地上波放送のリアルタイムIP再送信開始、IPTV商用化で何が変わる?

2008年12月12日、韓国では大統領まで参加した「IPTV商用化記念式」が大々的に行われた。「Power On IPTV Power Up Korea」をスローガンに、通信と放送業界からも1200人近くが参加し、お祭り騒ぎでIPTVの商用化を祝った。

 2004年、IPTVは放送なのか通信なのかの論争が始まってから、5年かけてようやく決着がついたといったところだ。IPTVは放送でもあり通信でもある融合サービスなので、特別法で管理しましょうと決まったのが2007年12月。その後、施行令制定やコンテンツ需給契約にてこずり、2008年11月、ついに放送局ではなく通信会社が提供するIP経由の放送が始まったというわけだ。


 「IPTVは通信と放送の融合を象徴するサービス」、「白黒テレビがカラーになった時以来の衝撃的な放送の変化」、「1998年ブロードバンドが韓国の経済を救ったように、この不況もIPTVという融合サービスで乗り切れるだろう」と大騒ぎしているが、IPTVの商用化で国民の生活は何が変わるのだろうか。


 韓国最大手通信会社のKTは11月、真っ先にIPTVを商用化した。


 放送局やコンテンツ会社と契約を結び、IPTVから地上波放送、VOD、ショッピング、オンラインバンキング、株取引、電子申請、ゲーム、携帯電話へSMS送信、ネット検索、カラオケなどを利用できるようにした。33チャンネル+8万5000件のVODが揃っている。


 人気ドラマの再放送もパソコンからではなく、テレビから見たいときに見れるようになり、最新映画もDVDより早くIPTVで公開される。大ヒットハリウッド映画「ダークナイト」は12月5日からKTのIPTVでVODサービスが始まった。テレビショッピングも電話注文ではなくリモコンですぐ注文できるようになった。

KTはIPTVの魅力である「双方向性」と韓国国民の最大の関心ごとである「大学受験」を合わせて、有名予備校の講義を全国どこでも利用できる「TV家庭教師」も、映画やドラマ以上の目玉コンテンツとして勝負している。

 問題はケーブルテレビ業界の反発がまだ収まらないこと。


 韓国は難視聴地域が多く、ケーブルテレビに加入しないとテレビが映らない。


 そのため、全世帯の84%がケーブルテレビに加入しているほどだ。ケーブルテレビは地域独占営業の代わりに、全国を77放送圏域に分けられ、圏域の5分の1以上で兼営してはならないという規制があるが、IPTVは全国放送が許された。ケーブルテレビ業界は、「IPTVは新しい需要を生み出すビジネスではない。ケーブルテレビ加入者を奪うだけだ。地域単位の営業しかできない中小規模のケーブルテレビが大手企業であるIPTVに勝てるわけがない」と猛反発。韓国政府はケーブルテレビの規制を緩和することで、なんとか怒りをなだめている。


 しかしケーブルテレビの利用料金は安く、70チャンネルほど利用できて、月200~300円しかしない。IPTVは利用料とセットトップボックスレンタル料で月1500円以上はする。この不景気の中、機能がてんこ盛りで料金も高いIPTVよりは、テレビさえ見れればいいので値段の安いケーブルテレビで満足という人の方が多いかもしれない。


 それに、IPTVは機能が多すぎてリモコンの使い方がわからない、頭が痛くなるという苦情もしばしば。IPTV事業者は料金割引競争、コンテンツ確保競争に続いてリモコン開発競争に突入した。リモコンでボタンを押すだけで、テレビも見れて、いろんな映像も楽しめて、ネット検索もできるからパソコンもいりません、と宣伝している。


 私自身、「これは便利!」と一瞬加入したくなったのだが、よく考えてみたらリモコンの主導権はお母さんにあり。だから子供の教育にも使えるのがIPTVだと宣伝しるわけだ。


 IPTVのバンドル販売でなんとか加入者のARPUを高めたい通信会社であるが、法律や制度の壁よりお母さんの壁の方が高いかもしれない。全通信会社のIPTVが出揃う2009年1月が楽しみだ。


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン
2008年12月17日

-Original column

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20081217/1010611/

韓国 KT、高速通信のデュアルモデム発売(2007年3月12日 掲載)

ビス域外で再接の不便さ


 


 


 


【ソウルKTは3月5日、WibroとHSDPAの方が使える統合 USBモデム「iPlug Premium」を発売する。



 KTのWibroは4月からソウルと首都
でサビスが開始され、KTFのHSDPAは3月から全ビスされる計なので、このデュアルモデムを使えば全どこでも移動しながら高速インタネットに接できる。


 


 KTのWibroはデタ送信速度がHSDPAに比べて早く、存の無線インタネットより最大4倍の速度で移動しながらもノトパソコンやPMP(ポタブルマルチメディアプレイヤ)、モバイル端末からネットを利用できるし利用料金も安い。しかし、カバレッジがソウルと首都一部地域に限定されているのが難点だ。このデュアルモデムなら、Wibroサビス地域以外のところではHSDPAでアクセスできるため、移動中どこでも高速でインタネットが使いたいビジネスマンや大生が主に利用すると見まれている。


