三星電子 新概念のNAND技術で32ギガフラッシュメモリ開発(2006年9月25日 掲載)

7年連でメモリ容量の倍に成功


 


 


 


【ソウル】三星電子が40ナノ32ギガNAND型フラッシュメモリを開した。世界初の快だ。このメモリカドが10枚あれば韓国国会図書館の書のすべてが持ち運べるといわれる。メモリの容量を年、着2倍に加させてきた同社の技術力を結集して生まれた製品である。


 


 昌圭(ファンチァンギュ)三星電子半導体括社長は9月11日、ソウルで記者見を開き、「新念のCTF(Charge Trap Flash=電荷を存導体ではなく不導体物質に保存する方式)のNAND技術を開した。この技術を活用した40ナノ32ギガNAND型フラッシュメモリを汎用化し、2008年から量産に入る。08年にはテラバイト時代の基盤になる20ナノ256ギガNAND型フラッシュメモリまで開可能である」と表した。


 


 1年半で容量(集積度)が2倍にえるという「ムアの法則」にして、社長は1年ごとにメモリ容量を2倍にやすというメモリ新成長論、「の法則」を7年連で立証したことになる。


 


 三星電子は99年に256メガを開し、00年512メガ、01年1ギガ、02年2ギガ、03年4ギガ、04年8ギガ、05年16ギガとメモリ容量を年着に倍させてきた。今回開した40ナノはセルの間隔をの毛の3000分の1ほどの薄さで作った超微細技術で、32ギガメモリ容量は328億個のメモリ素子を親指の爪の大きさほどに集積した。このメモリを利用して16のチップでメモリカドを製作した場合、新聞400年分、高解像度写真3万6000枚、映40編を保存できる。メモリカドが10枚あれば韓国国会図書館にある220万冊の書を丸ごと保存できるので、書館を持ちくこともできるようになる。


 


 三星電子は01年に技術開を開始し、02年にCTF基本特許155件を確保、昨年に入って60ナノ8ギガNAND型フラッシュ試作品を生産した。CTF技術が量産に適用されれば、競合他社に2-3年の格差をげることになる。


 


 また、三星電子は世界最大容量の新物質メモリである512メガPラム(Phase Change:RAM)と、世界初ハイブリッドドライブ用SoC(System on Chip)の開にも成功した。Pラムはラムとフラッシュの長所を取り揃えた次世代メモリで、パフェクトメモリともいわれている。デタを保存する際に存デタを削除せず直接書きめるためプログラムの速度が存フラッシュメモリより30倍も速い。三星電子は08年からこの製品を商用化する計だ。


 


 また、ハイブリッドドライブ用SoCはハドディスクではなくメモリでブティングする方式で、起動時間を10秒以上短縮し、ドライブの電力消耗も80%ほど節約できるという。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 


 BCN This Week 2006年9月25日 vol.1155 載] Link


 

韓国情報通信部 コンテンツ産業を集中育成(2006年9月18日 掲載)

【ソウル】韓情報通信部は、IT産業を活性化させるため、デジタルコンテンツ産業を集中育成する方針を明らかにし、連産業のCEO招待を開催して政府の方針を明した。


 放送と通信の融合によるIPTV、TVポタル、DMB(モバイル放送)などのデジタルコンテンツ市場を活性化させるため、政府はコンテンツ流通体制を整え、端末とコンテンツを一に輸出する方策に重点を置いている。


 


 盧俊亨(ノジュンヒョン)情報通信部長官は「政府は韓デジタルコンテンツ産業のグロバル化、成長基盤の大、産業間連携成長のため、基盤技術のR&Dおよび通信と放送の融合を前提にしたコンテンツのテストベッドのような共通サビス提供を集中支援する計」と述べた。


 


 情報通信部だけでなく大統領直も「ITと文化の融合によるコンテンツ競化報告書」を表した。が直接コンテンツ産業の展について表するのは異例のこと。7月末からは放送通信融合委員の活動も本格的に始まり、IPTVやデジタル放送向けのコンテンツ活性化のための制度整備と支援策を具体化させる計だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 2006年9月18日 vol.1154 載] Link

「太王四神記」プレミアムイベント2008 in Japan その1 (過去記事)





家族のためなら何でもできるのがヨン様の心



イベント前日の5月31日、東京は大雨で「明日大丈夫かな~」なんて心配しながら新幹線に乗りましたが、ヨン様はさすが晴れ男! 大阪はすでに晴れて当日はカンカン照りの夏空でしたね。大阪に到着するまでもそわそわしましたが、大阪に到着すると「あ~私、ヨン様と同じ空の下にいるのね~」なんてひとりでしみじみ感動しながら、大阪名物という豚まんに目を奪われてしまいました。ダメですね。


ヨン様が大阪に舞い降りたのは30日ですが、関西空港へ出迎えるため、前日の29日から大阪入りした方も多いですよね。日本のマスコミでは3000人との発表がありましたが、現場にいた韓国マスコミのカメラマンが言うには、空港に集まったヨン様家族(ファン)の数は6000人近かったということです。私も行きたかったです。


31日、新大阪駅から京セラドームへ下見に直行したのは、私だけではありませんでした。「ここなのね!」と鼻息荒く会場を見渡していると、遠くから何やら騒がしい音が! 「え~もしかしてヨン様~~」と思い見てみると、駐車場の入口までの沿道は、すでにヨン様家族でいっぱいだったのです。もしかしたら、ヨン様がリハーサルでやってくるかもしれないということで、みなさん待っていらしたんですね。私も一緒にかなりの時間待ってみましたが、願いはかなわず、「明日のためにスタミナを貯めないと!」ということで、大阪のコリアンタウン鶴橋でおいしい焼肉をいただいてホテルに戻りました。結局なんだか胸騒ぎがしてなかなか寝付けず、朝は寝坊して慌てて会場へ走ることになってしまいました。トホホ。


ところで、京セラドーム3万5000席のチケットはたった20分足らずで完売となりましたが、それでもこのイベントは赤字なんだそうですよ。舞台装置やエキストラからオーケストラまで、盛りだくさんのイベントにするため約4億円もかけているので、チケットの収入ではまったくの赤字なんだそうです。それでもヨン様は、今まで首を長くして待ってくれた家族との再会をビジネスにしたくないと、チケット代をなんとか安くしてより多くの家族に来てもらうため、自分はノーギャラで来日されたそうです。ヨン様が韓国で尊敬されている理由がわかりますよね。





  • 写真
    みなさん、ドラマの中の衣装で登場!(提供:BOFi)










  • 写真
    見渡す限り人人人。










  • 写真
    韓国語で「現地集合」と書かれたTシャツを着た家族達。













ヨン様との再会まで後もう少し!



