LG電子ブラジル法人 現地メディアから「最高企業賞」(2005年9月5日 掲載)

PDPテレビなどモニタ事業


 


 


 


 【ソウルLG電子ブラジル法人先端ディスプレイと帯電話端末などプレミアム製品売好調により、ブラジルで認知されめた。LG電子ブラジル法人は、ブラジルの経済誌「インフォエザメ(Info Exame)」から「今年最高企業賞」を受賞したのにき、日刊経済紙最大手「ガゼタメルカンティル(Gazeta Mercantil)」がぶ「ブラジル25最高企業アワド」で「電機電子部門最高企業」にばれた。


 ガゼタメルカンティルが主催今年29回目えるこのは、1920創刊した同紙が、ブラジルの有力行政経済研究機関であるIBMEC合同1万社年次報告書調査し、25分野別最高企業選定する。授賞式9かれる予定だ。


 


 LG電子ブラジル法人PDPテレビ、液晶テレビ、液晶モニタ、帯電話端末などプレミアム製品認知度とともに、上半期げが昨年同期55している。


 


 ブラジルのPDPテレビ市場LG電子は、昨年年間販売台数2000にとどまったが、今年ってから月間販売台数2000突破今年年間販売目標である3万台市場シェア75%)の達成可能られている。


 


 前年同期比61成長したモニタの場合15インチ、17インチ液晶モニタが好調で、今年年間販売台数150万台突破する見通しだ。また、昨年200万台程度した帯電話端末場合、メガピクセルフォン、MP3フォン、Bluetoothなど先端新製品をブラジルで売開始したことで、帯電話端末だけで前年同期比62という高成長した。


 


 LG電子は、ブラジル国内でのしみのあるブランドとしてのポジションをより明確にするため、生産ラインを増設する一方、スポツマケティングなどなブランドマケティングを強化していくだ。


 


 帯電話端末供給拡大するため、7にはタウバテ年間600万台生産可能帯電話機工場建設目的に、6000ドルを投資し、ブラジルのにアルゼンチンなど南米各国向けに供給して方針めている。


 


 LG電子は、04にブラジルでしたのはCDMA端末だけだが、今年帯電話機販売大幅拡大し、400万台供給する予定だ。そのために、GSM端末供給にも拍車をかけており、下期にはCDMAGSM割合とし、06までに中南米帯電話端末市場でトップ3るために意欲的投資している。さらに、サンパウロにある帯電話端末RDセンタ研究員来年上期までに現在100からの200拡大するもある。


 


 また、がってきたノトパソコン需要対応して、来年からはノトパソコン生産ラインの増設検討するなど、プレミアム製品群する生産ラインを大幅拡大していく。


 


 LG電子ブラジル法人昨年度売上高8ドル。今年度13ドルを目標としている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 200595 vol.1103 掲載Link 


 


 


 

韓国・アシアナ航空スト IT製品の輸出に大打撃(2005年8月15日 掲載)

注文減など具体的被害


 


 


 


 【ソウル】アシアナ航空パイロット労働組合のストライキの長期化につれ、IT業界影響がっている。ストライキはすでに20日間以上いており、製品出荷航空貨物依存しているIT関連製品輸出きな被害ているわけだ。ディスプレイなど一部製品では、海外から納期遅延理由注文らされるなど具体的被害出始めた。


 輸出める航空貨物割合輸出金額ス)は30%にのぼる。に、自動車半導体とともに3大輸出品目1つである帯電話100航空貨物利用している。体積きいディスプレイなども専用貨物機利用して輸出するしかないのが実情である。


 


 産業資源部発表によると、ストライキの影響でアシアナ航空予定していた5500トン以上貨物空輸できず、大韓航空などにまわしているが、航空機1機分がまだっているという。仁川空港にも、東南アジア経由から航空便輸出するはずの貨物山積みされたままとなっている。


 


 被害額旅行業界・運送業界などをわせてこれまで1500ウォン(150億円)にのぼっており、欠航便えているため被害額はさらにえるみである。IT業界7月分輸出8延期しており、今後もストが場合には緊急事態になりかねない。


 


 貿易協中小IT製造団体は、「大手のように独自のルトで航空機確保できない中小企業はそれだけでもでないのに、海外取引先から納期遅延理由価格引げを要求されっている」と、早急政府介入解決してくれることをんでいる。


 


 国政府は、アシアナ航空労働組合いに進展がない場合労働部長官緊急介入調整開始する予定だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2005815 vol.1101 掲載]  Link


 

第24回:「四月の雪」ロケ地三陟~ヨン様だけじゃもったいない!







