韓国情報通信部 「通信・放送融合展2006」を開催(2007年1月1日 掲載)

【ソウル】韓情報通信部は通信および放送分野の最新トレンドが一目で確認できる展示「通信放送融合展(ComBCon) 2006」を12月7日から9日までソウルCOEX大西洋ホルで開催した。


 今年で3回目に迎えるComBCon展示は、放送およびサビス事業者館、移動マルチメディア館、次世代ラジオ放送館、次世代通信館、マルチメディアソリュション館、次世代ディスプレイ館で構成される。KT、ハナロテレコムなど33社が加した。


 


 この展示にはDMB、Wibro、HSDPAなど通信と放送の融合分野で商用化された新技術とサビス、端末がすべて展示され、注目を集めた。


 


 情報通信部はITベンチャ企業連合KOIVA)と共同で展示館に「u-T839共同館」を設置し、携電話とPMP(動再生機)など移動型端末と通信放送分野の装備、ソリュション、ソフトウェア分野で競力のある11社の中小IT企業が開した受信機とチップ、アンテナ、モジュルなどデジタルマルチメディア放送(DMB)連技術と製品を一に展示した。


 


 韓の最新通信事情が分かるイベントで、今後も開催される見みなので、機があれば視察をおすすめする。


 


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 2007年1月1日 vol.1168 載] Link 


 


 

韓国 トライジェム三宝(2006年12月18日 掲載)

4.4cm薄型デスクトップPC




 


【ソウル】 4.4cmの薄型デスクトップパソコン「リトルルオン」シリズがトライジェム三から発売された。韓では、9-10cmのスリムパソコンがよくれている。そのなかでもリトルルオンは倒的に薄くい。デスクトップなのに重さ3kg、消費電力は76%、動音も22%減らした。



 本体はリビングル
ムでパソコンを利用する一人暮らしや新婚家庭がえていることを想定し、いたってシンプル。とはいえ端子やポト、メモリリなど他のパソコンとわらない機能を備えている。


 


 一方、三星電子も大きさと体積を大幅に減らし、さらに移動性までを考慮した「ミニスリム」デスクトップを発売した。55mm(幅)265mm(高さ)295mm(行き) まで小さくし、高光表面理、スロットイン方式の光ディスクドライブを採用、200GB以上の大容量HDDを搭載した。特筆すべきは「デュアルモニタ」機能を採用したこと。2つのモニタにそれぞれ違う情報を見られるようにしてマルチメディア機能をより化している。また、鉛、カドミウム、水銀など有害な物質を一切使っていない。ユの手が最も多くれるマウスとキドは銀ナノコティングし、LOHAS志向を調している。


 


 三星電子コンピュシステム事業部は「これからは1人1台のPC時代になるため、よりコンパクトなデザインの製品が主流となる」とみている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 2006年12月18日 vol.1167 載]  Link 


 


 


 

第25回:『太王四神記』のストーリーがわからない人のために 14


最終回は「?」がいっぱい



『太王四神記』の最終回、みなさんはいかがでしたか?


もう1年近く前になりますね。待ちに待った『太王四神記』が韓国では2007年9月11日から放映され、12月5日のスペシャル放送で冬の到来と共に幕を閉じました。最終回は映画館を借りてファンクラブのみんなで視聴したりもしました。


韓国で高視聴率をキープしたのはもちろん、ロケ地は観光名所になり、ドラマの時代背景となった高句麗の歴史と文化を勉強するのがブームにもなりました。韓国の国民に大きな影響を与えたドラマだっただけに、最終回を巡る議論も、それはそれは熱かったです! 私も毎週欠かさず『太王四神記』を観て、再放送も観て、またケーブルテレビで観て、何度も何度も見直すほど大切にしていたドラマだっただけに、最終回に期待しすぎていたのでしょうか、「一体どういうこと? え! これで終わり???」というのが正直な感想でした。


23話までは、いえ、24話のアジクが火天会に拉致されるところまでは、なんの疑問も感じませんでした。ところがホゲとの最後の戦いのあたりから、なんだか「パリパリ(早く早く)」物語を終えなくてはならないという焦りが見えはじめたような気がします。将軍たちがあっけなく死に、タムドクとキハも死んだのか死んでいないのかわからず、残されたスジニはどうしたらいいのか、タムドクが愛したのはスジニではなく結局はキハだったのかなどなど、何が何だかよく理解できないまま、字幕で高句麗の歴史が紹介されるのを呆然と見つめていたのは私だけでしょうか?


ヨン様も『太王四神記』を「ほかの作品に比べても残念な気持ちが特に残る作品」と語ったことがありましたね。2年以上もひとつの作品に集中し、最後の最後まで歯を食いしばってやってきただけに、ケガをしていなかったらもう少しいい演技ができたのではないかという悔しい思いがあったのかもしれません。


とにかく、神話の時代ではあんなに派手に登場した四神なのに、最終回は「本当にこれで終わっちゃうの?」という感じでショックを受けました。神物を巡る四神の覚醒もキハ以外はなく(スジニが朱雀として覚醒するところもなかったし)、天弓が壊されると太王も死ぬはずが、「その後も王様として国民を幸せにしました」というような字幕だったでしょう? 神物が壊されたヒョンゴ、チョロ、チュムチ、スジニはどうなるのか(神物が壊れるとその主人も死ぬという設定でしたよね?)、フッケ将軍もコ・ウチュン将軍も次々と死んでしまい、ホゲもあっけなく死んでしまったし、キハはこの世を燃え尽くしてしまったのかどうかなど、もう???だらけのまま終わってしまったという印象が強かったです。


それに、チョロの悲しい瞳を思い出すたびに、スジニとの間にもう少し淡く切ないシーンがあってもよかったのではないかと思ってしまうのです。タムドクの父としての姿も見たかったですし。


また、タムドクとホゲとの関係も納得できません。子供の頃は兄弟のような仲だったのに、母親の陰謀を知らず、ただタムドクに殺されたとだけ思い込み、タムドクを憎むしかなくなった誤解を解いて、ホゲとタムドクがもう一度正面からぶつかり、お互いの心を分かち合う場面があってもよかったのでは? などといろいろ考えてしまいました。しかしその疑問に対する答えが、「もうひとつの最終回台本」にはあったのです!