当日も朝6時から会場に集結! グッズ購入のために炎天下の中で3時間以上も並ばなくてはなりませんでした。が、なんのそれしき! ヨン様のあのステキな笑顔に、もうすぐ出会えるんです。疲れたなんて言ってられません。何時間並ぼうが待とうが、ヨン様にいよいよ会えるという希望があるから、全然疲れないんですね。「こうやって待っているあいだ、韓国のロケ地を訪問したときの話題やヨン様の話で盛り上がるのが、楽しくてしょうがないのよね~」と、笑顔が絶えない家族のみなさんには脱帽です。ヨン様との再会のため、おめかししていらした方もいらっしゃれば、手作りの衣装でいらした方、グループで同じTシャツを着ていらした方……みんなキラキラ輝いてきれいでしたよ! 韓国語で応援の言葉を書いた垂れ幕を準備したり、韓国の国旗を振ってくださったり……それを見たヨン様は、すべてを胸に残したに違いありません。


会場の前では、ニッコリア編集部のスタッフがチラシ()を配っていたのにお気づきになりましたか? 紹介していたのは、太王四神記公式グッズのひとつで、ニッコリアでしか手に入れることのできないオリジナル商品! 本物のシルバーとオーストリア製クリスタルガラスで作った携帯電話のストラップです!! 「太王四神記」のファンなら絶対ほしくなるに違いないと胸を張って言える、自信作です。ドラマグッズというよりも、ジュエリーショップで売っているようなアジアテイストの神秘的なストラップなので、プレゼントにもいいですよ。そのうち、このストラップが誕生するまでニッコリア編集部が流した涙と苦労の裏話もまた公開しますね。





  • 写真
    イベント前日、駐車場前でヨン様待ち!










  • 写真
    韓国語の応援幕まで用意したみなさん。













夢のような幻のような時間



12時から会場への入場が始まりました。お昼ごはんを済ませたくても、どこも長蛇の列! やっと見つけたレストランで昼を済ませて、いよいよ会場内へレッツゴー! おっと、よく見るとその隣のレストランは、なんとBYJ北海道オフ会様の貸切! さすが主婦のみなさん。先見の明です。


北は北海道から、南はシンガポールや東南アジア各国からヨン様家族が集まっただけあって、どこを見渡しても人! 人! 人! 圧倒されるほどの人ごみです。でも本当にすごいのは、こんなに人がたくさん集まっているのに、全然混乱しないことです。みなさんヨン様の家族らしく、ルールはしっかり守るし、ヨン様の迷惑になってはいけないと、すごく気を使うその姿はもう健気な乙女そのものです。


14時20分頃でしょうか、ついに開演ベルが鳴りました! もう回りの家族達とヨン様話に花を咲かせすぎてしまい、いつ開演したのかさえあまり覚えていないという私……。読者代表なのに、こうしてはいられません! しっかりレポートしないと! 気合を入れ直して、メモとペンを握り締めドキドキ冷や汗をかいていると、そのとき!! 舞台の垂れ幕が落ちて、そのうしろから「太王四神記」のあのコスチュームをまとった四神の姿が! スジニにキハにヒョンゴにチョロにチュムチ! みんなが目の前にいるこの瞬間が信じられません。そして真ん中の白い扉がゆっくり開くと、そこから鎧を着たタムドクが歩いて登場です! あまりにもステキで幻想的で、ただ息を呑むばかり。あの時の胸がぎゅっとしめつけられるような感動は言葉では表しきれないですね。


そして本格的にイベントは始まりました。これから先も詳しく! すべてを! レポートしますのでしっかりついてきてくださいね!


「太王四神記公式グッズ」のチラシはこちらからご覧になれます。(PDF/2.06MB)





  • 写真
    イベント前日駐車場前でヨン様待ち。思い思いの応援幕。










  • 写真
    待っても待ってもヨン様の姿を目にすることはできず~。










  • 写真
    駐車場前には緊張した姿のスタッフ達が。










  • 写真
    ニッコリアのTシャツを着て、ニッコリア太王四神記オリジナル携帯ストラップのチラシを配るスタッフ。


          BY  趙章恩

    Original report
    http://ni-korea.jp/entertainment/report/index.php?id=13






韓国の人気投票 最も使ってみたいIT商品(2006年10月16日 掲載)

1位は「ロボット」


ロボット掃除機の人も上昇


 


 


【ソウル9月末、情報通信部の2006年上半期プレスで面白い調査結果が表された。15以上のネットユ2000人を象に「IT839で育成されている新技術のなかで最も使ってみたいIT商品」について調査したところ、1位は17.5%で知能型ロボットが選ばれたそうだ。2位は14.6%で時速120Kmで走りながらADSL並みの高速通信を利用できるWibro、3位は10.6%で携電話からモバイル放送が視できるDMB、4位にはユビキタスホムネットワク、5位には次世代PCが選ばれた。男性はWibroとロボット、女性はロボットとホムネットワクを最も使ってみたいと答えている。



 政府が06年の目標として家事や育
を手ってくれる100万ウォン台(約14万円)の民ロボットを発売すると表してから、民のロボットにする心が高まり、ロボット玩具や掃除機がよくれるようになった。2010年には30万台を超えると予想されるロボット掃除機市場をめぐり、世界1位である米iRobotの製品「Roomba」を販するコスモ洋行とLG電子、三星電子のトップいが熾烈になっている。三星電子の89万ウォン(約11万円)と99万ウォン(約12.5万円)の「ハウゼンロボット掃除機」は発売2か月で2000台が販され、生産が予約に追いつかないほど。期待以上のれ行きのため、より安いの新製品も計している。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2006年10月16日 vol.1158 載] Link


 


 


 


 

韓国 三星電子 MP3P事業に本腰(2006年10月2日 掲載)