 


 しかし、今回KTが発売したモデムはWibroとHSDPAそれぞれのチップを使っているため、Wibroサビスカバレッジから離した場合、HSDPAに再接しなければならない。


 


 KT側は「WibroとHSDPAのハンドオはまだ技術討段階で、発売開始時期は明確ではないが、Wibroはソウルと首都で、HSDPAは全で利用できるためサビス利用に大きな不便はないはず」としている。



趙章恩(チョウ
チャンウン=ITジャナリスト)


 


 BCN This Week 2007年3月12日 vol.1178 載]  Link


 


 

三星電子 世界市場でテレビのシェア1位を獲得(2007年3月12日 掲載)

生産開始から34年で達成




 


【ソウル】三星電子は2006年の世界テレビ市場でシェア1位を獲得した。上金額と販売数量の方ともの1位である。三星という自社ブランドで白テレビを生産して以34年を過してのことだ。72年11月、三星電子は日本メとの合弁によって三星ブランドで白ブラウン管テレビを生産し、77年には韓で初めてカラテレビをつくってパナマに輸出した。その後、三星電子のテレビ事業は展をけ、98年には世界で初めてデジタルテレビの開に成功した。



 白
テレビは先進より約60年、カラテレビは約30年れて生産が始まったが、デジタルテレビ以降は世界市場を主導していると、三星電子は自負している。


 


 ディスプレイサチによると、液晶とPDP、ブラウン管を含む全テレビ市場で、三星電子は06年全販売数量シェア10.6%、上規模でも14.2%のシェアでソニLG電子などの競合社をいて1位を記た。販売数量シェアではLG電子が9.8%で2位、TTE9.4%、フィリップス6.8%、ソニ6.2%の順だった。上金額シェアではソニ11.3%で2位、LG電子8.6%、パナソニック8.5%、フリップス8.3%の順だった。


 


 特に急成長している液晶テレビ市場でも販売数量シェア13.4%とフリップスとソニを追いいて初めて1位になった。だが、上金額シェアではソニ16%で、三星電子15%とシャ11.5%をいて初めて1位を獲得した。


 


 三星電子は今年、液晶PDPなど壁掛けテレビを1400万台、プロジェクションと薄型テレビ1000万台など計2400万台を販し、世界市場1位を守るのを目標としている。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)


 


 


 BCN This Week 2007年3月12日 vol.1178 載] Link

T-OMNIA、不況下に携帯電話の価格が史上最高額更新ってどういうこと?

日本も韓国も、世界中が不況だ不況だと嘆いているこの時期に、韓国ではサムスン電子の携帯電話新機種が史上最高額を更新した。

 その主人公はサムスン電子のT-OMNIA。 4GBが96万8000ウォン(約6万4000円)、16GBが106万8100ウォン(約7万1000円)という低価格ミニノート(ネットブック)よりも高い価格設定!T-OMNIAはサムスン電子、韓国の最大手キャリアであるSKテレコム、そしてマイクロソフトが提携してこの世に送り出したスマートフォンの最高傑作、という広告通り、発売初日から予約なしでは手に入らないすごい勢いで売れていった。OMNIAとはラテン語で「Everything」という意味で、TはSKテレコムがキャンペーンを行っている3Gのブランド「T life」を合わせてT-OMNIAにした。





3.3インチの液晶にWindows Mobile 6.1搭載、50種類のウィジェット、動画再生にナビゲーションにパソコンのような文書作成なども楽にできる。韓国最大ソーシャルネットワークサイトのCyworldがSKテレコムの子会社であるだけに、T-OMNIA向けCyworldも提供している。7.2Mbpsの3GとWi-Fiが使え、衛星DMB(モバイル衛星放送)、GPSも搭載している。携帯電話で撮った写真を無線でテレビに送信して表示できる機能、なんていうのもついている。

 100万ウォンというと、中小企業に勤める新卒社員の1カ月給料が100万~150万ウォンなので、その全額もしくは3分の2に当たる金額だ。韓国統計庁のデータによると、2008年4~6月期の30代共働き夫婦の月間所得は246万9000ウォンに過ぎない。


 一体誰がこんな高い端末を買っているんだろうか。ちなみに、韓国のマクドナルドやコンビニの時給は3770~5000ウォンなので日本円で約226~320円、最低賃金ぎりぎりしかもらえない。韓国にフリーターという職種が存在しないのも納得できるだろう。時給5000ウォンで生活もして、なお100万ウォンの携帯電話を買って電話料金も払って、なんていうことは到底できない。それにもかかわらず、メーカーは80万ウォン、90万ウォン、100万ウォンとどんどん端末の値段を吊り上げているのはどうしてなんだろう。