    これが「もうひとつの台本」です!



    『太王四神記』のシナリオ作家であるソン・ジナさんが最終回の放映を前に、ファンの皆さんへのプレゼントとして「もうひとつの最終回台本」をご自身のホームページに公開したことから騒ぎが広がりました。その台本には、放映されたものとはちょっと違う結末が書いてあったからです。


    この台本が登場してから、韓国で『太王四神記』を放映したMBCの視聴者掲示板は「最終回を撮り直してはどうか?」という意見が殺到しました。「ヨン様のケガを知りながらそんなこと言うなんてひどすぎる」という意見と、「時間をかけてもいいから、納得できる最終回をもう一度見せてほしい」という意見がぶつかり、掲示板は炎上! サイトにアクセスすらできなくなったほどです。「もう一度撮り直してほしい」という書き込みがあまりにも絶えないものですから、ソン・ジナ作家が「最終回についてはいろいろな案があって、公開した台本もそのうちのひとつです」と釈明するにまで至りました。


    私も、もうひとつの最終回台本をじっくり読みました! 24話最終回の物語は、タムドクが兵士たちの前で「敵は多く我々は少ない。しかし我々は必ず勝つ。なぜなら、我々はみんなチュシンの子息で負ける方法など知らないからだ!」、「私の軍隊、私の兄弟たちよ。私が見えるか?」という聖戦のところから違ってきます。阿弗蘭寺に拉致されたわが子を助けるため、最後の戦いを覚悟したタムドクとタムドクのために集まった四神と将軍と兵士たち。


    ホゲ軍に対抗して戦いながら、スジニはタムドクの指示に従い、アジクを守るため一心不乱に阿弗蘭寺へ馬を走らせます。そのスジニを守るために、フッケ将軍が犠牲になります。「モタモタするな! 早く行け!」これがフッケ将軍の最後の言葉でした。スジニを養女にしてタムドクの妃にしようとしたフッケ将軍は、娘のようにかわいがっていたスジニのため、そしてタムドクのため、自分の身を捨てます。


    規模からして絶対不利なはずの太王軍がどんどん攻めてくると、狂気に満ちたホゲはタムドクに向かって馬を走らせます。激しくぶつかり合うふたり。「あの女がお前に話したいことがあるそうだ。通してやろうか?」とホゲ。「お前が俺の子をさらったのか?」とタムドクに聞かれ、驚くホゲ。「これがお前らが望むことなのか? 罪のない子供の心臓を取り出して天の力を盗むのが! そこにあの女もいるのか?」、「お前の子だって?」、「そうだ。わが父を殺した女が産んだわが子」……。それを聞いたホゲは狂ったように笑い出します。笑いながらも死に物狂いで剣を振りかざします。


    「お前の父は自決した。俺の父のようにな。俺たちには何も聞きもせず、お前に王になれと言って勝手に死んだんだよ。あの女は、ただ真実を話していないだけだ」というホゲの言葉に、今度はタムドクが驚いて立ちすくんでしまいます。次の瞬間、タムドクの剣がホゲの肩に食い込みました。ホゲは悲鳴をあげながらも「これぐらいは、お前に知ってもらわないと。少しでも俺が報われるようにな。あの女は、お前のことしか頭にないんだ。俺にはどうすることもできないんだ。剣を握ってまともに終えてみろ」と挑発します。何もできないタムドクに向かって、ホゲはすべてを諦めたように殴りかかります。その瞬間、反射的にタムドクの剣がホゲを刺します。


    「なぜ言わなかったんだ!」と叫ぶタムドクに向かって、うっすらと微笑みを浮かべたホゲは言います。「お前はチュシンの王だからだ。あの女を生かしてくれ。俺にはできないんだ。行け、チュシンの王。はるか昔の、わが友……」。あ~あ。あんなに王になりたがっていたホゲなのに、心の奥ではタムドクをチュシンの王として認めていたんですね。それにホゲだって、タムドクと仲良くすごしたあの頃の思い出を大事にしていたのですね。台本を読みながら、ホゲがかわいそうでかわいそうで、また泣いてしまいました。ドラマで描かれたように、赤く充血した涙目にすべてを秘めたまま、タムドクを見つめながら死ぬシーンもよかったのですが、ホゲとタムドクが最後に友達に戻るこんな壮絶なシーンがあってほしかったです。キハについても、突然豹変したのではなく、タムドクへの愛と火天会との板ばさみで変わってしまったことをタムドクがわかってくれるシーンがあると、「よかった~」とホッとしますよね。








      もうひとつのラストシーンは現代が舞台!?



