増の3332億ウォン(約254億円)。内訳は52%が検索広告、32%がゲームだった。ライバルであるDAUMを運営するダウムコミュニケーションの同じ期の売上高は641億ウォン(約49億円)と、NHNの5分の1でしかない。DAUMも会員数ではNAVERに負けていないが、売上高でここまで引き離される背景には、検索データベース(DB)の差に加え、検索利用件数の違いがあるといわれている。


 「NAVERのサイトを見れば、ほしい情報が簡単に、見やすく手に入る」というユーザーの利便性を維持するため、NAVERは検索、口コミ、画像、動画、ブログ、SNS、Twitter(ツイッタ―)、ニュース、論文、専門資料など、ネット上に存在するあらゆる情報を1つの検索DBにまとめている。ホームページでは見つからない情報が、口コミサイトで見つかる可能性もあるからだ。その結果、NAVERは「レポートを書くときも、市場調査をするときも、まずNAVERに行けば大丈夫」というブランドを築いた。


■スマートフォン普及で変わる競争条件


 ここ数年、NAVERの独走を止められる対抗馬は存在しなかった。しかし携帯電話サービスが第4世代に進化して有線のインターネットと遜色ない通信速度になれば、ネット利用の中心はパソコン向けのポータルサイトから、外出先からでも利用できるモバイルポータルサイトに変わっていくだろう。


 韓国では今、大手企業やネット関連企業が社員に米アップルの「iPhone」や韓国サムスン電子製の「OMNIA」といった高機能携帯(スマートフォン)を支給し、インスタントメッセンジャーの活用などによって通信費の節約と業務効率化を同時に図っている。そうなれば当然、スマートフォンで使いやすいポータルサイトがより高い市場シェアを得ることになるだろう。


 グーグルは韓国のパソコン向け市場ではNAVERの壁を越えられなかった。しかし、グーグル製の基本ソフト(OS)「Android(アンドロイド)」を搭載した携帯端末が2010年に発売されれば、その構図も変わるかもしれない。


 グーグルは12月初め、モバイル向けを中心とする新しい検索技術を相次ぎ発表した。携帯のカメラで撮影した画像で情報を検索する「Google Goggles」、ユーザーの位置情報によって検索結果の順位を変える技術、中国語や日本語などに多言語化されつつある音声検索などは、韓国でもネットユーザーの関心を集めた。韓国のポータルサイトも相当な検索技術を持っているが、ここまでくるとグーグルには敵わないかもしれない。



■移り気なユーザー、チャンスはどこにも


 NAVERやDAUMといった韓国の大手ポータルは、数年前から携帯端末向けのサービスも提供しているが、スマートフォンの普及とともに、携帯電話会社も子会社を通じてモバイルポータルの運営をてこ入れし始めた。


 iPhoneを販売する韓国の携帯電話最大手KTは、子会社KTHが運営する携帯ポータル「Paran」のスマートフォン専用サイトをリニューアルした。中小店舗向けに顧客管理ソフトなどをネット経由でモバイル端末に提供するSaaS(サース)にも力を入れている。


 SKテレコムの子会社で2300万人が加入する韓国最大のSNS「サイワールド」を運営するSKコミュニケーションズは、SNSを前面に出したモバイルポータルで勝負している。SKコミュニケーションズのポータルサイト「NATE」は検索シェアが5%台から7%台と、わずかながらも伸びている。







 NAVERも座して待つつもりはない。モバイル向けの地図情報サービスでは、「交通」「自転車」「不動産」「山登り」など目的に応じて異なる地図を提供。個人に焦点を当てて、「何でも揃って使いやすい検索ポータル」というブランドを守ろうとしている。地図からお店情報を検索して無料で電話できるサービスも始めた。自分の電話番号を残すとお店に連絡が届き、その番号宛てに電話がかかってくるのでユーザー側は電話代を払う必要がないという仕組みだ。




 韓国のネットユーザーは新しいもの好きだ。DAUMのSNSから「サイワールド」へ、そしてNAVERのブログへ移動していったように、少しでも便利なサイトがあれば、長年使っていたサイトでも未練なく捨てて他に移っていく。