第24回
「四月の雪」ロケ地三陟

ヨン様だけじゃもったいない!

2006年6月1日


●「四月の雪」のロケ地三陟市に行ってきました

 今更? といわれそうですが、ヨン様とソン・イェジン主演の映画「四月の雪」(韓国タイトルは「外出」)のロケ地だったサムチョク市(三陟市)に行ってまいりました!







ソン・イェジンがお茶を飲みながら台本を読んでいたカフェ。竹西樓のすぐ前にある
(※ 画像はクリックで拡大)
 ソウル江南バスターミナルから4時間、「あれ? 何もないよ…」とびっくりするぐらいガランとした田舎のターミナルに到着。でもターミナルのすぐ横には写真のようにロケ地情報が地図に表示されているので、何の情報も持たずに行った私でさえ十分見てまわることができた。

 三陟は、元々海水浴場が多く洞窟も多いことから夏の避暑地として愛されている。年間12度の温度を保ち長さ6.5Kmもある天然記念物の洞窟「ファンソングル」と、1275年に建てられた遺跡で関東八景の一つとして韓国では有名な「ジュッソル」(竹西樓)が最大の観光スポット。「四月の雪」のロケ地は「ジュッソル」の周辺にある。「ジュッソル」は公園のようになっていて、二人が映画の中でデートした場所でもある。

 ヨン様が撮影期間中泊まったホテルでもあり、あのラブシーンが撮影されたパレスホテルからの眺めはチェジュと比べても見劣りしない最高の見晴らし! ホテルの入り口には、左にイェジン、右にヨンジュンと色んなものが飾られている。ホテルの隣にあり、二人が始めて食事をしたパレスフェッチブも、とにかく眺めが素晴らしい。1階で撮影されたそうだけど、ぜひ2階で海を眺めながら韓国式の刺身を味わってみてね。

●ヨン様の手が触れたものはすべて展示!?

 やはりヨン様ファンにとって、もっとも嬉しいサービスをしてくれるのはサムフンモーテル。映画の中でインス(ヨン様)が泊まった部屋は特別展示間として社長の気に入ったお客さんにだけこっそり公開されている。そこにはインスが使っていたカバン、お財布、車のナンバープレート、野外ロケの時に座った青い椅子などがガラスのケースに入れて展示されている。とにかく三陟では、ヨン様の手が触れたものはすべて展示されていると思っていい。ヨン様が使ったスプーンや座布団を展示している食堂もあるそうよ。モーテルでは二人が雪合戦した駐車場も見逃さないでね。

 ここはとにかく海の幸が豊富で、何を食べてもおいしい。「四月の雪」制作会社と契約し、スタッフの食事を担当していたウンへ食堂では「ヨン様定食」というメニューを出しているそうだが、それだけだともったいない。すりつぶしたドジョウを食べやすいようにもう一度こして、ニラやニンニク、トウガラシ、野菜と一緒にじっくり煮込んだ「チュオタン」、ボールにイカとヒラメなどの白身魚を細く切った刺身とキュウリ、タマネギ、チョゴチュジャン(甘酸っぱい刺身用のゴチュジャン)、ごま、かき氷、水を入れて冷たいスープのようにしてご飯と一緒に食べる「ムルフェ」(ムルは水、フェは刺身)も超おいしいかった。体にいいものばかりなので、地元の人が勧めるメニューには必ず挑戦してみてほしい。








これが三陟名物のムルフェ

 地元の方の証言によると、ヨン様はとにかく脂のないさっぱりしたものしか食べないそうで、お肉もカルビではなくアンチャンサル(はらみ)しか頼まなかったそう。日本でも関西は薄味というように、三陟のある江原道は山間地域が多いためか味付けがあっさりしているので、ヨン様は大変お気に召したとか。

●日本人ボランティアのおかげで言葉の心配はいらない







ターミナルを出てすぐ右にあるロケ地案内、向かい側に観光案内所があり日本から嫁いできたお嫁さん達が活躍している
 三陟はソウルからかなり離れたところだが、日本からお嫁にいらしている方が多く、みなさんボランティアでターミナルや博物館などの観光案内をしているそうだ。日本語が通じなくて困るということもなさそうだった。

 またロケ地ではないけど、博物館や洞窟関連の展示館もかなり充実していたので、三陟を訪問した際にはぜひ足を運んでいただきたい。きれいな海に山に洞窟にヨン様の想い出までいっぱいつまっている小さな街、韓国のファン達も、行きはロケ地目当てだけど帰りはすっかり三陟に魅せられ、何度も足を運ぶそうだ。