      また、キハが黒朱雀となり、「天の力は天に返すべきだ」と言ったタムドクが天弓を壊してからのシーンも、台本とドラマでは違っていました。アジクの血が1滴神棚に落ちた瞬間、子供を傷つけられた怒りでキハは黒朱雀になります。アジクの血に触れた神物は、どんどん壊れていきます。そのたびにチュムチやチョロ、ヒョンゴは激痛を感じ、血を吐きながら馬から落ちます。タムドクも神物が壊れるたびに激痛を感じ、耳や口から血を流します。チョロは激痛のあまり身をよじり、その隙に火天会のものによって腕を切られてしまいます。苦しむタムドクをこれ以上見るのがつらいスジニは叫びます。「お願いだから止めて! お姉さん、神物がぜんぶ壊れると王様も死んでしまうの! お願い、止めて」。


      その時、キハが何かを訴えるようにスジニを見つめます。スジニにだけ、キハの心の言葉が聞こえます。「私の妹よ。私をここから出して」……。すると、神棚の上にあった朱雀の神物、紅玉が光り始めます。そして、空中に浮かんだ紅玉がスジニの手の平の上に乗ります。スジニが紅玉をぎゅっと握り胸に置くと、スジニは光を発し、四方を燃やしていた黒朱雀の火が消えはじめます。スジニの光がタムドクを包み込むと、死にかけていたタムドクが目を覚まします。キハはスジニの膝の上で寝ている子供に目を向け、タムドクを見つめ微笑みます。その瞬間、キハは猛烈に燃え始め消えていきます。どんどん薄れていくキハのシルエットと、タムドクのうしろ姿が重なります。スジニの手では、まだ紅玉がギラギラと光を放っています。暗闇だった空が青く晴れ、この世を眩しく照らします。


      場面はまた国内城に戻ります。チョロとチュムチがいたずらをしているところや、兵士たちとお酒の一気飲みをしているスジニの姿が登場します。国は平和になり、みんなが幸せな日常を過ごすところです。


      ここで台本には、個人的に一番見たかった場面がありました。名前がまだないということでアジクと呼ばれていましたが、ゴリョンという名前で呼ばれるようになったタムドクの子が、誰かを剣で一生懸命攻撃しています(ゴリョン役はタムドクの子役を演じたスンホ君)。ゴリョンの対決の相手はタムドク。始終笑顔でゴリョンの相手をしているタムドクと、それを見守るコ・ウチュン将軍(最高です!! フッケ将軍も一緒だったらもっと良かったのに……)。


      ヒョンゴの声で、「太王は若く39歳で亡くなり、チャンス王が太平な時代を築いた。その平和は200年ちょっと続いただろうか」という内容のナレーションが流れてきます。しかし場面は急変、668年、新羅と唐の連合軍により高句麗は滅亡。唐の軍が高句麗の記録をすべて燃やしてしまう場面になります。


      時代は現代になりました。仁川空港の中をリュックを背負って走る現代人に生まれ変わったヒョンゴと幼いスジニ。ふたりは、「だから、その話は碑石にだけ書かれている、ということなんですね」、「668年、唐の国によって高句麗のすべての歴史記録が燃やされたんだよ。何も残されていない。あ~もったいない」などと会話しています。


      ふたりが向かった先では、中国旅行に向かう団体ツアー客たちがガイドの説明を聞いていました。ガイドは「集安は高句麗の3番目の首都であり、そこに広開土大王碑があります。でもその太王碑は、触ったり写真を撮ることもできません。防弾ガラスの中にありますから」と解説しています。


      スジニはヒョンゴに話しかけます。「そんなのアリ? 私たちのものでしょう!」。カメラは、ヒョンゴとスジニの周りを行き交う無数の人々を写します。髪の短いチョロ(?)、スーツ姿のホゲ(?)……。神話の時代から四神として生まれ変わったように、今もこの世のどこかで、生まれ変わった四神とタムドクが普通に暮らしているかもしれないと思わせる場面で台本は終わりました。








        高句麗のイメージを変えた『太王四神記』の功績



        いかがですか? ドラマの最終回ともうひとつの台本の最終回。台本を閉じながら、「そうか~そうか~」となんだかちょっと嬉しくなりました。ドラマには描かれていませんでしたが、台本の中ではタムドクとホゲが心を通わせているし、スジニは朱雀として黒朱雀になったキハを止められたし、タムドクの父としての姿も見せてくれたし、神物は壊れたけれどチョロやチュムチも無事だということもわかったし、私たちが住んでいるこの世界のどこかで、四神とタムドクが生まれ変わっているかもしれないなんて! ウキウキするような結末も、ファンタジーらしくて気に入りました。


        ヨン様や監督、スタッフ達の苦労を考えると、どちらの最終回が好きだなんて軽々しく言うことは許されないことかもしれませんが、もう少し撮影に時間があったらよかったのにな~と、ファンとして悔しい気持ちは隠すことができません。


        ヨン様の負傷が報道されたものより深刻だったことから撮影をあきらめるしかなかったのか、それともいくつかの新聞で報道されたように、シナリオの完成が撮影に間に合わず監督が現場の状況に合わせてストーリーを作るしかなかったからなのか、今となっては理由を問い詰めるのもムダなことですが、3年以上も前から企画され、2年もの歳月をかけて撮影した作品だけに、最終回論争が汚点として残ってしまうのは残念で仕方がありません。


        しかし、こういった最終回議論があるにせよ、生き生きとしたキャラクターがたくさん登場してくれた『太王四神記』には、本当に楽しませてもらいました。実存する人物であり、韓国が誇る太王を演じたヨン様も、ヨン様にしかできない柔らかくもビシッとしていて、強いながらも繊細で、どんな時も人々を惹きつけるオリジナリティー溢れる王様のキャラクターを上手く作り上げていました。スジニにチョロ、チュムチやヒョンゴや将軍たちも、個性があってこれまでのどんなドラマでも見たことのないようなキャラクターでしたね。ヨン様が戦争に強い王様ではなく、国民のために何をすべきなのかについて思い悩む王様を演じてくれたおかげで、「戦争で領土を広げた強い民族」というイメージばかりで、それほど興味を持たれていなかった高句麗を見直す契機になり、高句麗ブームにも繋がったのです。高句麗の人々の生活や当時の外交や領土について研究が進められ、高句麗を背景にしたドラマが2009年も放映される予定です。「予習してさらにハマる太王四神記」でも紹介しました高句麗の昔話「ホドン王子とナクラン姫」がドラマ化されることになったそうです。


        次回は「韓国人にとって高句麗とはどういう存在なの?」、「ヨン様の演技に韓国中が驚いた理由」、「こんなことろにまで高句麗ブームが!」などをテーマにお届けします!