 検索も同じだ。NAVERが今は圧倒的に強くても、モバイルが前提になればグーグルをはじめDAUM、NATE、PARAN、Yahooなど、どこにユーザーが移っていくかわからない。iPhoneを引き金に始まった新たな競争は、韓国のインターネット産業全体に広がっていきそうだ。

– 趙 章恩  

NIKKEI NET  
インターネット:連載・コラム  
[2009年12月14日]
Original Source (NIKKEI NET)
http://it.nikkei.co.jp/internet/column/korea.aspx?n=MMIT13000010122009

韓国CM REPORT – ロッテ – チェ・ガンヒ


チェ・ガンヒ プロフィール


1977年5月5日生まれ。


166cm、48kg。1995年、製薬会社のキャンペーンモデル「ミスレモナ」に選ばれ、ドラマ『大人達は知らない』でデビュー。1995年ジョンソンズベビーローション主催「きれいな顔賞」受賞、1996年MBC演技大勝特別賞。ドラマ『ありがとうございます』、『あんパン』、『別離に対処する私たちの姿勢(別れの法則)』、『心ふるわせて』、『酒の国』、映画『甘く、殺伐とした恋人』、『私の恋』に出演。自らデザインした洋服を販売するオンラインショッピングモールも運営中。





リュ(流)



出演




チェ・ガンヒ

放映日




2008年3月

リュ ハンモグム マシゴ ドルテカジ 
(リュ 一口飲んで 回るまで)


シジャッハジャ スンファンチェジョ プロジェット
(始めよう、循環体操プロジェクト)


ドンダ!(回る!)


ネモメフルリュ(私の体に流れるリュ)


2本のペットボトルを利用して、顔をくるくるマッサージ。いいと思いませんか? これなら確実に血液が循環して、顔色もよくなりそうですよね。いいマッサージ法を見つけました。うつろな感じのチェ・ガンヒの表情もかわいいですね。彼女がもう30歳を超えているだなんて、信じられますか? 高校生のときにデビューし、20代になっても永遠の高校生として17、18歳の役柄を演じ、30歳を超えた今でもシワどころか赤ちゃんのようなピンクがかった白くて透明なお肌をキープしているチェ・ガンヒ。その美しさの秘訣は「体内循環をしっかりさせること!」なんですね。


チェ・ガンヒは顔もきれいだけれど何よりも心がきれいで、とっても清潔感のある女優なんです。彼女の健康的で溌剌としたイメージと「体内循環」、「体の中から健康にする」をテーマにした新しいお茶飲料「リュ」はピッタリ! ということですね。


この「リュ」というお茶、「タタリメミル」という清浄地域でしか栽培できない麦のお茶をベースに、大韓韓方医師協会が公式に認定した15種類の韓方原料を配合しているのです。だから、今までのお茶飲料よりも、健康にいいというわけなんですね。「リュ」には体内ろ過作用や毛細血管を強化して、血液循環をよくしてくれるという「ルーチン成分」が普通の麦に比べ多く含まれています。昔から、成人病を予防するために「タタリメミル」のお茶が飲まれていたそうですが、「リュ」はそんな知恵から作られたドリンクでもあります。


日本もそうですが、このごろの韓国の女性は寒い冬でもミニスカートにヒールの高い靴を履き、太って見えるのが嫌でいつも薄着、化学物質がたくさん入った化粧品の濫用などで体内の不純物がうまく排出されず、冷え性や便秘、むくみに悩まされることが多いんです。おいしさと健康、どちらも逃したくないなら「リュ」を飲んでみてくださいね。とうもろこしひげ茶と似た味で、苦味もなく香ばしいので、とっても飲みやすいんですよ。

– BY  趙章恩


ニッコリア 
韓国CM動画「ニッコリアCM」
Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200803_2&dr=drink

[エンタメコラム] ドラマ歴代視聴率1位! 「初恋」その2

「初恋」の登場人物をご紹介します!



前回に引き続き、「初恋」の魅力をお伝えします。今回は、登場人物をご紹介しましょう!