●今もっとも人気の週末ドラマ「ジンチャジンチャ・ジョアへ」

 ちょっと前置きが長くなってしまったが、三陟のある江原道(日本で言う県)には独特な方言があることでも有名だけど、最近ドラマの主人公が江原道出身という設定が本当に多い。今もっとも人気の週末ドラマ「ジンチャジンチャ・ジョアへ」はアイドルグループSESのメンバーだったユジンが主人公のラブコメディ。ここでユジンは腰を抜かしそうな、何を言っているんだかさっぱりわからない三陟の方言を、とても自然に話している。







主人公はこの3人。ボンスンは結婚して娘もいるジュンウォンに思いを寄せるが…
(c)iMBC
 これが現代版チャングムと騒がれたり、撮影開始直前ユジンがスキー場で腕を骨折し放映が延期されたりと、色々とあったあのドラマで、大統領官邸「青瓦台」の料理人を目指す地方出身のボンスン(ユジン)と、大統領家族のボディーガードでナルシストのボンギ(イ・ミンギ)、大統領の息子で、アルツハイマーで死にそうな奥さんと5歳の娘をもつ大学病院の医者ジュンウォン(リュジン)、この3人の主人公を中心に、大統領官邸のあちこちで目立たず働いている料理人や大工、カメラマンなどが入り乱れ、今の韓国人の悩み事や生活を紹介している。

 いつものパターンだが、ボンスンは偶然の出会いからボンギ家族の配慮でソウルに上京、ファッションセンス抜群でわがままなソウルっ子のボンギとボンスンは犬猿の仲、ボンスンは「青瓦台」の調理補助からめきめきと実力を発揮し料理人へ成長、ジュンウォンに片思いしながらボンギと恋に落ちる。でもボンスンは実は大統領の娘だった……、というところまでストーリーが続いている。

●今度は大統領の息子と娘!?

 第1話からざっとストーリーをまとめると、ジュンウォンが山村で道に迷うところから始まる。大統領の息子であることを誰にも知らせていない彼は、いつも自由に一人で動いている。警護部長の支持で救助に向かったボンギは、山村でとんでもない無鉄砲で世話好きボンスンに出会う。祖母と二人で住んでいたボンスンは、祖母が亡くなり父の写真と100年産蔓人参(ツルニンジン、貴重な健康食品)をふろしきに包みソウルへ上京する。







モンペにおばあちゃんセーターで登場したボンスンもソウルに上京してからはドンドンきれいになっていく。犬猿の仲だったボンスンとボンギの関係もどうなることやら~
(c)iMBC
 ボンスンはジュンウォンを頼りにするが、ジュンウォンは医者であるため忙しくなかなかかまってやれない。ボンギの家でちょっとだけ世話になるつもりだったボンスンは、数百万ウォンはする100年産蔓人参をボンギ家族が全部平らげてしまったことから、ボンギの家で同居することに。ある日テレビを見ていたボンスンは、自分の父と教えられた写真の男性とそっくりな男性がテレビに出ているのを見つけ驚く。その人は大統領だという。写真を持って大統領官邸に行くが、当然相手にされない。その時、偶然写真を見たボンギの父(大統領官邸の大工さん)の支援で、ボンスンは大統領官邸の厨房に就職することに。それから本格的に大統領官邸の生活が始まる。

●魅力は笑いとリアリティ

 「ジンチャジンチャ・ジョアへ」の魅力は、とにかく笑える場面が多いということのほかに、機密事項だった青瓦台(大統領官邸)の生活がドラマの素材になったこと。ドラマ「宮」や「チャングム」が伝統的な宮殿生活の裏側を見せてくれたなら、こちらはいわば総理官邸または皇居の裏側では何が起こっているのかをレポートしているようなものなので、リアルティがあって興味を惹く。39歳で独身、とにかく結婚を焦るオンジュを始めとするクールな厨房のメンバーと、大統領警護チームの顔ぶれもユニーク。特に同じ江原道出身で警護チームのムンシクが、ボンギとボンスン会話の方言を標準語に通訳している場面なんてお腹が引きつるほど。これ、翻訳だと上手く伝わらないかもしれないけど、ぜひご期待ください。  


視聴!<ジンチャジンチャ・ジョアへ>

 『ジンチャジンチャ・ジョアへ(本当に本当に好き)』(MBC・毎週土日夜7時55分から)を視聴するには、ドラマ視聴ページ(VOD)から。MBCのインターネットでの視聴方法について詳しくは第3回:無料で楽しむ韓国ドラマ 入門編3<有料でも見たい!MBC>を参照。