アップルコンピュタに


 


 


 


【ソウルiPodに比べて格が割高にもかかわらず、アイリバYeppといった産ブランドのMP3プレMP3P)を好んで使っていた韓もついにiPodに傾き始めた。


 代表格だったアイリバを製造しているレインコムの経営悪化により、MP3P業界全体が活を失っている。その背景にはアップルの攻的なマケティングがある。アップルはiPodのシェア大のため、低略を繰りげた。例えば、iPodナノは韓MP3Pより30%ほど安い。


 


 従来、半導体や高級プレミアム家電市場に集中し、MP3Pはついでに作っているようなものとしか考えていなかった三星電子も、ついに韓MP3P産業を放置できないと動き始めた。韓市場で三星電子のMP3P「Yepp」シリズはあまり人がなかったが、新製品を々発売し、2005年から販2倍以上にえている。


 


 最近、三星電子はドイツ「IFA2006ベルリン」展示に力作と自負している「T9」と「K5」を出展した。スライド型スピ内蔵し、友達と一に音が聞けるミュジックシェアリング機能、Bluetooth採用により無線イヤホンで音や動しめ、携電話と連動させて音く途中でも、MP3Pから電話を受け取れる仕組みになっている。またパソコンから無線で音ファイルを送できる。


 


 さらに三星電子は、iTunesミュジックストアに抗できる自の音サイトを10月にヨロッパを舞台にオプンする計だ。三星電子デジタルAV事業部の全東守(ジョンドンス)務は「三星電子は、製品開力はもちろん、コンテンツサビスといったソフトウェアまで事業競力を徐化している。特に新しいライフスタイルを提案する差別化された商品を持的に発売し、MP3Pの最大輸出としてのプライドを回復しながら市場を先導していく計」と述べている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 2006年10月2日 vol.1156 載] Link 


 


 

第10回:ヨン様主演の『四月の雪』、韓国でも盛り上がってます!(過去記事)





第10回 ヨン様主演の『四月の雪』、

韓国でも盛り上がってます!

2005年9月15日


 韓国でも注目を浴びているヨン様主演の映画『外出』(邦題『四月の雪』)。TVではチャンネルを回すと予告編が流れ、芸能番組でもここ数週間、絶えずヨン様と監督のインタビューが登場している。








『四月の雪』、9月17日よりロードショー
ユニバーサル映画/IMX提供 UIP配給
(C)ShowEast Co.,Ltd.
(C)BlueStorm Co.,Ltd.
(※ 画像はすべてクリックで拡大)

●日本人の熱狂ぶりが話題に

 韓国ではペ・ヨンジュンとソン・イェジンの不倫という組合せも新鮮で、メロドラマに強いホ・ジノ監督の4年ぶりの作品ということでも話題になっているが、日本のファンの熱狂ぶりがもっと話題になっている。

 3月の撮影現場公開の際に百数十万ウォン(1ウォンは約0.11円)を出してタクシーを借り切り、撮影チームを追い掛け回したファンがいたとか、4月のコンサートシーンを撮影したときにはツアーで4,000人もの日本人女性が集まったとか、8月のプレミア試写会では映画館の入り口で日本人ファンに韓国のカメラマンが押しつぶされ高価なカメラが何台も壊れてしまったなどなど、TVや新聞で連日色々と報道されている。

 だが、韓国でもヨン様は特別な存在。徹底した自己管理と温かい笑顔を絶やさない彼のお陰でアジアで韓流ブームが沸き起こり、韓国を訪問する観光客が増えたと、ヨン様を尊敬する人が多い。韓国ではヨン様に熱狂する日本のファンをバカにしているのではなく、本当にありがたく思っている。韓国のスターを日本の人も好きになってくれる、韓国に好意をもち韓国語を学ぶ人が増えている、このようなニュースが流れるたびに、自然と韓国の中でも日本が好きという人が増えている。

●新たな“ヨン様聖地”が出現

 『外出』のロケ地になった三陟(サムチョク)市は、すでにヨン様ファンのお陰で地域経済活性効果が3億円に昇るという。撮影当時から日本からの団体ツアー客だけで1万3千人以上、合計2万人を超える観光客が三陟を訪れ、映画に登場する竹西楼、三陟医療院、ソマン薬局、サムフンモーテルは観光名所となった。三陟市は『外出』制作陣に名誉市民証を授与し、春川のように「ヨン様聖地」としてアジアからの観光客がどんどん増えることを祈っている。

●韓流を悪用した商法にご用心

 ネット公募で500人を招待した9月6日の試写会では、映画館には入れなくても舞台挨拶に来るヨン様の顔をちらっとでも見たいと日本のファンが大勢集まり大変な騒ぎとなった。映画会社は、試写会のチケットを売買した場合、刑事告発するとまで厳重に注意したが、当選者らが現場にいた日本人に高額でチケットとポスターを売る事態が発生し、主催側は入場する全員のチケットと身分証明書を確認、当選者本人以外の入場を拒んだため、残念ながら日本のファンは入れなかった。この中には日本の旅行代理店から試写会のチケットを買ったという日本人女性も何人かいた。

 韓国でもよく問題になっているのが韓流を悪用した高額ツアー。今回もヨン様ファンを狙った詐欺まがいのツアーが多く、「ヨン様の舞台挨拶がある試写会に参加できる」と言われ高額なツアーに参加したが、実際には映画館で『外出』を見ただけだったという人もいた。代理店側は「ヨン様のスケジュールが急に変更された」と言うが、本当は元々舞台挨拶などなかったという被害も発生している。(
2ページ目に続く


視聴!<韓国芸能ニュース>

MBC芸能ニュース「セクションTV」
 毎週水曜日午後11:05~
 8月24日・9月7日放送分:ヨン様特集、独占インタビュー
(会員登録必要、VOD1本500ウォン、Onairは無料)
 >>> MBCについて詳しくは
第3回:無料で楽しむ韓国ドラマ 入門編3<有料でも見たい!MBC>を参照。

SBS芸能ニュース「生放送TV芸能」
 毎週水曜日午後8:55~
 8月31日放送分:ヨン様日本訪問密着取材
 2004年12月1日放送分:ヨン様日本CF撮影現場独占取材
(会員登録必要、VOD1本500ウォン、Onairは無料)
 >>> SBSについて詳しくは
第4回:無料で楽しむ韓国ドラマ 入門編4<ヨン様新作が話題SBS>を参照。