ドラマタイトル:初恋


原題:첫사랑(チョッサラン)


放映年度:1996年6月7日 ~ 1997年4月20日 全66話 KBS



ソン・チャンヒョク(チェ・スジョン)


母を亡くし、父、姉、弟を支えるソン家の長男。幼いころから絵が上手で画家を志望するが、貧しい生活のため夢をあきらめる。初恋の相手は、父が働く映画館の経営者の娘ヒョギョン。ヒョギョンの父と叔父はチャンヒョクをヒョギョンから引き離すために彼に暴行を働き、彼の脚を不自由にしてしまう。家族にも反対されるものの、初恋をあきらめきれず葛藤するチャンヒョク。誠実で正義感の強い性格だが、権力とお金を持つ人に振り回され苦悩する小市民でもある。



□コメント


善良そうな大きな目が印象的なチェ・スジョンさんは、「ドラマ界の国民的俳優」と呼ばれるほど好感度の高い俳優です。1987年にデビューし、大河ドラマ「太祖王健」、「太陽人・李済馬」、「海神」などの主役を演じました。数え切れないほどの作品に出演しているにも関わらず、チェ・スジョンさんがもっとも記憶に残る出演作として選んだのが「初恋」。その理由は「作品性も高く視聴者にも愛された作品だから」とのことです。奥さんである女優ハ・ヒラさんとは芸能界を代表するおしどり夫婦で、ふたりの男の子に恵まれています。奥さんには毎日何度も携帯電話でメッセージを送り、「サランへ~(愛してる)」を連発しているのだとか。男性共演者のみなさんは全員、「結婚して10年以上も経つのに鳥肌カップルだ! チェ・スジョンさんのような夫になってほしいと妻にいつも怒られる」と不満を漏らしているほどです。また、ボランティア活動や寄付にも積極的な一家としても知られています。

ソン・チャヌ(ぺ・ヨンジュン)


チャンヒョクの弟。一家の期待を背負って名門大学の法学部に進学する。司法試験に合格して家族を養うまじめな人生を夢見るが、兄の脚を不自由にしたヒョギョンの父に復讐するため闇の世界に入る。大学で出会ったソクヒとはケンカばかりしていたが、いつしか惹かれ合うようになる。



□コメント


主人公の弟という役のはずが、後半に近づくほど物語りの中心に! 当時、「新人が主人公を飲んだ」と話題になったものです。笑顔がステキな美少年から、筋肉質でいつも深刻な顔をした男性に変身! その変貌ぶりが話題になったのと同時に「韓国のジェームズ・ディーン」と絶賛されました。ヨン様はいつも「『初恋』という作品があったから自分がいる」と話すほど、このドラマに出演できたこと、チャヌというキャラクターを演じられたことを感謝していました。

イ・ヒョギョン(イ・スンヨン)


裕福な実業家の令嬢。父に猛反対されながらもチャンヒョクを愛し、チャンヒョクが画家になれるように応援する。チャンヒョクが交通事故で死んだと思い込みソクジンと結婚を前提にした付き合いをするが、チャンヒョクが忘れられず結婚を断念。チャヌから父がチャンヒョクにしたことを聞き、ショックを受ける。歩けなくなったチャンヒョクを見ても何も言えず、遠くから見つめることしかできない。



□コメント


当時、韓国のファッションリーダーとして一世を風靡したスンヨンさん。大韓航空の客室乗務員からミス・コリアになり、芸能界入りしました。90年代のトレンディードラマは彼女なしでは語れないほど、スンヨンさんは韓国のドラマとおしゃれをリードしました。ドラマでスンヨンさんが身につけたアクセサリーや洋服は、即完売になるほどの熱狂振りでした。今は1児の母となり女優業を休業しています。

カン・ソクジン (パク・サンウォン)


まじめで優しいジェントルマン。ヒョギョンとは家族ぐるみの付き合いで、彼女を妹よりもかわいがっている。いつも温かくヒョギョンを見守っている。



□コメント


このドラマをきっかけに理想の夫、理想の婿として大人気となったパク・サンウォンさん。ソクジンのイメージそのままに数々のCMに出演、司会者としても活躍しました。今でも映画やドラマ、舞台などで幅広く活躍しています。

カン・ソクヒ (チェ・ジウ)


裕福な家庭の令嬢で大学の放送部に所属。いつも明るく自己主張のはっきりしたお嬢様。何かとチャヌとぶつかるが、自分とは正反対のチャヌに興味を持ち、友達以上恋人未満の関係にまで発展する。