 不況だからこそ、ある程度所得に余裕があって消費ができる裕福層向けの製品に集中するしかないという戦略なのかもしれない。BMWのNEW7シリーズを購入するとT-OMNIAがついてくる裕福層を狙ったマーケティングをしているのを見ると、不況下のメーカーは、誰にでも好かれる安い商品よりも、お金を持っている人に好かれる商品を作るべきなのかもしれない。またこの頃の新機種はほとんどがスマートフォン。そのために携帯電話の値段が高くなったこともあるのだが、これも不況と関係があるそうだ。


 欧米ではリストラが進み所得が減ったビジネスマンたちが、インターネット接続料にパソコンに固定電話にと、色々使っていたのを全部やめて、スマートフォン1台だけにしているという。だから、不況下こそスマートフォンが売れるのだとか。本当だろうか?欧米ではiPhone 3Gにしたって安いから売れているんじゃないか!韓国ほど高くないぞ!と突っ込まずにいられない。


 もちろん、番号移動制度を利用してキャリアを変え、機種変更すると補助金がもらえるので、100万ウォンの端末でも70万ウォンぐらいで購入できる方法もある。でもまだまだ高い。ちょっと不便でもスマートフォンよりネットブックを買ってWibro(モバイルWiMAX)に加入し、インターネット使ってスカイプで通話すれば、もっと安く済ませられる。


 しかし、SKテレコムによると、10月に売れた端末の25.9%が60万~90万ウォンのスマートフォンだったという。サムスン電子のHapticフォンやパンテックのプレストフォンも液晶がとてもきれいで使い勝手のよいスマートフォン、なかなかのものだ。実物を見ると、ちょっと無理をしてでも買ってしまいたくなる。


 大学生の中ではT-OMNIAを買ってノートパソコンやネットブックの代わりにするという使い方もあるようだが、韓国でいよいよ!そろそろ!と何度も噂されているiPhone 3Gが発売されれば、T-OMNIAの運命も変わるかも、なんていじわるなことを考えてしまった。iPhone3Gが韓国で発売されれば携帯電話の端末も安くなるだろうに。まだかな~まだかな~。



(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン
2008年12月10日

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20081210/1010430/


 

ネットを通じて警察が市民の力を借りるコミュニティー「犯罪狩人」 [2007年3月13日]

前回、ネットでの書き込みから風俗店が摘発されたケースや、ネット利用の痕跡から犯人を追跡するという韓国での犯罪捜査を紹介した。このほかにも一般市民が参加して犯罪捜査のための情報を集めているサイトもある。

 市民警察が活躍する犯罪捜査コミュニティーの代表格は「犯罪狩人」だ。「犯罪狩人」コミュニティーがオープンしたのは2000年5月、警察と市民がより近い存在になることを願った現職の刑事であるイ・デウ警衛(日本では警部補)が大手ポータルサイトDaumの中のCaf醇P(誰でも自由に作れるコミュニティー)にコミュニティーを立ち上げた。担当している事件の内容や捜査過程も公開し、市民の参加を呼びかけた。会員になると最初は「市民」、コミュニティーでの活動によって「おまわりさん」、「警長(日本では巡査長)」、「警衛」、「捜査チーム長」などとレベルが上がり、クリックできるコンテンツの数も増える。コミュニティー運営者のイ・デウ警衛は「捜査本部長」と呼ばれている。


集積するクチコミ情報が捜査の糸口に


 「犯罪狩人」がきっかけとなり、解決できた事件は2000年から今まで数え切れないほどある。大活躍しているといっても過言ではない。偽ウィスキー、芸能人の大麻事件、運転免許偽造団など社会を驚かせた犯罪も多数含まれている。コミュニティーの会員らは目撃談、犯罪記事や地域新聞の記事、犯罪の可能性がある巷の噂などを書き込む。これを運営者であるイ・デウ刑事はもちろん他の刑事たちも捜査の参考にし、時には何気ない書き込みが決定的な捜査の糸口になることもある。


 この「犯罪狩人」が有名になったのは「現場体験」を始めてから。現場体験とは年に数回イ・デウ警衛の指導の元、会員も一緒に犯罪発生した地域に出向き捜査をしてみたり、どうやって犯人を捕まえることができたのかの経緯を聞き、刑事になった気分を味わったりできるというイベントだ。


 最初は民間人を事件現場に連れてくるとは何事だと警察内部での反対が大きかったそうだ。でも、コミュニティーのおかげで事件が解決した実績が出てくると、積極的に他の刑事たちもコミュニティーを支援するようになってきた。現場体験に同行したり、オフラインの親睦会に参加し犯罪捜査のこぼれ話を披露してくれたりしている。現場体験を始めてから会員数が急激に増え、2007年3月2日現在、4万人を超えている。会員の年齢も小学生から60代まで幅広い。


 犯罪現場に行けるというスリルからコミュニティーの存在が口コミで広がったのもあるが、イ・デウ警衛がTVの警察ドキュメンタリー番組に出演し、絶対にあきらめない捜査で犯人を次から次へと捕まえる姿に魅了されファンになった人がコミュニティーを探し当てたというケースもある。「犯罪狩人」の影響で警察官になった会員も20人ほどいるとか。