KBS2TV芸能ニュース「芸能界中継」
 毎週土曜日午後8:55~
 ここはあまりヨン様ニュースを放映していない
(会員登録必要、VOD無料、Onair無料)
 >>> KBSについて詳しくは
第2回:無料で楽しむ韓国ドラマ 入門編2<KBS>を参照。




●ヨン様の存在が大きすぎて……







韓国で8月23日に開催されたプレミア試写会で。左からイム・サンヒョ、ぺ・ヨンジュン、ソン・イェジン、ホ・ジノ監督
(※ 画像はすべてクリックで拡大)
 話を映画に戻そう。久々に演技するヨン様が見られる『外出』だが、韓国と日本では反応が若干違う。アジアからの取材陣400人を含め1,400人のマスコミ関係者を招待した8月23日のプレミア試写会(関連ニュース:ヨン様『四月の雪』試写会で感激~ソウル)では、日本と中国の記者らは「この映画は絶対にヒットする、素晴らしい」と褒め称え、一方、韓国の記者らは「うん……」と頭を抱え悩む場面が見られた。冬のソナタと変わらない冬、雪、ヨン様のメガネ、ヘアースタイルなどから「日本のファンを意識しすぎた映画」と批判する声もある。

 ホ・ジノ監督は韓国映画ファンなら誰もが名作として称える「8月のクリスマス」で一躍有名監督となった。何でもないようなありきたりの日常を静かに、でも独特の感性で表現するのが得意。だが「この映画はヨン様の存在が大きすぎてホ監督らしさを生かせなかったのでは」と韓国では言われている。

 韓国でも日本同様、「ヨン様の冬ソナに続く繊細な感情演技がとてもよかった」と言う人が多いが、それよりソン・イェジンの変身が注目された。制服が似合う可憐な少女から一皮向け、自分から進んで「この映画にはベッドシーンが必要。女性が上になった体位の方がいいのでは」とアイデアを出したというほどで、大人になった演技に感嘆している。

●タイトルにも日韓の感性の違い

 日韓で映画の評価が分かれるように、感性の違いはタイトルにも表れている。『四月の雪』はホ監督が映画のシナリオをまとめる段階から考えていたタイトルだったそうで、「春が好きだけど雪も好き」というセリフから生まれた。めったにあり得ないけど十分起こりうることを象徴しているよう。ホ監督の作品には象徴的なセリフが多いので『四月の雪』というタイトルもとてもいいと思ったが、韓国ファンは、何を言いたいのかわからないタイトルよりは禁じられた愛を象徴するかのような『外出』のほうがピッタリと口を揃える。

●リアルな感情から生まれたあの名シーン

 韓国ファンお勧めの場面は予告編にも出てくる刺身屋で2人がお酒を飲むシーン。これは台本なしで、本当にお酒を飲みながらアドリブで撮ったそう。また洞窟でのキスシーンは、監督の指示でソン・イェジンには何も言わずにいきなりヨン様がキスしたため、驚きながらも幸せそうなリアルな表情がカメラに収められたとか。

 ヨン様が屋台で後輩と酔いつぶれるほど飲んだ後「一人にさせてほしい」と言い泣き崩れる場面、9時間もかけて撮ったという噂のベッドシーンにも息を飲んだが、「あれれ?これだけ?」って感じで物足りないという意見が多い。映画サイトの掲示板では、ストーリの流れとして、もう少しインパクトあるベッドシーンでもよかったんじゃない? という書き込みが多かった。

●ヨン様の理想の女性像にも変化が

 ヨン様は「この映画を撮りながら理想の女性像が変わった」と言う。今まではしっかりと自分の仕事を持ち努力する女性が理想だったが、映画のソン・イェジンのような賢母良妻タイプもいいなと思えるようになったとか。また『外出』を撮影しながら演技のパターンにも変化があり、今までは人物を綿密に分析し台本どおりに完璧に演技しようとしていたが、ホ監督と出会ってからその時々で登場人物になりきり、感情的に演技することもあったと告白している。

 『外出』は韓国では9月8日に公開されたが、コメディ映画に押され、まだ観客はそれほど入ってない。しかし、すでに前売りは1位をキープしているため、9月17日から19日のお盆連休が終われば、忙しかった主婦達が大挙して映画館を訪れるだろうと予想されている。韓国のヨン様ファンの間では「外出は2度観るともっと好きになる映画」と言われているので、日本のファンも負けずに何度も観て、自分だけの名場面を探してみてはいかが?







関連リンク 外出(四月の雪)関連サイト


By-
RBB TODAY : 趙章恩の現地直送「韓ドラ事情」
Link

拡大続く韓国のインターネット、ホームショッピング (過去記事)

韓国では今インターネット通販はもちろん、ホームショッピングが熱い。ホームショッピングとはCATVで広告の代わりに流しているテレホンショッピングのことで、95年8月に政府主導で登場し、「CJホームショッピング」と業界1位の「LGホームショッピング」が生まれた。2001年には放送委員会の承認を受けて「農水産TV」、「ウリホームショッピング」、「現代ホームショッピング」の3社が加わり、現在5社がCATVのチャンネルを確保し24時間テレホンショッピングの番組を流している。

いつでもどこでもだれにでも売る


 ホームショッピングは95年当初34億ウォンの目立たない市場だった。しかし、8年後の2002年には、1500倍の5兆ウォンの市場に急成長し、今では小売市場を支配する強者として流通業界を動かしている。CATVの視聴世帯が1100万、このうち600万世帯がホームショッピングチャンネルを頻繁に視聴している。この勢いでホームショッピングの事業主はインターネットにも進出、TV、カタログ、インターネット3つの分野で事業展開している。


 インターネット通販とホームショッピングは直接商品を見ずに買うという点では同じ顧客層を狙っているように見える。しかし、インターネットは主に20代と30代、ホームショッピングは中年層や特に購買力のある主婦をターゲットにしている。時代を反映し、いつでもどこでもだれにでも売ってやる、という意気込みだ。昨年まではホームショッピングが90%、インターネットが10%ほどだったが、今年に入りインターネットでの通販が20%にまで増えている。