□コメント


デビューしてからまだ1年も経たないうちにキャスティングされたのが「初恋」で、この作品で初めてチェ・ジウという名前を視聴者に広めました。新人にしては大抜擢といえる役です。ジウ姫は、「演技に関して何も知らなかったひよっ子に、もっと演技を学びたいという欲求を感じさせてくれた大事な作品」と評価しています。

パク・シンジャ (イ・へヨン)


母の再婚を機にソウルに出てきた田舎娘。チャンヒョクを一途に愛し、どんなときでも尽くす。



□コメント


韓国芸能界で「もっとも脚がきれいな女優」として有名なへヨンさん。その脚には保険までかけられているんですよ。アイドルグループの歌手としてデビューし、女優に転身しました。「初恋」は演技を始めて間もない頃の出演作です。2009年にドラマ「内助の女王(僕の妻はスーパーウーマン)」が大ヒットし、本人のファッションと美容の知恵を盛り込んだ2冊の本がベストセラー入り! さらに、自ら社長兼デザイナーを務めるファッションブランド「ミッシング・ドロシー」も絶好調! 人気女優、作家、実業家として活躍するイ・へヨンさん。今でも「初恋のシンジャ」として紹介されるほど、「初恋」は彼女の原点でもあります。

オ・トンパル (ぺ・ドファン)


チャンヒョクの同級生で、料理人を目指す。子供の頃から変わらず親友のチャンヒョクとその家族を自分の家族のように大事にする、義理と人情の男。



□コメント


ぺ・ドファンさんは、1991年のデビュー後、数々のドラマに脇役として出演するも、あまりパッとしませんでした。それが「初恋」のトンパル役でブレイクを迎えます。持ち前の演技力に人情溢れるキャラクターが視聴者に愛され、トンパルが始終していた親指で鼻をこするクセを真似る人も続出したものです。ドファンさんは、今もドラマで活躍しています。



そのほかにも、ソン・へギョ、チャ・テヒョン、キム・テウなど、今では超有名になった俳優さんがエキストラ同然の役で出演しているのも見逃せませんよ~。どの場面に隠れているのか、しっかり探して見ましょう。次回も、「初恋」の魅力についてご紹介します!


ニッコリア
Cho!エンタメコラム
http://ni-korea.jp/cho/index.php?id=091202#leftblock

韓国CM REPORT – ロッテ – キム・アジュン


キム・アジュン プロフィール


1982年10月16日生まれ。


170cm、48kg。アジュンは「アジアの中心となれ」という意味が込められた名前で、漢字で書くと「亜中」。2006年日本のマンガ『カンナさん大成功です!』を原作にした映画『美女はつらいよ』が大ヒットし、人気女優の座を射止めた。この映画でチュンサ映画祭主演女優賞、大鐘賞主演女優賞を受賞。ジーンズブランドのGUESSとロッテ百貨店がタイアップした「キム・アジュンジーンズ」も登場した。





ロッテカード



出演




キム・アジュン

放映日




2008年3月

ポイント、オディソ ソヤデジ?
(ポイント、どこで使えばいいんだろう?)


ニ ポイント スルスイッヌンデガ ヨギヤ ヨギ 
(お前のポイント使えるのはここだ ここ)


ロッテポイントヌン ヨギド ジョギド 
(ロッテポイントはここも、あそこも)


ロッテポイントヌン ヨギ ジョギ 
(ロッテポイントはここ、あそこ)


ジョンマル ヨギソ ダデヨ? 
(本当にここでぜんぶ使えるんですか?)


ロッテ オディソナ ヒョングムチョロム スルスイッダニカ 
(ロッテの、どこでも現金のように使えるんだってば)


ポイント ジャル スリョミョン? 
(ポイントをうまく使うには?)


ロッテカード!