              BY  趙章恩


        Original column
        http://ni-korea.jp/entertainment/essay2/index.php?id=25

        韓国 地上波DMBが危機に直面(2007年1月8日 掲載)

        情報通信部は立て直しに躍起


         




        【ソウル】地上波DMB(韓のワンセグ)のサビス開始から1年が過した。普及が予想よりれており、略の修正が求められている。



         地上波DMBの加入者は200万人を超えているが、携
        電話よりはカナビや用受信機からの利用が多く、有料サビスである衛星DMB(衛星モバイル放送)の料金値下げと対応電話端末やチャンネル大に邪魔されて、初の勢いは見られなくなった。


         


         情報通信部は、「地上波DMBの受信端末は200万台以上販され、全世界のどこよりも早く普及している。年からは益モデルと費用節減で市場競力をつけ、本格的な市場大を狙いたい」と述べた。


         


         このため2007年から6つの地上波DMB事業者のデタ放送が相次いで商用化され、交通情報サビス(TPEG)も年初から常用化される予定だ。また電子プログラムガイド(EPG)も施される。


         


         地上波DMBの早期定着と体や省間の調整を担している「地上波DMB特別委員」は、累積端末1000万台突破を07年の最大の目標に設定した。また、サビスポタルを含め共同認証センタ、共同コルセンタなどを運することでサビスの品質をより高め、DMB生活文化が定着するよう報活動も積極的に展開していく。


        趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


         


         BCN This Week 2007年1月8日 vol.1169 載] Link


         


         


         


         

        韓国 デジタルTV電子政府を開始(2007年1月8日 掲載)

        テストサビスをて本番に


        TVと電子政府の融合は世界初


         


         


        【ソウル】韓では、TVとリモコンを利用して各種書類を申請するほか、地方の納付までできる「TV電子政府」が1年間のテストサビスをて、2006年12月15日から本格的に始まった。


         


         TV電子政府は行政自治部が江南をモデル地域に選定し、江南役所と江南ケブルTVが2003年から3年間にわたりサビスを開05年11月からの役所とケブルTV放送社でテスト運て、06年11月から江南の住民を象にテストサビスを行ってきた。


         


         今回提供されるサビスは、自動車財産など50種類の金納付、住民票土地台帳などの書類5種についての申請・発給、30種の電子申請、女性子供向け生活文化サビス、大eラニング放送、民防衛育(軍を除隊した男性は8年間予備軍として年に回軍事訓練をし、45まで民防衛として育に加しないといけない)、VOD江南ニュス、政主要政策ブリフィングなどだ。


         


         簡なリモコン操作でや市が施するアンケトに加できるので、住民の意見を積極的に自治体の運に導入できる点も高く評されている。江南はホムペジから駐車取り締まりや防犯カメラの設置などにして住民アンケトを施し、高い加率を誇っている。申請書類は家庭でプリントして使えるようにセキュリティ対応しているため、自宅で申請して役所に取りに行く面倒もない。郵便で送ってもらうこともできる。


         


         江南によると、インタラクティブなデジタル放送技術を基盤に、存の電子政府とTVの特性を生かしたオド型の情報をリアルタイムで提供するTV電子政府は世界初の試みという。


         


         TV電子政府サビスは、ケブルTVを申請しデジタル方式の新型(月レンタル料5000ウォン、約650円)に切り替え、TV電子政府サビス用リモコンを申請すればすぐに利用できる。


         


         江南区関係者は「インタネットに慣れていない50-60代以上の世代も、役所に行かずTVから簡に書類を申請し、金を納付できるようになる」と利便性をアピルしている。韓政府は07年からこのサビスを全的に大して行く計だ。


        趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


         


        BCN This Week 2007年1月8日 vol.1169 載]  Link 


         


         

        第8回:短編なのに映画を一本見終わったような充実感あり!~ドラマシティ~





        第8回 短編なのに映画を一本見終わったような充実感あり!
        ~スターのドラマデビュー実験舞台『ドラマシティ』~

        2005年8月17日


         『ドラマシティ』は毎週土曜日夜11時から放映される短編ドラマコーナー。毎週作品ごとに監督も作家も俳優も変わり、まったく違う雰囲気のドラマが披露される。ほのぼの系のドラマもあればアクションもあり、ちょっとホラーっぽいのもある。だから土曜日の夜は名画劇場を選択するべきか、『ドラマシティ』を選択するべきかでかなり迷うけど、やっぱりドラマ好きに『ドラマシティ』は外せない。

         毎週1時間で終わる短編なので、視聴者を惹きつけるにはタイトルがポイントとなる。「今夜は家に帰らないで」、「うわきするお父さん」、「記憶が恋に質問した」、「誰も私を愛していない」、「謎の宝島」、「住宅改補修作業日誌」など、ちらっと聞いただけで何かありそうなタイトルが多い。

        ●傑作中の傑作『誰も私を愛していない』~ソ・ヨンヒ大ブレイクのきっかけに!