 オフラインの大手百貨店も現代をはじめ、インターネット以外のホームショッピングに事業を拡大させている。品そろえは同じで販売チャンネルを増やすだけ、と最少限の人員で運営する「新世界デパート」(http://www.shinsegae.com)もあれば、「ロッテデパート」(http://www.lotte.com)や「現代デパート」(http://www.hmall.com)のようにこれがわが社の生きる道と大々的にやっているところもある。どちらとも直接販売でないインターネット通販とホームショッピングの売り上げは絶好調だ。



ホームショッピング最大手2社




LGeショップ(http://www.lgeshop.com)
 ホームショッピング、インターネット通販両方の老舗であり、トップ企業でもある。 2001年 1009億ウォン、2002年には2840億ウォンの売り上げを達成した。1万5000人の顧客評価団を募集し、6000件以上の商品評価や購入の知恵を提供している。情報ショッピングという戦略に合わせ、毎週「借家用のお金をかけないインテリア」、「結婚5年目の食器買い替え」などテーマを絞り、顧客が推薦する商品を集め別途売り場を作っており、これが大好評。
CJモール(http://www.CJmall.com)
 ホームショッピングとカタログ通販の商品をそのままインターネット環境で提供している。何でもインターネットで済ませたがる20代と女性に人気がある。動画やインターネットラジオを利用して今何を安く売っているのかTVと同じように放送しているので、見ながら聞きながらショッピングできる。250万人に及ぶ会員の65%が女性なので生活用品、ファッション、雑貨がよく売れる。


老舗百貨店の売り上げ超える


 IMF経済危機の時以上に家計が苦しく、就職難やリストラが続く不景気の中、どうしてインターネットやテレビによる通販はこれほど成長しているのか。その理由はまず韓国の個人消費が景気に関係なく縮小していない、というところにあるだろう。2003年に入り、個人消費が落ち込んだが、日本に比べればはるかに元気がいい。


 全国経済人連合会の発表によると2002年のテレビを通じたホームショッピングの市場規模は5兆2000億ウォン、インターネット通販は4兆6000億ウォン、カタログ通販は1兆ウォンと、家の中で済ませてしまう小売市場が何と11兆ウォンにのぼる。130兆ウォン近い小売市場の中でホームショッピングやインターネット通販の割合はまだまだ9%に満たないが、2001年から2002年の成長率は40%を超えている。百貨店が8%、コンビニが16%程度なので、流通業の中では最も高い成長率だ。LGホームショッピングの売り上げは韓国の老舗百貨店「ロッテデパート」本店の売り上げの1.5倍にものぼる。


 大韓商工会議所が発表した「2002年度小売業経営動態の調査」でも同じような結果になっている。昨年の通信販売業の平均売上高は1企業当たり2,567.7億ウォン、前年比97.0%増加した。ホームショッピングとインターネット通販のモール部門の売り上げはそれぞれ119.5%、133.5%増加、百貨店(2,207.0億ウォン)、ディスカウントショップ(878.6億ウォン)、スーパーマーケット(27.2億ウォン)の店鋪当り売り上げもそれぞれ12.9%、 5.8%、10.5%増加した。百貨店は週休2日制の普及やサッカーW杯開催などによりロッテ、新世界、現代など3大百貨店が史上最大の売り上げを記録するなど、2002年も安定的に売り上げを伸ばし売上高営業利益率も5.9%を達成した。


画面から目が離せない「中毒症候群」


 ホームションピングは流通だけでなく産業の構造をも変えてしまった。百貨店に納品することが至難の業だった無名の中小企業がホームショッピングを通じて業界一の売り上げを記録したなどというニュースにはもう驚かなくなった。インターネット通販やホームショッピングへの出荷を拒んでいた大手メーカーやブランド品メーカーが今ではホームショッピング限定品まで出すようになった。ホームショッピングで扱う商品は食品、自動車、団体ツアー、留学に続いてつい先日「カナダ移民斡旋」商品まで登場し、1時間で140億ウォン近く売れるなど何でもありの世界になっている。


 このような急成長の陰にはもちろん様々な問題もある。韓国では昼間と深夜は地上波放送が休止になるので、その埋め合わせに見るものがホームショッピングチャンネルしかなく、見ているうちについ買ってしまうという事情もある。商品よりおまけの景品目当てに衝動買いし購入と返品を繰り返したり、「TVを見ていない間にもっと安い商品が登場するかもしれない」と不安になりCATVから目が離せなくなる「ホームショッピング中毒症候群」まで登場した。


「何となく衝動買い」で高い返品率


 今年6月のホームショッピングの平均返品率は12-13%、商品を直接見ずに買うからとは言ってもこれは異常に高い。商品に問題があるわけではなく、「なんとなく衝動買いしてしまったがやっぱりいらない」と返品している人が多いからだ。韓国の場合、送料までも企業が負担しているから大変だ。返品を繰り返す人はブラックリストに載せ、何とか注文させないよう電話をつながなかったり、買う前にもう一度考えてほしいと哀願したり、様々な手を尽くしているが返品率は上がる一方だ。


 おかげでホームショッピングに返品されたものだけを安く扱うインターネット通販サイトまで登場した。返品ドットコム(http://www.vanpum.com)では、消費者保護法により新品として再度売るわけにはいかない返品商品を50%~70%引きで販売している。


安い、親切、便利で急成長


 ホームショッピング市場が急成長した最も大きな理由はなんと言っても安い、親切、便利――この3つだ。怪しい商品ではなくだれもが知っている商品を百貨店やスーパーより20-30%安い値段で売っている。おなじみの商品なので直接ものを見なくても値段で買いたくなるような商品をまずそろえ、さらにアイデア商品も提供、30日以内だったら無条件返品可能、電話1本で購入から返品まで受け付けるという利便性などを生かし、既存の流通業態と差別化した。さらに24時間生放送で、顧客の特徴と購入履歴を即時にデータベース化し、天気や季節に合わせて商品構成を変えていくなど、その販売手法も高く評価されている。売り場も必要なく、メーカーから直接仕入れるか、放送だけして商品はメーカーから直送させ、中間マージンを省くのも安さの秘けつだ。