 「犯罪狩人」が有名になってくると、事件の容疑者も会員登録し、自分のことが話題になっていないか確認することもしばしばあったそう。捕まえてみたら「実は僕も会員です」と告白する犯人が何人もいたとか。


 日本では、Winnyを通じて捜査情報が流れた事件が大問題になっていた。犯罪狩人のケースをみると、犯罪捜査というきわめて機密性が高い案件であっても、ネットの上での情報の流し方をきちんとコントロールできていれば、有益な結果を得られることがよく分かる。でも、何より、このコミュニティーに集まる人たちの良心を基本的に「信じる」というスタンスに立ったことが、犯罪狩人が成功した大きな理由と言えるだろう。


(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070312/264533/

ある風俗店が摘発された理由 [2007年3月6日]

先日、韓国の新聞は一斉に日本のイメクラを真似た風俗サービスの取り締まりに関する記事を掲載した。この記事を読んでいてすごい!と思ったことがある。それは、この店が見つかっただけで年間190億ウォンの売上(日本円約24億円)をあげていたとか、弁護士・医者・教授・軍人など10回以上この店を利用した常連100人も「性売買処罰法」により不拘束立件されたことではなく、この店が取り締りの対象になったきっかけはポータルサイトの掲示板やブログに掲載された「体験談」だったということだ。この体験談を見てやってきた客も多かったらしい。性を買うのも処罰の対象なので「接待のために入り口まで行っただけ」と主張していた人も、ブログが証拠となり立件されたという話まであり、思わず笑ってしまった。

直接会う前に相手のSNSやブログをチェック


 日本でもいずれそうなると思うが、韓国では合コンや面接の前、その人のSNSやブログをチェックするのが当たり前のようになっている(韓国最大SNSのCyworldは名前と生まれた年度が分ればその人のHOMPY(ブログ機能に加えて、掲示板や画像公開機能などがついた個人用ホームページ管理システム)を検索できる)。そのため、ネット上にはオフラインとは違うもう一つの自分を作り上げる人が増えているが、まだ率直に書く人もいるんだな~と感心してしまった。


 自由に自分のことを書き込める日記のようなものがブログのはずなのに、人の目を気にしないといけないのは悲しいが、率直に書きすぎるのも考えもの。欧米でもブログの書き込みが発端となり解雇されたり訴訟になったりするが、韓国も例外ではない。ただ、風俗体験談を書き込み、その結果、法律違反で立件されつというのは世界でも珍しい事件だろう。


 国民総背番号制度が導入されているいうこともあるが、IT強国らしく、韓国では犯罪捜査の基本としてインターネットのモニタリングが行われる。特に重要なカギになるのはIP追跡で、容疑者の名義で会員登録されたウェブメール、オンラインゲームなどのIDを確認し、いつどこでアクセスしたのかIPアドレスを追跡し居場所を突き止めることが多い。


整形してもネットからの追跡で「御用」のケースも


 20~30代の容疑者はよくPCバン(日本でいうところのインターネットカフェのようなスペース)でチャットやゲームの途中、IPアドレスを追跡され逮捕されたりもする。警察は容疑者がよく利用するサイトを調べ、その会社に「通信事実確認許可書」を提出し、資料を提出してもらっている。2006年も完全犯罪を実現しようと顔を別人に変える整形手術までした詐欺容疑者がIP追跡で捕まった。容疑者の住民登録番号で会員登録されたIDのIPアドレス追跡で居場所を突き止め、本人確認のため住民登録票を作る際に捺印した指紋と照会して逮捕できたという事件だった。


 一時期、オンランショッピングやオークションの代金騙し取りやオンラインゲームでのアイテムハッキングなど、ネットは犯罪の溜まり場のようなイメージが強かったのが確かだ。自殺コミュニティーが次々見つかり、ホームレスの名義で加入した携帯電話と通帳を犯罪目的で売買したり、「一緒に強盗やりませんか」というコミュニティーまで登場したりして人々を呆れさせた。


 ところが、同時に犯罪を捜査する刑事ごっこができるコミュニティーも登場して、実際に、犯罪捜査の役立っているケースもある。詐欺にあった被害者達が警察の捜査を待ちきれず、コミュニティーを開設して情報を集め犯人を追いかけることもよくある。


 ネットに限らず、新しく登場した技術に関しては、負の側面が大きく報じられるのはどの国も同じだろう。でも、実際には、プラスの側面も多い。そうでなければ、こんなに普及するはずもない。犯罪捜査を巡るネットの活用も、その一例だといえるだろう。

(趙 章恩=ITジャーナリスト)

日経パソコン

-Original column
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070306/263946/

不況にあえぐ韓国、輸出の頼みはオンラインゲーム産業?