ポイント スロ ガプシダ ロッテポイント 
(ポイント使いに行きましょう、ロッテポイント)


大人気のバラエティー番組『無限挑戦』のメンバーがお届けする、ロッテカードのCMです。徴兵で入隊したハハを除いた3人と、ハン・ガインからバトンタッチしたヒロイン、キム・アジュンの登場です。とっても優雅でお人形のようなハン・ガインもいいですが、元気いっぱいのキム・アジュンをCMモデルにしたことで、ロッテカードのイメージも春らしくなり、爽やかさが増しました。


クレジットカードの使用金額に応じてポイントが貯まるのは日本も韓国も同じですが、「ポイントの使い道がなくて困った!」なんてことはありませんか? 韓国のロッテでは、日本人のお客様でもロッテマイレージカードに加入でき、ホテル、百貨店、免税店、マートなどで使った金額に応じてポイントが貯まり、それをロッテの19の施設で現金と同じように使えるんです。ロッテカードの使用金額に応じて貯まったポイントも同じようにロッテで使えるので、あちこちでショッピングして貯めたポイントを使ってロッテ百貨店で前から狙っていたワンピースを購入! なんていう自慢話もよく耳にします。みなさんも韓国に行ったら、ぜひロッテマイレージに加入して、得しちゃいましょう!



– BY  趙章恩


ニッコリア 
韓国CM動画「ニッコリアCM」
Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200803&dr=other

ソウルでお茶するならここ!

 
o’sulloc明洞店1階にある緑茶販売コーナー。パッケージがあまりにもかわいくて飲むのがもったいなくなります。











  •  
    ニッコリアスタッフが絶賛する緑茶石鹸「緑茶美人」。チェジュ産緑茶で作った石鹸です。3個セット8500W。











  •  
    きれいな薄緑色のそば。これもチェジュ産緑茶が入っています。1セット3000W。











  •  
    2階へ続く階段には小鳥が生きているかのような影絵アートがありました。日本人アーティストの作品です。











  •  
    CECI CELAのキャロットケーキ。ほのかに甘いにんじんとクリームチーズのハーモニーがたまりません!











  •  
    CECI CELAは島山公園(ドサン公園)前のヨン様レストラン(ゴリラ・インザ・キッチン)の並び、左側の路地にあります。この看板が目印です。


  • 甘いデザートに目がない私。日本に行くと必ずケーキバイキングに立ち寄り、至福の時間を過ごします。韓国にもケーキバイキングはありますが、高級ホテルのラウンジで期間限定で開催されるぐらいなので、物足りないんです! ファミリーレストランのデザート食べ放題もありますが、ケーキは2~3種類しかないんです! 甘すぎず、こってりしすぎず、チーズやフルーツの味が生き生きしているケーキが食べたい!


    韓国の住宅街にあるケーキ屋さんのものは、まだ油っぽいバタークリームのケーキが多く、生クリームケーキはフルーツでデコレーションされたそっけないものばかり。ソウル市内の中心部やデパ地下の高級ベーカリーに行かないと、味もデコレーションも最高のものは食べられません。


    「あ~口の中に入れたとたん溶けてなくなる生クリームがどうしてもほしい! 濃厚なティラミスが食べたい!」というときに駆け込むのが、明洞や大学路にある緑茶カフェ「o’sulloc」です。


    アギチャギでも紹介されたo’sullocは、カフェの中でも格別です! これは断言できます! 韓国初の緑茶専門カフェとしてオープンし、緑茶ラテと緑茶ティラミスをメガヒットさせた名店であります。今まで緑茶というと、朝鮮時代の屋敷を改造した伝統喫茶で、ちゃぶ台を前に飲む厳かな飲み物というイメージがありました。o’sullocは韓国の緑茶文化を守りながらトレンドも忘れず、モダンなインテリアに囲まれた店内で、いっそうおいしく改良したチェジュ産緑茶が楽しめるカフェとして幅広い世代に愛されています。明洞店の2階へ続く階段には見事な影絵アートがあり、テーブルの真ん中に穴を開けて木を植えたり、緑茶の葉をアロマの代わりに炊いたりしていて、明洞の真ん中なのに、森の中にいるような気分にさせてくれるんです。


    明洞に行く日は何が何でもo’sullocの緑茶アイスや緑茶ラテ、緑茶ティラミスを堪能せずにはいられないほど、大好きです。食事は明洞の裏道にある安い食堂で済ませても、デザートだけは本物を楽しみたいじゃありませんか~。o’sullocがオープンしてから、うちの家族の誕生日には必ず緑茶ティラミスのホールサイズをオーダーするようになりました。o’sullocのケーキを一度食べると、もうほかのケーキは口に合わなくなってしまうからです。