         『ドラマシティ』の作品はみんなそれなりにいい味を出しているので当たり外れはないけれど、その中でも傑作といわれているのが今年2月20日に放映された『
        誰も私を愛していない』だ。

         密室のようなオフィテル(1LDKでオフィスとしても住居としても利用できる賃貸マンション)で寂しく一人暮らしをする27歳の独身女性ファジン。最愛の彼に一方的に別れを告げられ、ますます内気な性格になってしまったファジンは、お隣に住む好奇心旺盛で同じく一人暮らしのおばあちゃんが唯一の友達という孤独な人生。そんな彼女にある日突然メールやバラが届くようになる。戸惑う彼女の前に現れたのは……。

         ファジン役のソ・ヨンヒは映画俳優で、出演作は「嫉妬は私の力」、「クラシック」、「マパド」など。これがドラマ初主演だったが、悲しそうな透明な瞳が魅力で、ドラマを引張っていく集中力があると絶賛され、この後すぐKBS週末ドラマとミニシリーズに抜擢され、「遅咲きの花」、「2005年もっとも注目すべき俳優」として連日テレビに登場している。








        誰も私を愛していない (※ 画像はすべてクリックで拡大)
        (c)KBS


        視聴!<ドラマシティ>

         『ドラマシティ』(KBS1、毎週土曜日夜11時~)を視聴するには、番組ページからタイトルをクリックすると、あらすじと56kbps、300kbpsのVODが表示されるので、視聴環境に合った帯域をクリックする。
         KBSについて詳しくは
        第2回:無料で楽しむ韓国ドラマ 入門編2<KBS>を参照。



        ●笑いと涙が程よく交差~女の子の成長物語『謎の宝島』

         5月28日放映された『
        謎の宝島』もかなり新鮮なストーリーで面白かった。

         誰もがもっている人生の謎について、子供の目線から探る展開なのだが、韓国ではまだタブーな「トレンスジェンダー」が登場したことでも話題になった。

         ショーパブの厨房で働くお母さんと二人暮しのおませな小学校5年生の女の子ヒョンギョンは、2階に住むまだ手術していないため体格は男そのもの、背は187センチ、軍隊まで行ってきたトレンスジェンダーのジェニーと仲良し。「どうして私にはお父さんがいないのか」、「どうしてジェニーは女になりたがるのか」、「どうしてうちにはお金がないのか」、人生の謎を解決していこうとする女の子の成長物語なのだが、笑える場面とジーンとくる場面が上手い具合に交差されていて、1時間があっという間に過ぎていく。再放送までしっかり見てしまったほど、とてもよくできたドラマだった。

         特にジェニー役のイ・ヨンジュはMBCホラーコメディ「アンニョン・フランチェスカ」で、いつもピンクレディー(フランチェスカと対抗する花札最強チャンピオンでピンク好きなおばさん)に殴られっぱなしの思いっきりバカなだめ息子役がすごく似合っていたので、『ドラマシティ』でのトレンスジェンダー役にはびっくり!! 彼も『ドラマシティ』での印象的な演技がきっかけとなり、デビュー6か月でドラマの花ともいえるMBCの新作ミニシリーズに抜擢された。








        謎の宝島
        (c)KBS


        ●韓国版「シックスセンス」~『住宅改補修作業日誌』

         3月13日に放映された『
        住宅改補修作業日誌』は、韓国版「シックスセンス」! これはすごかった。

         リモデリング専門業者「ハウスドクター」の社員ドギョンは、1年前に人が死んだと言われる家を訪れる。奥さんからの依頼で訪問したが、家には妻と別居中という主人ジンギュしかいない。彼はドギョンに「家を改造すれば家内は戻ってくるのでしょうか」と奇妙な質問をする。ドギョンは昼間でもブラインドを下げて真っ暗にした部屋に閉じこもり、妻が帰ってくるのを待ち続けるジンギュに興味を抱く。そして、1年前にその家で殺された浮気相手とジンギュの妻の秘密が明かされていく。

         最後の5分間、大どんでん返しが待ち構えているが、まったく予想もつかないほど台本がとてもよかった。シックスセンスと同じようなパターンだが、ドギョンの存在にまでも隠された秘密があったとは驚き。視聴者からは続編やシリーズとして製作してほしいとの意見が多かったが、『ドラマシティ』は実験的なドラマをどんどん紹介することを目的にしているため、続編はなかった。

         このドラマは、ホラー映画「女高怪談」のおばけ役で注目され、今ではドラマ・映画・ラジオと大活躍しているチェ・ガンヒが主演。チェ・ガンヒは生放送なのに急に沈黙したり、出演者とのトークに夢中になりCMが始まるのも忘れてしまったり、のほほん~としたパーソナリティーとしても人気急上昇中。現在はキム・ミンジョン、シム・ジホと一緒にMBC水木ドラマ「離別に対処する我々の姿勢」に出演中。








        住宅改補修作業日誌
        (c)KBS

         『ドラマシティ』は、有名歌手や映画スター、お笑いスターのドラマ初出演作によく選ばれるほど、とても評価が高い作品ばかりが放映されている。また新人の演技力を試す舞台にもなっている。短編なので時間をかけて製作し、細かい部分までチェックされるので、『ドラマシティ』の主演になれた新人は必ず成功するとも言われているほどだ。

         モデル出身やマルチタレントらのどんちゃん騒ぎが売り物のドラマがMBCの『ノンストップ』だとすると、『ドラマシティ』は本格的に演技を始めたい新人のステップアップコースという位置づけだ。