By-
RBB TODAY : 趙章恩の現地直送「韓ドラ事情  
Link

韓国の通信事情 違法携帯電話の被害深刻(2005年9月12日 掲載)

今年上半期だけで55件2961台摘


 


 


 


 【ソウル】韓では年前から拾った携電話に自分の携電話の認証番を認識させ、勝手に新しい携のように使う「ブリッジフォン」や、他人の携電話の情報をんで同じ電話をもう1台作る「子フォン」などが市場に出回り問題になっている。携電話の認証番などは一般のユには分からない情報なので、修理センタの元社員や代理店社員、携電話をよく拾うタクシ手などのグルプによる犯行が多い。PtoPサイトで携電話不法複製プログラムが誰でもダウンロドできるように出回っているのも問題だ。


 


 情報通信部の表によると、中央電波管理所が今年上半期に摘した携電話不法複製件55件2961台で、昨年の年間摘43件858台の3倍以上。2002年に中央電波管理所が司法警察えられて、取り締まりを始めてから最大規模の摘となっている。今年3月から始まった「認証キ制度」により、自分の携電話が複製されたとのけ出が急したのも摘加要因となっている。


 


 これは通信キャリアと情報通信部の不法複製防止策の一環で、すべての携電話の新規購入および機種更では不法複製防止機能(認証キ)が搭載された携電話を使うことになった。端末の認証キとキャリアの基地局にある暗アルゴリズムが交信し、認証を得てから通話が始まるため、1秒ほど間をおいてから通話が始まるが、複製された携電話では通話できないようにシャットアウトしてくれる。この時ユが何か操作する必要は全くない。


 


 古い端末でも、基地局の部システムにある通話用防止システム(FMS)が不法複製を監視しているので、不法複製を防止できる。だが、新機種の場合は「認証端末」のため複製しても使えないが、古い端末の場合は複製された可能性があるという判しかできない。キャリアは日番ごとのを集め、その日の夕方にFMSを稼動させ不法複製を判し、これを1か月位で加入者に知らせている。判基準は、すべてのする位置登が同時に複の場所に散らばっていたり、近い位置から2つのESN(端末固有認識番)が表示される場合などだ。


 


 このような場合、キャリアは中央電波管理所に連絡し、中央電波管理所は警察や察に査を依し追跡する。キャリア側は、認証キが適用された携電話は全体の20%に過ぎないので、07年までに95%以上の加入者がサビスを受けられるようシステムをえる方針だ。


 


 ほとんどのタクシ手は、客が忘れた携電話を持ち主に返さず、業者に渡し1台3万-10万ウォン(3000-1万円)をもらっている。最新機種の忘れ物を3万ウォンの手料で自分の携電話にしたというある運手は、「50万ウォンは稼げる。最新機種を拾った日は携電話の情報を入れ替えて友達にプレゼントしたりもする」と自慢げに話しているほどだった。代理店が買ってくれるという理由で携電話を門的にむグルプもえている。


 


 自分の携電話の情報がまれ高額の請求書がいたり、紛失した携電話がってきたという話が美談として新聞に紹介されるほど、一般ユの被害もがるばかり。不法複製やブリッジフォンを利用すると、電波法により3年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金としい罰を受けるが、情報通信部とキャリアが取り締まりをどんなに化しても「ブリッジフォン」は一向になくならない。中央電波管理所の取り締まり担者の人員不足から全をカバしきれないためだ。


 


 オクションサイトには十件の「ブリッジフォンります」が登場し、1度に10台以上のブリッジフォンを販している人もいる。ソウルの電街「山」の携電話通りには「ブリッジフォン・双子フォン禁」の張り紙が張ってあるが、ほとんどの代理店は、「ブリッジフォンありますか」と聞くとどこかに電話して機種を調べてくれる。取り締まりはいたちごっこに過ぎないわけだ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2005年9月12日 vol.1104 載] Link


 

三星電子 アジア・オセアニアで販促イベント(2005年9月5日 掲載)

デジタル家電で“韓流ブム”狙う


 


 


 


 【ソウル】三星電子はこのほど、デジタル家電でも“韓流ブム”をき起こそうと、アジア7かを巡回するデジタル家電AVロドショをスタトした。タイからシンガポル、オストラリア、マレシアなど東南アジアとオセアニア7かAV(音響映像)ロドショを開催し、PDP、LCD、DLPテレビなどのデジタルテレビとDVDプレ、ビデオカメラ、MP3プレといった先端デジタル家電新製品を披露し、東南アジア市場化にり出した。