    o’sullocで絶対外せないメニューは緑茶ラテ、緑茶ティラミス、ロールケーキです。チェジュ産の蜂蜜とアールグレイを使ったブラックロールケーキは、飽きることなく、いくつでも食べてしまいます。緑茶クッキーも、穀物の香ばしさとほろ苦い抹茶の後味が病みつきになってしまうので要注意です。


    o’sullocはカフェですが、緑茶文化を継承するためのアンテナショップでもあります。パッケージがとてもかわいい緑茶や茶道具も販売しています。ニッコリアスタッフいち押しのo’sullocのお土産は、「緑茶美人」という石鹸セットです。チェジュ産の緑茶を使った植物性石鹸で、泡立ちがよくさっぱり洗いあがるのに、全然つっぱらず、敏感肌の洗顔にもボディーにも使えるスグレものです。これはo’sullocでしか手に入らないものですが、あまりにも人気で生産が追いつかず、品切れになることが多いので、見つけた日に、即、買いだめしてしまうほどです。裏技ですが、緑茶美人石鹸の泡を顔につけて3分ほどパックすると、自然に角質が取れてつるつるになります!


    もうひとつ、ケーキがおいしいおすすめのカフェは、清譚洞の島山公園前にある「CECI CELA」です! 「ほっぺたが落ちそう」というのはこういうときに使う言葉なのだというのを教えてくれました。おすすめはなんといっても自家製のキャロットケーキ!! すりおろしたにんじんを入れたジューシーな生地のあいだにクリームチーズを挟み、さらに生クリームと一緒にいただきます。このほのかな甘みとしっかりした歯ごたえは、病みつきになること間違いなし!


    「CECI CELA」はベルギーワッフル専門店としてオープンしましたが、自家製ケーキもおいしいんですよ。イエローとブルーが目印のメルヘンチックなインテリアに囲まれ、アンティーク調の食器でキャロットケーキを食べていると、ヨーロッパのどこかでお茶をしているような気分を味わえます。


    韓国のカフェのいいところは、なんといっても融通が利くところです。メニューにないものでも作ってくれたり、買ってきてくれたり……。また、「ケーキやアイスクリームに生クリームをてんこ盛りにしてください」とオーダーしても、追加料金なしでやってくれます。私はいつも生クリームを追加してもらってます。


    韓国らしい骨付きカルビや辛い海鮮鍋やナクチボックム(たこをコチュジャンと野菜で炒めたもの)を楽しんだあとは、おしゃれなカフェでセレブ気分を味わってみましょう。ソウルでの思い出がまたひとつ増えること間違いありません~。


    by: 趙章恩

    2009年09月24日

    「ニッコリア」: ダイナマイト・コリア 今日もドキドキ探検に出かけよう!

    韓国CM REPORT – ロッテ – チェ・ガンヒ





    チェ・ガンヒ プロフィール


    1977年5月5日生まれ。


    166cm、48kg。1995年、製薬会社のキャンペーンモデル「ミスレモナ」に選ばれ、ドラマ『大人達は知らない』でデビュー。1995年ジョンソンズベビーローション主催「きれいな顔賞」受賞、1996年MBC演技大勝特別賞。ドラマ『ありがとうございます』、『あんパン』、『別離に対処する私たちの姿勢(別れの法則)』、『心ふるわせて』、『酒の国』、映画『甘く、殺伐とした恋人』、『私の恋』に出演。自らデザインした洋服を販売するオンラインショッピングモールも運営中。





    リュ(流)



    出演




    チェ・ガンヒ

    放映日




    2008年3月

    リュ タギジョン ヨルボン(リュ空ける前に10回)


    シジャッカジャ スナンチェジョ プロジェット(始めよう、循環体操プロジェクト)


    ドンダ!(回る!)