 就職難、不景気により消費心理が萎縮しでも、若い世代の合理的で利便性を求めるライフスタイルに伴う消費パターンの変化はホームショッピングやインターネット通販を今後とも育てていくだろう。とはいえ、カード破産、1世帯平均200万円の借金を抱えているというニュースが続く中、小売市場が成長しているというのも何か恐ろしい気もする。




by- 趙 章恩


 


デジタルコア連載  Link

地方都市の生活が変わる、韓国が生まれ変わる――情報化村、電子政府、デジタルホーム (過去記事)

山間の農村が世界最高のeビジネスを確立

 韓国でも指折りの山間地域住民が運営するオンラインショッピングサイトが、去年、スウェーデンストックホルムチャレンジ大会で世界最高のeビジネスモデルとして選ばれ話題になった。主人公は慶尚南道にあるニ班城(イバンソン)面(注1)のPC同好会から生まれた営農法人「チョロッ」(韓国語で緑)。(注1:面は地方で使われる行政区域で区にあたる)


 「チョロッ」の特徴は斬新なデザインもそうだが、配達先を複数選択できるので友達や家族にもお裾分けできるところと、故郷を離れた人々のためにニ班城面の空き家情報、墓地管理や山の画像を定期的に更新し、いつでも「故郷の情」を感じて農村に戻って来られるよう「故郷を守る運動」も一緒に進めているところだ。里帰りできない人のためのお墓参りや慶弔事代行、掃除代行なども収益につながっている。


 ニ班城面は99年、地域住民たちの情報化教育をきっかけに、山間奥地から情報化村へと生まれ変わった。政府の教育に頼らず自発的にPC同好会を作り、インターネットに慣れるため、農業の合間に年齢に関係なくマウスを握り、廃校になった中学校の校舎をオフィスにし、農産物のオンライン販売を開始した。


 早い時期からインターネットで村を活気付けようとがんばった結果、「チョロッ」に続いて村の情報源として大きな役割をしている「イバンソン・サイバータウン」も今年6月韓国情報文化大賞を授賞した。農民の情報化と地域文化の開発、オンラインを活用した所得増進、サイバーコミュニティー形成に成功し、他の山間・農村地域の模範事例になったことが今回の授賞につながった。マスコミに注目され、ショッピングモールの売り上げも月間で2倍近く増えた。都会へ流れていった青年達も戻ってきた。


お年寄りがパソコン、インターネットに挑む


 ブロードバンド強国・韓国でもインターネットに手の届かない地域はたくさん残っている。山間・農漁村でもADSLを利用して個人的にインターネットを楽しむ人は多いが、これを利用して農業に役立つことをしてみたいとか、ショッピングモールを運営してみたいとか、いざ何か新しいことに挑戦しようと決心しても、近くに相談できるところがないのが地方の問題だった。そこで生まれたのが情報化村だ。


 山間奥地を中心に行政自治部が選定、育成している全国103地域の「情報化村」では、政府の援助でブロードバンド通信網とPC、村のホームページなど情報化基盤が完備され、住民たちは情報化がもたらす恵みを満喫している。オンラインバンキングで家計簿から財政管理まで一括管理してもらい、子供たちは塾の代わりにeラーニングサイトで勉強し、必要な物はすべてネットで購入するのが日常生活として定着している。


 また、村ごとにオンラインショッピングモールを作り、特産物を販売したり、コミュニティーサイトで「故郷の便り」コーナーを運営したり、インターネットをフル活用している。ソウルや首都圏ではこういう生活が当たり前だが、高齢化が深刻な農漁村ではインターネットやPCとは一生縁がないと思い込んでいたお年寄りが中心なので、ここまでできるのかと都市に住む韓国人も驚くばかりだ。情報化村だからこそチャレンジできる生活だ。


 もちろん、最初は苦難の連続だった。政府は無償で村ごとにPCを100台以上支給し、ネットやPCの使い方からホームページの作り方、オンラインショッピングモールの運営方法などまで細かく教育した。韓国の農漁村も高齢化が進み、パソコンという単語すら聞いたことがないという70、80代のお年寄りもいれば、興味津々の主婦まで、様々な人を一堂にに集め教育するのは至難の業だった。


 しかし、情報化に対する意識は高かった。インターネットで村が変わり生活がよくなるのであれば、何でもチャレンジしてみたいと若手(と言っても40代)が中心となり、村の会館をPCバンに改造し、誰でもネットが使えるようにした。少しでもPCが使える人はみんなボランティアになり教え合っているうちに、「チョロッ」のようなサイトが生まれた。

情報化村で地域活性化を


 2001年2月、行政自治部を中心に地方自治体、関連機関及び民間専門家たちの意見を取りまとめて情報化村造成事業の基本計画が作られ、情報化村企画団が発足した。国民の情報化、地域間・階層間のデジタルデバイド解消、住民所得創出及び地域経済活性化、この3つの目標を挙げ、情報コンテンツ開発の第一段階として2001年8月から2002年1月にかけて25ヵ所でLAN、村情報センター、オンラインショッピングモールなどを構築、、第二段階として2002年7月から12月まで、78ヵを選定し、収益を出せるショッピングモールを構築した。


 情報化村政策は住民のインターネット教育だけが目的ではない。情報化村ポータルを通じて都会と山間奥地の間の交流を促進させ、都会の住民はいいものを安く、農漁村では直取引で所得を増進させる「地域経済活性化」も、情報化村の目指すところだ。ソウル郊外にある軍浦市情報化村の住民イ・ジヒョン氏は、「以前は隣の家とも交流がなかったが、情報化村になり全国の田舎に知り合いができてうれしい。特産物などをネットでアパートの団地ごとに共同購入できるので、何でも本当に安い。引っ越すことになればまた情報化村を選択したい」と言っていた。







キャラクターの「チョロンイ」
「情報化村」は韓国の代表的な輸出商品に


 都会の購買力を直に地方へ引っ張るための努力はネットに限らずオフラインでも進められている。去る6月には釜山で2回目の情報化村住民祭りが開催された。情報化村の住民代表が集まり特産物市場を開設、お互いの特産物を購入し、情報化村の運営について討論し合った。情報化村の個人所得は年間で平均1.5倍増加している。