 三星電子の携電話端末や家電製品はすでに東南アジアで人の高い製品だが、韓流ブムを持させながら、より先端機能を搭載した高機能新製品の販促のためのイベントが必要と判した。


 


 「イマジン」という今年のブランド略キャンペンの一環でもある今回のAVロドショを通じて、東南アジア地域でのプレミアムイメジ向上とデジタルメディアの代表ブランドとしての座を化するのが狙いだ。


 


 三星電子はタイ、ベトナム、インドネシア、マレシアにテレビの生産点を置いているため、東南アジアでは格競力が高く、新製品をタイミング良く供給できるという面で製品・価物流競力を確保しているのがみ。


 


 三星電子の東南アジア括であるパクサンジン副社長は、「三星電子は東南アジアで多なマケティング活動とタイムリな製品生産、供給、販によりテレビ部門での競力を高める計。ブランド略キャンペンを通じてデジタル家電の代表ブランドとしてのポジションを確固たるものにしたい」と述べた。


 


 三星電子は東南アジアで「イマジン」の他に「Samsung DigitAll Hope」、「Samsung City」プロジェクトなど多な現地化活動で親しみのある企業イメジづくりにんでいる。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2005年9月5日 vol.1103 載] Link


 


 

不況のときこそ派手なデザインで勝負、携帯とファッションのコラボ

不況になるほど「スカートの丈が短くなり、赤い口紅が売れる」という。2009年のトレンドが「ビビッドカラー」ということは、今年はまさに不況のど真ん中ということなのだろうか。ユニクロでさえ例年より派手な色とりどりのジーンズとシャツをディスプレイしている。

 豊富なカラーバリエーションを取り揃えた携帯電話の端末、デザインが面白い端末、といえば日本が元祖だが、韓国では端末のカラーを何十色も発売するより、子供のおもちゃに見えなくもない鮮やかな「原色」カラーと様々なプリントパターンの組み合わせが、この春夏のトレンドなのだ。


 韓国の家電は、数年前からデザインも色もどんどん派手になるばかり。優れた性能は当たり前、オレンジ、ピンク、花柄、蝶々柄、きらきらキュービック付きなど、インテリアの一部として選んでもらうという戦略がここ数年繰り返されている。それが、ついにファッションと携帯電話をお揃いにするところまで発展した。


 サムスン電子の2009年上半期ヒット端末「Haptic Pop」は、3.2型液晶画面、タッチスクリーン、300万画素カメラ、地上波DMB(ワンセグ)搭載、12種類の待ち受け画面イラスト、ファイルビューワー、電子辞書機能を取り揃えている。さらに赤、紫、青といった原色のストライプ、ドットなどポップアートのような15種類のパターンがバッテリーカバーにプリントされており、カバーを差し替えるだけで新しい端末を買ったような気分になれる、かわいくておしゃれな端末である。Hapticは「触覚」という意味で、サムスン電子はフルタッチスクリーン方式のHapticシリーズを2008年から発売している。


 Haptic Popはテレビドラマ「花より男子」の韓国版で、主人公らが劇中で使用したことでも話題を集め、韓国で累積20万台が売れた。ドラマの中でF4を始め、主な出演者らの携帯電話は全てHaptic Popだが、それぞれキャラクターに合わせて異なるデザインのバッテリーカバーをつけていた。これがどのCMよりも効果をあげ、ドラマのファン層であった小学生から高校生の10代が決して端末価格が安くないHaptic Popを選択したのだ。


 サムスン電子は、この端末に施されているストライプパターンとお揃いのシャツやネクタイなどをサムスン系列の高級カジュアルファッションブランド「Bean Pole」より発売する、「デザインクロスオーバー」を始めた。








ファッションと携帯電話をお揃いのデザインに


 Haptic PopもBean Poleも持っていると自慢になる有名+値段の高いブランド品である。「人に迷惑をかけるな」、ということより、「他の子に負けるな」と教える韓国のお母さん達の熱血ぶりを考えると、どんなに給料が減り不況であろうと子どものための出費は惜しまないのだろう。今回お揃いの子ども服は販売されていないが、最近の子は体格が大きいから子ども服なんて着ないし、カラーマーケティングというより子どもマーケティングと言うべきだろうか。サムスンは上手いところを突くものだ。

サムスン電子の製品デザインとファッションブランドのコラボレーションは、これが初めてではない。サムスン電子はここ6年ほどノートパソコンの主力モデルのカラーをワインレッドにしている。去年は一面全部がレッドだったが、今年はさし色として使っている。韓国の有名革製品ブランド「ルイカトズ」と提携し、新機種発売に合わせて、サムスン電子のノートパソコン専用バッグをおまけにつけるイベントも開催してきた。