しい不況に突入した韓では今年の冬、ミニスカトと赤い口紅がれているという。ほかにも、街のくじり場や競馬、韓人の出入りが唯一許されている江原道のカジノのり上げが10~13%ほど伸び、不況の象として語られている。職を失った人たちが一攫千金を狙って最後の賭けに出ているようだ。


 


 米国発の金融危機の影響は韓も避けて通れない。日本では派遣社員や契約社員の突然の解雇や定取り消しが問題になっているが、韓では大量解雇なんてもうニュスにもならないほど頻繁に行われている。企業経営者は「この不況こそは首切りをせず、みんなで苦痛を分かち合ってり切りたい」などと話しているが、家計はどんどん苦しくなるばかりだ。


 


 


■無職世16%に ハイテク輸出も急減


 


 韓統計のデタによると、2008年4~6月の30代共き夫婦の月間所得は246万9000ウォン、日本円で約18万円に過ぎない。しかし韓人の生活水準は日本とわらない。物も円高で安く見えるだけではそれほどわらないのに、所得がこれしかないとは驚いてしまう。さらに、同期間中、世主が無職であることを意味する無職世率は前期比0.56ポイント上昇し、史上最16.13%に達したそうだ。このままでは貧富の差が開きすぎてしまう。雇用をなんとか維持する方法はないのだろうか。


 


 どんな不況下でもサムスンやLGといった韓の大手企業はそこそこ利益を保っている。サムスン電子は年間輸出534億9500万米ドルを突破し、12月2日の「貿易の日」記念式典で、韓企業の中では初めて「500億ドル輸出塔」を授された。「輸出塔」は1973年から始まった政府が企業へ贈る功賞のようなもので、サムスン電子はほぼ年記を塗り替えてきた。しかし2009年は見通しがつかない況だという。


 


 韓IT輸出を支える3大品目である半導体、パネル、携電話の合計輸出額は、9月までは携電話の好調で成長がき、10月も何とか現維持を保ったものの、11月からはみの綱だった携電話までが落ちみ、前年同月比32.3%も減少してしまった。輸出にっている韓企業としては、ウォンが安い間に何とかシェアを伸ばして利益につなげたい。しかし世界中が不況ではりようがない。


 


 


   


11月に開催されたゲム展示「GStar2008」の場風景


 


 


■輸出目標を前倒し達成したオンラインゲム業界


 


 こんな暗いみが韓中を覆っているなか、オンラインゲム業界からは明るいニュスが聞こえてきた。オンラインゲム業界は不況下でも採用と投資をやし、待望の新作もと登場している。


 


 韓ム産業振興院は、韓ム企業の輸出額と海外での上高合計を元に、2008年のオンラインゲム輸出額を推計10億6000万ドルと表した。2001年が1億3000万ドル、2005年が5億6400万ドル、2007年が7億8000万ドルと順調に大をけ、ついに10億ドルを突破する。韓でオンラインゲムがブムになってから10年で到達した字である。10億ドル突破を初目標より2年も早く達成したため、韓政府は次の目標を「2012年に36億ドル輸出」と大幅に引き上げ、ゲム産業を支援すると表している。


 


 オンラインゲム輸出は東南アジア、米、中いて新興の南米、ロシア、アフリカにもがっており、2009年も伸びけると予想されている。また、(1)不況になればなるほど旅行や外出が減り、端末やソフトを買わなければならないゲ用機よりお金をあまりかけずにしめるオンラインゲムに需要がシフトする(2)ユの年層が幅くなっている――などの追い風もあり、2009年の韓オンラインゲム産業は20%台の成長を成し遂げるとも予測されている。 


 


 オンラインゲム業界は2003~2004年に韓国国内市場のり上げが鈍化し、海外市場開拓を余儀なくされた。しかし、早い時期からの海外進出が逆に市場先占果を生み出し、オンラインゲムといえば韓というように家イメジの一つにまでなっている。


 


 オンラインゲムの利益率は平均40%ほどで、自動車や携電話といった韓の主力製造業より然高い。部品や材料を輸入する必要もなく、韓のアイデアと人材で作り上げるデジタル商品であるからだ。そのため政府もオンラインゲム産業に連する支援策を次表している。


 


 


■ゲムのおかげでIT大になれた韓


 


 韓がここ10年IT大といわれるようになったのも、1998年に韓でブロドバンドブムがき起こったのも、元をたどればオンラインゲムが始まりだった。「スタクラフト」という米ブリザドの対戦型ネットワクゲムが大ヒットし、PCバンが大流行した。


 


 その勢いは、ネットワクゲムをしないと校でも社でも話題に入れないといわれるほどだった。子供たちは「ゲム」とはいわずに「インタネットをしないと校の宿題もできない」と泣いておねだりし、一般家庭でもハイエンドのパソコンを購入して超高速インタネットを申しみ始めた。もちろん、この背景には1997年のIMF経済危機から立ち直るため政府が策としてIT産業支援を決めたことがある。「先投資後精算」というインフラ投資政策も果的だった。


 


 韓ム産業振興院によると、韓でオンラインゲム産業が成長できた要因は、インフラが整っており開環境にまれたこと、早い時期から海外進出して市場をげたこと、などがげられるが、もう一つ、韓人特有の「盛り上がるのが大好き」という文化も影響したのではないかという。