         先週は、バラード歌手で日本でも9月にシングルアルバム「送歌」を発売するイ・ギチャンが主演の70年代学生運動時代の物語だったし、今週8月20日にはCMで人気の若手俳優らがどっさり出演する「夏、離別物語」が放映される予定だ。

         『ドラマシティ』は俳優だけでなく、作家の登用門として毎年脚本を公募している。毎年3,100件以上の応募があり、3~4編が選ばれ年末特別ドラマとして放映されるので、こちらもお楽しみに。


        By-
        RBB TODAY : 趙章恩の現地直送「韓ドラ事情」 Link

        サムスン電子の究極の青田刈り [2006年11月21日]

        2007年から韓国の私立大学2校に携帯電話学科が新設される。サムスン電子は96年からサムスンが財団になっている「成均館(ソンギュングァン)大学」と提携し、2007年1学期から水源(スウォン)キャンパスで携帯電話学科大学院を設立運営することにした。毎年修士課程40人、博士課程12 人を募集する。7~11月行われた選考では1次12人募集に99人、2次28人募集に266人が志願し、9.1の倍率となった。他の学科に比べ5倍近い競争率となった。

        合格すれば授業料免除、生活補助、卒業後の就職も保証


         ものすごい競争率の秘密はサムスン電子の破格な優遇にある。合格さえすれば授業料全額免除、毎月100万ウォン以上の生活補助費が支給され、卒業すればあの憧れのサムスン電子情報通信総括に入社、携帯電話関連研究開発(R&D)の業務を任されることになる。サムスン電子は大卒新規採用の給料が高いことでも有名で、キャリアのSKテレコムと並び、最も入社したい企業の1、2位を争っている。サムスン電子の携帯電話は「Anycall」というブランドで販売されている。8月には世界で初めて4Gを発表するなど、技術開発力を強化している。韓国国内では、高品質高価格路線が成功し、他の携帯より2倍はする値段にもかかわらずシェア1位をキープしている。中国でもAnycall携帯が富裕層のステータスのようになっていて、コピー携帯もかなり出回っているそうだ。


         これだけの待遇だからやはり入学試験はサムスン入社試験よりも難しかったらしい。書類審査、教授面接、サムスン職務能力試験(SSAT)、サムスン電子面接の 4つの関門を突破しなくてはならないが、特に面接とSSATは新入社員面接と同じレベルで、大学での成績がオールAで、TOEICで満点を取った人も落ちたほどだ。


         携帯電話学科は、Human Interface、Connectivity、Embedded Software、Mobile Platform、Mobile Healthの5つの研究グループで構成される。チェ・ヒョンジン携帯電話学科長は「部品の製造方法ではなく、どのような組み合わせで最高の携帯電話を作れるのかというシステム技術を研究する大学院。研究だけに没頭できるようサムスンも学校も支援を惜しまないつもりなので、その分携帯電話狂いともいえるレベルの高い学生が集まってほしい」と述べた。サムスン電子のシニア研究員や役員も各研究グループ別共同指導教授として参加し、選考から論文選定、審査、進学、就業指導を担当する。カリキュラムの詳細な運営などすべてをサムスン電子と大学側が協議して決めることになる。また学生らは在学中からサムスン電子のプロジェクトを遂行することからも、現場と大学教育の距離を幾分縮められるのではないかと期待されている。


         韓国でも学科名から「携帯電話学科」と名前がついたのはこれが初めて。去年246億ドルの輸出を記録した携帯電話は韓国全輸出の8.6%、IT関連輸出の22%以上を占める主力産業だが、今まで専門の人材を育成する大学はなく、電気・電子、電算、機械、コンピューター専攻など多様な分野から採用してから時間と費用をかけて再教育しなければならなかった。


        会社の機密資料も教材に


         サムスン電子と成均館大はサムスンが財団になった96年、半導体システム工学科を新設している。博士クラスの研究員が講義に参加し、即戦力のある人材養成に力を入れ、画期的な産学協同カリキュラムと評価されてきた。会社の機密資料が教材として利用され、3年生からは現場実習もする。卒業後はサムスン電子入社が保証され、授業料、教材費全額と生活費が支援された優遇策は韓国では初めて。その魅力に引かれて、全国から秀才が集まり、合学者一人一人がマスコミに紹介されたほどだった。成均館大は「企業に牛耳られるみっともないサムスン大学」と嫌がらせをうけたこともあったが、今ではサムスンの惜しみのない支援のおかげで全国から成績上位3%以内の優秀な学生が集まる名門大学へ成長できた。


         サムスン電子は成均館大のほか、全国の名門大学14校と情報通信トラック(Track)を組み、授業料全額支援で優秀な人材を優先的に確保している。さらに、工学部を対象に3年生までにサムスン電子が要求する教養科目と、4年生の1年間はコンピューター通信ネットワーク、コンピューター通信システムといった「情報通信トラック科目」の中から2科目以上単位を取った学生を採用で優先する。これは、年間1000人以上の学生が対象となっている。


         一方で、サムスン電子は各大学に教科課程開発費2億ウォン、機材費2億ウォンに、毎年追加で4千万ウォンずつ5年間で2億ウォン、機材交換費1億ウォン、合計5年間7億ウォン(約9000万円)を支援する。大学別成績優秀者20名には1年間1000万ウォンの奨学金を支給し、入社が保証する。サムスン電子情報通信総括は年間2000人を採用しているが、2007年からは情報通信トラックの卒業生から60%ほどを採用する計画だ。これだけの労力をかけることで、サムスン電子としては自社のニーズにぴったりあった人材を大学からオーダーメイドのように供給をうけるわけだ。