 一方、LG電子の携帯電話は、端末のカラーも派手だけど、コマーシャルも色鉛筆を並べたような色とりどりのカラーの服を着たアイドル達を登場させ、不況になるとファッションが派手になるという俗説は本当なのだということをしみじみ感じさせてくれる。


 サムスン経済研究所によると、不況ほど鮮やかなカラーを好きになるのは「変化を望む人々の心理がカラーに反映されるから」、「暗くて重い現実から脱出したい無意識的な欲求の反映」なのだとか。きっと、カラフルなものを持つことで気分転換したい、ということなのだろう。そのせいか、小型家電やインテリア小物ほど強烈なカラーを選択する人が増えているそうだ。カラーバリエーションを増やすぐらいなら企業もそれほどお金をかけずにできるので、選択の幅は広がっている。


 ところで、カラーマーケティングの効果はあったのだろうか。2008年12月は109万台にまで落ちた携帯電話端末の国内出荷台数は、4月は2倍近い208万台にまで増加した。もちろん他の影響もあるだろうが、カラー競争が本格的に始まった2~4月の間に急増している。この内、約48%をサムスン電子が、約30%をLG電子が占めている。世界携帯電話端末市場シェアでも2009年1~3月期、サムスン電子が約18%とノキアに続いて2位、LG電子が約9%で3位を占めている。

(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン
2009年5月13日

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090512/1014971/

パワーコム 「エクスピード光LAN」加入者急増(2005年10月3日 掲載)

KTとハナロは値下げで


 


 


 


 【ソウル9月1日にコンシュマ向け市場に進出したパワコムのマンション向けFTTH「光LAN」サビス加入者が急し、1万人以上の加入者が10日以上も工事の順番を待つ現象が起きている。韓ではこれまでKTやハナロテレコムといったADSL事業者は申請から工事までマンションの場合24時間以、大都市では朝に申しめばその日の午後にはブロドバンドが使える環境を整えている。「早く早く(パリパリ)」が口癖の韓で待ってでも使いたいパワコムの「エクスピド」は、KTやハナロより安く、早い速度が魅力となっているようだ。


 


 パワコムのFTTHサビスはマンション向け100Mbpsの「エクスピド光LAN」と一建て住宅て向けの10Mbps「エクスピプライム」の2種類で、KTとハナロテレコムとし烈な競を繰りげている。マンション向けの場合、同じマンションのなかで加入者がえると速度が落ちる問題があるが、KTやハナロテレコムに比べ8%ほど安く、一建て向けは20%も安いため加入者はえる一方となっている。


 


 韓の場合、3年契約という件で10-20%ほどADSL利用料金を割引してもらう約定制度があり、途中で解約すると割引された分を違約金としてうことになる。パワコム、KT、ハナロテレコムは顧客の奪い合い態で、違約金を代理弁してまでも自社サビスへの誘を進めるという不法業も行している。そのため、中小のADSLサビス社が通信委員に調査を依しているほどだ。


 


 パワコムはサビス開始から6日間で1万2000人、19日までに5万人の新規加入者を獲得した。最近のブロドバンド市場の月平均の純加入者6万人前後であるため、これまでにない猛烈な勢いで市場シェアを伸ばしていることになる。パワコムでは、「エクスピド」の年末までの加入者目標を50万人としている。


 


 一方、KTとハナロテレコムは、料金の値下げよりVoIPやインタネットテレビなどのバンドルサビスと加入者用無料コンテンツを調している。KTは100MbpsのVDSLサビスを提供開始する予定だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 



BCN This Week 2005年10月3日 vol.1107 載]  Link 


 


 

三星電子 世界初のTPS本格サービス開始(2005年9月26日 掲載)

ADSLの約3倍の超高速


 


 


 


 【ソウル】三星電子はこのほど、存のADSLより3倍も早いADSL2+を利用した超高速「トリプルプレビス(TPS)」に世界で初めて成功したと表した。


 三星電子はヨロッパの有線通信事業者であるヴェルサテルテレコムインタナショナルからオランダ全域でADSL2+を利用したTPSを開始した。今までTPSは米やイタリアなど一部ので小規模サビスインしたことはあるが、全域でのサビス開始はこれが初めてのため、世界の通信業界から心が寄せられている。


 


 TPSはIP電話、ブロドバンド、インタネット放送(IP-TV)などを1つの超高速ネットワクで提供する次世代複合有線通信サビス。通信サビス分野では新しい益モデルとして最も注目されている。