    ネモメ フルル リュ(私の体に流れるリュ)


    ペットボトルでこんなに強く頭を叩いていいんでしょうか? 血液循環といっても、痛そうなことはちょっと敬遠したいですね。チェ・ガンヒは韓国芸能界を代表する童顔で、30歳を超えた女優とはとても思えません。チェ・ガンヒに発音が似ている「チェガン」という言葉には最強という意味があるので、彼女は「最強童顔」とも呼ばれています。


    チェ・ガンヒは、「わが道を行く」というタイプの個性的な性格の女優。携帯電話は持たず、すべての連絡はポケベルで受けて、気が向いたときに自分から電話をかけるなんて、芸能人らしくないですよね。個性的なファッションセンスも人気の秘訣で、自分でデザインした洋服を販売するオンラインショッピングモールをオープンしました。そのサイトには、彼女がデザインした服をモデルとして彼女自身が着ている写真が掲載されているので、チェ・ガンヒのファンにはたまらないんですよ。それらの写真も個性的で、表情やポーズなども、「え~~~!」と驚くようなものばかりです。


    チェ・ガンヒは、もちろん顔もかわいいけれど、何よりもボランティア精神溢れる「心美人」なところがリュのモデルにピッタリ! という理由で選ばれたそうです。チェ・ガンヒは面識もない人に自分の骨髄を提供しておきながら、それをずっと秘密にしていたんだそうです。骨髄を提供したのは、韓国の芸能人では初めてとのこと。「趣味は献血」だそうで、人間としても素晴らしい女優です。



    – BY  趙章恩


    ニッコリア 
    韓国CM動画「ニッコリアCM」
    Link
    http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200803&dr=drink

    iPhone登場がキャリア間の競争を一層激化させる

    SKテレコム5、KTF3、LGテレコム2。韓国移動通信キャリアのシェアは、ここ数年0.1~0.2%以内での変化しかなく、固着状態が続いている。シェアの固定化は移動通信市場成長の停滞を招き、サービスの質を落とすとして懸念されていた。有線ブロードバンドのKTと移動通信キャリアKTFとの合併による有無線通信サービスの同時加入によるバンドル割引や、料金値下げによるシェアの動きも微動たるものだった。

     それがiPhoneの発売から10日が過ぎ、大きな転機を迎えることになった。韓国通信事業者連合会によると、12月1日~3日の3日間ナンバーポータビリティでキャリアを変更したユーザーが5万6768人。そのうちの57.4%がiPhoneを発売しているKTへ流れ込んだのだ。


     11月に比べ2倍のユーザーがKTに切り替えている。いつもは40%以上がSKテレコムへと流れていたのに。今までは最新端末はSKテレコムが真っ先に出して、それから時差をおいてKT、LGテレコムで発売されていたので、ほしい端末のために長期加入割引を諦めてでもSKテレコムに変える人が多かった。韓国の平均機種変更は1年ほどであるが、実際には20~30歳代のユーザーだと6カ月もしないうちにころころ変えるたり、2台持っている人も少なくない。


     端末補助金競争でナンバーポータビリティを利用する人が急増し、マーケティング費用による赤字が話題になったことは何度もあったが、ナンバーポータビリティのシェアが動いたのはこれが初めてで、韓国では大きなニュースとなっている。


     4700万件もある携帯電話加入件数全体でみると、1位のSKテレコムにとっては痛くもかゆくもない数字ではあるが、クリスマスから始まり2月の卒業式、3月の入学式まで続く春の商戦でiPhoneだけで少なくとも50万台は売れると見込まれているだけに、このまま見過ごすことはできないだろう。


     それに全社員にiPhoneやOMNIAといったスマートフォンを支給する企業も増えている。大手企業やネット企業、出版社では、業務の効率を高め、同時に最新の端末でモバイルライフをいち早く体験させることで、マーケティングや新規ビジネス企画につなげるためスマートフォンを使わせている。ライバル会社が全社員にスマートフォンを買い与えたというニュースが流れると、うちもスマートフォン体制に変えるべきではないかとそわそわしてしまうのだろうか。「全社員にスマートフォン支給」の見出しがついたプレスリリースが毎日のように届いている。KTもビジネスユースを促進するため、iPhoneから利用できる無線LANスポットを、現在の1万3000カ所から2010年には5万カ所に増やすとしている。

    SKテレコムはiPhoneの代わりとなるAndroid搭載端末の発売を急ぐ一方で、データ通信もコンテンツ利用料も無料の「フリーゾーン」サービスに力を入れている。月1000円ほどの定額で、「フリーゾーン」にある4000件ほどのコンテンツを通信費や情報利用料を気にせず使えるサービスである。


     続いてクレジットカード会社への出資も決めた。SKテレコムはHANAカードの株49%を取得し、モバイルクレジットカードサービス、モバイルコマース、位置情報を利用したクーポン・広告を強化するとしている。2400万人のSKテレコム加入者と、SKグループのマイレージサービス会員3000万人をターゲットにしたモバイルクレジットカードサービスとの相乗効果を狙う。