 海外からの視察依頼も絶えず、特にマレーシア、タイ、シンガポールなど東南アジア各国からの訪問が相次いでいる。電子政府関連システムに続いて情報化村政策も韓国ITの代表的な輸出商品になっている。


一貫性のある情報化村管理もスタート


 順調に見える情報化村政策だが、もちろん改善すべき点もいくつかある。情報化村の住民たちは問題点として、


・情報化村運営のための組職や業務プロセスが不備


・教育など住民の自発的な参加を誘導するより強制的に動員させられることが多かった


・地域の特徴に関係なく標準モデルに合わせようとした


ことを指摘した。


 一方、専門家たちは


・政府主導である程度進められた村の情報センター、ホームページなどを地域住民たち自ら管理できるよう誘導し


・これを支援するための基本的な費用を確保する方策を用意し


・全国拡散のための地域に合った類型別標準モデル構築する


ことを今後の課題と指摘。


 行政自治部はこれを受け入れ


・情報化村企画団拡大


・事後管理サポート案用意


・情報化村類型別標準モデル立案


などを今年積極的に推進すると発表した。6月には「情報化村中央協議会」が構成され、本格的に一貫性のある情報化村管理に向けて歩き始めた。


 「イバンソン・サイバータウン」会長ファン・インチョル氏は、「ADSL利用料月3万ウォン(約3000円)は農村の人には高すぎる。PCを買える経済力もない。口だけの政策ではなく、ネットやPCを買うとき農機具と同じように支援してもらいたい。情報化教育も5年も前のテキストを使う時代遅れの講座はやめて、もっと実情にあったものに変えてほしい。村の情報化センターが子供たちのゲームセンターに転落してしまった村も多い。政府は質より数で満足しているようだが、現実を見ながら情報化村を広げてほしい」とコメントした。



軌道に乗り始めた電子政府


 電子政府の一環として、情報化村には住民登録証と指紋認識で謄本や住民票、土地台帳などを発給してもらえる証明書自動販売機が設置された。ソウルでは百貨店や駅周辺でよく見かけるものだが、地方にはまだ少なかった。役所が遠かった山間地域ではネットや自動販売機でほとんどの手続きが完了するので、時間の節約になっている。


 昨年11月1日にオープンした電子政府サイトを通じて、電子申請(G4C)、4大保険情報システム、総合国勢サービス(HTS)、政府電子調逹(G2B)、国家財政情報システム、市郡区行政情報化、教育行政情報システム、標準人事管理システム、電子決栽及び電子文書流通定着、行政電子署名普及及び電子署名利用活性化、汎政府統合電算環境構築など11項目が実現され、政府の生産性、透明性、民主性など国家情報化の3大要素を最大化する環境が整った。


 2003年度の中央政府と地方自治体の情報化予算はそれぞれ2兆827億ウォンと1兆129億ウォンに達する。中央政府情報化予算は教育、国防、行政など三つの分野に集中投入される。


 教育では5244億ウォンを投入し、学校のPCの買い換え、通信設備の高度化、大学のeラーニング基盤構築、国家人的資源統合管理システム構築などを行う。行政では3356億ウォンの情報化予算で電子申請サービスの対象を段階的に拡大し、モバイルでも利用できるようにする。電子文書管理システム、電子認証システムについても法制を整備し、本格的に普及させていく。情報化村関連予算は672億ウォン。地方行政情報網改善、情報化村運営内実化、地域コンテンツ開発が推進される。


 韓国の電子政府は2007年に完成期に入ると展望されている。電子政府の動きは国家基本DB作成に取りかかった87年を胎動期とし、期待最高潮(2002年)-渋滞期(2003)-再跳躍期(2004年)-完成期(2007年)-安定的サービス期(2010年)の方向へ向かうと言われている。


 2007年には音声、データ通信、有無線、通信・放送統合網など、違うインフラ間でもシームレスにサービスが提供され、電子政府という意識もなくごく当たり前のものになっているとの予想だが、今までの流れを見る限り一般国民として無理な計画ではないように見える。







主婦情報化教育
情報化村からデジタルホームへ


 情報化村の次には情報通信省の「デジタルホーム」構築計画が待っている。情報通信省は2007年まで韓国全世帯の60%にあたる1000万世帯をデジタルホームにするという「デジタルライフ実現のためのデジタルホーム構築計画」を今年5月発表した。家庭をデジタル生活空間に切り替え、これを新産業育成の原動力にするためのデモサイトを構築し技術開発支援することが主な内容だ。


 この計画はデジタルホーム政策推進委員会とデジタルホーム標準化フォーラムを推進主体とし、2007年まで政府予算6451億ウォン、民間投資1兆4394億ウォン合計2兆845億ウォンが投入される予定だ。


 まずはサイバーアパート・一般アパート・一戸建てなど多様な住居環境に合わせ最適のモデルを提示、ホームネットワークモデルの収容可能性を検証することから始める。サイバーアパートは宅内配線でイーサーネットと電力線通信(PLC)を、一戸建てやアパートはPLCと電話線(ホームPNA)を活用しながら無線LANを構築することに重点を置く。


 このような試験は通信・家電・ソリューション事業者のコンソーシアムを誘導し推進する方針だ。値段を抑え普及を促進するため、ホームデジタルサービス提供者がサービスと装備を一括で提供するシステムにし、低価格情報家電の生産・普及を拡大させる。またホームデジタルサービスと関連装備の認証制度、法制度を改善する一方、デジタルホーム体験館、展示会も計画されている。


 建設会社のモデルハウスにはすでに「完璧なモデルハウス」が登場し、主婦たちに人気となっている。早い回線でネットが使えることに満足したのが今までの情報化だとしたら、これからは携帯電話で家電を操作し、海外にいながらも家の中を管理でき、人工知能アバターが音声認識でいつでもどこでもほしい情報を探し出してくれる「デジタルホーム」が情報化の最先端として普及するだろう。高くてもこういうところに住んでみたいと願うのは韓国の主婦だけではないはずだ。