         さらに、サムスン電子は人材確保先を広げようとしている。これは次回、ご紹介しよう。

        (趙 章恩=ITジャーナリスト)

        日経パソコン

        -Original column
        http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061121/254329/

        プロゲーマーは芸能人より人気? [2006年11月14日]

        前回はプロゲーマーの徴兵問題を取り上げた。今回は、韓国におけるプロゲーマーの存在感の大きさを改めてご紹介したい。韓国のプロゲーマーは80年代に人気を集めた日本のファミコン名人とは全く違う存在だと思っていい。NYタイムズは2006年10月7日、オンラインゲームに熱狂する韓国の様子を紹介しながら、「イム・ヨファンのような有名プロゲーマーはニューヨークヤンキースのデリック・ジータのような人気者」、「韓国でStarCraftを知らないのはアメリカでプロフットボールチームのダラスカウボーイを知らないのと同じ」と報道した。(韓国ではデリック・ジータって誰?って反応だけど)

        大手企業がプロゲームチームを運営


         9月現在韓国Eスポーツ協会に登録されているプロゲーマーは260人を超えている。大手企業がスポンサーとなっているプロゲームチームは11もある。三星電子は「カーン」、キャリアのSKテレコムは「T1」、KTFは「MagicNs」といったプロゲームチームを運営している。リーグ戦での優勝は企業の売上とイメージに直結する。このうち、プロチーム所属している選手は180人程度で、平均年齢23歳、年俸2億ウォン(約2500万円)は下らない。


         プロゲーマー企業の役員向けミーティングや大学で行われる特別講演の講師としても、その情熱と勝負に対する執念をテーマに話してほしいと引っ張りだこだ。デパートのチャリティーバザーでも芸能人よりプロゲーマーが特別招待されることが多く、小学生の間では医者と弁護士を追い越し、憧れの職業1位にまでなった。彼らは一日10時間以上も練習を重ね、ゲームを徹底的に研究し、パソコン用ゲームの開発にも参加している。


         プロゲーマーの人気を自治体の活気につなげようとするところも少なくない。釜山市は2004年世界大会であるStarCraft決勝戦を誘致し、 10万人の観客動員に成功した。オンラインゲーム都市というイメージも獲得できた。オンラインゲーム対戦専用競技場を設立しようとする自治体も多く、ソウル市は先月、韓国における秋葉原のような場所である竜山(ヨンサン)にオンラインゲーム競技場をオープンし、前回紹介した、プロゲーマー、イム・ヨファン選手の入隊前、最後のファンミーティング会場として公開した。


         プロゲーマー第一世代として歴史に残る人物となったイム選手は「プロゲーマーという夢を与えてくれた選手」として評価されている。「ゲーム狂いの引きこもり」、「オタク」、「社会的落伍者」といった偏見を跳ね返し、プロゲーマーの重要性を韓国のみならずアメリカ、ヨーロッパ、中国、台湾など世界に向けてアピールし、スターになった。彼の影響で所属チームのスポンサーであるSKテレコムは年間200億円(約25億円)の広告・マーケティング効果を達成しているとの分析もある。ファンクラブやキャラクター商品、出版物を入れると規模は更に倍増する。


        次なるスター発掘へ


         7年間、韓国初、世界初の記録を更新し続けたイム選手は、「健康な体で軍に行ける私は幸せ者。軍を除隊して30代になってもプロゲーマーとして現役であり続けたい。大学院で勉強を続けプロチームの監督もやってみたいし、国産ゲームの開発にも携わってみたい」、「プロゲーマーほど競争が激しく自己管理が厳しい世界もない。私はゲームのために彼女と付き合うことも、大学生としての生活も諦めるしかなかった。これぞ自分が進むべき道と思った以上すべてをかけないと夢は叶えられない」とファンにメッセージを残した。


         オンラインゲーム業界では早速イム選手に次ぐスター発掘に取り掛かっているが、まだこれといった選手の名前は出て来ない。だが260人もいるプロゲーマーの中から新しいスターが誕生するのは時間の問題かもしれない。


         またStarCraft中心だったオンラインゲームのリーグ戦も韓国産ゲームであるNEXON社の「カートライダー」というレーシングゲームに広がっている。「カートライダー」はかわいいキャラクターのせいか小学生に人気のオンライン対戦ゲームなので、大会では小学校低学年の参加も目立っている。小学生がプロゲーマーなんて日も遠くないみたい。それなら徴兵問題もなく、長く選手としていられるからかえっていいかもしれない。

        (趙 章恩=ITジャーナリスト)

        日経パソコン

        -Original column
        http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061114/253553/

        オンラインゲームではなくeスポーツ!盛り上がるのはスポーツよりゲーム観戦

        添付画像G★2008をはじめ、韓のゲム展示に欠かせないイベントはやはりプロゲマの試合観戦である。オンラインゲムの対戦は、「eスポツ」として1年を通してリが行われているほどの盛り上がりようだ。


         


        プロゲというと、日本ではどうしても一昔前の「高●名人」を思い出す方が多いようだが、韓のプロゲは全く趣きが違う。



        違いの一つとしてまず
        げられるのが、年が若いこと。10代後半から~20代前半という若さに、何故かジャニズのアイドルを連想させるようなイケメン揃い。賞金やイベントCM出演等による年俸は、弁護士に負けない億位(日本円で年1500万円ほど)、F1レのような格好いいユニフォムに身を包み、追っかけファンを抱えたまさにアイドル集なのだ。
         


         G★2008最後の日、ゲ達を熱狂させたイベントが行われた。韓で唯一の女性プロ添付画像「ソジス」と一般客が戦争シミュレションネットワクゲム「スタクラフト」で対戦できるという夢のようなイベントがそれ。彼女が行くところならどんなに遠いところでも援にけつけてくれる追っかけファンを始め、子供や女性も彼女のプレイに興味津な目を向けて観戦した。