 


 2002年サッカー・ルドカップの街角援や2008年の反政府ろうそく集もそうだが、何ごとも積極的に加してしみたい、新しいことは誰よりも早くキャッチしたいという質がある。それがオンラインゲムの加者をやし、アイデアが集まり、新しい開技術を生み出し、新しい産業を成長させたのではないかという分析である。


 


■プロリのテレビ中


 


 


  


のプロゲの一つ「STX SOUL」


 


  韓のオンラインゲムの成長にはプロゲ、プロゲ、オンラインゲム中番組の存在も大きな役割を果たした。野球やサッカの試合を中するのと同じく、プロゲの試合をアナウンサと解者が況中する。24時間オンラインゲムのリだけを中するケブルテレビのチャンネルもあるほどだ。


 


 韓ではほぼ1年中オンラインゲムのプロリが行われている。ネットワ対戦機能があるゲムはみんなリを持っているほど盛んだ。なかでも夏に釜山で開催されるリには3万人を超える衆が集まる。サムスンやSKなどIT産業に連のある大手企業はプロゲを保有している。芸能人並みに人を集めるプロゲ登場し、彼らの兵に合わせて軍の中にもゲができたほどである。


 


 日本でもHangameのブランドでゲムポタルを運しているNHN、「リネジュ」で有名なNCSOFT、メイプルストでモバイルゲムにも進出したNEXONは、11月に開催された韓のゲムショ2009年向けの新作を公開し、さらなる成長を予告していた。新規採用が細るなか、ゲ連企業だけは新卒の採用をやしている。 


 


 モバイルゲムもiPhone向けの輸出がえ、日本のキャリアの公式サイトとして提供されるゲムもえてきた。2008年11月から韓で地上波放送のリアルタイム再送信を含むIPTVが商用化されてからは、リモコンでしめるオンラインゲムの需要もえている。


 


■ゲム大と胸を張るためにすべきこと


 


 しかし、油は禁物だ。ゲ用機向けで世界的にい米や日本の企業は人ムソフトをどんどんオンラインゲム化している。中も追いついてきているため、2010年以降の競しくなると韓企業は身構えている。


 


 文化体育光部は「The Second Revolution ゲム産業振興中長期計2008~2012」で、2012年までに3500億ウォンを支援するとしている。「娯楽」「遊び」で終わってしまうオンラインゲムではなく、「ニンテンドDS」がトレでヒットしたように、子供からお年寄りまでしめて育にもつながるゲム、他のデジタルコンテンツと融合したゲム開を支援するという。「世界3大ゲム大になる」とか「市場規模を10兆ウォンにする」といった目標ががっている。


 


 しかし、韓みを持っているのはオンラインゲムであって、「ゲム全般」ではない。これを自しないと金がまた無駄遣いされてしまう。


 


 社的に意味のある政策として、オンラインゲム中毒を予防するための育を小校高年から施することなども盛りまれたが、ぜんぜん足りない。


 


 例えば、オンラインゲムの虐で生い暴力表現やチャットの問題がある。カ月前も、小生の女の子と30代の男がゲムの中でキャラクタ同士を結婚させ、サイバ上の夫からチャットで誘われた女の子が家出をして男の家にいたという事件が起き、大ぎになった


 


 ほかにもサイバマネやゲムの中で獲得したアイテムを現金取引するリアルマネー・トレド(RMT)など、オンラインゲムを巡るな問題から子供をどう守るか。政府はそうした政策により積極的に取り組む必要がある。


 


 オンラインゲムという新しい産業の登場がもたらした経済文化的な化にし、制度が追いつかない態だからだ。これは他のも同じように直面している問題であるに違いない。そういう制度や策までも先導的に輸出できてこそ、オンラインゲム大と胸を張れるのではないだろうか。


 



 


 – 趙 章恩  

NIKKEI NET  
インターネット:連載・コラム  


[2008年12月15日]


韓国市場 一気に勢い増す中国製ノートPC(2007年4月2日 掲載)

市場 一に勢いす中製ノPC


 


 


スペック抑え超低格をりに


三星電子も廉モデルで追


 


 


【ソウル】通常の半額以下となる50万ウォン台(約7万円)の中製ノPCが、韓市場で勢いをしている。2005年では、わずか1%に過ぎなかった中製のシェアは、昨年末には15%に跳ね上がった。今年に入ってからは20%に迫まる勢いで、格も40万ウォン台に入りつつある。超低格であることが、何よりも人の要因だが、OSが別りだったり、低スペックのためゲムやグラフィック作業には向かず、Windows Vistaを使うにも無理なPCもある。


 


 低格ノPCの人は電街やオンラインショッピングモルの需要からも分かる。大手オンラインショッピングでは50-60万ウォンの低格ノPCが全体の30%、一日平均300台ほどを占めているという。これは06年の約2倍にあたる規模だ。


 


 デスクトップPCではハイスペック製品を重視する傾向にあるが、ノPCはセカンドPCとしてインタネットができるくらいで十分と考えるユも多いことが好調な要因となっている。