     HANAカードの複数のカードをUSIMに保存しておいて、決済する瞬間、ポイントが貯まるとか割引特典があるとか、もっともメリットのあるカードを自動的に選んで決済する。ここが、ただUSIMにカード情報を保存するだけだった既存のモバイルクレジットカードサービスと違うところである。


     プラスチックカードを発行しないのでカード制作や配送の費用を節約できるという点と、クレジットカード代金はSKテレコムの料金と一緒に請求されるので、携帯電話を使うためにもクレジットカード代金を払わねばならず、カード代金の延滞を減らせる効果も期待できる。KTもクレジットカード会社を買収するのではと噂されている。スマートフォンに続いて移動通信キャリアの金融ビジネス競争が韓国をにぎわすだろう。

    (趙 章恩=ITジャーナリスト)

    日経パソコン
    2009年12月10日

    -Original column
    http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20091210/1021230/

    釜山チャガルチ市場の名物、焼き魚定食

     
    チャガルチ市場で食べた焼き魚定食。2人前でこのボリュームです。山盛りの魚にびっくりしました。1人6000W。






  • 食堂の入口で焼かれている魚。小麦粉を軽くまぶしてから鉄板の上で焼きます。






  • テジョンデの遊覧船内部。座席は2階にあるので波に濡れることはありませんでした。遊覧船はひとり8000Wです。





  • 海から眺める釜山市内。崖の上も山の上も高層マンションだらけです。






  • 釜山名所のひとつであるテジョンデ展望台。険しい崖道なので、展望台までは歩くより遊覧船に乗るか、観光列車に乗って行ったほうが安全です。


    この夏、生まれて初めて旅行で釜山に行ってきました~。

  • ソウルから車では5時間もかかりますが、KTXの開通でぐっと近くなった釜山。飛行機だと50分以内で到着です。


    釜山といえばチャガルチ市場国際市場、カントン市場など、活気が溢れすぎて怖いぐらいの市場と、夏には100万人以上の観光客が集まるヘウンデ、遊覧船に乗って奇岩絶壁を見物するテジョンデなどが有名ですよね。


    私はテジョンデの遊覧船がとても気に入りました。海から眺める釜山はとても素晴らしかったです。「ここが韓国?」と自分の目を疑ってしまうほど立派な超高層ビルが海のすぐそばに広がり、遠くにはまだ再開発されていない漁村が残っていたり、コンテナを積んだ大型船舶が停泊する港があったり、一瞬たりとも目が離せないほど活き活きとした景色が広がるんです。


    テジョンデの遊覧船に乗るには、チャガルチ市場からバスを利用してヨンド橋を渡り、船乗り場まで移動します。遊覧船の前に腹ごしらえ! ということであの有名なチャガルチ市場へ足を踏み入れました。「ここで食べよう!」と決めてきたわけではなかったので、市場をぶらぶら歩きながら、一番お客さんが多い食堂に入りました。


    入口に立ったとたんに、「2人前~」と勝手にお店のおばさんがオーダー。「え! まだメニューも見てないんですけど」と戸惑う私に「うちのお客さんはみんな焼き魚定食しか食べないよ。それでいいでしょう?」とおばさん。気迫に押され、結局メニューを見せてくださいとも言えず「はい、お願いします!」と答えてしまいました。


    でもおばさんの言うとおりにしてよかった! とんかつのキャベツ山盛りは見たことあっても、焼き魚の山盛りは初めてです! 直径30cmは軽く超えるお皿にこれでもかとたくさんの魚が運ばれて来ました。


    さらに白いごはんに豚骨と血の塊を煮込んだスープ、ナムルが3種類ほど、キムチ、塩辛がテーブルに並べられました。ひとり6000Wでこの満腹感はソウルでは味わえません。サバ、太刀魚、ジョギ(イシモチ)などなど、こんなにたくさんの焼き魚を食べたのは生まれて初めてです。釜山はすごい! 釜山大好き! 釜山また来たい! と、食べることが大好きな私は最高潮に盛り上がりました。グルメのみなさん、ぜひ一度、釜山に足を運んでみてくださいね!