         


        対戦はガラス張りのブで行われ、周はすごいの人!人!人! 彼女を一目見ようと押すな押すなの大行列が出るほど。棋倒しが危ぶまれるまでの人だかりは、にいた客が一に集まったことによるものだ。 



         
        ジスは、2002年にプロになり、STX SouLに所。グラビアアイドルのようなかわいい添付画像顔とすらっと伸びた手足で、男性ゲを虜にするプロゲである。何があってもめげずに努力するキャラとして、女性ゲにとっても憧れの存在となっている。女性の部での優勝経験はあるものの、全体のリでの優勝経験はまだなく、2軍生活も余儀なくされていた。しかしその情熱とチャレンジ精神は高く評され、2008年10月に韓女性新聞が選定した「2030女性希望リ20人」の一人にも選ばれたほど。


         


        「女だから」という考えに捉われず、新しい分野を切り開いたソジスは、ミニスカトのユニフォムを着せられ、ゲというよりもかわいい女の子としてチヤホヤされることを悲しいと感じているようだ。「女性プロゲではなくプロゲと呼ばれるまでがんばる」のが面の目標だという。


         


        ジスはスタクラフト部門では唯一の女性プロゲであるが、その他のゲムには女性だけのプロゲも登場している。プロゲ同士で結婚に至るケスもあるほどだ。 



        添付画像 
        のオンラインゲ対戦は、10月からリが始まり、5ラウンド行われる。1ラウンド を5~7週にかけて12のゲ総当たりが行われるため、選手の体力管理も重要な鍵となっている。



        8月には釜山で決勝が行われる。釜山のグァンアンリ海水浴場には野外特設舞台が設けられ、2万人を超える
        客が集まる。韓の高校生の間ではサッカと並ぶ人スポツとして「eスポツ」があげられるほどだ。



        2007年からは「大統領杯アマチュアeスポ
        ツ大」も開催されており、ここで優勝したゲは、プロゲやゲム業界にスカウトされることが多い。


         


        プロリグが開催されているゲムタイトルはであるが、なかでも最も人なのはやはり「スタクラフト」。個性的な特を持つ3つの部族とえ切れないほど豊富なマップの組み合わせにより、予測がつかない術で次に敵を倒していくプロゲ達の熱いいぶりは、見ていてとても持ちよい。手の動きが見えないほど素早くマウスとキドを使って兵力をコントロルするところは、まさに神業としか思えず、一見の値ありといえるだろう。


         


        そして、イベントを盛り上げてくれるのが、ゲムの況を中する解者とアナウンサの絶妙なコンビネション。これが、笑いあり驚きありの手に汗を握る観戦を視者にもたらしてくれる



        特の言い回しと伝説的な名言をしている解も生まれるほどで、サッカや野球、格技を見るのとあまりわらない感だ。


         


        には、24時間、オンラインゲ対戦の中門とするケブルTVチャンネルがあり、地上波放送局でも金曜日の夜はオンラインゲ対戦の名場面を紹介したり、プロゲのインタビュを放映する番組があるほど。オンラインゲムもスポツの一つとして、「eスポツ」という確固たるジャンルを構築しているのだ。


         


         


        次回は知れば知るほど面白い韓のプロゲム集とプロゲ態をご紹介します!


        By.趙章恩



        Original report (@niftyゲム)
        http://game.nifty.com/cs/column/detail/090105118805/1.htm

        韓国プリンタ市場 家庭用LBPでヒットを連発(2007年1月15日 掲載)

        三星が最下位からトップシェアに躍進


         




        【ソウル】韓では、フォトプリントとわらない格で、コピFAX、スキャナとしても使える小型複合機が人を集めている。これまでシェアが最も低かった三星電子は、家庭用カラプリンタ(LBP)複合機でヒットを連2006年ではシェア1位にまで登りつめた。



         昨年9月に三星が
        り出した「CLP-300」は、1か月で4000台以上がれた家庭用複合機。39×34.4×26.5㎝、重さ13.6 ㎏の小型で「机の上において使える、音も少なく使い方もトナ交換も超簡」と宣している。本体には電源ボタンしかなく、すべてPCにインストルしたプログラムを利用して操作するようになっている。フォトプリント機能も充していて、1枚の紙に複写真を小さく集めてプリントしたり、1枚の写真を複の紙にプリントして大きなポスタにできる機能が評されている。消耗品であるトナ1000枚ほどをプリントアウトできる量で、1色あたり4万ウォン。インクジェットに比べ、それほど高くない点を調している。


         


         三星はHPが世界最小型を発売してから2週間後、さらに小型サイズの「CLX-3160FN」を投入するほど「最小型」にこだわる。今後は、企業用プリンタ市場にも集中する計で、12月にり出した企業用A4サイズ「SCX-6345N」の印刷速度は1分43枚、面プリントも1分42枚と超高速。初心者向けのタッチパネルをつけて、最初の1枚が出力される時間を8秒から5秒に短縮した。


         


         韓IDCの調査によると、06年韓市場における小型LBP複合機の市場規模は約2500台、前年比54%の成長だ。07年は4000台、2010年には約1万台にまで急成長する見みで、三星電子のほかにEPSON、HP、キヤノンコリアの競が過熱している。韓HPは大手企業には統合出力管理サビスを展開、SOHOや中小企業には安い管理費用で対応する略で、市場大を狙っている。


        趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



        BCN This Week 2007年1月15日 vol.1170 載]  Link