 


 こうしたユ意識を背景に中製超低格ノPCは、今年に入って10種以上にえた。06年10-12月から東芝、HP、レノボなど有名メ60-70万ウォン台に値下げした低格モデルを発売中で、格競が一段と激しさをしている。


 


 ここに台MSI社までが進出を表明しているので、さらに市場は熱くなりそうだ。


 


 超低PCによる影響力が大きくなると、プレミアム製品を主体としていた三星電子、LG電子も緊張するしかない。


 


 社は昨年まで、中製は知名度もないしアフタビスもないので、あまりれないだろうと強気になっていたが、予想は見事に外れた。


 


 ブランドパワを誇る三星電子も低格ノPC市場に入する動きを見せ始めた。これまで同社は150-200万ウォン台のプレミアムノPCに力を入れてきたが、07年は築き上げたイメジよりもり上げが大事という「績主義」を調する経営方針から、低格市場にも手を出そうとしている。


 


 三星電子は近いうちに低格の「三星R20」ノPCを発売する計であると、2月末にした。この製品は、ブラックカラCeleronMまたはCore2Duoプロセッサ、60-160GBのHDD、ATIのグラフィックチップ、無線インタネットのWifiと、Bluetoothが装着される。


 


 三星電子はこのノPCの格を100万ウォン前後にまで下げるとしているが、円安の影響から100万ウォン以下の日本製ノPCとの競合は避けられない。低格市場へ流れる顧客を食い止められるかどうかは疑問だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト) 

BCN This Week 2007年4月2日 vol.1181 載] Link

韓国 2015年、ネットで香りも送信(2007年3月26日 掲載)

 2015年、ネットで香りも送信


 



IT技術予測2020」で明らかに


 




【ソウル】情報通信部は2月27日、未に必要なIT技術需要と現時期を予測した「IT技術予測2020」を表した。



 今回の調査は情報通信部が未
IT略構想として表した「ACE IT略」を技術的点から具体化し、略的なIT究開のための事前技術企活動の一環として推進された。これまで科技術分野の予測は何度か行われたが、IT分野に特化した調査はこれが初めてだ。


 


 今回の調査は政府のITにするR&D企管理である情報通信究振興院が主管し、IT分野の産・学・研門家3500人余りが加した。


 


 コンテンツ、プラットホム、ネットワク、端末、融合の5つの分野で計365のIT技術ニズが掘され、技術の重要度、現時期、技術需要、技術開先などを分析して、52の中核IT技術を選定し現時期を展望した。


 


 調査結果によると、52のIT技術の76.9%が11年まで開され、13年には75%が市場に普及、17年までには100%が開を完了すると予測された。技術開と市場普及の間に平均2.1年の格差があり、19年頃には中核技術のすべてが用化されると展望している。


 


 一度の充電で2か月以上使える携電話と、体に付けたセンサで健康態や感情の起伏などを自動感知し健康管理機器を動作させる技術は、12年には開される。インタネットのピザ店の告をクリックするとピザをく匂いががって食欲を刺激することができる技術と、人工筋肉によって超人的なパワが出せるデジタル軍服は15年に、療用ロボットが血管を掃除し手術をする技術18年に、3D映像保存用メガネで3次元映像の送信ができるのは14年にと、それぞれ開が予想される年が明らかにされた。


 


 情報通信部は調査結果をIT技術ロドマップに反映し、2年ごとに予測調査を施する計だ。


趙章恩(チョウチャンウン=ITジャナリスト)



BCN This Week 2007年3月26日 vol.1180 載] Link 


 


 


 

2009年はモバイルゲームに注目!有無線連動ゲームの楽しみ方とは?

添付画像日韓のゲム事情を比べると最も差が大きいのがモバイルである。G★2008におけるモバイルゲムは、最大手キャリアの「SK Telecom」が有無線連動型ゲム「メイプルスト」をはじめ、パズルゲムなど11作品を展示したのみで、それ以外は大規模な展示がなかった。


 


にはまず、勝手サイト(※1)というものが存在しない。モバイルコンテンツ=キャリアの公式コンテンツであるため、モバイルコンテンツの種類が日本に比べると非常に少ないのだ。



1年間新しく開
されるモバイルゲムは1000タイトル以上といわれるが、その中でキャリアに選ばれ公式コンテンツとしてリリスされるのは10~20タイトルである。



勝手サイトがあればもっと色んなゲ
ムを利用できるだろうが、ユが目にすることなく消えていくゲムの方がはるかに多いとは勿体無い。 



フルブラウザ
を使えば、Hangame や Netmarble にアクセスしてカジュアルゲムをプレイすることが可能だが、どんな場合でもキャリアのネットワクを由しないとインタネットにつながらないため、自由に全てのサイトにアクセス出るわけではなく、キャリアと契約しているサイトしかアクセス出ない仕となっている。



電話からネットにアクセスするということ自体、とてもわずらわしく料金も高額であることから、韓ではあまり普及していないのが実状だ。 


 添付画像


 