 


 ADSL2+は存のADSLより3倍ほど早い24Mbpsの送速度を持つ通信回線で、ADSL2+を利用したTPSを用化したのは三星電子が世界で初めてだ。


 


 三星電子はヴェルサテルで世界初のADSL2+TPSの開通に成功したことにより、ヨロッパでネットワクを合的に設計構築する次世代通信ソリュション業者としての地位を固めた。


 


 ヴェルサテルはオランダのほか、ドイツ全域とベルギ、ルクセンブルクなどでも有線通信事業を展開している通信事業者で、昨年11月に三星電子とTPS網構築のための技術供給契約を締結した。


 


 ヴェルサテルは今年から3年間オランダのプロサッカグ「エレディビジエ」の占放映をもっており、今回構築したTPSネットワクで合計25チャンネルのサッカ映像を中するなど、コンテンツの充を進めている。


 


 三星電子はヴェルサテルを通じて次世代ネットワク機器であるソフトスイッチ、トランクゲトウェイ、トリプルプレIP-セットトップボックス、放送用サ、インタネット電話用端末などを供給している。


 


 オランダのアムステルダムで開かれていた際放送装備展示IBC2005」で、三星電子は超高速TPSを公開し、これをきっかけに同社の次世代通信ソリュションが海外市場へ本格的に輸出されることを期待している。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2005年9月26日 vol.1106 載] Link


 

モバイルWiMAXで音声通話 韓国通信業界が渋々踏み出す一歩

韓国では、高速データ通信「モバイルWiMAX」(韓国名Wibro)を利用した音声通話(VoIP)サービスが年内にも始まる。Wibroの普及策として政府が制度を整えたためだが、通信キャリアは携帯電話との競合を恐れ及び腰だ。複雑な思惑が渦巻くなか、2009年末には第一号となる端末が登場することになる。

 韓国の情報通信政策を主管する放送通信委員会は2008年末、Wibroを利用した音声サービスの解禁を決めた。2009年10月からは3G携帯電話と同じ「010番号」を使えるように電気通信事業法番号資源管理細則も改定し、導入のお膳立てを整えた。


 すでに実用化されている無線LANによるモバイルVoIPは通話品質が低いが、Wibroでは移動しながらでも安定した音質で通話できる。放送通信委員会は、「Wibroネットワークを使ったモバイルVoIPは、携帯電話より30%ほど通話料が安くなり家計の通信費負担も軽減する。通信産業全体にも新しい風を入れられるだろう」と自賛している。



KTのWibro用モデム


■導入3年で加入はまだ20万件


 政府がWibroによるモバイルVoIPに注目するのは、韓国国内でのWibroの普及の遅れに理由がある。Wibroは韓国が2006年6月にいち早く商用化した世界標準で、「国家IT支援戦略」の真っ先に名前が登場するほどの重要技術。にもかかわらず、加入者は2008年末で20万件にとどまる。


 サービス地域も広がらない。現在は2大通信キャリアであるKTとSKテレコムがWibroサービスを提供しているが、KTの場合、商用化から3年経った今でもカバーエリアは首都圏を中心とした28都市のみ。2005年の事業申請時に提出した投資移行計画書では2008年までにサービス地域を84都市に拡大するとしていたが、加入者が増えないからエリアも広がらないという悪循環に陥っている。


 専門家らはWibroが普及しない理由について、「韓国は通信インフラが十分整っており、Wibroならではのニーズが限られる」と指摘する。そうしたなか、普及のキラーサービスとしてモバイルVoIPに白羽の矢が立ったわけだ。


 世界不況のなか、韓国メーカーにとってもWibro市場の拡大は欠かせない。Wibro機器の世界市場では韓国企業がリードしており、サムスン電子は米クリアワイヤにシステム装備と端末を輸出している。また、日本、台湾に続いてマレーシアでも受注に成功し、マレーシアではWibroを使った音声通話も商用化される計画だ。



 放送通信委員会の委員長は5月上旬に訪米し、「韓国政府と企業は韓国Wibroのワールドワイド化を目標としている」と、セールスマンさながらにWibroをアピールした。「米国で成功すれば世界に普及できる自信がある。米国、中近東、東アジアを結ぶWibroグローバルマップが来年には輪郭を現すだろう」とまで述べているだけに、国内市場の低迷を放置するわけにもいかないのだ。