参考サイト


情報化村公式サイト Information Network Village
営農法人「チョロッ」
電子政府



by- 趙 章恩


 デジタルコア連載  Link

韓国CM REPORT – ロッテ – シム・ウンジン


シム・ウンジン プロフィール


1981年2月6日生まれ。


167.0cm、49.0kg。1997年、歌って踊れるセクシーアイドルグループ「BABY V.O.X」のメンバーとしてデビュー。韓国で国民的人気アイドルとして一世を風靡し、中国、台湾、モンゴル、ベトナム、タイなどで元祖韓流ブームを巻き起こした。「BABY V.O.X」は8年間で地球を20周できるほど、海外公演をこなしてきたという。


2005年ソロ歌手として独立、2006年からは、インターネットショッピングモール「Z’BAGO」を運営しながら演技にも挑戦。時代劇『大祚榮(テジョヨン)』では、昼は妓女、夜は敵を暗殺するスパイ「クムラン」役を演じた。舞踊、武術を学んでから1年以上も役柄に挑んだ時代劇だっただけに、最後は「さすがシム・ウンジン!」との高い評価を得ることができた。2008年からは歌手に戻りアルバムをリリースする予定。インターネットショッピングモール「Z’BAGO」の東南アジア展開も準備中。





プラスマイナス



出演




シム・ウンジン

放映日




2003年7月

うわ~、パクパクパクパク、お箸が止まらない~。見ていて気持ちよくなるような食べっぷり! こんなにお肉を食べても痩せているのは、食後の「プラスマイナス」があるからなんでしょうか? アミノ酸配合飲料なので、体脂肪分解機能が優れているんですって。お肌の調子も整えてくれるというから、韓国でカルビにビビンバと、食べ過ぎてしまった日はぜひお試しあれ!


このCMの主人公シム・ウンジンは、女性アイドルグループ「BABY V.O.X」出身。今では視聴率1、2位を争う人気時代劇『大祚榮(テジョヨン)』で女将軍「クムラン」役を演じて、役者としても高く評価されています。「クムラン」は、耳が不自由なふりをして昼は妓女として敵の情報を聞き出し、夜は暗殺者になるというスパイで、後に女将軍として活躍する人物なんです。役者歴の長い俳優でさえ難しいと言われている時代劇のために勉強を重ね、1年以上もこの役を演じ続けた彼女。そのタフな情熱に負けたのか、「演技が下手すぎる」、「彼女にこの役は似合わない」などと酷評していたマスコミも、最後に「クムラン」が死ぬ場面が放映された日には、こぞって彼女の演技を称え、視聴率を支えた功績を褒めちぎっていました。


セクシーだけどボーイッシュな魅力を同時に備えているシム・ウンジンは、プライベートでもよく飲みよく食べる健康美女。実は彼女、芸能界一の酒飲みで、あの緑の瓶に入った韓国の焼酎を軽く4本は飲むそう。最高記録は9本だとか。お酒に酔ったこともなく二日酔いもないというけれど、それは「プラスマイナス」を飲んでいるからなんでしょうか?

– BY  趙章恩

Link
http://ni-korea.jp/lottecm/details.php?id=200307&dr=drink

韓国発の新しい無線通信登場(2006年10月30日 掲載)

ビス半は無線LANの50倍


55Mbpsまでの高速送を


 


 


【ソウルWibro、4Gにいてホムネットワクサビスの限界を超えた新しい無線通信技術を韓電子部品究院が開した。バイナリCDMAで、多なデジタル機器を無線で連結し、音映像タを手に取り交わすことができる個人用無線通信技術である。


 


 新技術は、デジタルホムサビス分野で無線LAN、Bluetooth、RFIDなどが持つ限界を解消することで、連市場の活性化に大きく寄すると期待されている。


 


 存の無線通信技術は電力消耗がひどく、ホムネットワクに適用しにくい。また、大容量デタ送信の際、電波干の影響で送受信がなめらかではない問題があった。


 


 これにしてバイナリCDMA技術はCDMAとTDMA(時分割多元接)技術の長所を結合したもので、少ない電力で超高速デタ送信を行えるのが特だ。バイナリCDMAは基地局なしで最大500mまでデタを送信し、送速度は最大55Mbpsまでの高速化が可能。100m以の近距離では移動中でもデタ送受信が可能で、時速80Kmで走る車の中でも映像と音を送受信できる。


 


 無線LAN、Bluetooth、ジグビのような無線通信システムよりサビス半10─50倍以上く、他の無線通信と相互干なしに同時に使うことができるのも特長。ひとつのネットワクにTV、冷庫、エアコンなど最大250台のデジタル機器を同時に接しデタを交換できるため、ホムネットワクに適している。


 


 別途基地局がなくても最大40台の端末とネットワクを構築することができる。半500mで、携電話で撮影した動をすぐデジタルTVで再生したり、キッチンにいながら玄のチャイムが鳴ればその場で電話や携端末などに送して、外に誰がているのか動で確認することができるようになる。


 


 電子部品究院が2001年から開に着手したこの技術は、30余りの特許を獲得した。05年9月、ISOで産業用無線ネットワク分野の際標準として採され、世界各で標準として採用される可能性も高い。


 


 電子部品究院は、「2010年無線通信機器の世界市場規模は1162億ドルと予想されるなか、バイナリCDMA部品を搭載した製品のシェアが仮に10%だとしてもり上げは110億ドルを超えるため、経済発効果も少なくない」と期待している。


 


 バイナリCDMAは情報通信部が情報通信振興基金を投入して、積極的に支援した。このため、際通信規格分野では目立たなかった韓が基礎技術の究開から商用化まで一貫して成功させたという点で、Wibroに引きき、もう一つの技術を確立したと国内では高く評されている。


 


 バイナリCDMA技術を韓企業に移する作業は、早くも進められている。電子部品究院はバイナリCDMA技術の核心であるSoC(System On Chip)部品とネットワキングプロトコル技術を大宇電子部品に移した。多なシステムに適用させるためにオンビネットテク、イナルティエンティ、ミトアルエフ、バベルシステム、エムアイユなどの連企業を象にバイナリCDMAチップを利用した用技術を移した。


 


 このほかにも現在一部企業とは「作業者用マルチメディア無線通信端末」と「列車間移動無線ネットワク」などに適用できる製品を生産している。今年末にはHDTVレベルの高質動を無線で送信できる製品も発売される。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2006年10月30日 vol.1160 載]  Link