のインタネット白書(2007年デタ)によれば、1年間に1回以上モバイル端末を使ってインタネットにアクセスしたことがあると答えた人は、ネットユの半分にも至っていない。韓人にとって、インタネット=PC利用なのだ。



このような環境の中で、モバイルゲ
ムといえば、携電話端末にプリインストルされているシュティングや野球、パズルといったカジュアルゲムが大半を占めている。


 


 また、韓のモバイルコンテンツは、月利用料ベスの「サイト」で運されず「1件のダウンロド課金」となっているのが特的だ。モバイルゲムも、サイトにアクセスしてではなく、携電話に1件1件ダウンロドして遊ぶことになる。添付画像



1件のゲ
ムをダウンロドするには利用料3000ウォン(約230円)とデタ料が課金されるが、このデタ料金がくせもので、加入している料金制度によっては「どんなゲムがいいかな~」と選んでいるうちに何千円もの料金を取られることがあるのだ。


 


このため、韓のゲムポタルサイトには必ず「モバイルゲムコ」が用意されている。



パケット通信料の恐怖から逃れるため、PCからゲ
ムポタルにアクセスしてリストアップされている(キャリアの公式コンテンツを PC to Phone (※2)でダウンロド販している)モバイルゲムを索。じっくり明をんでWEB版で体してからに入ったゲムを選んで決後、携電話にSMSで送信。



SMSを受信してダウンロ
ド開始のボタンを押して該ムのダウンロドを始めるというもの。PCのゲムポタルからダウンロドすると、デタ料金が無料になるゲムが多いのだ。



方法は、携電話料金合算請求、もしくはサイトごとに提携しているマイレジが使える。また各キャリアでも、PC to Phone のゲムサイトを運しているのも特の一つにあげられる。 



しかし、2007年からはオンラインゲ
ムばかりでなく、モバイル向けRPGや3Dゲムのユえてきた。



パケット定額制やモバイル3Dゲ
用携電話端末が発売されるようになり、韓にもニンテンドDSが輸入され、予想を超えるヒットを記したのもモバイルゲムブムのきっかけになった。



2008年には、スマ
トフォンやタッチパネル携電話が大ブムになったこともモバイルゲム業界を大きく動かしている。


が世界で初めて商用化した「Wibro」(※3)も、モバイルゲムの展に一役買っていると言える。


 


また、最近の韓のモバイルゲムは、iPhone向けに輸出されるほどレベルが高くなってきた。



タッチフォンで人
のゲムは、「パズル」や「チェック」といった頭派系や、携電話を傾けたり振ったりすることで風船を打ち落としたりサッカルをがすといったアクション系の人が高い。



タッチ式でより
になったのがモバイルRPGで、液晶も大きくすっきり見せやすくなり、親指で字パッドを忙しく押すことなくキャラクタを移動させるのに適しているようだ。


 


 しかし、なんといってもモバイルゲムで人なのは「テトリス」!添付画像


ムサイトのアンケト調査によると、「移動中どんなゲムしてる?」という設問にし、6割以上の人が「携電話やニンテンドDSでテトリスをしている」と答えた。やはり、モバイルゲムは誰でも簡にできて、暇つぶしにぴったりのゲムが一番!ということらしい。


 


また、G★2008には展示されてなかったが、最近韓で話題のモバイルゲムは、化粧品メとゲ社が提携して制作した「エチュドタイク―ン」というタイトル。



「エチュ
ド」という化粧品ブランドの宣を兼ねたゲムで、ユが化粧品門店の店員となり、接客やそれぞれに合ったメイクをアドバイスしながら商品を販するという経営シミュレションゲムだ。



ム中には、際の店で行われるイベント情報が流れ、これを確認すると「ハト」を獲得できる。ハトは店で現金のように使えるので、ゲムをいっぱいしめば化粧品をどんどん安く購入できるという仕組みが面白い。



には経営だけではなく社内恋愛ストも登場し、「愛小むようにゲムに夢中なれる」と宣されている。モバイルゲムがマケティングツルとなる面白い事例になりそうだ。 



のゲム業界では、モバイルゲムの次は、IPテレビ向けにテレビとリモコンを使ったゲムがヒットすると予測されている。 G★2008ではIPテレビ向けのゲムの展示は行われなかったが、携電話最大手キャリアの SKTelecom はIPテレビを商用サビスしているため、モバイルゲムをIPテレビ向けにアレンジする準備をしているとのことだ。 


1…i-modeや、EZweb、Yahoo! ケタイなどからアクセス可能なWebサイトのうち、公式サイト以外のWebサイトのこと。


2…主にPCから一般の電話機へ電話をかけることの出るサビス。この場合ではPCからアクセスした情報を、モバイルで取得できることを指す。


3…モバイルWIMAX。時速120Kmで移動しながらも高速モバイルインタネットが使える。



By.趙章恩



Original report (@niftyゲム)
http://game.nifty.com/cs/column/detail/081204107201/1.htm