KTがアイリバーと提携して2008年11月に発売した「WavePhone」。WiFiによる無線通信で音声通話やSMS送受信、音楽・動画ダウンロード、電子辞書などのサービスを利用できる。ネットワークに接続していないときは携帯電話へ着信転換する


■「音声はやらない」と明言してきた携帯キャリア


 一方、複雑なのは通信業界だ。Wibroを手がけるKTとSKテレコムは同時に携帯電話キャリアでもある。韓国携帯電話加入件数(2009年4月)は約4724万件で人口普及率はほぼ100%。モバイルVoIPが普及すれば携帯電話市場が食われるのは必至なだけに、音声通話はできれば避けたいのが本音といえる。


 このため両社ともこれまでは、「携帯電話にWibroを搭載するとしてもデータ通信だけで、モバイルVoIPを提供する計画は全くない」と何度も明言してきた。ユーザー向けにも「Wibro圏外では使えないから、結局はWibroと3Gの両方に加入する必要がある」「端末も専用のものに買い換えないといけない」などデメリットを強調している。


 KTは結局、2009年末までにWibroで音声通話もできる端末を発売することを決めた。放送通信委員会は事業者にサービスを強要するものではないとしているが、政府の意向を無視することはできないからだ。ただ、SKテレコムは依然として音声はWCDMAで、データ通信のみWibroを使える端末だけしか販売しないとしており、抵抗は続いている。


 調査会社ガートナーは、10年後の2019年には携帯電話通話料の50%以上がモバイルVoIPになるだろうと予測している。特に4Gに移行する2017年以降は急速に普及するとみており、モバイルVoIP化は世界の潮流だ。


 韓国はインターネット先進国だが、固定通信のVoIPは意外と普及が遅かった。本格的に市場が成長しはじめたのは、2008年10月に固定電話の番号のままVoIPに変更できる番号移動制が始まってから。ただ、それからは一気に200万も加入が増え、加入件数は2009年3月で330万を超えた。


 携帯キャリアが恐れるように、モバイルVoIPが始まれば携帯からの乗り換えが起きるのか。それとも、携帯音楽プレーヤーのようなさまざまなモバイル機器にVoIP機能が搭載され、音声通話の市場そのものが広がるのか。いずれにせよ、これまでの携帯キャリアのビジネスモデルに大きな影響を与える実験が始まることになる。




– 趙 章恩  

NIKKEI NET  
インターネット:連載・コラム  
[2009年5月14日]
Original Source (NIKKEI NET)
http://it.nikkei.co.jp/internet/column/korea.aspx?n=MMIT13000013052009 

キヤノン 韓国デジカメ市場に直接進出(2005年10月10日 掲載)

LGとの係は微妙に


 




 【ソウル】キヤノン(御手洗富士夫社長)が韓デジタルカメラ市場に直接進出する。キヤノンは、2000年から合商社のLG商事由でデジカメを販してきた。今回、韓でデジカメ事業を担する韓法人「キヤノンコリアコンシュマイメジング」(資本金34億ウォン=約3億4000万円)を設立し、ソウル市江南にオフィスを構えた。LG商事との契約が終わる6月をメドに本格的な業活動にり出す。一方、ロッテとの合弁社である「ロッテキャノン」での複機やプリンタなどの事務機器事業はそのまま継続する。


 


 LG商事の係者によれば、「キヤノンから韓自に市場展開したいとの連絡があった。すでにビジネス略を立てているはず」と話している。LG商事は00年からキヤノンのフイルムカメラとデジカメ、レンズ、アクセサリを販し好調な業績を上げてきた。LG商事キヤノンを担するデジタル映像事業部はキヤノンの製品の輸入販だけで年間2000億ウォン規模のり上げを記している。キヤノンとの契約が切れることで、LG商事はかなり打を受けるものと見られている。


 


 しかしその一方で、LG商事が展開する5つの直店「キヤノンプラザ」とオンラインショッピングモルは韓国内で知名度が高く、自社の流通網をキヤノンコリアがそのまま活用する可能性が大きい。そのため、今後の業活動でも、キヤノンはLGと提携する可能性が高いという測も流れている。


 


 昨年、韓デジカメ市場シェア4位だったキヤノンは、今年に入ってトップの「三星テクウィン」を猛追して2位に急上昇している。韓で人の高いキヤノンが直接進出することで、デジカメ市場に相な影響を及ぼすのは間違いない。


 


 キヤノンの韓進出にして韓のデジカメ業界係者は、「キヤノンの直接進出はトップシェアを狙っているという意味。攻的なマケティングが始まるのではないか」と警戒している。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


BCN This Week 2005年10月10日 vol.1108 載]  Link